BONES 骨は語る シーズン11 第18話 アメリカの横顔 The Movie in the Making

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第18話 アメリカの横顔 The Movie in the Making

脚本/Keith Foglesong
監督/Randy Zisk

【ストーリー】

ダフィーは自らの番組「アレックス・ダフィーのアメリカの横顔」
の中でこの10年間協調関係にあるFBIとジェファソニアン・インス
ティテューションの法医学部門のことを取り上げる。250件以上
の殺人事件を解決してきたこと。これは犯罪捜査史上最も実り
多い協調であるという。彼らがどのように協力死有っているのか
理解すべく、ある事件捜査の一部始終を密着取材する許可を得た
として撮影・放送される。

「アレックス・ダフィーのアメリカの横顔(America in Profile)」

廃棄物埋め立て地で発見者の重機オペレーターのゲイリー・レン
プリに取材のマイクが向けられる。ゲイリーは自分は浸出水の
漏れを処理するので第6セルへ行った際に誰かに見られている気が
したこと。周りを見回したが誰もいなく有るのはゴミだけ。カビ
だらけのキャベツに気がついたという。掘削機を下りて見に行くと
そのグロいものには歯が沢山ついていた人間だったこと。
主任のデニスを呼んで通報してもらったらあの男がやってきた。
あれこれ質問され、その横には利口そうな女性が死体を突っつき
回していた。警察かと思っていたが、言い争いから見て夫婦だと
思ったという。

そのテレビ放送を見ながらブースとブレナンは語る。
別に私たちは現場で言い争っていた訳では無い。あれは夫婦間
の健全な議論をしていただけだと。ブースは健全すぎて議論の
後に俺がソファーで寝る事も有るけどなと。

カメラはそれぞれの人たちに向けられる。
私はDr.テンペランス・ブレナン博士。ジェファソニアン研究所
の法人類学者。
俺はシーリー・ブース。殺人事件を担当する特別捜査官。
現場へ行って見て遺体が酷く焼けていたり腐敗している時には
ボーンズを呼ぶというブース。彼はボーンズと呼ぶの。私は
妻で彼の二人の子供の母親でもあるのに未だにそう呼ぶの。
私が嫌なあだ名で・・とブレナン。

嫌がっていたのは昔の話だろうというブースに対して今も嫌よ
シーリーと。

ジェファソニアン研究所。
カムは最初の犯罪現場で検証をした後、遺体はジェファソニアン
の法医学研究所へと運ばれて詳しく調べられると説明する。
ホッジンズはカムに対して今日のも熟していると語ると、
カムはこの台の上に乗っているのは人なのだからそれを忘れない
でと語る。それにここは研究所で私たちの職場。私のことは
サローヤン博士と呼んでという。
ホッジンズにマイクが向けられる。昆虫・植物・鉱物学者として
紹介される。カムは凄くマジメなんだという。遺体というのは
臭うもの。だがゴミの埋め立て地で見つかった浸出水・・いわゆる
ゴミの汚水まみれの遺体と来たら別格だという。
カムは最初の頃は鼻の下にハッカ油を塗って臭いを誤魔化していた
という。ホッジンズは口ひげを生やして臭いをブロックしたのに
ダメだったこと。臭いがヒゲについて年中死臭がしていたと。
時機に臭いにも慣れるという。しかしどうしても我慢出来ない
臭いがあるとしてホッジンズは2、3年前に自分が吐いたゲロの中
にどっぷり使っていた男性の遺体の胆汁まみれの地獄の臭いの事
を引き合いに出す。しかし微生物学的には最高だとい。

ブースはそんなホッジンズを虫男には最高だろうとし大の
大人が虫やばい菌やネバネバで一日中遊んでいるんだという。
ホッジンズのことは好きだがちょっと変わった奴らで、それは
スクインツだという。ダフィーはスクインツとは何なのかと
尋ねると、ラボの奴らはいつも目を細めて何かをみているでしょ
としてモノマネする。
するとそこにオーブリーがやってくる。モノマネするなら僕の
もしたらどうかという。ブースは君のマネをするなら10分置きに
物を頬張らねばならないという。オーブリーは大げさだとして
そこまで大食いではないという。しかしカメラはオーブリーの
口元についている食べ物に染みを逃さず撮影する。

