ナンバーズ 天才数学者の事件ファイル Numb3rs シーズン6 第4話 殺人のシナリオ Where Credit’s Due

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第4話 殺人のシナリオ Where Credit’s Due

脚本/Andrew Dettmann
監督/Dennis Smith

【ストーリー】

「映画製作年間610本、映画館4万館、チケット売り上げ280億
ドル、127ページ」

車で走行するカップルのローレルとグラント。
彼女が運転しグラントは地図を広げるが地図の見方を知らない
彼。アウトドアが得意じゃなかったのかという彼女に男性は
気に入られる為なら何でも言うからと語る。
ローレルは車を駐めると宝探しを始める。賞金でも出るのかと
いうグラントに対してただの遊びだという。仲間は増えるが
会う必要は無いのだという。
そんな中宝が置かれている場所に大きな箱が置かれていた。
ローレルは変だとし、いつもはもっと小さいものが置かれてい
るのだという。コーヒーの缶とか・・こんな大きなものは初めて
だという。強引に木箱をあけると何と中には遺体が出てくる。
しかしそれは映画の話だった。

大学/チャーリーのオフィス。
アミタはチャーリーの元にやってくると指輪って人を大胆にする
としてアミタの方から彼にキスをする。そして更に大胆に絡み
有っていこうとする中でラリーがやってきてその雰囲気を邪魔
することになる。とうとうお別れの時が近づいてきたというと
チケットを見せる。しかしそのチケットは航空券が5枚も有った。
グリーンランド、オーストラリア、ギリシャ、アラスカ、イタリ
ア。要するにまだ決まっていないんだねというチャーリー。
そんな中リズがやってくるとまだラリーが居てくれて良かったと
いう。ラリーは皮肉だけどシンプルライフを追い求めるのは複雑
なんだという。何で全部がラスベガス発のチケットなのかとい
うアミタに対してロスからいきなり発つのは辛いという。
リズは来週封切りの映画「ビクセル・ストリート」の海賊版が
作られてネットに流されているのだとし、犯人を突き止めてくれ
るかと問う。アミタは今夜チャーリーと二人でやっておくとい
う。リズはラリーにもう会えなくなるかも知れないからとして
ハグしていく。

殺人の現場/パームデール近くの国有地。
コルビーは変な死体が出たと聞いたが冗談なのかと検死官の
ライデンアワーに尋ねる。私は冗談は言わないという。
コルビーはロープとナイフかと語る。オマケに頭を撃たれてい
るわという彼女。変なのはそれだけじゃないとし、白いもの
が入っていること。電気製品を買うとこういうのが小さい袋
に入ってくるでしょと。乾燥剤かとし湿気防止だという。
細胞が乾燥しきっていて崩壊しているのだという。死体が
こんな状態では死亡推定時刻も死因も分からないという。
身元の特定も難しいというライデンアワー。こんなに手を
かけて証拠を消したのに何故わざわざ発見させたのか。
コルビーは挑発だろうとし特定されないと思っているのだろう
と語る。

チャーリーとアミタは映画「ビクセル・ストリート」の海賊版
の映像をみる。アランは就職のためにパソコンでCADの勉強。
ドンはそんなアランにまだやっているのかと問う。アランは
就職には必要なんだという。更にコルビーがやってくると、
変な事件が有ったことを報告する。パームデール近くの国有地
で出た死体は、首にロープがまかれて胸にはナイフ、頭には
銃弾を撃たれ、まるでミイラの状態で見つかったという。
中に入っていた白いもののせいだというと、チャーリーはコル
ビーに乾燥剤か?と告げる。何で分かるのかと問われると、リズ
から預かった海賊版映画に同様の事件が出ている事を知る。
あの死体だとし犯人はこれをマネしたのだという。
コピーだと。

FBIオフィス。
リズは見事なまでに証拠無しだという。犯人が映画を見たのは
確かだろうというドン。海賊版をみて居るのが容疑者ならダウ
ンロード回数からして20万人くらいかというコルビー。海賊版
がアップされてからまだ5日なのに・・5日間でこんな手の込んだ
事が出来る者なのかというリズ。ネットに出る前に見たヤツが
犯人だというチャーリー。どれが直接の死因がは不明で死亡
時刻の特定も無理だと言われているというと、チャーリーは
いつ箱に詰められたのかは分かるという。物質によって水分
を吸収するスピードが異なると。リズはそのスピードさえ分か
れば乾燥にかかった時間を割り出せるのねという。しかしチャ
ーリーはそう単純ではないとし、吸収スピードの変化、死体が
水分を排出するスピードも単純ではないことを語る。
チャーリーは腹を空かせた野良犬を例に挙げて、胃袋が膨らめ
ば犬も食べる速度は落ちるし、手持ちのエサが少なくなれば
あげるスピードも落ちること。外的要因として気温や周囲の
湿度も考慮して比べてみると語る。

■感想

映画が既に出来ていて脚本通りに殺人が進んでいくということ
で犯人は限定された人物。その中でもまだ映画が公開されて
いないにも関わらず、映画になぞったように殺人が行われている
ということで、脚本家本人が殺す以外にあり得ない状況だった。

こういうシナリオ、ドラマではよく見かける題材だ。

ハリウッドの大物気取りのものたちばかりだけど、所詮は
売れない下っ端たちばかり。でもハリウッドのように一攫千金
を狙うものたちは売れるためには何でもするってところが
有りそうね。

