コールドケース 迷宮事件簿 Cold Case シーズン7 第12話 私立探偵 The Runaway Bunny

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第12話 私立探偵 The Runaway Bunny

脚本/Elwood Reid 監督/John Finn

【ストーリー】

1974年5月3日、私立探偵のハリー・デントンはバーブ・ウェルトン夫人
から調査の結果を尋ねられる。ハリーは良い香りだとして香水の名前
を尋ねると「月光の霞」だという。結果を早く教えてというバーブ。
夫のカールは秘書のマートルと浮気しているという。水曜日と木曜日
にカプリコーンモーテルに部屋を取り、リージェントで食事、メイシー
ズで下着と香水を買われたとし、香水は「月光の霞」だと語る。ご主人は
器用な方だというと、バーブはハリーに平手打ちをして出て行ってしま
う。代金をもらっていないとする中、ハリーの秘書のラナはウィルソ
ン・カッツが来ているという。カッツが大きな仕事をもってきてくれた
かも知れないというが・・・ハリーは殺害される。

2010年。
リリーはスティルマンに今朝白骨遺体が建築家遺体現場から出たこと
を語る。センターシティのビルの下から。遺体は男で推定40歳だという
スコッティ。セメントを流す直前に捨てられたのだろうと。建築許可証
から施工日を調べるという。遺体と一緒に銃が有ったとし32口径だと
いう。本人の身につけていたホルスターに入っていたとのこと。
製造番号から持ち主はハロルド・デントンだというと、スティルマンは
元風紀課の刑事だったハリーだと語る。上司を殴って首になった刑事
で、その後私立探偵になったという。浮気調査ばかりするヤツだろうと
いうスコッティに対してレイプ事件などでは良い仕事をしてくれたこと
も有るというリリー。でも私立探偵ってみんなハードボイルド気取りでは
ないかという。同僚に聞いて見ようというスティルマン。

ハリー・デントン(40歳)、歯科記録は一致したというリリー。
失踪届の日付は1974年5月11日、ラナ・パーカーというハリーの秘書が
出しているという。当時オフィスの金庫が空だったとのこと。最後の
アポイントリストが入っていただけだったと。上司を殴った記録が無く
首の理由は収賄だったという。71年に解雇されていてすぐに私立探偵
になっていること。あの頃刑事の収賄は多かったというリリー。
38口径が胸骨に埋まっていたこと。後ろから撃たれたものだという。
ヴェラは一時間またされたが建築許可証の写しをもらってきたという。
5月8日にセメント作業員のリストは?80年代に会社が潰れているので
リストは無いという。
そんな中、署にはスコッティの父・ラミロがやってくると、何か分かった
かと問う。明日ランチの時に話そうとし、今は忙しい事を語る。

ラナから話を聞くヴェラとミラー。
3階建てのビルで後ろから銃弾を撃たれて亡くなっていたという。
ここはハリーのオフィスだったがデスクも薬もそのままにしてあると
いう。ハリーは警察から嫌われていたとのこと。当時遺体もなく
犯罪を臭わす証拠が無いとして逃げたのだろうとして捜査してもらえな
かったという。しかし尻尾を巻く人ではないこと。ハリーは実際にマジメ
な人だったと語り、仕事は何でも引き受けたという。当時の依頼人
リストで何か分かるかと。
クレブスは尾行の依頼だった。オキーフは夫の浮気調査、ウェルターも
同様に浮気調査だという。先生と書かれている人は誰かと問うと
ウィルソン・カッツという大物弁護士だという。ハリーとは海軍で戦友
だった人だという。

— 1974年 —
ハリーはカッツと遭う。シルクの服を着ているカッツに対して景気が
良さそうだと感じる。カッツはハリーに仕事の依頼だという。他言無用
でそれを守れば依頼人は金を倍払うと言っているという。内容は何かと
問うとラナに席を外させて二人で会話する。

— 2010年 —
ラナは戻ったら二人はもう居なかったという。カッツは今も現役とのこと。
蚊と弁護士の共通点は分かるかと問うと人の生き血を啜って生きている
のだという。

