第21話 S.O.S. (前編) S.O.S. Part 1
脚本/Jeffrey Bell
監督/Vincent Misiano
【前回までのあらすじ】
マックはコールソンが長官である限りシールドを辞めるとして辞表
を提出。メイ(エージェント33ver.)はボビーに対してコールソンから
偵察に出ろと命令だという。ボビーは進路に間違いはないかとする
が、メイだと思っていた相手はキャラだった。レイナはまた未来が
見えたとしてシールドがやってくると語る。ジャーインはゴンザレス
と和平の会談をする。ゴンザレスはお守りをプレゼントに渡すと
こちらからもお礼をしなければいけないとしてカルを逮捕させる。
シモンズはこんなものをカルは持っていたとして液体の容器を見つ
ける。ゴンザレスはそれを見てふと思ったが娘さんのではないか
というが、ジャーインはあんたは私たちとはまるで違うとして
ゴンザレスを殺害し、ジャーインはゴンザレスの銃を自分の肩口に
向けて発砲する。銃声を聞いてかけつけた能力者たちにゴンザレス
にやられたとして闘うしかないと語る。
【ストーリー】
スカイは何が有ったのかとして知りたがるとゴンザレスは私たちの
ことをインヒューマンズほ絶滅させるとして銃を突きつけて来たと
いう。スカイにはソバに居て欲しいというジャーイン。ゴードンに
あとは任せてと語りみんなを非難させるようリンカーンに誘導させる。
シモンズはジャーインに対して傷を見せて欲しいというが、シールド
にはウンザリだとしてここにも医者はいるので私は大丈夫だと断る。
それよりも差し迫った問題に対処した方が良いとすると、スカイも
シモンズに対してここから出た方が良いと語る。
メイは無線でコールソンたちにボビーから連絡は有ったのかと問う。
彼女のクインジェットが来ないし無線に応答卯がないという。
スカイはコールソンが来ないからがっかりしていたことを語る。
そんな中スカイはコールソンに発砲があったとし、ジャーインが
ゴンザレスに撃たれたらしいと語る。
ゴンザレスはどうしたのか。フィッツは計画敵犯行なのかと問うと
コールソンは何かあったのだろうという。ゴンザレスを見つけて脱出
しろと語る。状況を掴むまでこれ以上は事を荒立てたくないという。
メイは私が戻り次第すぐに出発出来るように準備していてと語る。
カルはグルかも知れないので目を離さないよう忠告する。
その頃クインジェットでは何かが有ったとしてテレポーターが動いて
いることを語る。ゴードンたちがシールドのエージェントを殺すと
クインジェットを奪いアフターライフに対してジェットから建物めが
けてミサイルを発射する。
ジャーインはシオらしくどうしてシールドはこんな事をさせるのかと
して被害者面。アリーシャがジャーインの元にやってくると体調を
気遣う。
シールドが発砲してきたところスカイが倒す。
一緒に来たメイはスカイを倒す。スカイは何でこんなことになっている
のかと問うとメイはそれを今調べているところだという。ゴンザレスが
母を撃って宣戦布告したんだとするとスカイに対してメイは落ち着いて
と語る。しかしスカイは寧ろ落ち着くのはシールド側だと語る。
ゴードンは何処なのかとして話し合って解決しましょうというメイに
対して今更遅いという。メイはスカイに対して危害を加えたくないと
して時間の無駄だと語り、私に協力してというが、スカイは悪いけど無理
だと語る。両者で戦いが発生する中、突然スカイは能力を使ってメイ
は吹き飛ばすのだった。
空母ではマックはオリヴァーに別れの挨拶に来ていた。
以前から兄弟で言っていたことだがバハにツーリングに行こうかと
思っているという。オリヴァーはバハはビーチと砂漠しかないぞと
語る。もう辞めるのを止めるのは無理なのかとマックに語る中、
突然空母内で非常警報音が鳴り響く。