何故今回のケースは殺人だと思うのか。
遺体がゴミの埋め立て地に有って十分に怪しいというブース。
運悪くゴミ収集容器の中で寝込んでしまったホームレスかも
知れないというオーブリー。しかしこれは違うとし勘では殺人
だというブース。

ブレナンは勘はダメだとし殺人事件として捜査を開始するため
には勘は勘でも血管から毒でも出なければ・・とブレナンジョーク
を飛ばす。バジリはカメラを意識しすぎて直立不動。彼は
法人類学コンサルタントとして参加している旨のテロップが
出る。刺し傷とかねというバジリ。血管に刺し傷があれば殺人
として捜査出来るというブレナン。銃創とかねというバジリ。

ブレナンは乳様突起が大きくて突出しているから被害者は男性。
眼窩が角張っているので白人だというバジリ。あとこの恥骨接合
面の背側縁とこの鮮明さの程度から見て被害者の死亡時の
年齢は20代前半から後半だというバジリ。
そこにカムがやってくるともの凄くバジリを見てお会い出来て
嬉しいわと違和感たっぷりに語るカム。
ブレナンは何か報告でも有るのかとカムに問うと、被害者の肺組織
を調べ終わったら肺からはゴミの微粒子が一つも無かったという。
つまり彼はゴミと接触する前に死んでいたとバジリが説明する。
そして遺体はゴミの中に有ったこと。始末する為に捨てたと
しか思えないとしブースの当たりで殺しだという。
ブースは直感を信じるのさとし勘はいつも頼りになるという。

フォスター小学校。
学校では「キャリアデー」と称して大きくなったらどんな仕事を
したいのか勉強している事を告げるスーザン先生。
今日はみんなの為に仕事の話をしにきてくれたのはクリスティンの
ママだという。
ブレナンは生徒たちに私はDr.テンペランス・ブレナン。法人類学
者だという。この仕事についてどんな仕事か分かる人はいるか
と尋ねるとテディはDr.だからお腹が痛いのを治すのかという。
ブレナンはいいえと否定し、私は遺体の骨を調べて事件を解決
する手助けをするのだという。ヘーゼルは何で骨だけしか調べない
のか?と問うと、骨を見ればその人の全てが分かるからだという。
その人が誰でどうやって死んだのか・・時には誰に殺されたのか
もと。テディは皮膚とか髪の毛はどうなるのかというと、ブレナン
はこれから説明するとしてテレビの画面を見て下さいという。
そこには遺体の映像が映し出されカツオブシムシを使って軟部組織
を除去している映像を流す。思わず嘔吐する生徒も出てくる中、
映像は辞めましょうとして電源を切るスーザン先生。

■感想

今回は珍しくFBI捜査官と捜査に於いて証拠を精査するジェファ
ソニアンで働く人たちの仕事ぶりを密着取材/ドキュメンタリー
形式で撮影しながら構成していくものだった。
かみ砕いていくとブースの捜査官としての勘と、勘では済まされ
ない科学者としての研究所員の影の努力によってバランスよく
協調していることを示したり、対立させる形で描かれていくもの。

ドラマの演出としてのマンネリ化を何とか打開しようとしている
感じは見て取れるけど、思った程に捜査自体は面白くなかった。
もちろん個々の部分では面白いところも有るんだけどね。

こういう形で過去の件を取り上げてザックとかビンセントを
映像として挿入したり、スイーツの考え方なんてもの抽出する
辺りは、いよいよこのドラマも終わりを意識して製作した部分が
有るのではないのかなと思ってしまう。どの段階で「BONES」の
シーズンの更新が12で終わり(最終シーズンは12話構成)とされた
のかは分からないけどね。

