キャッスル ~ミステリー作家は事件がお好き Castle シーズン4 第12話 ダイヤルM Dial M for Mayor

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第12話 ダイヤルM Dial M for Mayor

脚本/Christine Boylan
監督/Kate Woods

【ストーリー】

夜道を車で走る男女。しかし運転している男性の隣に座る女性は
亡くなっていた。

マーサは自宅の居間でリア王一座の演劇の練習をしていた。
派手な演出故に電力が今にもブレーカーが落ちそうな状態。
外は雷が轟いていた。
リックはイヤフォンをしながら小説を書いていたが、アレクシスは
頭がおかしくなりそうだという。マーサの騒音のことだけでなく、
スタンフォード大に入る筈が今はやることがなくただ待っている
だけだという。高校はと問うリックに単位は全部取ったとし、今学期
取ってるのは理論物理学だけだという。リックは自分探しの旅に出る
チャンスではないかと語ると新たな人生経験だという。アレクシスは
良いアイデアだとし、インターンシップもあるし就職に向け経験を
積む為に現場を見ておくのも良いという。
そんな中ケイトから事件の知らせの電話が入る。

ケイトに合流するとちょうと良い時に連絡が入ったという。
母が演技レッスンを3回も居間で行っているという。スタジオが
有ったのではないかというケイトに対して、リア王の嵐のシーンの
練習で水没したとし水浸しだという。

ラニに対して状況はどうかと尋ねる。
被害者はローラ・ケンブリッジ(28歳)、車の助手席で亡くなっている
のを発見されたという。夕べ8時から10時頃首を絞められたとし、男に
舌骨が折れるくらいの強さで後ろから絞められたという。リックは
男だと分かるのかとし目撃者でも居たのかと問うと、こんな風に
殺せるのは被害者よりも背が高くて体重も重い人だけだという。
性的暴行はないとし、車中では争っていないという。車の持ち主は?
エスポジートは彼女は免許を持っていないという。カバンが近くの
ゴミ箱に捨ててあったとし、金は取られていないが携帯がないという。
ケイトは20代女性が携帯を持っていない訳がないという。リックは
アーミッシュかもよと。ライアンは車の所有者が分かったとし、
市庁舎の公用車だという。最後に使ったのはロバート・ウェルドン
市長だという。

市長のオフィスに行くリックとケイト。
ローラのことを知っているか尋ねるがウチとは関係がないという。
夕べの8時から10時はどちらに居たのかと問うと50人規模の資金集め
パーティーだという。出席者リストを渡すという。車はパーティーに
使っていたが昨夜の夜遅くスタッフが盗まれたと言っていたという。
昨日一緒に居たのは側近だとし、州知事選への出馬に向けた委員会
のメンバーが居たのでまだそれらを公表したくないのだという。
市長補佐官のブライアン・シェイに何でも聞いて欲しいという。
ブライアンはジョーダンに対して席を外してくれと語る。
ケイトがブライアンから話を聞く間、リックは市長と会話する。
リックに対して市長はニューヨーク公立図書館の高層について意見を
出して欲しいという。

ブライアンは車を借りたのはエリザベス・ワトソンというオフィス
の広報担当だという。12時頃会場から帰ろうとしたら車が無かった
としていると。ケイトは捜査は警察がしますというと、ブライアンは
マスコミの動きは警察よりも速いので備えるのが私の仕事だという。
ワトソンの供述は私がするとし、スタッフ全員からも聞き込みを
することを語る。私が大事なのは市長だというブライアンはこんな
ことで築いてきたことを台無しにしたくないという。