エージェントのハリスに何事なのかと問うとゴンザレスが会見の席で
死んだのだとし、今はそれしか分からない事を語る
コールソンはミサイルを撃ったのは誰なのか確認するよう告げるが、
逃亡するのが最優先だったというメイ。能力者・住民も攻撃してきた
のかと問うと、ウィーバーはそれはないという。彼らもシェルターに
逃げることに必死だったこと。テレポーテーションしたのかも。
メイは気絶から気がつくとスカイは何処かと尋ねる。
シモンズはゴンザレスのせいだと語ると、ウィーバーは彼がいきなり
襲ったと思うのかとシモンズに問う。私たちの基地をいきなり襲った
のは誰よという彼女。ゴンザレスはこんなことはしないとし、和解の
為の贈り物だって用意していたくらいだという。コールソンも確かに
彼がこんなおろかなマネをする人物ではないと語る。
ウィーバーは攻撃しようというが、状況も分からないまま戦争を始める
気は無いと語る。空母の責任者は現在ウィーバーだとし、戻って指示を
待ってくれというコールソン。スカイが敵に回るハズはないと語る
コールソンに対して、メイはこの顔を見てもそう言えるのかと問う。
母が撃たれて混乱していたのだろうと。シモンズは私たちも混乱して
いるとし、攻撃する為にシールドを呼んだのかと尋ねる。カルが何か
知っているのかもとして彼に注目すると彼は歌を歌っていた。
「ボクは正気を失いそうだよ。可愛い君よ二人乗りの自転車で走ろう~」
ジャーインの治療をウィルトンにしてもらう。
スカイはリンカーンに治癒能力があるのに痛みがあるのかと問うと
彼は当然だという。細胞は再生するがそれも全てを感じるという。輸血
するなら私の血を使ってというスカイ。君の助けはもう沢山だとして
リンカーンは憤怒する。私はこんなになるとは思わなかったのだという
とシールドは前にもしたことで、裏切られたのはスカイも同じだとして
ジャーインはリンカーンに理解を求める。しかしスカイはコールソンは
こんな事はしないと語る。
ハンターはボビーに連絡するが彼女はまるで応答が無かった。
フィッツは記録によると彼女のクインジェットは先に出ていると語る。
墜落の痕跡はなく、追跡装置はオフラインにされているが、それが
故意によるものなのかどうか・・。基地を出る前のボビーの映像を
見ようと語る。
スカイはレイナの元にいくと、こうなることを知っていたのでしょと
尋ねる。ミサイルのことも全部夢の中で見たのでしょと。残念ながらね
というレイナ。「花はか弱いと思っているが芯は強い」というレイナ。
私が話してもあなたは過去の経験から信じないでしょと語る。しかし
過去は良いというスカイに対して、過去はどうでも良い事ではなく、
過去と未来は絡み合っているのだという。私たちと同じだとし、出会う
前からお互い生まれた時から自分が何者かを知りたがっていたという。
私はついに考えを手に入れたとし、今日の予知夢で真実を見たのだとい
う。スカイは教えてくれというが、「トゲがあるから薔薇は守られてい
る」とし、この場合はデイジーだけど・・と。これは決して例え話
ではないとし、私の務めはあなたず務めを果たせるように手伝うこと
だというレイナ。答えを知りたいが聞く勇気がないのでしょ?という
レイナは、私たちは二度と話をすることもないが今に分かるという。
あなたの母さんは仲間たちを間違った方向に導いていること。本当の
リーダーはあなただとし、闇の中でも真実は見えるのだと語る。
■感想
ヒドラとの対決だったり、異星人との戦いだったりして、地球人/シー
ルドとしては大変なのに、そこにまた能力者/インヒューマンの存在
がシールドに立ちふさがり事態としては非常に大変な状況が訪れている。
今回もドラマは幾つかのパートに分かれていました。
・ウォードとボビーを中心とした流れ。
・シールド内に於ける温度差とインヒューマンズ内に於ける温度差
