Law & Order: Criminal Intent 犯罪心理捜査班 シーズン8 第4話 医師の特権 In Treatment

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第4話 医師の特権 In Treatment

脚本/Timothy J. Lea
監督/Jean de Segonzac

【ストーリー】

ビューリス証券はファンドの投資家たちを集めて夕食会を行う。
入口の所で守衛のものに対して元ビューリス証券の会計士を
勤めていたマーティンが中の客と話したいとして入れてくれと
いう。守衛はその方に電話してくれとし、今日はプライベート
な夕食会だという。ペテン師の集まりだとし、分かって居るん
だろうというマーティン。それでも通せないという。
若い証券マンは自分の武勇伝をフランクやアーチーに語って
売り込む。
そんな中アーチーの妻のエレインは投資家のロン・ベンジャミン
を連れて来て二人に紹介する。投資額は11億3千万ドル。

立食で食事している中、MCの男性は主賓のアーチーや会社の
ことを持ち上げる。これから紹介する男から取引出来ないという
言葉は決して無いという。その男が相場グラフを逆さに不況は
好況へと変わるという。
そんな中フランクとアーチーはスマホを確認する。
MCがアーチーを壇上に呼ぶ前に、「彼の経営するビューリス証券
は個人投資業界の有効性と信頼性向上に貢献したのです”という
が本人が退室してしまったとして笑いを誘う。

部屋の外でスマホをチェックすると”ブルームバーグとダウが調査
を開始”、”日本市場には20億ドルの償還資金が・・”、”ビューリス
証券が市場操作、詐欺容疑”と書かれていた。一体どこの情報
なんだ・・カリブ海の企業まで・・何故知られたのか。

MCは”逆境こそ最大の好機です。だからこそ私もアーチーを待ち
ます”。
そうフォローしている間にも投資家達はスマホでニュースを
聞いてざわついていた。フランクはトイレにいくという。
一方アーチーは騒ぎの中会場に戻ると壇上でマイクを握る。

「”恐怖”、”希望”、そして”欲望”。人類共通の感情で投資家を蝕む
これらの感情はこの部屋には存在しない。我が社のビジネスは
危機の時こそ沈着。一時的な私情の混乱は恐れるのではなく友と
すべきだ」と。
MCの男はすぐに電話するとビューリスへの投資は全て撤収しろとし
シンガポールに資金を移せるかと語る。
そんな彼はトイレにいくと何とフランクが刺されて死亡している
のを見つける。

・殺害現場現場
ロスとニコルズは二人でウィーラーを見ながら語り合う。
勘違いだったらどうする?俺は信じろというニコルズ。お前を信じ
るならサンタも信じられるぞと。ウィーラーはそんな二人に対して
“何よ!”と語る。死体は?と問うと死んでいると当たり前の返信。
ステーキナイフで胸を刺されてする。夕食会の招待客みたいだな
と。被害者はビューリスのCFOのフランス・ハッチャーだという
ロス。社長が主賓だと。金持ちが食器を盗んで人を殺したのかと
いうニコルズ。衝動的かもというウィーラー。計画的なら持参する
よなとニコルズ。

参加者の半分は強い動機があるという。夕食会の途中に倒産情報が
流れたようだというウィーラー。
それにしてもこの部屋は暑いけど上着を脱いだらどうか?とニコル
ズはウィーラーに告げるが・・全員がビューリスに投資をしていた
のかというロスに対して大半がねという。顧客から金を集めて
ビューリスに信託。同社は年15%の成長を続けていたというニコ
ルズ。信じがたい話だとし、倒産の報道を聞き逆上するのは
理解するが・・・それでも何故NO2を狙うのかというロス。
メッセージが偶然の遭遇だっただけで社長への警告だったのでは
ないかというウィーラー。個人的恨みも考えられるというニコルズ。
主賓に話を聴いて見ろというロス。

・アーチーの元へ。
精神異常者の犯行だというアーチー。
倒産情報に怒り右腕の男を待ち伏せしたのではないか?というと
倒産はしていないとしてオフィスの外で働いている社員たちの
姿を見せる。捜査が入るという不確かなニュースを聞いて感情的に
なっただけだという。SEC(証券取引委員)の捜査は事実だという
ウィーラー。アーチーは捜査なら1996年から続いているというと
聴取には全て正直に答えているという。我が社は安泰だという。
安泰?ってことは償還資金が凍結されたのかというニコルズ。
一時的だとし客も納得済みだという。ウチの会社は好きなときに
金を出せるとし”子豚の貯金箱ではない”という。運用の責任は私が
負っていること。我が社への不信でフランクを殺したなら理由
は何か?ウィーラーは思いつくのは投資を失ったことだという。
フランクを殺せば金は戻るのか?というアーチー。
そんな中秘書の女性はアーチーに対してDr.エルンストへの連絡は
どうするかと問う。サウスハンプトンの家で今夜会いたいと
し、彼に車とヘリを用意してくれと語る。フランクに恨みを
持つ人は居たのかと問うと居たとし、数ヶ月前にある会計者が
フランクを告発したのだという。意味不明なので解雇したとの事
だった。

・会計士のマーティンに話を聞きに行く。

■感想

ウィーラー役のJulianne Nicholsonは前にも言及したけど、
彼女はS7-21でローガンによって逮捕されたコリン・レジャー
役のJonathan Cakeとドラマの中でも婚約者として登場したが、
実生活でも2004年に結婚している。

