第11話 情事の果て Til Death Do Us Part
脚本/David Grae
監督/Jeff Bleckner
【ストーリー】
パイナップルを購入する女性にこっちの方が甘くて締まっていると
語る男性。二人は良い感じに会話していると突然上から遺体が降って
来る。
リックはライアンに何を飲んでいるのかと尋ねる。
ライアンと共にやってきたジェニーは、アメリカで話題のクレンズ
ジュースのドリンクだという。彼が持って行くのを忘れたので届けに
来たとのこと。わざととか・・とボソッ。クレンズのお陰で体調が
良いとしこれで身を清めて新婚生活を始めたのだという。今、7日間
経過し残りあと3日だという。ケイトは日曜日に結婚なんて信じ
られないと語る。席札の準備に行くというジェニー。
エスポジートはライアンに対してオレが楽しみにしているのは
ジェニーの大学時代の女友達だという。結婚式でいい男っぷりを
見せて彼女を見つけるという。それならラニに同伴者が居ても
気にしないかという。エスポジートは誰なのかと問うが、オレも一人
連れがいると言われただけだという。オレと別れたばかりなのにもう
次の相手が居るというのかというエスポジート。ケイトは私も一人
でいくから良い子が見つからねば一緒に踊るわよと語る。リックも
連れが居るんだろうというと、ケイトは女性なのかと問う。
彼女は美人で知的でユーモアが有って、彼女の笑顔を見るとオレは
メロメロになる・・・娘・アレックスだと語る。
そんな中事件の知らせが来る。
現場へ。
現場で検証していたラニに飛び降りなのかと問う。
この衝撃具合だと7階より上から落ちたみたいだという。どの部屋
なのかライアンとエスポジートが調べているとのこと。
リックは裸だなと語ると自殺するなら暖かい格好して飛び降りるの
ではないかという。ラニは背中にひっかき傷がある事を告げ、一時間
前のものだという。性行為をしたのねというケイト。ホテルスタッフ
によると落ちた直後に慌てて出て行く長い髪の毛の女性を見たという。
ラニはアントニオに対してこれを車の冷蔵庫に入れて置いてと語る
と、エスポジートはアイツが連れて行く男なのかと問う。
ライアンは上から落ちた部屋が分かったぞと声を上げる。
部屋は8階だった。室内にはボレロの曲が流れていた。
枕カバーには口紅が付着。ラニの言う通りお楽しみの痕に殺された
のか。ライアンは被害者の名前はマイケル・ベイリー、西93丁目在住
の28歳だという。そしてミッドタウンのグローバル12という会社の
ジュニアアナリストだという。ホテルの予約は偽名で現金払い。
計画的だなとし、殺す為に予約したのかというリック。しかし何で
ネタのかとしケイトは突き落とせば良いだけだという。すると
リックはクモ女の仕業だという。地球で最も冷酷な生き物で無防備な
男を誘惑し自分の糸に誘い込む。そして二人は行為に及び男が
クライマックスに達するや否や口を開けて生きたまま喰らうのだと
いう。ジェニーはそんなんじゃなくて良かったというライアン。
安心させられているだけかもよと脅すリック。彼女を見つけられる
というケイトはワイクグラスに指紋が付着していることを語る。
ホリー・フランクリンを署に連行するが、彼女は私が誰だか分かって
いるのかと激怒。ケラー・ブラウン・フランクリン法律事務所の
トップ、ホリー・フランクリンだという。ケイトは誰でも関係ない
とし死亡遺棄現場にあなたの指紋と逃げる姿が目撃されているという。
あなたはマイケル・ベイリーと体の関係を持ったのだという。
それって誰?という彼女に写真を見せると、彼はマイケルではなく
ジェイク・ヘンドリックスだという。自分が寝た男の名前くらい
分かるという。
エスポジートは通話記録を調べるか?とするが、ライアンは被害者居た
のは明らかだから必要無いだろうという。しかしエスポジートは
彼女のことじゃなくラニの事だという。連れが誰か知らずに結婚式
にはいけないという。ジェニーに出席者を聞いてくるよというライアン。
彼が自分の名前をジェイクと言ったとし、営業周りでシカゴから
来ていると。素敵な人で私は殺していないとし恋に落ちたのだという。