・シールドとインヒューマンズの対決
どの流れも興味深かった。
というのもやはり劇場版同様に今回は格闘・闘いのシーンが多くあり、
「スカイ vs メイ」「ボビー vs ウォード + キャラ」
「カル vs コールソン + フィッツ・シモンズ」
これらの組み合わせで闘いの構図が有ったこと。
スカイはメイに対して能力を使って吹き飛ばしたし、
ボビーはウォードと対戦するだけでも大変なのに、途中でキャラ
が乱入してきて2対1の構図になってしまった。
カルに至っては、能力者として生まれてこなかった為に特性エナジー
ドリンクを使ってパワーを発揮していた様だ。
「タンパク同化男性ステロイド、肝酵素プロッカー、複数の
代謝促進剤、メタンフェタミン、ゴリラのステトステロンらしきもの、
隠し味にペパーミント。」
シールドの世界では隠し味がホントに好きだね。
・新キャラ
何よりも新たな能力者として、分身が出来るアリーシャという
キャラクターが登場。先週レイナを監視している赤毛の女性は
誰なのかなと思っていたら、彼女が能力者のアリーシャだった。
ゴードンたちと空母に行く際には4体に分裂していた。ここは思い切って
「ケーニグ兄弟 vs 分身アリーシャ」の対決ではないか!?(笑)
元々アリーシャ役を演じているAlicia Vela-Baileyは、スタントの人
だけど、このドラマでは能力者として遺憾なく演技力を発揮している。
■人は未知なるものに恐怖心を覚える
特に今回のエピソードをみると、それぞれの人物が何をしようとして
いるのか不安になる姿が有った。
その為にも何のためにやってきたのかをコールソンはカルから聞きだ
そうとしていたし、ウォードが何のためにボビーを誘拐したのかを
ハンターたちは疑問に感じていた。
「洗脳」「操る」という言葉が何度として語られているけど、人を操る
ことに関してレイナがそれを行い能力者たちの世界を混乱に陥れる
のかと思っていたけど、寧ろジャーインはレイナに事実を明かされる
ことを嫌い殺してしまった。
レイナは役割を強調していたけど、死ぬ事を予期してレイナはスカイ
に全てを話そうとしていたのか。
■カルは能力者に近づく
上述したけどカルは元々能力を持っているのではなくてクスリを飲んで
ドーピングしている似非能力者だった。
ただ彼は村一つを殺しまくったとしていたけど、その理由として考え
られるのは・・
1) 薬を使ったことによる副作用・感情の抑制が効かず殺人鬼に・・。
2) 実験と称して能力者になる為の薬の開発の為に村人を犠牲にして
いた。
3) ホワイトホールに切り刻まれたジャーインの内臓・臓器のパーツ
を集める為に寄せ集めた。
4) アフターライフの世界を実現する為に誰もいない土地を作る必要
が有った。
5) デイジーを奪われたことで単なる八つ当たり殺人
過去「キャプテン・アメリカ」では、科学者が強靱な能力者を普通の
人間から作ったけど、そんなことをしなくてもスカイが遺跡内で
予言者から吸い込んだ霧を吸い込めば能力者になれる人はなれるの
ではないのか?
そんなカルはアイサーを使われたのか銃を乱射されたのか分からない
けど、ゴリラエキスを注入したせいでゴリライズされたカルの姿が
有った(笑)車で挟まれてしまったけど、その車さえも壊しそうな勢い。
■マックよ!!「Die Hard」のJohn “MAC”laneになれ
空母が能力者のゴードンによって制圧された。その中にはリンカーン
とか新キャラの分身キャラのアリーシャたちがシールドたちをあっさ
りと制圧している姿が有る。
しかしマックだけが異変に気がついて捕まっていない。
彼が何らかの役割をもって上手く展開を打開する為に動くのか。
しかしゴードンの動きを知ることの出来る装置を奪われたのが痛い。
でも簡単にまた作れないか?