リリーとスコッティはカッツの元へいく。
フライフィッシング用の仕掛けを作っていたカッツ。ハリーについて
尋ねる。今朝センターシティのビルの下から白骨体で見つかったこと
を語る。彼はいかがわしい連中と付き合っていたというと、あなたは殺
された直前に雇っているでしょとし、どんな依頼だったのかと問う。
守秘義務があるというと、スコッティはそれならクライアントはどうなる
かと問うと、明日新聞にあなたの名前が大きく出るとしたら・・と。
ハリーは雇ったのは客の指示で、キャロライン・ハーグリーヴだという。

— 1974年 —
カッツはハリーを依頼人のキャロラインの家に連れて行く。
庭には鯉が泳いでいてハリーはデカイ金魚だとするが、これは京都
から取り寄せた鯉だと語る。プールサイドで寛いでいたキャロラインは
カッツにバスローブを取るよう告げる。ハリーに対して捜し物は得意か
と問うと娘を捜して欲しいというものだった。娘の名前はミシェル、
愛称はバリー。先週家出したとし、初めてのことだという。バニーの父
のスタンリーが心臓発作で突然亡くなった為にその頃から情緒不安定に
なったのだと語る。警察沙汰になり先日は危険運転で捕まったこと。
娘をオークデールの問題児用キャンプに送ろうとしたところで家出
したのだという。バリーは怒って車で飛び出したという。トラブルが
心配だとすると、ボヘミアンや過激派と手を組んでいないか・・と。
パティ・ハーストの二の舞だなとすると、穏便に連れ戻して欲しいと
語る。

■感想

今回の事件は1974年に起きたもの。
当時のアメリカの市警たちの汚職の実態が浮かび上がると共に、
弁護士でさえも色恋に振り回されて、戦友でさえも殺してしまうという
くらいに人の人生を振り回すものとして存在していた。

当初イメージしていたハリー・デントンという人物像と依頼人である
キャロラインやバニーのイメージの人物像は物語が進む毎に徐々に
変化していくという面白さが含まれていた。

ハリーは根はいい人だったのだろうね。
収賄をしていたという警察官時代も、そして私立探偵として働いていた
時も。

逆にキャロラインは如何にも継母っぽい感じがして娘のことなどまるで
考えていないと気がつくところが有ったし、自分は早い段階でこの女性
が毒蜘蛛のような人物だということを想定してみて居た。

蚊と弁護士は人の生き血を吸うものだとラナは語っていた。
しかし今回の1974年時代は誰もが人の生き血を吸う人物像として描かれ
ており、警察でさえも、クライアントの継母でさえも信用出来ないもの
として描かれている。

■ハードボイルドストーリー

ドラマとしては74年が舞台だったけど、ストーリーライン自体は
もっと古い感じのドラマの設定を臭わせた。
クライアントからの高額の依頼を蹴ってまで、一人の縁もゆかりもない
娘を逃がしてあげるという物語。しかも死亡を偽装してまで悪徳だ
と噂のある私立探偵が逃がしてあげるというもの。
その中には当然これまでの自分の罪に対する懺悔的・罪滅ぼし的な
ものが有ったのだろうし、越えてはいけない一線を感じたからこその
ブレーキが働いたのかも知れない。

ただ物足りないのは、あくまでそういうストーリーはバックグラウンド
の一部分でしかなく、彼女が生きていたと分かった後にも何の状況も
変わらないこと。生きていたことで継母を追いつめることもなければ、
誰かと再会して喜ぶような感動もない。

どちらかというとハリーは愛嬌が有る感じの人物で、「ヴェロニカ・
マーズ」のマーズパパみたいな設定だったな。
出来ればハリーが娘を救う理由の中に、自分も娘を失っているくらい
の理由付けは正直欲しかった。

■殺し殺され・・・

ハリーの殺され方は完全にマフィアが蔓延る30年代のもので、セメント
に混ぜて殺した凶器と一緒にビルに埋めてしまうというものだった。

また証明出来ずにいたけど、キャサリンことマンディ・メイ・スミス
の殺し方は、温室で育てている花。ドラゴンズアイとアメリカンビョ
ーティ、プリムローズと称してジギタリスを育てている。
心臓発作として利用したのはジギタリスのスープを夫たちに飲ませた
ことだった。

そしてドラゴンズアイという薔薇がカッツのオフィスに飾って有った。
むさ苦しい弁護士の部屋にドラゴンズアイなんてものが置いて有れば
すぐにその繋がりは見つかってしまうよね。

