[N] クリミナル・マインド FBI行動分析課 Criminal Minds シーズン8 第1話 沈黙の逃亡者 The Silencer

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第1話 沈黙の逃亡者 The Silencer

脚本/Erica Messer
監督/Glenn Kershaw

【ストーリー】

■テキサス州アビリーン・ブラウン矯正施設
救命士のグレゴリーは刑務官のジェンセンに対しててんかんの
患者なのかと問うが、ジェンセンは何も聞いていないのだという。
一体何の発作なのかと問うとグレゴリーは多分アレルギーだろう
という。ジェンセンはこんなクズを助けて何の意味があるのか
とし隙があれば人を殺すヤツ・・生かして置いても税金の無駄
遣いだという。そんな中囚人を乗せた救急車が目の前の道に
飛び出した鹿を避けようとして転落。運転手と救命士は即死。
ジェンセンは気を失い逆に犯人(ジョン)は目覚めると、手錠が
ハマっていることに気がつく。ジェンセンのポケットから鍵を
取り出して手錠を外してそして銃を奪う。ジェンセンは気がつくと
銃を奪われていることに気がつく。ジェンセンは落ち着くように
説得すると銃を置く。しかし隙を突いてジェンセンは銃を
奪おうとすると、ジョンは刑務官の首を絞めて殺害する。

ガルシアとモーガンはイギリス・ロンドンへ一緒に行っていた。
お土産を誰にあげるか決めなければいけないというガルシア。
リードはコーヒーカップで良いかとし、JJは2階建てバスだと
すると、それはケビンではないのかというモーガン。ケンカした
からというガルシア。
しかしオフィスに誰も居なく、みんなまだシアトルから戻って
いないのかという。すると隠れていたのかJJとリードがお帰りと
して二人の前に現れる。エミリーはどうだったのかと問うと元気
にしていたとし、住んでいる所も眺めが最高だったという。
仕事は忙しかったとのこと。リードはロンドン五輪は見られたのか
と問うとエミリーのコネでチケットを手に入れられたという
ガルシア。JJは会いたいという。
そんな中ガルシアは新しい人は来たのかと問う。24歳でリクルート
されたのかとすると、講義に客講したことがあるというリード。
バークレーで二つの学科を専攻、ユナ・ボマー事件で大活躍の
優秀な捜査官。ジョージタウンで大学教授をしている人だとして
来る時に調べたというガルシア。問題は性格が”ナイス”かどうか
よと言うと、みんなの雰囲気がおかしいことに気がつく。
後ろにいるのかというと、ガルシアに対してアレックス・ブレイク
だと語る。ナイスという言葉は12世紀にイギリスで初めて使われた
もので当時はバカを意味していたという。シアトルはどうだった
のかと慌てて話題を変えようとすると、あれに比べたらゲーリー
リッジウェイも聖者だという。我が子を囮に被害者を拉致した
というブレイク。そういう犯人は珍しくないというモーガン。

そこにロッシとホッチがやってくると荷物はまだ解くなと語る。
ファイルを配ってくれと告げる。

ホッチはみんなにテキサス州アビリーンの刑務所を出た救急車が
転落事故を起こして受刑者が逃げたことを語る。ストラウス
もやってくると犯人は救命士の制服と刑務官の銃を盗んで逃亡
したこと。しかしモーガンはそれって連邦保安局の管轄ではない
かというと、BAUに協力要請が来たのだという。救命士と運転手
は事故死だが刑務官は窒息死したのだという。口が縫い付けられて
いるとすると、逃げたのは”サイレンサー”かというブレイク。
糸の結び目が過去3件と同じで二重結びだというホッチ。
リードは2004年から犯行は途絶えていたとすると、JJは犯行を
辞めたのではなく捕まって居たのかという。何で正体をバラす
ようなマネをするのか?カンバックのアピールかというロッシ。
本名は分かっていないのだという。2004年に交通違反で捕まった
が身元を示すものがなかったという。それで8年も服役していた
のかというブレイク。車からはサイレンサーが発見されたこと。
判決は30年だったが服役中に事件で終身刑になったという。刑務所
内で2人を殺しているというJJ。ガルシアが現在8年前の事件の
資料を集めてくれているというホッチ。

