コールドケース 迷宮事件簿 Cold Case シーズン7 第18話 銃弾 -前編- The Last Drive-In

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第18話 銃弾 -前編- The Last Drive-In

脚本/Elwood Reid 監督/Chris Fisher

【ストーリー】

1980年6月17日、ダービービュー・ドライブイン、映画「エデンの東」
が放送。車でDとバリーは見に行く中、Dは彼にジェームズ・ディーン
のセリフが聞きたいと語る。バリーは彼女にビーチシュナップスを
差し出すと君が好きなのではないかという。シェーン・バーニクに
聞いたのかと問うと、今度シェーンに聞いて見てという。デビルズプール
で何が有ったのかを。これを浴びるほど飲んで崖から飛び込もうと彼女
から言われたが私は飛んだのに彼女はビビッてデートはお終いだった
という。ビールで良いわというと、二人は車のシートでキスをする。
誰かに見られている見たいだとして、バリーに屋根を降ろしてと
頼む。何かが引っかかって屋根が降りないとする中、バリーはDに
対して本当にキレイだと語る。すると次の瞬間バリーは狙撃され
Dの体には彼の血が飛び散る。

— 2010年 —
スティルマンはオフィスでダイアン・イェーツ(D)と会話していた。
彼は彼女に全然変わらないなと語ると、カポイエラと腹筋、サンドバッ
クを6ラウンドしているお陰だという。リリーがスティルマンの元に
やってくると、スティルマンはリリーに友人のダイアンだと紹介する。
彼女はFBI捜査官だという。ジョン(スティルマン)にこれが例の子か
というダイアン。リリーに彼女は元警察官だというと、西部開拓時代
の18分署、女性警察官のパイオニアだという。セクハラから平警官
で居るのにうんざりしたという。刑事昇進試験の点数を比べてみるか
とすると男性というだけで10点得するのだという。最近までそうだった
というリリー。FBIの方が多少はその点では進んでいたという。
リリーは今日は同窓会なのかと問うと、あなたの担当の事件のことで
来たのだという。メル・シェイヴァー。散歩中に撃たれた人物。
強盗の線で捜査していたが目撃者が居ないので難航しているという。
しかしなんでFBIが捜査するのかと問うと、それは言えないというダイア
ン。スティルマンはリリーに彼女を助けてやってくれとし、解決出来る
かもしれないと語る。

メル・シェイヴァーは43歳、税務弁護士で、昨年の11月6日にエルムウ
ッド公園で撃たれていること。弾は見つかったのかと問うダイアンに
貫通したのだろうとし体内からは抜けているという。腕時計とサイフ
が無くなっていたし、付近で多数の強盗が発生していたので、その事件
だと思っていたという。妻のサリーの話では夫は堅実な市民だという。
薬やおかしな趣味は有ったのかと問うが、全て聞き込みしたがやれる
ことはやったという。頭痛がするとしてダイアンは頭痛薬を取りに行く
と、パーコセットの使い残しがあるとして渡すリリー。私はもう解決
したので・・と。モーリス・キッチナー少佐の件は自業自得ねという
ダイアン。私を調べたのかと問うとあなたは堅実な市民とは言いづらいが
道を外していないという。
この現場写真はと尋ねると殺害現場周辺の雑木林のものだという。
拡大してみてと語るとここはフィラデルフィアですよとし技師が一人
でコピー機は一台しかないとして大きな事件でも2週間待ちはざらだ
と語る。それなら自分でやるというダイアン。事件の資料はこれで
全部なのかと問うと、あなたの見落としに期待しているというダイアン。
もう一度妻から話を聞いてという。その前にパパ(スティルマン)のお許
しが必要かと皮肉る。リリーはボスとはどんな関係なのかと問うと、彼
はフェアに接してくれた人で”こんな私にも”と語る。私は彼を離婚
させたというダイアン。

リハビリ施設で卓球をするヴェラの元にスコッティがやってくる。
様子を見に来たというと、一日5時間自分の気持ちをしゃべらせられ
て夜は眠れないという。ルームメイトが歩き回って五月蠅いのだと
いう。楽しみは見舞いの同僚とのピンポンくらいだというヴェラ。
スコッティはポータブルDVDプレイヤーを持って来たという。
映画「ビック・トラブル in NY」「ゴッドファーザー1と2」「ミッド
ライト・ラン」
そして「冬の恋人たち」???。スコッティは結構好き
だろうと語る。ビリングズリー事件は正式に再捜査をすることになった
というスコッティ。これでジョー・ドンも浮かばれるというヴェラ。

リリーとダイアンはサリーの元に話を聞きに行く。
再確認の為に来たというが、サリーは何故FBIまで来たのかと問う。
夫婦仲は上手く行っていたとし、夫は思いやりがあるという。
殺人と何の関係が有るのかと問うと、リリーはあの夜のことを話して下
さいと語る。メルが犬の散歩に出て知らない人に殺されたのだという。
ガラパゴス旅行の計画を立てていたのに、気がついたら葬式の準備を
していたという。ダイアンはご主人はアッパーダービーかデラウェア郡
に住まれたことはないかと問う。それは聞いた事がないとのこと。
ウチでも仕事をしていたしフィリーズの試合を見たり散歩したり一番の
楽しみはディナーと映画だったという。ダービービュードライブインっ
て聞いた事はないかと問うダイアン。