捜査官があんまりテレビの前に顔を出して捜査するのが良いこと
なのか疑問に残る。
何処かでまたブレナンたちが狙われるのではないかという感じも
しているので、こういう撮影を通してFBIの施設やジェファソニ
アンの施設、更にはなんとカメラはブレナンの自宅にまで
入って来てそれが公にされてしまうところに怖いところが有った。

■親が子供に求めるもの

ドラマとしては親子関係に言及した話で、親が求める子供の将来
に対して、子供がどう思っているのかという事がドラマの中で
描かれる。

ブレナンとしては当然娘は法人類学者にしたいと考えている。
才能があるし環境は整っているのでそうなるのが当然みたいな
感じだし、そうしない意味も分からないみたい。

クリスティンの小学校での”キャリアデー”にブレナンは協力
するけど、遺体の写真をドーンと見せたりするところは流石に
あり得ないなと思うところがあるし、普通クレームが来る所
だろう。

そもそも自宅でも遺体の写真を子供に見せているのでクリスティ
ンは学校で遺体の写真を見ても動じなかった訳だけど、そんな
写真を自宅で見せていること自体が精神的虐待じゃないのかと。

法人類学者は何をする職業かという質問でブレナンは遺体の骨を
調べて事件を解決する手助けをするとしていたけれど、それは
あくまで法医学者の仕事で有って、このドラマの法人類学者は
特別なような感じがする。もう少し考古学的な見地の仕事だと
思うけどね。

■それぞれのキャラクターにカメラが向けられる

・アンジェラ

アンジェラは法医学アーティスト、コンピュータ専門家となって
いた。元々は金を貯めて絵描きの勉強でパリに行きたかったと
していたけど、辞めた理由はブースがキュートだったからと
語る姿。
冒頭では被害者が来ていた服のプリントを様々な波長の光
を使って浮かび上がらせた。アメリカンパイピザというものだ
った。
更に昔の携帯のデータを復元。メモリーチップは回収したので
JTAGシミュレーターでデータを復元。

・ホッジンズ

ホッジンズは「ラボのキング」と言われる所以だとして説明
していたけど、カムは誰もそんなことは呼んでいないとし
自分で言っているだけだと語る。更にバジリ情報では
「休憩室のキング」「駐車場のキング」「奥ゆかしさのキング」
「エジプトのキング」と語ったことがあるという。

・ブレナン

ブレナンはベストセラー作家で博士号も3つ取得、8つの言語を
話せると語る。その内2つは誰も知らないような言語だとして
いた。

・カム

カムは私生活を写されることを嫌い、元々の撮影時の取り決めだ
としていた。でも至る所でバジリくんと訳ありそうなシーンに
カメラが出くわしてしまいその都度、ダイコン役者みたいなリア
クション状態。デスクの上にはミシェルの写真が有ったね。
最後には何とバジリが自分の私生活を守ろうとしている姿を見て
逆にプロポーズしていた。バジリくんの粘り勝ちか!!!

■事件

どうもよく分からないのは今回の事件、随分と前の事件だよね。
それなのに遺体は白骨化していなくて臓器や皮膚が残っている
のは奇跡過ぎないか?

父親・ロイは最後に息子のブランドンに電話したのは2005年12月
8日の25歳の誕生日の時だとしていた。

また骨の状態から見てブランドンの虐待が疑われたがスケボーや
BMXが好きでよく転んで骨を折っていたと語る。

親が実の子を虐待することに関してブースは

「この世には闇がある。俺たちの目には見えなくても確かに
存在する。」

何かを意識していそうなセリフだ。

犯人は父親かと思われたが結局一緒にブタのTシャツを売ろうと
して投資したが大失敗して大学に戻ろうとしていたことで、
一緒にコリンズが犯人だった。
随分と前の事件を解決出来たね。

■その他

・カメラの前での面白エピソード?