「出来ないことをやる。」
ハリーは刑事だったのに今まで汚職に手を染めて人助け出来ない部分
を補正した。しかし親友のカッツは逆に出来ないであろうとされた
銃に手をかけてハリーのことを後ろから殺害した。背後から撃つなんて
もの凄く卑怯なヤツだというのが分かる瞬間だった。

■身内ネタ

・リリー

モー・キッチナーを酒気帯びで通報してチクチクっといびっている。
あまりに屈辱的なやり方をしていると、その反撃が怖いのでリリー
も程ほどに・・って気がする。
特にあの拘置所に同居させたティコなどは、やり過ぎも良いところだ
った。

・スコッティ

先週のリリーの父親が署に乗り込んできたけど、今回はスコッティの
父が乗り込んできた。意図的に先週の流れを踏襲したのだろうし、
父親が母親に事情を聞いた後に突然スコッティにこの件は忘れろと
した流れを見ると何か根深いものが有りそうだね。
そしてリリーと同じくして、仕事外の時にはハリコミ組になってしま
った。母親が襲われたとされる場所でのハリコミだけど、隣が日本食
レストラン(寿司店)なのでJAPANESEって看板が何とも言えない(笑)

・ヴェラ

相変わらず仕事中の睡眠癖が直っていない。
ヴェラは事件ファイルを調べていたのか、それとも探偵を雇って何か
を調べているみたいだけど・・
ミラーが睡眠を起こすシーンと最後にヴェラがいた部屋は自宅だった
のかな。そこで写真を見ているんですよね。
フィラデルフィアのホミサイドって書いて有ったので、何かの事件だ
とは思うんですけど、書類を再生STOPして見たんですけど、文字が
薄くて確認出来なかった。

しかしヴェラは酒場でフレンチから話を聞きに行く際に、ちょっとした
いざこざになるけど、相手のすごみに対してヴェラが東洋武術で
フレンチを黙らせていた。彼は何か大きなことと対峙しようとしている
のではないか?

・スティルマン

実に地味だけど、カッツとハリーの当時の流れの中で、キャサリン
にウィンクでもされて魅了されたのかとされていたけど、証拠不十分
として署を出て行くキャサリンはスティルマンに向けてウィンクして
いく光景が有った。中年の危機だな。

■使用された曲

・Forever Young by Bob Dylan
・Drinking Time by Brett Boyett

■出演者

リリー・ラッシュ (Kathryn Morris) 殺人課の刑事
スコッティ・ヴァレンズ (Danny Pino) 殺人課
ジョン・スティルマン (John Finn) リリーの上司
ニック・ヴェラ (Jeremy Ratchford) リリーの同僚刑事
ウィル・ジェフリーズ (Thom Barry) リリーの同僚刑事
キャット・ミラー (Tracie Thoms) 麻薬課刑事 s3#8から

ラミーロ・ヴァレンズ (Ismael ‘East’ Carlo) スコッティの父
モー・キッチナー (Daniel Baldwin) リリーと対立
ティコ (Stephen Keys) 囚人、モーと同房にする
ウェイン (Alex Valente) 捜査官

2010年
ウィルソン・カッツ (Alan Blumenfeld) 弁護士
キャロリン・ハーグリーブ (Jane Daly)
ラナ・パーカー (Shera Danese) 私立探偵
カール・ウォルター (Steve Eastin)
チャック・ジャウォルスキー (Richard Moll) フレンチ
バニー・ハーグリーブ (Shawn Weatherly) ニュージャージーで陶芸

1974年
ハリー・デントン (Brian Howe) 被害者、私立探偵、元警察官
ミシェル・ハーグリーブ (Julianna Guill) キャサリンの義理の娘、”バニー”
ウィルソン・カッツ (Michael Kostroff) キャサリンの顧問弁護士
ラナ・パーカー (Jud Tylor) 私立探偵の秘書
キャロリン・ハーグリーブ (Chandra West) バニーの継母
バーブ・ウェルトン (Gabrielle Miller) 夫の浮気調査を依頼
チャック・ジャウォルスキー (Matthew Willig) フレンチ、ハリーの助手
カール・ウェルトン (Sky Soleil) バーブの夫、HBT建設
スタンリー・ハーグローヴ () バリーの父
メルヴィン・グローヴァー () キャロラインの前夫
フランク・バンディーニ () 偽造ID
クララ・ダナウェイ () バニーが名前を変えた後の名前
パティ・ハースト

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