ポリティカル・アニマルズ Political Animals 第6話 新たなスタート Resignation Day

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August 12, 2012
第6話 新たなスタート Resignation Day

監督/David Petrarca 脚本/Molly Newman、Speed Weed
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・エレインは大統領選に出馬する為に、ガルセッティ大統領に
対して48時間後に国務長官を辞任することを語る。
・スーザンはアレックスに浮気された際、君を愛することは楽じ
ゃないと言われるが、人を愛することが楽なわけがないと反論
する。
・ダグラスはスーザンに対して両親は家族よりも国家を優先して
きた事を告げ、誰かが家を守らないといけないこと。母親が
また出馬をしたら耐えられないとして、スーザンに情報をリーク
する。
・コリアーとガルセッティの前でバドは訪れる。コリアーは
バドが怒っているのは自分のゲイの息子とリーヴズ議員が
出来ていたから怒っているのだろうとするが、バドはそんな
コリアーをぶん殴る。
・TJはダグラスに対して自殺の記事を書かれるまでドラッグを
やらず5ヶ月は頑張った事を告げる中、再びナイトクラブ開店の
日にドラッグに手を出してTJは病院に運ばれることになる。
エレインはそれを知りワシントンを離れるべきだったことを
告げ、報いを死ぬまで一生背負わないといけない事を告げる。

エレインは朝目覚める。
鏡に向かいドレスアップするとデスクに向かう。
「親愛なる大統領へ。2年間この政権で国務長官を勤めることが
出来て光栄でした。このポストを受けた時、自分に課した
目標が有り多くを達成したが幾つか手に追えないものは他の
モノに委ねる・・・2年間で物の見方が大きく変わったこと。
これ以上はこの政権では働けない理由として、最近のあなたの
価値感を指示できないからだ」と自筆で辞任の書を認める。

一方政府専用機の中でスーザンと浮気したダニエルは、アンの
元に戻る。
サムは病院の誰かがTJのドラッグの件をリークした為にマスコミ
が外で殺到していることをバドに報告する。
それを聞いたTJはまだ父さんに恥を欠かせてしまったとするが、
バドは何度も俺はアホを相手にしてきた事を告げ、ヤツラは俺の
恥入っている姿が見たいだけだと語る。そういう時にはいつも
お前達二人の姿を思い浮かべて乗り切ってきた事を告げ、TJにも
堂々としていろと語る。

スーザンは姉の家のベッドで寝ていると、姪のアマンダが起こしに
くる。ママがワッフルを焼いたと。

ダニエルがスーザンの元にやってくると、辞表は礼儀として先に
国務次官に見せてからその後に署名するという。オートペンは
使わずに・・として辞表をダニエルに渡す。
ダニエルはそれを受け取るとスーザンに対して辞表のコピーを
手渡す。これで貸し借りは無しだと告げ二重スパイはしないこと
を語る。ダニエルは政府専用機でのセックスの件を話そうとする
が言及する必要はないというスーザンは互いに普段はあんな
ことはしないことを知っている事を語る。
スーザンはダニエルに対して貴方はいい奴だとし、それが例え
母親を裏切り、フィアンセがいるのに浮気してもやっぱりいい奴
だと思えるとし、そういう男は珍しいと語る。

スーザンは共同で作業することに決めたジョージアにエレインの
辞表のコピーが手に入った事を語る。しかしまだこのネタを
紙面で明かすのは早いと告げ、じっくりと記事を書き上げて、それを
正しいタイミングで掲載するのだという。特集記事の叱るべき時
に出すのだとし、今公表しても単なるスクープで終わってしまうの
だという。記者としては何もしていないのだとし、ジャーナリスト
は何故記事が手に入ったのか、何故辞表を書いたのか、何故今の
タイミングで辞表するのか、記事を出す前に追求すべき疑問は山ほど
あるのだという。大事な事を教えるのはチャンスだからであり
貴方にこれを見せたのだと語る。正式発表を待つのだとして
ジョージアを説得する。

