January 6, 2008
第2話 キャリアママvs専業主婦 Conference Call
監督/Matthew Penn 脚本/Terri Minsky
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ミアはついに発行人となったことで昇格するも、婚約していた
ジャックとは解消することになる。グッチのバッグを手にして
新しいオフィスに出勤する。
市長、グレイド・カーターからは花が届き、ハワード・スターン
からはマフィンが届く。ミアをこの会社に採用してくれた元上司で
現在部下になってしまったグラントはサングラスをプレゼント
される。ボクのアシスタントだったのに今や上司だとして
グラントから称賛されるが、対等の関係だと語る。しかしミア
は発行人とはなったものの早速能力を証明しなければならなか
った。特にイワン・ウェバーをhavocの専属カメラマンとして
押さえないと行けないという。彼の展示会のオープニング
パーティーで口説けば大丈夫だというグラント。ミアは唯一
イワンにコネを持っているのはあなただから頼りにしている
事を語る。
オフィスにはミアの上司のクライブがやってくる。
婚約解消したことを聞き、負けた腹いせに婚約を解消されたの
かと呟くが、クライブは君は仕事が第一だから仕方がないとい
う。後で私のオフィスに来て欲しいと言われる。
サーシャとルークを学校に連れて行くゾーイとエリック。
ルークはウチのクラスで植えた記念樹をゾーイに見せる。
ワグナー先生のクラスではハーブガーデンを作ったのだとすると
ゾーイは木の方が良いと語る。そんな中ゾーイとエリックを
呼ぶ声が聞こえる。ママ友のビクトリアだった。
velourのトレーニングウェアを着た女に声を掛けられたとして
ゾーイはウンザリする中、ビクトリアはゾーイに対して貴方が
子供を送ってくるなんて珍しいという。木曜日は楽しみねと
言われると、ゾーイには何のことだか分からなかったが、
エリックは遠足の事だという。ハーレムの見学ツアーのことで
掲示板にも書かれていただろうとするがゾーイは掲示板の存在
すら知らなかった。同行出来るのは3組の親だけであり、予約
しなければならなかった事を語る。ビクトリアは立ち去る際に
貴方の夫は素敵な人ねとゾーイの耳元で囁いていく。
ケイトリンとアリシアは新しい化粧品の販売戦略について役員
たちと会議していた。調査によると今の女性は小麦色の肌よりも
輝きの肌を求めるものだという。チークじゃないチークみたいな
ものだという。他の社員はそれだとターゲットは白人だけに絞って
いるように見えるとして異論が出るが、女性は輝くべきだとして
アリシアはケイトリンを見ながら語る。アリシアは部下の
デール、ゴードン、フランシスと共に査定を練ろうと語る。
アリシアはケイトリンに対して明日の夜一緒に過ごさないかと
誘う。
夫婦カウンセラーを受けるジュリエットとデイビス。
デイビスは医師のフェイの前で、浮気がバレるのを無意気に
待っていたことを語ると、止めて欲しかったことや、自分は
罰を受けるべきだと考えていることを語る。ジュリエットも
また罰を与えるとして友達と寝ることを語る。彼の浮気は今回
が初めてではないこと。町の外で知らない女と何度も寝ている
事を指摘する。フェイは興奮するジュリエットに対して、
セラピストの前で話すのは屈辱に感じるのかと問うと、私に
話しかけるのではなく夫婦で話合って見てくれという。
ジュリエットは夫はヘッジファンドを運営しているので大物
カップルに見られるのを意識しており、ビジネスに役に立つ
からだと語る。フェイはジュリエットが相当怒りを感じて居る
ことを指摘すると、デイビスはそれに乗じて妻は感情を表に
出さない冷たい女だと批判する。気持ちのままあなたを殺せば
良かったというのかと問うと、夫の態度を非難する。
フェイは夫が一線を越えたのはあなたの注意を引くためだと語る。
4人(ミア・ゾーイ・ジュリエット・ケイトリン)はコーヒー店
で逢う。ジュリエットはみんなに私ってそんなに冷たい女か
と問うとセラピストに逢ったことを語り夫にそう言われたこと
を話す。ミアは離婚を恐れては駄目だとして強気に行くべき事
をはタルが、添い遂げたいと考えるのであればここは我慢
しなければならないとケイトリンから指摘される。ゾーイは
仕返しセックスの候補者リストだとして、携帯に入って居る
男性のリストをみんなから集めた票を差し出す。
ケイトリンはボビー・ウォルシュがリストに入って居ることを
指摘し、以前ジュリエットは付き合っていなかったかと指摘する。
噂では彼は離婚し、ヘルスケア産業で成功している人物だと
いう。ボビーを誘って関係を持つべきではないかとすると、
ジュリエットは先ずはググってからだとして検索する。
まだ髪の毛があるようだとしてボビーに決まりだという。
またゾーイたちはケイトリンの相手も探さねばならないことを
語るが、ケイトリンは私には相手が出来たのだと語る。相手は
女の人だとすると、ゲイになったのかと問われる。しかし自分
