第14話 強く在るために Twice as Far
脚本/Matthew Negrete
監督/Alrick Riley
【ストーリー】
アレクサンドリアの街のデニースの家のシャッターが開く。
食料品や医薬品の管理。ユージーンはサシャと見張りをし、
ゲイブリエルも銃を手にして街を見回る。モーガンは拳闘術の
鍛錬に勤しみ、キャロルはポーチの椅子に座りながらロザリオを
握りしめる。モーガンは牢獄の為の壁を作っていた。
リックはそんなモーガンに対して何をしているのかと問うと、
次は選択出来る様に・・だという。
翌日にも同様の変わらない日々が有る。
キャロルはトビンと良い感じで朝を迎えて、ロジータはスペン
サーと一緒に朝を迎えると一人着替える。
ダリルはバイクを見ている中、ポーチが付いていて中からは
フィギュアが入っていた。キャロルがやってくるとバイクが戻っ
て良かったわねという。ダリルは彼女にタバコを一本くれという
と、森で出くわした人に奪われたのよねという。キャロルは
助けるなんて・・・いやそれがあなただというと、正しい行いだ
という。しかしダリルはいや違うとして殺すべきだったと語る。
ダリルはキャロルに連れ去った奴らに何をされたのかと問うと
私たちは何もされていないと語る。
スペンサーはロジータに対して一緒に食事を取ろうという。
ビーフジャーキーとストロガノフを作るという。私はいいわと
断ると、彼は僕達は何なのかとしどういう答えでアレ言って欲し
いという。それを言われロジータはいいわというと夕食を一緒に
食べるという。
デニースに今日も訓練だとすると、彼女は別のことをしたいと
語る。私たちはD.Cから車で来たがその途中でここを見つけた
こと。”エジソン薬品&雑貨店”というショッピングセンターの
ギフトショップだった。薬品っていうくらいんにクスリがある
ハズ。ダリルは残っているかというと、確かめる価値はある
というと、ダリルとロジータは今日休みでしょとして私も一緒に
行きたいと語る。外に出たことは有るのかと問うと一度もない
というデニース。ダメだというダリル。しかし彼女は鉈の使い方
は習ったしローマー(徘徊者)にも慣れたと語る。ロジータに
連れて行くかとダリルは尋ねると、デニースは私は一人でもいく
という。死ぬぞという彼にだから一緒に来てというデニース。
ロジータは子守なんて・・と呟く。
ボロボロの車を三人で走行する。
デニースは運転しているダリルに対してギアチェンジが早すぎる
という。15歳の頃から私はボロボロの車を運転してるから・・と
し、兄が運転を教えてくれたという。
目の前の道路に倒木があった。人間が仕掛けた罠の可能性が有り
ダリルとロジータは確認に行くのでデニースには車で待っている
様に告げる。ロジータは木が腐っていることからも人が置いた
ものではないと告げる。酒を見つけたとすると、デニースは
親が酒癖が悪かったので要らないという。ここからは車では
通れないとし歩くというダリル。線路を行った方が近いとするが
線路はダメだとし、道を行くというダリル。2倍近い距離だという
ロジータ。俺は道をいくと言って聞かないダリルにデニースは
付いていくがロジータは一人で線路から向かう。
一方ユージーンとエイブラハムも外に行く。
髪型のことで話し合う中、エイブラハムはユージーンが変わろう
としていることにその努力は認めるが何故だと尋ねる。
単純なことだとして、ビデオゲームでも同じこと。生存の鍵は
環境にも適合すること。その為に様々な能力を獲得しその能力
を使って最大寿命まで生きるのだという。第二ステージに入った
ということだというユージーン。
「変化し、適合した、生存者だ」というユージーンに対して
勝手に言ってろというエイブラハム。
デニースたちはロジータと合流する。
線路を行った方が早くロジータは待っていた。デニースは
あなたより彼を選んだという訳では無いという。ロジータに対し
て誰に戦い方を教わったのかと尋ねると大勢からだという。
