BONES 骨は語る シーズン11 第12話 抑圧された男たち The Murder of the Meninist

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第12話 抑圧された男たち The Murder of the Meninist

脚本/Hilary Weisman Graham
監督/Ian Toynton

【ストーリー】

ROYAL DINNER。
ブースとブレナンは朝食を取る中、ブースが真剣な顔をして
いた。ブレナンはどんな事件をみて居るのか話しかけると、
最近アイスホッケーのフライヤーズの試合を見ているだろう?
とブレナンに尋ねる。12試合中6試合を見たという。試合をゴー
ルに例えるならばハットスタンドが2つってことねというブレ
ナン。それを言うならハットトリックだろうというブース。
君が見るとツキが落ちるんだというブースに、バカみたいだ
というブレナンはツキなんて幻想だという。
そこにアンジェラとホッジンズがやってくる。
車イスのホッジンズは店の狭さ故にストレス。理学療法はどう
なのかと尋ねるブレナンに実はあんまり・・だとして、アンジ
ェラは彼はリハビリを一週間以上やっていないという。
ホッジンズは隠していたが、主治医の話では神経が断裂して
いるのだという。ブレナンは何も感じないのかとホッジンズに
尋ねると”大いに感じてる・・怒りに憤り・・あと辛辣な
嘲りだ”という。アンジェラは絡まないでというと、ブレナン
はこの店は車イス向きではないので店を変えようという。
しかしホッジンズはここはみんなの貯まり場だとしてオレの為に
変えないでくれと語る。そんな中ブレナンに電話が鳴り、
炎上の車の中から遺体が発見されたという。
ブースはホッジンズに今夜ウチに来ないかというが、施し
は沢山だというホッジンズ。

ジェファソニアンのラボ。
カムは警察によると被害者の車は田舎道を走っていた時に
ガードレールを突っ切って炎上したとのこと。ロドルフォ
は頭蓋骨が黒こげで顔の復元は大変でしょうと語る。アンジェラ
は近頃は大変だとしてどんなことでも・・と語る。これは殺人
じゃないというブレナン。カムも自動車事故ねと。
ロドルフォは眼窩上縁が丸みを帯びているので被害者は男性
だという。ホッジンズは被害者が貧乏人なのは確かだとし
ポンコツ車なので事故前から廃車同然だという。車から身元
は分からないのかというブレナンだが、ホッジンズは車の登録
番号が損傷していて無理だろうと。
ロドルフォは下顎骨の摩耗具合から考えると年齢は40代前後
だという。カムは血液は殆ど燃えて消失しているが肝臓が残っ
ているので毒物検査は出来ると語る。
ホッジンズはキャブレターは新品だとすると、アンジェラは
製造番号が分かれば何処で買ったのか調べられると語ると、
ホッジンズは嫌みを語る様に

“流石はアンジェラ、俺一人じゃ思いつかなかったよ”

と語る。手を貸そうか?というカムに対して脚なら貸して欲しい
というホッジンズ。自虐ネタじゃ面白くないか?と。

車の部品を販売しているアリーに話を聞くオーブリー。
買った人は覚えているというアリーは背が高くて茶髪だという。
アリーはFBIに呼ばれたことに興奮して私は重要証人なのかと
問う。オーブリーは冷静にキャブレターを売った人だという。
購入した人の名前は分かるかと問うが、分からないという彼女。
しかしよく店に来ていていつも現金払いだという。金持ちに見
えたとし、高そうなシャツに携帯もオシャレだったこと。
ただし嫌なヤツだったとし、私が女性店員なので見下していた
という。バギナがあるヤツはフェーエルインジェクターのこと
なんか分かっていないという態度だったと。アリーはオーブリー
に一緒に自撮りしてと語りFBI捜査官と撮影するなんて店の
人も驚くという。