■今回の事件の概要

・車の中で女性の絞殺死体が発見される。被害者は半年前まで
ハドソン大学の文学部教授/終身教授をしていたローラ・ケンブリッジ
(28歳)。
・車の持ち主は市庁舎の公用車で、最後に使用したのはリックも
よく知る親友でニューヨーク市長のロバート・ウェルドンだった。
・彼は次の州知事選に出馬する予定で密かに準備している最中だった。
例え無実であれ、事件が公にされることを好まなかった。それが
公になれば政治家としてのキャリアは終わりを意味する。
・死亡したローラは半年前から不審な行動を取っていた。
安定した仕事を辞めてアッパーウェストの高級アパートから安アパート
に引っ越していたこと。日雇いのようなフィストフード、ランドリ
ーサービス、オフィス清掃会社など仕事を転々としていたこと。
更に半年前より携帯もクレジットカードも解約していて、人付き合い
もなかった事を知る。

■感想

ケイトの母の件が絡んでいるのかどうか分からないけど、ニューヨーク
には魔物が住んでいるということで、陰で政治を操るフィクサー
みたいな存在がいることを示す流れだった。

前回ライアンの結婚式が有ったばかりなのに話題の一つも出ず、
新婚旅行は行かないのかとかせめて新婚生活について多少は雑談の
中で尋ねるなりすれば良いのに、まるで無し(笑)

一気にまたケイトの母の件を臭わす陰の大物のネタに触れていくけど
流れとしてはまだまだ遠いところで動いている気がするな。

リックが懇親にしていて彼が取材と称して分署での捜査に加わること
を許してくれている市長が今回は事件の容疑者として浮上し、
もしも彼が不正をしていれば、当然市長としてのキャリアは終わり、
リックも分署には居られなくなる。何よりもゲイツがリックを
追いだしたがっていることはこのシーズンに入ってから終始それを
臭わすものとして存在していて、ゲイツが会話する相手はリックを
除いたケイトだけってシーンが多いものね。

■事件

市長が関係しているのかどうか。
車は市庁舎の公用車で、被害者の女性はその車で殺されていたこと。
また被害者の体内からは繊維痕が見つかって居て、茶色のカシミア
のジャケットを着ているある程度裕福で服のセンスの良い人だと
された。ケイトはリックに対して、あなたも容疑者の一人だとして
いたけど、服のセンスは良いと感じているのかな。

何よりも今回は被害者の女性自身が謎の行動が多く、そんな彼女の
行動なり人間関係を探していくこと自体難儀を極める。

口座情報からは最後に働いていたのがDAGコープ(Dial a Goddess/電話
の女神)というテレクラ嬢。

まるでテレクラ嬢が精神的なカウンセラーになっていたり、教会の
懺悔部屋の告解のようになっていて、そこで何か重要な会話をした
ことが分かる。

何よりも事件を難しくしたのは、元々大学を辞めた流れは、このテレクラ
で働いていた時の事とは違う流れがあることだ。
元々彼女は「ワーキングピアのしてから見た社会の不公平を糾弾する
内容」の本を出版しようとしていた。

■風俗からスキャンダル

DAGコープで働いていたチーフ・セ(エ)クゼクティブをしていた
マリリン・ケーンを演じているRebecca Fieldは、「The Client List」
で有力者の顧客リストを手にしていたJennifer Love Hewitt演じる
ライリーの親友のレイシー役として登場していたけど、ここでも
クライアント・リストが展開されるのかと思った。

政治家や成功者の社会的信用を落とすことなどそれ程難しくはない
ということを示すかのようにして、今回の事件は、市長が信用して
いたハズの一人が裏切っていたことが判明する。

しかしそれが判明するまでに、被害者が市長の支援団体で働いていた
こと。アメリカには支援団体の女性に権力者が手を出すことが多い
な(少なくともドラマでは(笑))

■リックに接触する謎の人物

ここではMystery Manと称してGeoff Pierson演じる人物が電話で
リックに接触していた。S4-1の中でも、この人はモンゴメリーの
ファイルを抜き取る役で登場していたけど、どれだけこの組織的
犯罪軍団には闇が広がっているのか。

リックはケイトが狙撃された際に自分が捜査するとばかりに
自分の部屋にホワイトボードを作って独自調査するような勢いだった
けど、結局その捜査って何処まで進んでいるのか。特段捜査して
いるようには見えないよね。