多くの容疑者がいるとしていたけど、意外と登場人物は少なく
そんなに難しいロジックではなかったが、何よりもハリウッド
はスキャンダルも自らの血となり水となり宣伝にも金にもなる
ところが嫌らしい。何かというと弁護士だ権利だと騒ぐところ
が有るし、警察が踏み込むには一番面倒臭そうなところでは
有る。

いかにも胡散臭い脚本家の人物のマクノール。
売れる作品を作るのに彼が作成したソフトウェア「シネパル」
のアルゴリズムを使って脚本を書いたとするけど、胡散臭くて
信じられない。ただ信じられないだけでは何の捜査の役にも
立たないので、どういうことなのか紐解く必要が有った。

■ジェネレーション

今回もあんまりチャーリーたちが捜査に関わる割合は減って
いた感じ。ドンも同様で現場にいくのはデビッド、リズ、コル
ビーばかり。やはり世代交代の波は確実に訪れているのか。
アランだけは投資に失敗した為に抗うしかない。
必死にCADの勉強をしていたけど、アナログ世代の人がデジタル
社会で生きるのは難しいことだ。
チャーリーはアランに手を貸せばケンカになるとして協力を
拒んでいたし、いずれはアランと同居するにしても新婚のウチは
アミタと二人で過ごしたいと感じている。その辺は至極全う
な感じはするけどね。

■ラリー

ラリーがまだ登場するタイミングが絶妙だ。
まるで同じ日に見た「オースティン&アリー」の86話のデズ
状態で、二人がキスしようとする度に登場しては邪魔をする。

そのラリー本人はドンとの会話の中で、
「私はガリレオ望遠鏡にさえ遮られずに純粋に星をみたいんだ」
と語り、テクノロジーであるハッブル望遠鏡が見せた宇宙では
ない宇宙を見たがった。ラリーが宇宙空間にシャトルに乗って
行った時にもそこには壁が有ったことを語っていたよね。

邪魔するものってのは罪だな(笑)

ただ答えは意外と身近なところにあるとばかりに、ベガスに
向かう中で星空がキレイに見える場所が有ることを知ってそこ
を安住の地に選ぶのか。

■アラン

アミタはまだ結婚が決まっていない時にはアランとの同居を
嫌がっていたシーズン/エピが有った気がするんだよね。

しかしここに来てアランが金に困っている事を知って、同居の
必要性をチャーリーに説いた。
自分も幼少期は祖父母と暮らしていたり、叔父がいたことを
語る。チャーリーもいずれは同居するけど新婚だけは二人だけ
で過ごしたいということをラリーに邪魔されたことで気がつい
た様だ。

■捜査に於ける数学の先生たち

今回は捜査に於いてどれだけ役に立ったのかな。

・オートマトンアルゴリズム / XYZアプローチ

CADプログラムについて、アランが学習していたプログラム。
チャーリーは父親がそれが出来ないことに憤りを感じていた
けど、自分が教えた簡単なことに対して何度も繰り返し
間違えられると憤りを感じるというのはあるよね。

・適応プログラム

マクノールというきな臭い脚本家は、脚本家兼プログラマー
だという。脚本家執筆支援プログラムというものを作っていて
それを使うとストーリー、プロット、キャラクターなどのアイ
デアを提示してくれるものだという。

レトロゲームオタクの私にはまるで「ティルナノーグ」みたい
なシステムに思える。(笑)

>シナリオジェネレータシステムを搭載し、無限にシナリオを
>作成できる

ということを売りにしていたゲームだった。1988年に製作さ
れたゲームだぞ。

・三角測量

携帯の電波くらいFBIが調べてくれ(笑)
FBIよりもチャーリーが早いとか言っていたけど、FBIの無能さ
をただ知らしめただけじゃないか。

■その他

リズがみんなを映画に誘うも誰も話に乗らず。
海賊版で嫌なほどみて居るからね。
それにしてもリズは垢抜けたのか、滅茶苦茶可愛くなってる(笑)
コルビーも付いていけば良いのに・・

脚本家が犯人だったけど脱獄も計画の一部になっていた為に、
慌てて計画通りに行かないように防ごうとするラストだった。

■使用された曲

・Speak Soft by Stars Crashing Cars
・Shiver Me Timbers by Tom Waits

■出演者

ドン・エップス (Rob Morrow) FBI捜査官
チャーリー・エプッス (David Krumholtz) 数学者
アラン・エップス (Judd Hirsch) 父
デビッド・シンクレア (Alimi Ballard) FBI捜査官
ラリー・フラインハート (Peter MacNicol) 物理学者
アミタ・ラマヌジャン (Navi Rawat) 学生
コルビー・グレンジャー (Dylan Bruno) FBI捜査官
ニッキー・ベタンコート (Sophina Brown) FBI捜査官

リズ・ワーナー (Aya Sumika) FBI捜査官

クリス・マクノール (Adam Goldberg) 脚本家・ソフトウェア製作
キャロリン・ホワイト (Jessica Lundy) 映画プロデューサ
ヴィクター・ストークス (Ron Orbach) 小道具
タイソン (Tyler Francavilla) ブレット・フラーの助手
ME.ライデンアワー (Leslie Silva) 検死官
ロレール (Arielle Vandenberg) 俳優
グラント (Randy Wayne) 俳優
— (Mohammad Kavianpour) Vendor
— (Mark Anthony Lopez) Background Extra
ブレット・フラー () プロデューサー、被害者
デボラ・ウェストボーン () 映画関係者、被害者

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