出発する中、ストラウスはブレイクに対して異動おめでとうと語る。
苦労してやっとたどり着けましたというと久しぶりねというストラ
ウスは頑張ってと語る。

移動中の飛行機。
ブレイクは当時の捜査について尋ねる。
ロッシは休暇中の出来事だったとし、ホッチは助言はしたがテキ
サスには行っていないという。4ヶ月で女性3人が殺されたなんて
典型的なシリアルキラーだという。署名的行動、そして被害者が
誰かの身代わりなのも明らかだという。地元警察に呼ばれなかっ
たのだというホッチ。前被害者は殴打で野ざらしにされているが
今回の遺体はそこまで怒りをぶつけていないというモーガン。
リードは被害者のタイプが違うこと。刑務官を殺したのは逃げる
為だとしても口を縫い合わせているのは何故か。そういう衝動に
駆られたのだろうとすると、なぜ一人なのかというリード。重大
な意味がありそうだなというホッチ。何故封じたのか・・。
モーガンとJJは検視局へ、リードとロッシは犯人の居た刑務所へ、
そしてブレイクは俺は保安局に行くと語るホッチ。

■感想

いよいよ始まったシーズン8。
冒頭ではどういう状況になっているのかよく分からなかった
けれど、エミリーはインターポールに戻りイギリスで活動中。
そのイギリスを尋ねてモーガンとガルシアは休暇をかねて
エミリーに会いに行った様子。それ以外の面々はオーストラリア
のシアトルに趣き、ゲーリー・リッジウェイの件を解決に
導いたのかな。
そして新たにプレンティスの変わりの捜査官としてやってくる
ことになったのが色んな専攻、博士号を持ち現在ジョージタウン
で大学の教鞭まで握っているアレックス・ブレイク。

アレックスがどんな人物なのか。
一番気にしているのがガルシアで、モーガンからの電話が来ない
ことにも怒っていたし、現在ケヴィンともケンカ中だということ
でイギリスでの休暇は相殺化されてしまうものが有ったのかな。
アレックス役のJeanne Tripplehornと言うと代表作は映画
「氷の微笑」。マイケル・ダグラス役の捜査官と仲を取り戻したい
と思っている医師で確かにインパクトが有ったけど、もう何年前
の映画だって感じだしね。インタビューの場で7年も続いている
ドラマに入り込むことに抵抗感が有り緊張したとしているけど
こういう連ドラって確かに新しい捜査官として加わるという
のは相当緊張しそうだよね。

ガルシアとブレイクの初対面はあまりに印象が悪いものとなって
しまった。ガルシアが色々と彼女について語っている時に
彼女がオフィスにやってきた訳だけど、ブレイクはこのチームに
配属されるのが初めてではないのではないかってくらいに落ち
着いていて堂々とした態度を取っていたな。
思わずガルシア以外の態度が凍り付いたのを見て後ろにいるのね
と彼女は悟ったようだけど、登場の仕方はまるで「NCIS」の
ギブスだな(笑)

「優秀なのは分かるが問題は性格がナイスかどうかよ」

というガルシアに対して

「ナイスという言葉は12世紀のイギリス発祥の言葉で当時の意味
はバカにしていたもの」

だということで牽制するものが有る。
勿論ガルシアはそんなつもりではなく現代的解釈のナイスだと
語っていたけど、そんな言葉遊び的な流れが、このキャラクター
の性格を占う意味でも利用されており、彼女のジョージタウン大の法言語学者
としての一面の一端を悟っている。
そして今回そんな彼女のスキルを利用した捜査となり、文体から
見る言葉遣いによって、犯人の居場所の特定へと結びつけていっ
た。