その内過去の人になるというロジータ。
■感想
いつ見たドラマだ?(笑)
多分13話のタイムスタンプからして1ヶ月前に見たドラマかな。
シーズン終盤にも関わらず結構ゆっくりとした時間が流れている。
毎日の日常が淡々として描かれて、この町に住む人たちは、
まるで機械のように日々の生活、役割をこなしている状態だ。
このドラマでは前々から確かに問題は存在していた。
その中でも町の人とリックら町の外から来たものたちの危機管理
の意識の差にかなりの大きな差があること。
町の人たちは平和ぼけしている日本人のようだ
ドラマでは大きく分けると2つの流れが有った。
ダリル、ロジータ、デニースがエジソン薬局&雑貨店というショ
ッピングセンターで薬を取りに行く流れ。
一方はユージーンとエイブラハムの流れだけど、ユージーンは
新たに武器にする為に銃弾を作ろうとしていること。
ここの所、「誰にでも選択出来る世界に」というのがテーマ
となっているらしく、気持ちは分かるがその選択する流れの中に
は他人に迷惑をかけないまでのものが有るのかどうか。
そして上述したように前々から問題が有った。
それはみんな町のために何かの役に立ちたいと思っていること。
自らの力を過信して行動を起こすのはバカだと言われるけれど、
誰にでも初めてということは有る。
今回初めて町の外に出るものも居て、そこで初めての体験をして
いくことになる。
■ダリル、ロジータ、デニース
デニースもまた一度も外には出ていないけど、一度は外に出て
貢献したいと思っていた女性だ。
一人でも行くと言われたら付いていかなければならない訳にも
行かない。
冒頭ではダリルがボロい車を運転する中で、ギアの入れ方に問題
があるとして指摘する流れが有る。
ダリルたちはデニースが行く事を反対するが、彼女は戦いの訓練
もしているし徘徊者(ローマー)にも慣れたという。
ウォーカーの名前の呼び方で何処で仲間になったのかある程度
分かるものがあるんだよね。
途中で倒木がある。
イラクを舞台にしたアメリカドラマだと人が道に不自然に倒れて
いたりすれば確実に敵の罠だと思うところがある。この倒木も
車から降ろすための罠かと思ったが木の腐り方から見て、本当に
倒れたものだと分かる。
ただその後車ではいけない所になり、遠回りしてでも道を進むか
近道をして線路を進むかで意見が割れた。
ロジータは線路の方が早いとしたが、線路は目立つし逃げ場所が
ない。ダリルが道を行くとした際にはデニースも彼に付いていき
ロジータは一人で線路を進む。結果として何も無かったんだけど
ね。
いよいよ薬局に到着。
かなりの薬の補充が出来そうだった。
デニースはデニスと書かれたキーホルダーを見つける。
デニースには兄が居て6分早く生まれたこと。両親はデニースと
デニスと名付けたという。ダリルにも兄のメルルが居たよな。
帰り道にはダリルはロジータが来た線路を行く事にする。
デニースは車の中にクーラーボックスを見つけてそれを取ろうと
する。しかしダリルたちは目的は果たしたのでそんな手間をかける
必要はないとする。
クーラーボックスに入っていたのはソーダーだった。
何故デニースはこんな無謀な行動を取ったのかを口にしていたけど
突然クロスボウがデニースの目を貫いた。リックの息子は助かった
んだけどね。デニースは流石に無理だった。
■エイブラハムとユージーン
ユージーンもまた自分は何か町の人の為に出来るものが有ると
考えているようだ。規則正しい生活で歯車になるのも良いけど
自分にも人生を選ぶ権利がある。こういうご時世だからこそ
選びたいところもあるのかも。
生存の鍵はテレビゲームと同じで環境に適合すること。その為に
は様々な能力を獲得しその能力を使って最大寿命まで生きる
のだという。
ユージーン自身は第二ステージに入ったとし、変化・適合・生存
を口にする。
そんな工場にいった際には一匹のウォーカーがやってくる。
ユージーンが退治するとしていたがエイブラハムが横から出しゃ