カメラ撮影を前にしてバジリが妙に緊張していたところが面白か
ったし、カムとバジリが一緒のところを思わずカメラが入って
来た時のリアクションがまたわざとらしいくらいにアタフタして
いて、演技の中の演技という形でそれぞれのキャラクターたち
が演じているところが面白かった。

オーブリーもいつも通りコメディネタとして利用されるのだけど
どうもイマイチこの人の絡みはコメディとしては消化不良。
ブースはオーブリーは常に食べ物を口にしているとしていたけど
今回は確かに彼がフレームに写る度に食べ物を手にしているシー
ンがあるのだけど、ピザ屋に聞き込みに行った後にカメラが
回ってインタビューを受けているのにそこでわざわざピザの箱を
開けてピザを頬張る人なんて居ます??
オフィスには「バカでも分かる法医学(Forensics for Knucklehe
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なんて本も置いてあったりして。

・フォスター小学校

ブレナンとブースの子供のクリスティンが通っている学校。
その小学校の中で、何名かの子供たちがブレナンに質問する
光景が有ったが、その中でヘーゼルという少女はブース役の
David Boreanazの実子のBella Boreanazだった。
ヘーゼルは
「何で骨だけしか調べないのか?」
と質問したブロンドの子。David Boreanazは黒髪の人なので
妻のJaime Bergmanの血を多く引いたのかな。

・初めて見た?

ホッジンズとかアンジェラの家ってなかなか写らないけど、
今回カメラが入ったことでその光景を見ることが出来た。

・クリスティンの将来

ブレナンは当然自分の跡を継がせたい。ブースは91年にタンパベイ
でプレイしたNHLの選手のことを引き合いに出してクリスティンを
ホッケー選手にしたいと考えていた。ハンクが生まれたんだから
ハンクを育てろと小一時間。このドラマ時々ハンクの存在を忘れて
いないか?

ブレナンは幼少期(5歳)から動物の遺体を解剖していたので、
成長の過程でモーティシアとか殺人鬼とか言われたことを口にして
いた。確かに動物虐待は怖いけど死骸を解剖するっていうのは
どういうものなんだろうね。

クリスティン本人によるとトビーのパパのように車を売りたいと
のこと。

最後にブレナンは「私は世界一のカーセールスマンの母になり
たい」としていた。柔軟性が出て来たか。

■使用された曲

・Ooh La La by Julie Corbalis & Hope Machine

■出演者

テンペランス・ブレナン (Emily Deschanel) “ボーンズ”、法人類学者
シーリー・ブース (David Boreanaz) FBI捜査官
アンジェラ・モンテネグロ (Michaela Conlin) 骨格から似顔絵、PC技術
ジャック・ホッジンズ (T.J. Thyne) 知識が豊富、微粒子、昆虫
カミール・サローヤン (Tamara Taylor) スミソニアン責任者、組織検査
ジェームズ・オーブリー (John Boyd) FBI捜査官

クリスティン・ブース (Sunnie Pelant) ブレナンの娘
アラストー・バジリ (Pej Vahdat) 実習生

ロイ・ブルーム (Jack McGee) ブランドンの父
カール・コリンズ (David Hoffman) マリファナの売人
アレックス・ダフィー (Jamie Gray Hyder) 「アメリカの横顔」司会
エイミー・リー (Camille Chen) ブランドンの元恋人
ゲイリー・レンプケ (John Marshall Jones) 重機オペレーター
ケヴィン (Ransom B. Demings)
ヘーゼル (Bella Boreanaz) フォスター小学、生徒
ジャニス・コリンズ (Stephanie Hodge) カールの母
Ms.スーザン (Lisa Maley) フォスター小学担任
オリーブ (Natalie Peterson) フォスター小学、生徒
テディ (Mikey Peterson-Smith) フォスター小学、生徒
エマ (Connolly Aren Rake) フォスター小学、生徒
— (Sandra Rosko) Recovering Gambler
ジャネット (Mila Zisk) フォスター小学、生徒

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