ホッジンズは施設内を自由に行き来する研修員を見てショック
を受ける。ロブルフォはカムに対して被害者の頭頂骨に円形
の骨折が認められるという。車のハンドルに頭のてっぺんを
ぶつけたものなのか?という彼女。その為には衝突時に意識不明
な状態でないと無理だという。骨折の縁を見てという彼から
出血痕がないので死後に骨折したものだという。
そんな被害者のことをホッジンズは羨ましいとし施しで生きる
よりも殺される金持ちが良いと語る。
カムが設置した車椅子用のリフトを使って登ってきたことを
喜ぶ。ホッジンズは快適だとするが、もっと早くに麻痺になれば
良かったとまた嫌みな口を叩く。被害者が金持ちってまだ
分からないという。車の部品を売った店員が金持ちに見えて
いたというだけだという。しかしホッジンズはこれも出たとし
貧乏人が新型レクサスのキーを持つか?という。高級車を持つ
人が何故ポンコツ車に乗っていたのかというカム。
おかしな人ばかりですよこの世はとホッジンズ。

アンジェラは燃焼による損傷が酷くて部分的にしか顔の復元が
出来ないという。身元は他の方法で探すという。被害者の携帯
にはサイフもついているとし、一体型のカバーの中に入っていた
のだという。その中には運転免許証も入っているかも知れない
わもとブレナン。ホッジンズからレーザーカッターを借りたと
し、ライトセイバーみたいなものでプラスチックを切るには最適
だという。ブレナンは「フォースが付近にあらんことを」って
ヤツねと。それにしても今日のホッジンズはアンジェラに
きつい言い方をしていたわねというブレナンに確かに酷いという
アンジェラ。一種のトラウマへの対処過程よと。あんな扱いを
耐えるなんて変よというブレナン。しかしアンジェラはどんな
時にも一緒に居ると誓ったのだという。
そんな中サイフにはクレジットカードが入っていて、中の
マイクロチップは生きて居た。スキャンするとエミール・ブラ
ッドフォード(43歳)だと判明する。

エミールは6年前に離婚して子供なし、現在一人暮らしだと
いうブースとオーブリー。オーブリーは現在通信記録の令状を
申請しているとのこと。ドーナツを持ってくるオーブリーに
こんなには食えないというブース。やけ食いしたいのではない
かと思ったという。ここの所フセイヤーズが連敗しているでし
ょというと、それはブレナンのせいだというブース。俺と
一緒に見た6試合は全部負けていること。悪い芽は早く摘まない
といけないというオーブリー。僕はカブスファンなので分かる
がジンクスは怖いという。一緒に見るなというのかと問うと、
私よりホッケーが大事かと言われるという。カブスは1945年
からワールドシリーズに進めていないとしポストシーズンを
目指すなら選択肢はないという。

ロドルフォは骨折の跡が両側の鼻骨と左右の頬骨、眼窩の周り
にも骨折が認められるという。ただし5年から10年前の怪我
とのこと。X線では左の橈骨と尺骨にも同じ骨折だという。6年
以上前に何度も夜に救急外来に行っていること。離婚した時機
だとし、妻から暴力を受けていたのではないかというカム。
男だって配偶者に暴行されることはあるというカムだが、
ロドルフォは真の男はないという。被害届けは出ているのか
と問うと出てはいないがそれは不思議ではないというカム。
あなたみたいに偏見を持つ人がいるから泣き寝入りの男性が
多いのだという。

ホッジンズに対して車の検視に進展は有ったかというカム。
車検のことで笑いたいけど爆発でユーモア感覚も麻痺した
のだというホッジンズ。車が燃えた原因は分かったとし、
燃料ラインが見えるが、車が道から反れたときそこが破裂
し車の中が対流式オーブン状態になったという。トランクも
熱で開かないというホッジンズ。カムはこれから実験すると。
子羊のすね肉、牛の心臓、ブタの腸を4袋使って?というと、
エミールの遺体がいつ遺棄されたのかを特定するという。
ホッジンズにも手伝ってくれないかと語ると、嫌ですブタ男
のバーベキューは一人でやって下さいと語る。

■前提

子供が仕掛けた遺体への爆弾に関して、オーブリーはホッジ
ンズを助ける為に身を挺して彼を爆発から防ぐ。オーブリーは
緊急手術で体に刺さった破片の取り除きに何時間もの手術で
生死を彷徨ったが、ホッジンズは痛みこそ有ったがアスピリン
を使う限りは働くのに支障はなかと思われたが、捜査が終わっ
た後にホッジンズは倒れて脊椎に損傷があることが分かる。
検査の結果、神経は断絶され、二度と歩くことは無理だと言わ
れることになる。