がゲイなのかその道に入りたいのかまるで分からないことを語る。
ゲイは今のトレンドだとするミア。ジュリエットはケイトリンが
飽きっぽい性格で宗教に半月ハマったみたいなものではないかと
問う。ケイトリンは好きな人が出来たらその人が女性だったと
いうだけの事だと語る。ミアは女子大ならばゲイはカリキュラム
の一貫だという。ゾーイはサマーキャンプの時にジェニーと
関係を持ったと暴露する。するとここにはゲイが三人も居るのね
とジュリエットは呆れる。
ミアはオフィスに戻るとグラントからこれからジェームスパース
のバーゲンにいくけど一緒に行かないかと誘われる。私は
仕事だとして断る。オフィスにいくとミアの元にはクレイブが
座っていた。君に発行人としてやるべきことがあるとして
それを語り始めるクレイブ。マーケティング部長を捜す事で有り
まずはグラントを首にすることだと言われる。
ジュリエットはボビーに電話するが、彼のオフィスに電話が
かかりすぐに電話を切ってしまう。ジュリエットは仕事中の
ケイトリンに電話すると、知らない人と寝るってどういう気分
なのかと問う。ジュリエットは夫の手前脅しで友人と寝る事を
話したが不安だと語る。ケイトリンは確かに最初のデートで寝る
のはぎこちがないことだとするが、ジュリエットが弱気になって
いる事を知って今から5番街に来てくれと語る。
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なんとなく少しずつドラマは面白くなってきている気がする。
ただこのドラマ、今更ながら何だけど、「ゴシップガール」と
同様にステータスを持っている人のドラマ故に、時々嫌みに
思える描写があるところがマイナスと言えばマイナスなのかも。
それらが視聴者に味方するような嫌みの見せ方をしていて、
主人公らを擁護するような感じに思えると良いんだけどね。
そんなステータスを表す為にブランドものを差し込んでいたり
金にものを言わすというやり方をするもあまりやり過ぎると
嫌みに思える。
前回シーラが4人のことをここらであなたたちのことを「カシミア
マフィア」と呼んでいるとしていたけど、ミアのエピソードを
見るとその傾向がもっとも顕著な形で現れているのかなという
気がする。
ネタ的には「SATC」を踏襲しているのかも知れないけど、寧ろ
「溺れる女たち ~ミストレス~」に近いものがあるのかも。
ただカシミアの方は、ミストレス程入り込めるキャラクターが
居ないのが残念。
■ミア
前回婚約者との醜い争いで発行人の座を奪い取った彼女。
仕事での成功したが、恋愛には失敗してしまった。
正直このキャラクターが視聴者に愛されるとも思えないけど、
仕事をする上で、ステータスを手にする為には、色々と決断すべき
選択筋があって、辛い決断を強いられていくということを描いて
いくようだ。
今回は有名なカメラマンを押さえる為に元上司のグラントのコネ
を使ってイワンとひきあわせてもらうも、上司のクライブから
はグラントが使えない人材だということで、ミアに対して首を
宣告し、新しいマーケティング部長を探せと言われる。
なかなか言い出せないけど、展示会の場で二人は意見を違えて
結局首を言い渡すこととなった。
アシスタントについていたトレイシーが彼女のマーケティング
の仕事をしていくのだろうか?マフィアらしくサングラスを付けて
いくのか。
■ゾーイ
専業主婦であるビクトリアとの対決。
サブタイトルからするとゾーイが今回のメインって感じの流れだ
な。
ビクトリアは子供を使ってゾーイを攻撃する。
ゾーイベアと呼ばれるテディベアを子供と共に作りにいくと
そこで音声入りのベアをゾーイにプレゼントしてきた。
ヌイグルミの手にに触れると、音声が流れる仕組み。
そこには前回電話会議をしていた際に子供たちに発していた台詞
である「話しかけないで!電話会議中よ!!」と鳴る姿が有った。
ジュリエットによると「専業主婦は夫への依存に劣等感を感じ
ているし、キャリアママは子供に全人生をかけていないことに
罪悪感を感じる」ものなのだという。
バーデン夫妻はビクトリアとストラウス夫婦と食事をすることに
なるが、夫のエリックはビクトリアに誘われていた。
「寂しくないか?」という切り出しから始まって、「安全な関係
で居られるのは離婚する気のない既婚者同士だけで、楽しんだ
後に帰りキスすれば良いのだという。」確かにその口ぶりをみる
とビクトリアには過去にも同様の経験を持っていそうで、ゾーイ
によると彼の夫は出張ばかりで家にいる姿を見たことが無いとの
こと。
ビクトリアからはキッチンのリフォームをエリックに任せたい
とのことで、その様子はアーキテクチュアル・ダイジェストで
特集されることを聞く。ゾーイは夫にはチャールストンで大きな
仕事が有るとするが、エリックは両立出来るとして仕事を
受けようとしている。ただビクトリアがエリックを自宅に引き込む
為の作戦であることは誰の目から見ても明らかで、その誘惑に
エリックが耐えられるのかということ。これまで散々ゾーイ