エレインはガルセッティ大統領に空港で会うと、国務省の便せん
に手書きした辞表を渡す。これをいつ公表するかは大統領に任せる
とし、これまでご一緒できて楽しかったと語る。大統領はコリアー
が君たちにしたことを何故黙って居たのかと問うと、エレインは
貴方ならばもう知っていると思ったと語る。コリアーの顔にアザが
出来ているのは先日バドが来て殴ったからだと語る。大統領執務室
で私が割っては入って止めたのだという。政府の人間で立派だと
思えるのは僅か数名であり、君はその一人だという。週末に
パリでサミットがあるので帰国したら君の結論を聞くという。
閣僚を辞めるなんて言わず、一緒に選挙戦に出ようという。君に
改めて副大統領になって欲しいのだという。ボクらが手を組んだ方が
国の為になるのだという。エレインはその言葉にウソが混じって
いたら私は運が尽きるのだという。カルセッティはその証拠として
君の辞表に「ボクと出馬して欲しい」と記したことを語る。今は
その辞表の受け取りは保留するとし、今はまだ君は私の部下だと
語る。
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ガルセッティ政権から離脱して改めて大統領選挙に出馬を
表明しようとしていたエレインだが、TJがまたドラッグによっ
て命を危うく落としそうになったことから、エレインは
これまで家族よりも國を優先してきた罰だと考える。
一方一夜で不適切な関係になったダニエルとスーザンは、
エレインの辞任の書面を渡すのを最後にスーザンへの情報
提供の任から下りる事を告げる。
スーザンはそのネタを持って改めてジャーナリストとして
エレインのことに言及して以降とするが、機の熟していない
今はまだ紙面で辞任のことをスクープ記事として書くこと
には否定的だった。しかしジョージアは名を売るチャンス
だとしてアレックスに話したことから、そのネタは紙面に
証すとして命令が下る。

またしても展開は派手に動いたけれど、ドラマとして見ると
前回のエピソードの方が完成度は高いかな。

エレインの出馬に関して、次々と心を揺り動かされる事態
が起きて、これだけの信念を貫いて来た彼女も心が折れる
感じだったし、「大変な一日だった」とスーザンと共に
称するだけあって、かなり大変な事態にはなったと思う。

家庭での母親を取るのか、それとも国民を率いる国の舵取り役
を取っていくのか。ついに審判の日は下されるという感じの
最終話だった。

前回のエピソードの中で「国の為に国民を裏切ることはしないが、
母として息子の為ならばどんなことでもする」と語るエレイン
の姿が有ったけど、今回は「家族の為に母親を裏切る息子の姿」
を通して、改めて政治家としての資質とかイメージ的側面を通して
政治家になる為に必要なものの一端に触れた感じがする。

スーザンがこれまでエレインのことを酷評してきた過去が有り、
何故浮気して廻るバドのことをエレインが許し続けたのかという
疑問に対して、答えを見出すことは出来なかったが、
ダグラスとの会話を通して「貴方が例え母を裏切り、浮気をしても
やっぱりいい奴に思える」と語るところに全てのものが詰まっている
感じがするね。

ジャーナリストとはどういうものなのかという事は、デジタル
メディア全盛の現在、その信念・信条があまりになおざりになり
ジョージアのような人物が支持されてしまうところがあるのだろうけど
記事は生ものなので流行しているウチに公に出さなければならないと
する意図も分からないでもないし、深い記事書くためにはそのタイミン
グ性や背景にあることを掴んで行く必要は有る。
結局政治の世界だけでなく、メディアの世界でも騙し騙されの世界
が有り、どの世界でも複数人が関わる世界では、自分の信念を貫くの
が如何に難しいのかを端的に示してくれる。

そんな難しい世界の中でもとりわけ目立ったのは、人間としての
「信頼・信用」だった。
それを見極める目を持つことこそ政治家にとってもメディア側の
人間にとっても必要なことで、ドラマではマスコミと情報提供者の
信頼関係、そしてエレインとスーザンの信頼関係を中心にして
描かれた。勿論その関係性には、親子としての絆だったり、バドと
エレインの関係なども含まれていくけど、やはりドラマとしては
エレインとスーザンの関係が際だってこその、エレインをメインと
する流れが形成されると思うので、最後に動物園での象の前での
会話はとても興味深いものが有った。

信頼関係という意味では意外なところで繋がって居る関係も
面白く写る。前回のアンとマーガレットとのぶっちゃけトークも
面白かったが、今回はマーガレットとTJの関係も興味深い描かれ方
をした。
「出かけるならば止める事はしない。好きにすればいい。でも覚えて
置いて。あのドアをくぐるのはあなたの責任で、他の誰でもないこと。」
ドラッグや酒に溺れる人たちの心情にも上手く触れているし、
その辺のソツのなさは流石アメリカのドラマだ。

「出来の悪い息子でゴメンね」。
兄弟というととかく身近にいるライバルとなり得る存在だけど、
TJは父親似で、ダグラスは母親の良いところを受け取ったとされて
いたけど、結果的に浮気をするダグラスの姿を見て、如何にマジメ
であれ、男というか・・・バドの血を引いているというか、
TJの繊細なところを見ると寧ろ母親に似ているのはTJの方なんだろう
ね。

ダニエルはアンとの結婚を決意する。
ただこの流れも前回のエクスタシー同様に、母親とケンカしたから
とか、その勢いで結婚しようとしているところにも見えてちょっぴり
微妙な心情を含ませつつも、これまでのしがらみを吹っ切ったという
意味では良い決断だったのかも。