リリーは彼女は遺族ですよとしてダイアンが夫を容疑者のようにして
キツク話す事に違和感を覚えあんなに怒らせなくても良いではないかと
いう。別の友達作りに行った訳では無いとし犯人を知っているか知らない
かを確かめただけだという。

スコッティもダイアンと署で遭い紹介される。
ヴァレンズって何処の名前か?イタリア?メキシコ?というダイアンに
対してキューバとプエルトリコだという。それじゃあヴァレンズエラね
とし何で名前を省略するのかと問う。ラテン系の人とデートしたことが
あるが口ばかりのお調子ものだという。そういう人ばかりじゃないです
よというスコッティ。あなたの目を貸してというダイアンは写真を
見せる。何が見えるかと問うとホームレスではないかという。まだ供述を
取っていないでしょというと警察を見て逃げたのだろうというスコッテ
ィ。聞く価値はあるというダイアン。リリーは警邏課に聞いて見ると
いう。
ダイアンはスコッティに対してFBIにくれば良いのにと告げ、おべんちゃ
らが上手ければマイノリティでも出世出来るという。何でこの事件
に興味が有るのかと尋ねるが、逆にダイアンは白人(リリー)と組むの
はどうかという。リリーとは上手くやっていると告げ、そういう意味
ではないと語る。
そんな中ホームレスの名前が分かったとして、カール・グイドリーだ
という。先週セントポール病院の精神科に入院しているとのこと。

■感想

取りあえず前後編の前半部のエピソード。
コールドケースにしては現在進行形の連続殺人事件をFBIの捜査官と
合同で捜査するという珍しいケースだけど、元々この案件は正式な
要請ではなく、80年に被害にあったダイアンが一人固執していて、
ルールを無視した行動を起こしているというものだった。

そんなシリアルキラーの再来に対して殺人課とはいえ、コールドケース
を扱うどちらかというと犯人との格闘に於いては静的な部署に入る
捜査官たちに任せるというのは、ちょっと大丈夫かなという感じがする。

ヴェラがお休みの間にそこにスッと入り込んできた形でFBI捜査官の
ダイアン・イェーツがやってくる。
この人は元々酷い頃の警察署、そこで働く人たちの姿を理解している
様で、男勝りの勝ち気な感じで人当たりの悪さと言ったら誰にも負け
ないくらいに悪態を振りまく。
スコッティに対してはラテン系なので差別意識が有ったり、ミラーに
至っては完全に黒人差別の視線を持っている。そしてリリーに対して
も当初は嫌な感じかと思ったけど、同じ白人の女性で苦労を知っている
からか妙に寛容的な姿をもって接している印象も有った。

ただ彼女は正直男関係には相当見境がない印象が有る。
処世術なのか、それとも恋人を目の前で死なれてちょっとした
精神のネジが歪んでしまっているのか。
悪い男にぶち当たって怖い目に遭わなければ良いけどね。
リリーもそういう意味では男運は最悪なのでなんとも言えないのだ
けど・・。
スティルマンの家庭まで破壊する程の見境のなさがあるみたいだけど
彼は元々浮気していなくても別れていただろうと考えているようで
寛容的姿を見せていた。

スコッティとリリーの会話では「肉食女は狙いを教えてくれない」
と語っていた。cougarって言葉、何年か前にアメリカでも日本でも
流行ったよね。元々有った言葉かも知れないけど、2008年、2009年頃
によく取り上げられたので、ちょうどこのドラマの時期にも合うの
ではないかと。

ダイアン役を演じているのは、Susanna Thompson

ドラマblog的には
「NCIS ~ネイビー犯罪捜査班」の海軍のホリス・マン中佐役、
「ARROW」ではアローの母でクイン産業の大黒柱となっている
モイラ・クイン役で出演。

年齢を言うのはアレだけど、1958年生まれの現在58歳。
スティルマン役のJohn Finnは1952年生まれの現在64歳ということ
で、この二人が結ばれてもおかしくはない年齢差だけど、男性と
女性はやはり女性の方が若く見えるかな。
Susanna Thompsonさん今でも十分イケます(笑)

連続殺人事件

本当にこんなシリアルキラーを追う事件ってこのドラマでは珍しいね。

犠牲者を見ると・・・

1) バリー・ジェンセン (80年、学生、デート中殺害)
2) フェリシティ・アンドリュース (81年、秘書、車でニュージャージー
を走行中に射殺)
3) プレストン・モール (82年、屋根職人、ポコノでキャンプ中殺害)
4) フレッド・ノリス (83年、バス運転手、職場で撃たれる)
5) メル・シェイバー (09年、税務弁護士、数ヶ月前に公園で撃たれる)

最初の事件はバリーで間違いないのか。
それが始まりだとすると、ダービービュードライブインとか、
アッパー・ダービー、デラウェア郡というのがキーワードとして
浮かび上がる。