■感想

今回のテーマは偏見だった。
フェミニストとはよく聞かれる言葉だけど、メニニストって
あまり聞かないな。前提として世の中男性社会であることから
も抑圧されているのは男性よりも女性の方に多い事は
明らかだし、暴力事件に関しては、力の強い男性が女性を
抑圧している現実があるのも明らかだけど、近代化していく
ウチに、男性の女性化なんて言葉も聞かれるくらいだし、
女性の社会進出に伴い、男性側の立場が女性のそれに取って
変わられることに対して焦った男性が、女性に対してそんな
訴えを起こして歯止めをかけているかのように見える。なんと
なくこれは白人至上主義者のそれにも似ているところがある
かなと思って見て居たけれど、よくよく考えれば、確かに
偏見からして男性が不利益を得ている部分というのは有る
ところはあるのかなと思う。女性にしてみればそれ以上に男性
が優遇されていると思う人も居るかも知れないけど・・。
それらが合理的なものなのかどうか。再度検証が必要なものも
有るんじゃないかと思うところも有るのかな。

■ホッジンズが・・・

今回は何と言っても下半身不随になってしまった男性・ホッジ
ンズが女性・アンジェラに対して、云われない憤り感を持って
怒りをぶつけていくという流れを演出する。
やはり男性の象徴を奪われたということで、それを受け入れる
までには時間がかかりそうな気がするし、受け入れるまでの間
に口撃という名で虐待のように罵声に近いものを浴びせてくる
ホッジンズのことをアンジェラは支えていられるのかどうか。
彼との付き合いが職場だけのものたちならば、彼の事情を
考えれば我慢出来る。常に一緒にいるアンジェラが言葉に
よる虐待について行けるのかなぁ。

周りがみんなホッジンズに対して気を使いすぎるがあまり
ホッジンズも辟易しているけれど、気にされなくなったら
なったで寂しいんだけどね。

■偏見は至る所に存在する

ブースもまた女性に対して相当酷い偏見がある。
女性はホッケーを見ないものだろうとしてブレナンがフライヤ
ーズの試合を見ることに難色を示していたけれど、逆に男性
からすればホッケーや野球など女性があまり見ないスポーツ
に目を向けて関心を示してくれることは嬉しくないだろうか?
特にブレナンはこれまで一切ホッケーを見てこなかったけど、
ブースに合わせる形でフライヤーズの試合を見てくれている。
勿論ゲーム本来の楽しさというものをブレナンが知ったのかも
知れないけれど・・ね。

ただ今回ブースはブレナンがホッケーを見ることに関して
嫌がったのはジンクスみたいなことを口にしていた。
女性が見ると負けるのか?

シャーボーンホテルでの賃金・雇用問題のことを会話している
中、同じ仕事をしても女性は男性の2/3の給料しかもらえない
として不条理・不合理を口にして、ジンクスと同じようなもの
だとしていたブレナン。

しかしそんなブレナンに対してブースもバタフライ効果/カオス
理論を口にして、南米でチョウが羽ばたけばセントラルパークに
雨が降ると得意げに語っていた。

「wikipediaを斜め読みしても論拠にならないわ」
「認めろよ、君はチョウだ。君が羽ばたいて試合を見るとカオ
スが起きてフライヤーズが負ける」

ブースよ、なんて論拠が貧しいんだ(TOT)
だれがそんな論拠で認める人が居るのか・・・

■ブレナンは会員だった

「変革を求める女性の会」。
ブレナンは学生時代からそこの会員だという。

カレンからは性差別する会のメンバーだとされたけど、全ての
人の平等を支援している所だと反論していた。

ブースは車の中で、君がそんな会員だなんて・・としていたけど
ブレナンは隠していないとし、毎月会報だって来ていて20年
にもなるという。

毎月来ているものなのにブースはブレナンのことに関心がない
のか。今回はアンジェラとホッジンズが互いに分かった証拠を
語る中で、ホッジンズはアンジェラの言う事を聞かずに一方的
に自分のことだけを話すシーンがあったけど、基本的に男性は
女性のすることに関心が有るのかないのか分からないところが
あるよな。これも偏見なのか。

■暴力・殺人

ブレナン博士は人類学的にいって男が犯す暴力行為の方が
圧倒的に多いとした際には、ブースからは

「容疑者をぶんなぐったヤツがよく言うな」
と突っ込まれていたりもした。

ただブレナンは徴兵制度に関しては、差別的だと思っている
様で、女性も戦場にいくべきことを語る姿も有る。

ブレナンは散々ブースに対して暴力はダメよと説いていたのに
自分が殴ってしまうのだからね。
しかも彼女の場合、私の立場で殴れば別に問題がないと計算
しているかのようだった。