彼は部屋から落ちたのだと語る。交際期間は?今夜遭ったばかりだという。
ウィルマーズバーで7時だという。彼に運命を感じたこと。ホテルで
関係を持った痕に彼がふらつき始めて汗だくになり風を入れようとして
窓を開けたこと。窓辺にもたれていたら彼が落ちたのだという。窓から
落ちたにも関わらずあなたは救急車を呼ばずに逃げたのかと問うと
気が動転して間違った行動を取ったのだという。
検視室でラニは絶対に事故ではないことを語る。
マイケルは致死量のコルヒチンを飲まされていること。下に落ちる前に
死んでいたという。コルヒチンってリウマチの薬かと問うと、通常の
服用量の50倍が午後4時から6時の間に摂取されたという。バーで出会う
前のことだと。摂取方法は飲み物に混入されていたのだろうとし、
胃の中にホエイプロテインとチョコレートが有ったという。プロテイン
シェイクかと。甘いから薬の味を消せるという。
リックはラニに結婚式の連れは誰なの?と尋ねるが、やっぱりダメ?と
語る。
彼が死ぬ前に本当にセックスしていたのか念のために調べたら確かに
していたが相手は二人だという。死ぬ前の数時間に・・だと。
■今回の事件の概要
・ホテルの8階から男が落下して亡くなる。殺される直前に明らかに
性的交渉に及んでいたであろうこと。女性の陰が有る中で、
被害者はミッドタウンのグローバル12という会社でジュニア・アナリ
ストをしている人物だという。
・当時関係を持っていた人物はホリー・フランクリンという弁護士。
彼の名前はジェイク・ヘンドリックスだとされていたが、彼のことを
調べていくウチに名前はマックス・ベイリーだということが分かる。
・彼が殺されたのは転落ではなく殺される日の午後4時から6時に
飲んだリウマチの薬で、プロテインシェイクの中に入っていたものだ
った。
・彼はこの1ヶ月休暇を取っていたり、自宅からは偽造IDや6万ドルの
大金などが見つかって居たことから、リックは彼はスパイではないか
として仮説を立てていく。
■感想
いよいよライアンとジェニーの結婚式が行われました。
ただ残念なことに、そのカットは少なめ。あれだけ豪華な
式場で人を集めたのだからもっと多くのカットを流しても良かった
のにな。
ジェニーはライアンと付き合って間もない頃、殺された今回の被害者
のベイリーとも寝ていた過去が有り、その件で話すべきかどうかで
悩んでいた。因みにジェニーは2009年5月20日に腰振りジェニーと
して記されている。
正直こういう記録を残している人を見ると、なんか犯罪予備軍みたい
な感じがしないでもない。まぁ男性ならそういうのを残して起き
たいみたいなところが全くない訳でもないけど、それが彼らに取って
の自尊心に繋がっていくのかな。こんな男が殺されたとしても何の
同情も湧いてこない。
ケイトは知らぬが仏みたいな感じで、ジェニーの事はライアンには
言わないべきだとしていた。もしも私と結婚するとなれば
付き合っていた人を全員知りたいのかと問われ、リックもたじたじ。
二人の結婚式に誰を連れて行くのかそれぞれのメンバーは頭を
悩ませる中、リックは娘を連れて行くことで安泰だと思っていたが
娘はドレスを買うだけ買って店のオーナー・ジョン・ダントン・ファー
ンズワースの孫(コロンビア大)と知り合い、身内のチャリティ
パーティーに誘われたという。レディガガまで招待されるということ
でライアンの結婚式よりもそっちに奪われた(笑)マーサさんも
ちゃっかり便乗してリックのクレジットカードでお買い物。
■スパイの仮説は全く外れでもなかった
しかしまさかナンパ師という趣味と実益を兼ねた職業をしているとは
ね。
リサはモントークのスパから署に来る様告げた時にリックが語る所が
笑える。
「保湿から尋問室に異動、美白から自白へ、天国から監獄へ、指圧か
から・・」。
ジョイマンみたいだな。
エスポジートは、今回の被害者の関係者たちは大した男たちでもない
のに、次々とモテる彼らに思わず怒りを通り越して学ぼうとしている
ところが涙ぐましい。
「無害アピール作戦」
「悩み相談作戦」
「じらし作戦」
「そして十八番であるそろそろ帰らなきゃ作戦」