ただ今回ライアンにその一端が知られて、リックがケイトの件で
何かをしていることが伝わった感じだね。

■捜査官に求められる客観性

今回はそれぞれに求められる客観性に触れられた。
まずはゲイツ。この人は完全にリックを追い出す為に虎視眈々と狙って
いるところが有り、市長がピンチと見るやケイトに個人的に声を掛けて
捜査を求める。

リックは当然市長を信用しているので、彼のカシミアのコートが
殺害に使われたのではないかとされた際に、市長を養護する発言を
繰り返した。結果として間違ってはいなかったけどね。ただ過去には
幼なじみのことをかばってその人物が無期懲役になったことを
マーサから指摘されていた。

ケイトもまた市長に疑惑の目を向ければリックが辞めなければならず、
チャンスを与えて欲しいというリックの言葉によってゲイツに嘘をついて
しまった。

■殺し屋、そして犯人

殺し屋は至る所で目撃されているよな。
180cmで黒髪の白人男性。市長は完全に黒人じゃないかと小一時間だ
った。

犯人は市長補佐官の秘書代理のジョーダン・ノリス。

演じているのが「BONES」のウェンデルくん役のMichael Grant Terry
だったりする。

先日の「クリミナル・マインド」S6-7でも犯人役だったしなぁ。
https://dramatimez.sakura.ne.jp/blog/?p=3115

■その他

・ゲイツについて

ゲイツは自分が「鉄の女」だと言われ警察嫌いだとされていること
を自ら口にしていた。元内務調査部にいたからだけど、実は彼女は
警察好きだという。今回のドラマのテーマは「先入観だったからね」
父も叔父も警察官で、彼女が巡査時代に上司が相棒を暴行したのに
彼を逮捕するものが居なかったので厳しくなっているとしていたけど、
彼女は警察官嫌いというよりもリック嫌いという印象しかない(笑)

■使用された曲

・Castle Theme
Written by Robert Duncan

■出演者

リチャード(リック)・キャッスル (Nathan Fillion) 作家
ケイト・ベケット (Stana Katic) NY市警12分署殺人課の刑事
マーサ・ロジャーズ (Susan Sullivan) キャッスルの母親。女優
アレクシス・キャッスル (Molly C. Quinn) キャッスルの一人娘
ハヴィエル・エスポジート (Jon Huertas) ベケットのチーム
ケヴィン・ライアン (Seamus Dever) ベケットのチーム
ラニ・パリッシュ (Tamala Jones) 検視官
ヴィクトリア・ゲイツ (Penny Johnson Jerald) 主任・警部

— (Geoff Pierson) Mystery Man
ロバート・ウェルドン (Derek Webster) ニューヨーク市長
Mrs.ウェルドン (Deanna Tryon) 夫人
ブライアン・シェイ (Adam Kulbersh) 市長補佐
ジョーダン・ノリス (Michael Grant Terry) 市長補佐官の秘書代理
マリリン・ケーン (Rebecca Field) “DAG電話の女神”チーフセクゼクティブ
エドガー・ナヴァロ (Germaine De Leon) コンピュータ修理
トレヴァー・ハイネス (Steven Brand) 本のエージェント
ロバート・ケンブリッジ (Cara Pifko) ローラの姉
ハーベイ (Dave Florek) アパートの管理人
コニー・パーク (Victoria Gabrielle Platt) 慈善団体
サラ・マークス (Mimi Michaels) “DAG電話の女神”
パトリック・マッコーネル (Patrick Cohen) テレビ局、ローラの友達
ビル・モス (D.C. Douglas) 代理人
キティ (Susan Spano) “DAG電話の女神”
ラナ (Tracy Scoggins) “DAG電話の女神”
ジャネール (Tara Platt) “DAG電話の女神”
ジョレーン (Cecelia Specht) Screaming D.A.G. Operator

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