「刑務所に入る可能性があるなら殴ったりしない。」

まぁ殴られるだけの暴言は吐いていたけどね。

■相手を目で殺す

また今回は被害者がメン・ナウと縁を切ろうとしていたと判明
した際に、一緒にメン・ナウを運営しているウォールターズ夫婦
に関して、ロドルフォはポールが犯人だとしたが、ブレナンは
それは性差別だとして犯人は女性のカレンの方かも知れない
ことを語る。

「女性は誰でも道を歩いて冷やかされたら喜ぶべきだと思っている
タイプか?」と問うブレナンにロドルフォは「自分は冷やかさ
れたり目で犯されたりする」
と語る。

その後のブレナンの眼力が凄い(笑)

このシーズンでアンジェラがパソコンに目を通していた時に
目を細めていたシーン(まさにスクインツ!)が有ったけど、
今回のブレナンの目は「そんなに睨まれてちゃ女も殺せると
認めないといけない」
とロドルフォに認めさせていた。

■ホッジンズは本音で語りたい??

ホッジンズはどうすると立ち直るのかな。
ヒゲ同盟のロドルフォだけどホッジンズには遠慮なく言葉を
投げかけるので、彼の様な存在が実はホッジンズとぶつけて
いくと上手く解決しそうな雰囲気は有ったのにな。

■その他

・割礼は訴訟になる?

ロドルフォはキューバではやらないとし、男は包皮がある方が
性的興奮が高まると語る姿。科学的証拠は無いというカムに
十分な事例証拠が有るとして自虐ネタにしていた。

アンジェラは出産二日後にマイケルのことを割礼しているが
当然本人が求めているかどうかなんてことは分かるハズもない。

・ブレナンも男性の味方に・・

ブレナンは離婚時には男性にも平等な親権が与えられるべきだ
と主張していた。

・判事は女性への判決には甘い?

ブースとブレナンが最後の団らんの場で犯人は女性なので判事
は大目に見るだろうとしていた。

・ブレナンも努力

ジンクスは信じないけどブースが喜ぶことをしていた。

フライヤーズと同じFがつくお菓子を用意。
フライドポテト、ファラフェル、ファヒータetc…

また野球帽を裏返しに被ると呪いが解けるという。

そしてブースに対してもシャツとパンツを裏返して履くよう
求めると、

「俺のことを肉ょ見るような目で見てるな」
「肉を見る目なんてしないわ。ベジタリアンよ」

■使用された曲

■出演者

テンペランス・ブレナン (Emily Deschanel) “ボーンズ”、法人類学者
シーリー・ブース (David Boreanaz) FBI捜査官
アンジェラ・モンテネグロ (Michaela Conlin) 骨格から似顔絵、PC技術
ジャック・ホッジンズ (T.J. Thyne) 知識が豊富、微粒子、昆虫
カミール・サローヤン (Tamara Taylor) スミソニアン責任者、組織検査
ジェームズ・オーブリー (John Boyd) FBI捜査官

クリスティン・ブース (Sunnie Pelant) ブレナンの娘
キャロリン・ジュリアン (Patricia Belcher) 検事
ロドルフォ・フエンテス (Ignacio Serricchio) 実習生

ポール・ウォルターズ (David Shatraw) “メン・ナウ”主宰者
カレン・ウォルターズ (Lilli Birdsell) ポールの妻
ゲイル・ブラッドフォード (Mia Barron) エミールの元妻
— (Gregory Nalbandian) FBI Office Agent
リア・マリーノ (Saidah Arrika Ekulona) 変革を求める女性の会取材者
Dr.パメラ・グールド (Cyd Strittmatter) 割礼で訴えられそう
アリー・ハロラン (Ashley Dulaney) 車のパーツ店
ロブ・キム (Michael Rupnow) リフォーム会社
エミール・ブラッドフォード (Jack Armstrong) 43歳、”メン・ナウ”
— (Rueben Grundy) 弁護士
— (John Colella) 弁護士
— (Sarah Gaboury) Crowd Member
— (Toni Torres) Crowd Member

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