■捕まったボビー
捕まっている場所はスペイン・アランダ・デ・ドゥエロの近く。
ハンターとメイで救出に向かうことになる。
ウォードが何をしたいのかよく分からない。エージェント33は、ボビー
が心から謝れば前に進めると思っているのだろうか?
「一人より大勢の命を優先させる。シールドに入る時にそう誓ったハズ
よ」
とボビーはエージェント33に訴えていて、潜入当時にキャラをヒドラに
売ってしまった原因の一つがバレそうだったので仕方が無いというもの
だった。
キャラを犠牲にしたエピソードって描かれていたことが有ったっけ?
シモンズを逃がすシーンでボビーが助けたシーンはよく覚えているんだ
けど(S2-5)
キャラが初めて登場したS2-3では、既にホワイトホールたちによって
彼女は拷問されていたからなぁ。
このエピで初めてシーズン2でシモンズが現在何をしているのかが
分かる(潜入している)ものだったけどね。
■その他
・フィッツのキレが戻る
なかなか言葉が吃音のような形で出てこなかったフィッツだけど、
今回のエピソードをみると、ハンターたちよりも先に言葉を発して
いて、何をすべきかどうかということを先行して調べていた。
・オレの67年式コンバーチブルを燃やした女
ハンターがメイとボビー救出作戦の時に語りあう。
まさかハンターもメイと「愛」とか「結婚」について語り逢うとは
思っていなかっただろうね。
・血吸うたろか
ジャーインが回復する為には人間の生き血を吸っているのか。
まるでヴァンパイアのような人だ。
スカイに対して私だっていつか死ぬとしていたけど、少なくとも寿命
で死にそうにないよな。
・レイナ
祖母の言葉を思い出した。
「いつかお前は天使になる」
あの言葉は本当だったとしていたけど本当に天使になったの?
ただ特殊メイクが大変そうだったのでそろそろあのトゲトゲマスク姿
ともお別れか。
■使用された曲
・Agents of S.H.I.E.L.D. Theme Song
Written by Bear McCreary
・Daisy Bell by Kyle MacLachlan
■出演者
フィル・コールソン (Clark Gregg) S.H.I.E.L.D.の捜査官
メリンダ・メイ (Ming-Na Wen) 捜査官、エースパイロットで兵器の専門家
グラント・ウォード (Brett Dalton) S.H.I.E.L.D.のブラックオプスの専門家
デイジー・ジョンソン / スカイ (Chloe Bennet) S.H.I.E.L.D.、能力者
レオ・フィッツ (Iain De Caestecker) 捜査官、兵器技術を専門
ジェマ・シモンズ (Elizabeth Henstridge) 捜査官、生命科学に精通
ランス・ハンター (Nick Blood) シールドの傭兵
アルフォンソ・マッケンジー (Henry Simmons) “マック”、メカニック
ボビー・モース (Adrianne Palicki) エージェント、ハンター元妻バーバラ
カルヴィン・ザボ (Kyle MacLachlan) “カル”、医者、スカイの父
ジャーイン (Dichen Lachman) スカイの母、顔に傷
ゴードン (Jamie Harris) 能力者
リンカーン・キャンベル (Luke Mitchell) トランジショナー
レイナ (Ruth Negga) 能力を開花
キャラ・リン・パラマス (Maya Stojan) エージェント33
ウィーヴァー (Christine Adams) エージェント
オリヴァー (Mark Allan Stewart) エージェント
— (Brendan Wayne) ジャーインのアシスタント
— (Ryan Powers) シールドのエージェント
ハリス (Kyle Mattocks) エージェント / 空母
Dr.ウィルトン (Stephanie Nash)
— (Chris Brewster) TAC Agent
— (Damien Coates) Inhuman
アリーシャ・ウィットリー (Alicia Vela-Bailey) 能力者・分身