■事件

テキサス州アゴリーン、ブラウン矯正施設で容体を悪くした
囚人を搬送中に救急車が動物との衝突を避けるがあまりに
転落してしまう。囚人と刑務官のジェンセンだけが生き残るが
囚人はジェンセンの首を絞めて殺し、そして口を糸で縫い合わ
せるという奇っ怪な行動を取ったことからBAUにも捜査要請が
入る。元々の捜査権は連邦保安局に有る。
テキサスでは同様の手口で8年前に4ヶ月に3人の被害者を出して
いることから、これは典型的なシリアルキラーによる犯行で
有り何故BAUが見逃したのかということで、ブレイクは憤る姿
も有った。しかしそもそも囚人の名前も分かっておらず、
彼は刑務所に入った途端に問題を起こして懲罰房に入っている
ことが判明する。
囚人・ジョン・ドーは果たして何がしたいのか。

■新メンバー・アレックス・ブレイクのお披露目

彼女のプロファイル捜査は他の捜査官にも負けないスキルが
有り、チームとしては早くも彼女に頼っている部分が有る。
会話している流れを見てリードとは気が合う学者肌故に、
ロッシが少々ヤレヤレって感じの態度を見せていた。

かつてはストラウスの部下として働きユナ・ボマー事件では
随分と活躍したみたいだけど、アメリカ炭疽菌事件の時には
何やら彼女の名声を貶めるようなことが発生(誤認逮捕)して
いる様で、ストラウスとの関係は最悪のようだ。しかしそんな
彼女がBAUに来られたのはストラウスの口添えも有ったのでは
ないか。

ストラウスは当時のことを政治的駆け引きが嫌いで、ブレイク
が誤認逮捕の責任を取らされるという際に、上司だったストラ
ウスが庇うことが出来なかったということで、切り捨てられた
という意識を持っている。その彼女が10年をかけてここまで再び
上り詰めてきたこと。
モーガンは二人の間に何か有るということを会話を耳にしたのか
分からないが訳ありかとしてブレイクに語っていた。

■犯人像

今回の囚人は果たしてどんな人物なのか。
監獄の中ではモンテ・クリフト伯を一番よく読んでいたとされ、
しかもフランス語の本で読んでいる。

彼が残した証拠・犯行的性格として・・・

・刑務官の口を生きたまま糸で縫い合わせている
・犯人が殺した被害者の口の中にメッセージを残して行く
・1) 向こうの世界から見る(Gazing throudh to the other side)
・2) 蜜の足を待ちわびる夏の香り (Waiting on the taste
of honey, the smell of summer)
・人を襲っているが移動手段の車を盗んで金は盗んでいない
・夫婦を殺しているが、赤ちゃんは殺さず、そして寝かしつけて
居る。
・殺しに使用した道具を現場に残していた。しかも
・読解力に長けているが文章/表現力がない。
・文章の中にはIPA(国際音声記号)が有る。
・左耳に大きな傷。左半身は麻痺している感じ。脳卒中か麻痺なのか。
・盗んだ道具の中でもダクトテープは使用されていない

・犯人像の詰め

ホッチが8年前の事件に戻ろうとして、被害者像がブルネットで
ワーキングクラスの40代後半の母親だということで、憎んでいた
のは母親で虐待されていたであろうこと。

今回の被害者は男性だけ。
ガルシアを使い8年前の事件について色々と調べてもらう。
生まれは70年代、不登校歴、虐待。
施設や里親に預けられた被害者の中にルイジアナ出身のフランス系
を探すと、ジュリー・マイヤーズがニューオーリンズだと判明。