ナンパは数の問題で90%は失敗するとしていた。
■事件
ベイリーは偽名を使ったり本名を使ったりしていた。
彼は買収する為に相手企業の社員たちにすり寄って弱点を探す
という企業スパイであり、休暇を容認したり大金を持たせていたところ
を見ると上司も共犯の可能性が高い。
しかし殺されたのは彼は会社の社宅にしている場所に入っている
冷蔵庫の中のプロテインの中で、監視カメラ映像から犯人を
突き止めていった。
■結婚式の同伴者
・ケイトとリック
ケイトもリックも一人だけだった。結局二人で行く事になった。
・エスポジートとラニ
どちらも友達とか親戚とか連れて相手を嫉妬させる作戦だったのか。
「マイ・ライフ」のS2の結婚式の中で、ベスが元彼に嫉妬させよう
としていい男を捜していたというエピソードを思い出すな。
そういえば「マイ・ライフ」の感想がまだ途中までしか書いてない。
結局別れて2ヶ月だけど改めて相手の良さを分かったのか。
そもそも何で別れたのかよく分からん(笑)
■出演者
被害者の上司でグローバル12の経営者・ハリス役を演じていた
Sam Henningsは、先日まで私がレビューを書いていた「メンフィス・
ビート」で、主人公の相棒刑事のホワイト役で出演していた。
弁護士のホリー役のJaime Ray Newman。
とても綺麗な方ですよね。
彼女については以下の所で取り上げたので略。
http://itawind.web.fc2.com/kaigai/w/watashiwalovelegal206.htm
■使用された曲
・Castle Theme
Written by Robert Duncan
■出演者
リチャード(リック)・キャッスル (Nathan Fillion) 作家
ケイト・ベケット (Stana Katic) NY市警12分署殺人課の刑事
マーサ・ロジャーズ (Susan Sullivan) キャッスルの母親。女優
アレクシス・キャッスル (Molly C. Quinn) キャッスルの一人娘
ハヴィエル・エスポジート (Jon Huertas) ベケットのチーム
ケヴィン・ライアン (Seamus Dever) ベケットのチーム
ラニ・パリッシュ (Tamala Jones) 検視官
ヴィクトリア・ゲイツ (Penny Johnson Jerald) 主任・警部
ホリー・フランクリン (Jaime Ray Newman) 弁護士
セス・ハリス (Sam Hennings) グローバル12の経営者
ジェニー・ダフィー・オマリー (Juliana Dever) ライアンの婚約者
マックス・ランドン (Mo Mandel) グローバル12、ジュニアアナリスト
パブロ・バーンズ (Desmin Borges) 28歳、営業マン
リサ・ヒル (Jenna Gering) ロンの妻、ダシュビー出版の娘
コレット・ロス (Parisa Fakhri) エル・アル航空の客室乗務員
ロン・ヒル (Brian Johnson) KPWクイニング・投資銀行の銀行員
バリー (Donald Agnelli) “マジックボトル”のバーテンダー
ジョディ・ロペス (Donna Feldman) エスポジートの従兄弟
トビー・ラング (Timon Kyle Durrett) ラニの連れ、ダンスパートナーの彼
ジュディ・ドイル (Crystal Coney)
— (Tammy Felice) Sexy Woman
— (Kristina Cole) Sexy Woman
— (Prida Moreza) Sexy Woman
— (Byrne Offutt) Manager
— (Lindsay LaVanchy) Assistant
— (Haley Strode) Hot Young Woman
— (Daniel Romer) Cute Young Guy
アントニオ (Pancho Moore) 検死官
— (Marc Abbink) Cabbie
エイミー・ケンプ (Wendy Benson-Landes) グローバル12のCOO
— (Rocio Macia) Bailey’s Other Woman