バリッシュ家の政治家物語は終わりかと思えば、突然のエアフォース
ワンの墜落の速報。フランスにいっていたガルセッティの乗った
政府専用機は着陸に失敗。大事な会話をskypeでやりとりする
フランス大統領とエレインの姿になんとも言えないものが有ったけど、
「HEROES」同様、Adrian Pasdar演じる人(このドラマではガルセッティ
役)はよく落下するな。

コリアーがここぞとばかりに名乗り出たことで、エレインの中の
愛国心にも再び灯がともり、大統領の不測の事態への対応を巡り
コリアーが大統領の座を狙っていることに対して、憲法修正第25条
第4節の発動して宣誓させるのではなく、あくまで代行の座に止める
姿が有った。

そしてアレックスは首になるも、最後は新聞社ではなくスーザンを守る
為の行動を起こした。

最後はダグラスとアンの結婚式。
スーザンとダグラスの相性の良さや関係性を臭わせたけど、
結局はアンとそのまま結婚した。
エレインもご機嫌取りの為に、アンが日系人ということも有って
日本酒を用意し、伝統に従って三三九度を・・としていたけど、
ダグラスは「日系人だからと言って日本絡みのネタを振るのは差別
的だ」と指摘。

バドが牧師役となり、イザヤ書の一節を語る。
「あなた方は喜びと共に出で立ち、安らかに導かれる。山と丘は
声を上げて喜び歌い、野にある木々も皆手を叩く。」

TJのピアノでみんなが踊る演出も良かった。

ラストは、バドがエレインに対して改めて問い詰める姿だった。

「出馬すると言ってくれ」。
さて、視聴者はエレインのあの表情にどう感じ取るのか。

6話で終了のようだ。
最後はキャラクターたちの整合性を図る意味でもバランスよく描かれて
いた。エレインが語る様に、「私たちが思うほどに酷い人は居ない
のかも知れない・・半年前に対立していた人と今日は一緒に組むこと
を決めている」ことを口にしていた。

色んな価値感が混在する現在の世の中で、隣人との間で争い事が
起きてもそう思える関係・そう思える人間になれれば良いんだろうけ
どね。

エレイン・バリッシュ (Sigourney Weaver) バドの元妻・国務長官
スーザン・バーグ (Carla Gugino) ジャーナリスト
ダグラス・ハモンド (James Wolk) エレインの補佐、息子・次男
T.J.ハモンド (Sebastian Stan) エレインとバドの息子、長男・ゲイ
アン・オガミ (Brittany Ishibashi) ダグラスの婚約者、摂食障害?
マーガレット・バリッシュ (Ellen Burstyn) エレインの母
バド・ハモンド (Ciaran Hinds) 元アメリカ大統領
アレックス・デービーズ (Dan Futterman) ワシントングローブ誌デスク
ポール・ガルセッティ (Adrian Pasdar) アメリカ大統領
バリー・ハリス (Roger Bart) 大統領の首席補佐官
アリス (Kristine Nielsen) エレインの秘書
フレッド・コリア (Dylan Baker) 副大統領

アルバン (Helen Carey) フランス大統領
ジョージア・ギボンズ (Meghann Fahy) ワシントングローブ誌・野心女
— (LaMonica Garrett) Agent Clark
ビル (Brent Jennings)
トレバー・ガルセッティ (Michael Dostillio) 6歳、ポールの息子
アマンダ・バーグ (Reilly Dunn) スーザンの姪
サム (R.J. Kelly) シークレットサービス
クラレンス・ワシントン (Art McFarland) 牧師
ラス (Griffin Newman)
— (Shawn H. Robertson) Woman
— (Thomas Roberts) News Anchor
— (Dolores Hillgrube) Washington Globe Secretary
— (Shawn Gonzalez) Washington Globe Employee
— (James L. Crews II) Secret Service Agent
— (Alan Davis) Washington Globe Intern
— (Kevin Fennell) Washington Globe Intern
— (Ruben Fischman) Reporter
— (Justin Fortmeier) Agent
— (Kirk Kelly) Hammond Supporter / Aide
— (Tracy Lee) Secret Service Agent
— (Scott Lehman) Washington Globe Reporter
— (Raymond Mamrak) College Professor
— (Erica Lynne Marszalek) Washington Globe Reporter
— (Peter Muggleworth) Secret Service
— (Carol Anne Raffa) FLOTUS
— (Jon Douglas Rainey) Washington Globe Reporter
— (Shawnee Robertson) Woman Newspaper Reporter 2012
— (Shawn Shillingford) Doctor
— (Gilbert Soto) Washington Globe Reporter
— (Kimberly Villanova) Make up Artist

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