テープを盗んだのは自分自身に使用するもので、目を閉じる事が
出来ずにいたこと。

更に掘り下げるとジュリーの息子・ジョンは聴覚障害者で、過去
に実験的臨床で人工内耳の取り付けを行っているが、その実験的
手術は失敗に終わり彼には頭痛の種にしかならなかった。
彼は周りの音がノイズに聞こえること。
しかしそんな中でも静寂さを求めている行動が単独房に入る理由
や言葉の中に隠されていて、それは同時にその安置に向かって
いることを意味している。

「待ちわびる」(waiting on)は南部特有の言い回しでテキサスの
方言(テキサスでも中北部)

「待つ」という意味をかみ砕いて考えると・・
「wait for」は姿が見えない場合。
「wait on」は近くにある場合。

メッセージは懲罰房で隣にいた人物ではないかということで、
ダニー・タッカーのことが浮かび上がる。彼の家は養蜂が盛んな
ところに住んでいる。

■その他

・コミュニケーションの必要性・欲求

今回の事件はとりわけコミュニケーションの必要性が唱えられる
ものだった。人が生きて行く上で欠かせないもの。
今回はブレイクのスキルを紹介する上で色んな形のコミュニケー
ジョンを構成する上での内容が語られていた。
ダニーが語った言葉は、殺人者となってしまったジョンにとって
はどんな賢者の言葉よりも希望のものとして写ったのだろうね。
それだからこそそんな桃源郷が幻想だったと知った時の失望感は
計り知れない。
またダニー自身もそんな話をして故郷を思い浮かべることで、
正気を保つ為に利用されたことが結果的にジョンの心情にも
美しく写ってしまった。

最後にブレイクは手話でジョンに語りかけた。二度と刑務所には
戻りたくないが、ブレイクは避けられないことだとしたことで
ジョンは自殺。最近交渉すると銃で死亡するというパターンが
意外とこのドラマでは多い感じ。

・BAUの写真を撮影するもの

またシリアルキラーの匂いですよ(笑)
それぞれの顔写真を現像するものが居たね。
「プリティ・リトル・ライヤーズ」の終わり方みたいな描き方。
捜査機関が監視しているのか、本当に彼らを狙うものの仕業
なのか。

■出演者

デビッド・ロッシ (Joe Mantegna) BAU創設に携わったベテラン
アーロン・ホッチナー (Thomas Gibson) リーダー
デレク・モーガン (Shemar Moore) 爆弾処理が得意
スペンサー・リード (Matthew Gray Gubler) ドクター
ペネロープ・ガルシア (Kirsten Vangsness) 解析
ジェニファー・ジャロウ (A.J. Cook) 国防総省
エミリー・プレンティス (Paget Brewster) BAU
アレックス・ブレイク (Jeanne Tripplehorn) S8新加入、大学教授

エリン・ストラウス (Jayne Atkinson) BAU局長

ジョン・ティルマン (Sam Hennings) アメリカ州警察
ジョン・マイヤーズ (Troy Kotsur) 犯人、逃走
ジュリー・マイヤーズ (Jessica Ires Morris) ジョンの母
ケヴィン・ジェンソン (Tracy Fraim) プラウン矯正施設刑務官
Dr.ジェニン・アインズワース (Julia Silverman) 検死官
ダニー・タッカー (Brian Slaten) 囚人、ジョンの隣の房
ローラ・タッカー (Meagan Campbell) ダニーの妻
ケリー・タッカー (Bianca D’Ambrosio) ダニーの娘
ミッチ・グレゴリー (Ray Mirabal) 救命士
タイラー・パーカー (Matt Beck) コルネーホタイヤ店主
— (Kayla Tabish) Girl at Rest Stop
ジョン (Jarrod Bailey) 青年時代
ジョン (Aidan Collins) 若い頃のジョン
— (Cici Leah Campbell) Victim Of Serial Killer
ジェーン・ヘルムウェイ () 8年前の被害者
サリー・パーグレーブ () 8年前の被害者
シンディ・ケールソン () 8年前の被害者
マーク・マイヤーズ
グレッグ・マイヤーズ

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