ばり倒してしまった。
ユージーンとしてはプライドも傷つけられ、エイブラハムには
突然「謝罪の機会を与える」と来たもんだ。
それを断ると自分の世話はもう必要無いとして断ると、エイブラ
ハムもユージーンの元から離れてしまう。
■帰り道に出会う敵
助けるという選択肢によってダリルは過去に自分が持っていた
バイクとクロスボウを盗まれた。気の良さそうな人物だったのに
有るとき裏切られたのだ。そしてまたその人物が現れる。
S6-6
https://dramatimez.sakura.ne.jp/blog/?p=5236
ドワイトっていうのは悪い奴なんだよね。
先日のエピに続いて今度はダリルのクロスボウが戻って来た。
やはり持ち主の元には戻ってくるものなんだね。
敵に囲まれてピンチだけど、やはり何と言ってもここでは
ユージーンとエイブラハムの息のあったプレイが目立つ。
ドワイトの股間にかぶりついたユージーン。エイブラハムに
敵の視線を集中させた隙に相手を制圧させた。
■その他
・キャロルが出て行く
ここの所、みんな妙に人間の心を取り戻しすぎ(笑)
人を愛する、平穏な暮らしを取り戻すことに恐怖心があるようだ。
手に入れれば必ず奪われるという恐怖。
しかし彼女は何処に行くんですかね。
・ロジータとエイブラハムとスペンサーとサシャ
エイブラハムとサシャは互いに好き合っているのかな。
ロジータは先日エイブラハムから「選択肢がなかった」みたいな
ことを言われて大失恋。ロジータがスペンサーと付き合っている
のも形だけ、体だけの関係って感じで全く愛情も感じられない。
今度は逆にスペンサーがその状態に陥っているのか。
・モーガンとゲイブリエル
ゲイブリエルは現実的行動を取るようになり、モーガンはどう
なのかな。牢屋を作っているということはやっぱり人間を
捕まえたらあの場所に閉じ込めて改心するまで入れておくという
ことなのかな。
■使用された曲
・Walking Dead Main Title Theme
Performed by Bear McCreary
・Chapel by Nicole Dollanganger
■出演者
リック・グリムズ (Andrew Lincoln) 保安官
ダリル・ディクソン (Norman Reedus) メルルの弟
グレン・リー (Steven Yeun) 市街地組、アジア系
マギー・グリーン (Lauren Cohan) ハーシェルの次女
カール・グリムズ (Chandler Riggs) リックの息子
ミショーン (Danai Gurira) 剣を持つ女性
キャロル・ペレティア (Melissa Suzanne McBride) 妻
エイブラハム・フォード (Michael Cudlitz) 軍曹
サシャ・ウィリアムズ (Sonequa Martin-Green) タイリースの妹
Dr.ユージーン・ポーター (Josh McDermitt) 博士、原因を知る?
ロジータ・エスピノーサ (Christian Serratos) フォードを好き?
タラ・チャンブラー (Alanna Masterson) 総督と行動を共にしていた
ゲイブリエル・ストークス (Seth Gilliam) 神父
スペンサー・モンロー (Austin Nichols) 息子
アーロン (Ross Marquand) リックに接近・スカウトマン
Dr.デニース・クロイド (Merritt Wever) 精神科医
ヒース (Corey Hawkins) タラとその後旅へ、メガネ、ドレッド
トビン (Jason Douglas) キャロルと良い感じ
オリビア (Ann Mahoney) 町の人
ドワイト (Austin Amelio) 敵
ニール (Robert Walker Branchaud)
— (William Curtis Coppersmith) Dwight’s Henchman
— (Elizabeth Davidovich) Walker