のキャリアアップの為に家庭を守ってきたエリックに対して、
強く言えない事情というのも有るのだろうね。
最後は豪快にバスを貸し切ってビクトリアの意地悪を一蹴していく
流れが有った。
■ジュリエット
夫が浮気していたことに関して、仕返しと称して自分も浮気する
ことを宣言した彼女。冷たい女だと言われていたし、強い女性
という印象も有ったけど、こと男性関係に関しては意外と奥手
な感覚が有り、22歳の時から付き合っている夫一筋の所がある
ようだ。
夫の浮気は一度ではなく過去にも繰り返し有ったこと。
ヘッジファンドを運営しているので、大物だということを示す
為にジュリエットと一緒にいるのではないかという疑惑も有る
中で、ジュリエットは本当に浮気していくのか。
ビジネススクール時代の仲間であるボビーと連絡を取る。
ボビーもその気だけど、ジュリエットとしては今の生活を壊す
ことには消極的。ただボビーとの別れ際には次があるみたいな
キスを交わしていたけどね。
ケイトリンからスタッフを利用してジュリエットをスタイリング
していく姿。確かに印象が変わった感じだけど、夫に嫉妬させる
ことが最大の復讐ってことになるのかな。逆に言えばこれだけ
キレイに着飾っていれば、夫を引き止めておくことは出来たので
はないかというところもある。
■ケイトリン
相変わらず自分がゲイなのか、両刀遣いなのか分からない彼女。
アリシアという女性との出会いで、ケイトリンは心地良さを
感じる。「溺れる女たち ~ミストレス~」の米国版のジョスリン
がこのパターンに陥っているのだけど、やっぱり意識している
のかな。
アリシアとクラブCieloで楽しんでいる際に、前に付き合っていた
マイクが突然現れ、どちらとも言えない態度を見せてしまった。
ケイトリンとしてはまだ自分がどういう方向制をもっているのか
分かっていないことが有り、アリシアにもその心情を話して理解
を求めていた。
■使用された曲
・I Melt With You by Modern English
・”All Eyes on Me’ by Letoya Luckett
・Irreplacable by ‘Beyonce Knowles’ (qy)
・(You Make Me Feel Like) A Natural Woman by Carole King
・In the Hall of the Mountain King (from Peer Gynt Suite No. 1)
・Cardboard Ladders by Charlotte Martin
ミア・メーソン (Lucy Liu) 雑誌の敏腕編集長
ゾーイ・バーデン (Frances O’Connor) 大手投資銀行のM&A担当EX
ジュリエット・ドレイパー (Miranda Otto) ラグジュアリーホテルチェーンCOO
ケイトリン・ダウド (Bonnie Somerville) 化粧品会社マーケティング
エリック・バーデン (Julian Ovenden) ゾーイの夫、建築家
デイビス・ドレイパー (Peter Hermann) ジュリエットの夫、浮気
ジャック・カッティング (Tom Everett Scott) ミアの同僚、プロポーズ
アリシア・ローソン (Lourdes Benedicto) 広告代理店、ケイトリンと・・
キャサリン・カトラー (Kate Levering) ゾーイの部下
エミリー・ドレーパー (Addison Timlin) 娘、ちょっと反抗期
クレイブ・ヒューズ (Daniel Gerroll) ミアの上司
ルーク・バーデン (Nicholas Art) 息子
サーシャ・バーデン (Peyton List) 娘・バレエ
ビクトリア (Krista Allen) ゾーイにライバル視
ボビー・ウォルシュ (Bill Sage) ジュリエットとデート
グラント・ノーマンディ (Damian Young) ミアの元上司
Dr.フェイ・ルウェリン (Mimi Lieber) 夫婦カウンセラー
トレイシー (Kate Guyton) ミアのアシスタント
デール (Paul Urcioli) アリシアの部下
ベネット (Rob Devaney) ジュリエットの仲間
アイビー (Ann Harada) ジュリエットのアシスタント
マイク (Matt Walton) ケイトリンの元彼
エイドリアン (Caroline Willman) 家政婦
イアン・ウェバー (David Pittu) カメラマン
マルコ (Allel Aimiche) スタイリスト、ケイトリンの仲間
— (Meghan Rafferty) Hostess
ザック (Thomas Higgins) ゾーイの同僚
— (Cuyle Carvin) Publisher
— (Emily Reed) Chic New Yorker
— (Robert Gordon Spencer) Cute Guy
— (Nicole Wilson) Secretary