そして少なからず目撃者が居て、メルの件ではホームレスのカールが
緑色のジャケケットを居た人物だとしていたし、当時バス運転手の
フレッドが殺害された事件でも同僚のウォルシュが同様の容姿の人物
を目撃している。

また現場からは25-06ライフルの銃弾が発見され、ライフルの弾が
発見。犯人の手口は一貫して胸に一発銃弾を発砲して、その弾を現場
から回収するなりして帰る姿が有る。

今の所最重要容疑者

ビル・シェパードはベテナムの帰還兵で、仕事をしていた人物。
映画をこのやく愛する人物だったけど、ドライブインに固執して
シネコンの勢力に押されて多額の借金を背負い銀行から差し押さえ
られていた。30年近い前の事件が復活したこと。
ビルも死んでいることからして、これまでの犯人がビルだとしたら
それを引き継いだ人物がいるってことで、その息子のポールが

ビルと接点がある人物が多く殺されている。フェリシティは悪徳銀行。
プレストンはカールにたのまれて一緒に車の回収をしている。
そしてフレッドは息子の前で乗車賃の50セントが足りず恥をかかされた
人物だった。

「仕事だから・・」という理由でみんな銀行員は嘘の金利で金を貸して
いたし、車も回収していたし、バスにも乗せなかった。
ビルの仕事は人殺しではないけど、ベトナム兵と戦ってきた経緯を
考えると軍人としての役割というものを少なからず備えていて、それが
歪んだ形で「仕事」として認識に転換しているのかも知れない。
怪しいということになるのかな。

ビルの家を調べる際に地下室を二人で探しに入っていったけど、そこ
には自殺したビルの遺体が有った。しかしこういうシーンを見ると、
またリリーが危険になるのではないかという不安があるよな。

その他

・ヴェラはリハビリ中

もう復帰しそうな勢いだったね。ヴェラは柔ではないとしていたけど
果たしてスティルマンはいつ復帰させるのかな。

・ジェフリーズもお休み

今回はダイアンと衝突しそうなものはみんな休みだったな(笑)
ミラーがダイアンと挨拶した時のダイアンの素っ気ない素振り。
バスの運転手が黒人だと知って、「文化的に通じ合うでしょ」と
語る。ミラー自身もそういう差別と戦ってここに居るんだろうけどね。

・スコッティにはちょっと優しい(笑)

マイノリティでもFBIなら出世出来るとしていた。

■使用された曲

・Just What I Needed by The Cars
・Strange Way by Firefall
・Even the Losers by Tom Petty & The Heartbreakers
・Kid by Pretenders

■出演者

リリー・ラッシュ (Kathryn Morris) 殺人課の刑事
スコッティ・ヴァレンズ (Danny Pino) 殺人課
ジョン・スティルマン (John Finn) リリーの上司
ニック・ヴェラ (Jeremy Ratchford) リリーの同僚刑事
ウィル・ジェフリーズ (Thom Barry) リリーの同僚刑事
キャット・ミラー (Tracie Thoms) 麻薬課刑事 s3#8から

ライアン・キャヴァノー (Johnny Messner) FBI捜査官・主任
ビル・シェパード (Jon Gries) ベトナム帰還兵、海兵隊、借金返済不能
ベティ・シュモール (Julie Ariola) プレストンの妻、離婚申請していた
プレストン・シュモール (Mac Brandt) 屋根職人、キャンプ中に撃たれる
カール・グイドリー (Scott Lincoln) ホームレス、目撃者
サリー・シェーバー (Mandy June Turpin) メルの妻
ネッド・ジェンキンス (Ronald F. Hoiseck) トラックを奪われる
— (Karen James) 看護師
ウォルト (Chuck Kelley) 郵便局員、撃たれる
— (Michael Petrone) State Trooper
— (Pamela Shaddock) E.R. Nurse
— (Matt Sigloch) SWAT
フェイ (Melissa Cantatore) ウェイトレス
— (Gabriel DeVine) Drive In Hippie
— (Matt Drago) Concessions Attendant

2010年
ポール・シェバード (JB Blanc) ビルの息子
ニッキー・ケント (Donna Pescow) フェリシティの友達
ティム・ハドソン (William Russ) 脚が不自由
ダイアン・イェーツ (Susanna Thompson) FBI捜査官
カルビン・ウォルシュ (Charles Woods Gray) フレッドの同僚

2009年
メル・シェーバー (Todd Sandler) 公園で射殺

1983年
カルビン・ウォルシュ (Christopher Carrington) バスの運転手
フレッド・ノリス (Karlton Johnson) カルビンの同僚、83年撃たれる

1980年
ダイアン・イェーツ (Melissa Ordway) バリーの恋人
バリー・ジェンセン (George Finn) ダイアンの恋人

1978年
ポール・シェパード (Jonathan Brett) ビルの息子
フェリシティ・アンドリュース (Anna Rose Moore) 貯蓄貸し付け組合秘書
ティム・ハドソン (Adam Powell) 車の回収業
ナンシー・ケント (Stefanie Seifer) フェリシティの同僚

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