このエピソードの放送が2009年5月。
そんな中でJulianne Nicholsonは妊娠中のエピソード。
冒頭で何だかニコルズとロスが言い出しづらそうにしていたので
何をしているのかなと思っていたら、二人してウィーラーが妊娠
していると疑いそれを確認しようとしていた様子。
上着を脱いだらどうか・・なんて周りくどい発言をしているところ
は、普段の男たちの強さとは逆に内面的な弱さを感じさせる
ね(笑)男性って不器用なのに強がり、変なところで繊細だったり
するのでまた面倒臭い訳ですが、そんなことは真正面から
話を聞いても問題は無いのではないかと。

今回は投資家の不正事件捜査故に気難しい案件になるかと思い
面倒臭いかなと思ったけど、意外と素直に見ることが出来たかな。
ニコルズというキャラクターの自己紹介も前回終わって今回は
本格的なウィーラーとの捜査・・・と言いたいところだけど、彼女
が妊婦となるとまた少し癖のある設定が加味されてしまった。
でも妊娠したお陰で彼女の嗅覚が増したようで、香水の臭い(リラ
とサイプレスの香り・・フェイタリティという超高級香水よと)を
かぎ分けているところなど上手く設定にも利用している。

ニコルズが言うように上着を脱ぐシーンは無かったけどちょっぴり
確かにお腹がふっくらしていた感じもする。
ロスはいつでも手伝う・・オムツ替えでもだと語る。

「妊娠に気がついていた?」
「これでも刑事だからな」
「女性刑事なら数週間前に気がついているわよ」

そんな中何時購入したか分からないけど取りだした赤ちゃん靴下
にウィーラーもサプライズで嬉しそうにしていた。

前回のエピソードがローガンの境遇を掘り下げた感じに見えた
ように今回はウィーラーの境遇を掘り下げたようにも感じる。

さて今回の事件も無事に解決に導くことは出来るのか。

■事件/被害者

ビューリス証券の投資者への夕食会で、主賓でビューリス証券の
CEOのアーチーはスピーチする予定だった。証券会社は
機関投資家や富裕層から集めた資金を運用する投資ファンドで
儲けてきた。
アーチーは常々不況をチャンスにして大企業へと成長してきた。
しかしそんな夕食会で場内に居たものたちみんなに突然ニュース
が飛び込んでくる。
「ブルームバーグとダウが調査を開始した」「ビューリス証券が
市場操作による詐欺容疑」という報道を受けて株価は暴落。混乱
する中で、アーチーは投資者に対して逆境は最大の好機をもたらす
事、「恐怖」と「希望」そして「欲望」は人類共通の感情だが
投資家を蝕むこれらの感情はこの部屋には存在しないとして
危機の時こそ沈着でいるべきだと語る。混乱は恐れるのではなく
友とすべきだと主張する中で、ビューリス証券でCFOをしていた
アーチーの友人のフランクがトイレで刺されて死亡して発見される。

■プライド、差別意識

今回の犯人はぶっちゃけると精神科医のエルンストだった。

人には欲望があるけどそれも人それぞれ。
先日のクリミナルマインドでは自己啓発セミナーの主宰者を
信奉するものが彼らに認められたい欲求を満たす為の殺人を
起こしたことがある。

この犯人は精神科医ではあるが、相当な階級意識、労働者意識
を持っていて、富裕層を説いていく度に自分は彼らと同じ階級
意識を持っていった所が有るのかも知れない。

そんな犯人像がまるで「ライ・トゥ・ミー 嘘の瞬間」のカル博士
を演じたTim Rothそのまんまという感じで、イギリス人気質
でもあるのか職業間による差別意識が激しいものがある。

■人の悩みを力に変える

ファンドの運用家たちは富裕層に対してさも当然のように金が
儲かると訴えて投資家たちから資金を集めて投資に回す。
そんな投資家やファンドの運用者たちは市場の動向に流されなが
ら、命を縮めたり至福の時を過ごすことになる。

精神科医の前ならば富裕層たちも私生活上の悩みを容易に話して
腹の中のウチを語ってしまうものだ。

証券会社がインサイダー取引などで儲けを得るのと同様に今回の
犯人はそんな守秘義務を悪用する形で自分もまるで一流の証券会社
の社員として働いているような錯覚に陥る。

最後の詰めの段階でビューリス証券のCEOのアーチーの前でエル
ンスト医師は「私たち」という言葉を使って何度も否定されてい
る光景が有る。

■精神科医は人の悩みを利用する

精神科医とか証券会社の人間に共通するのは実際には有るようで
ないもの、無いようであるものを使って金を儲けるという職業
である。他人の悩みを聞くだけで金を儲ける。証券会社の人間も
他人の金を運用して運用益を得る。

ブルーカラーの人間と違ってホワイトカラーの人間(医者がホワ
イトカラーかどうかは論議があるが・・)の自己の喪失めいた
ものが今回の動機にも繋がってしまっているのではないか。

一人悩みや金を掴んでいる立場上、自分は上にいると勘違いして
いるものたち。それを利用して自らのロジックに人を当てはめて
誘導していく流れを見ると小ずるさしか感じない。

このエルンストはとことん権力者や有力者に弱いのか、ニコルズ
の父親がWP・ニコルズ博士という最高の精神科医だと知って
急に態度を変えた

■誰にでも病気はある

これは落とし穴でもあるのだけど、精神科医が名付けるような
病気は誰にでも有るのではないかと。
アーチーがエルンスト医師のプレッシ精神施設に居ると知った
際に、ニコルズはロスたちに「詐欺容疑でSECが追っているから
言い訳を作ろう病」
だろうと語っていたし、エルンストにアーチー
の病状を尋ねた際に、精神科医の知識を持ったニコルズは
「投資にスリルを感じる一種のギャンブル依存症」
「権力欲を持ち他人を利用して自尊心を満足させる自己愛性人格
障害」
だろうと皮肉っていた。
そんなニコルズはいつも挑発的な物言いは職業病かと問うと、
エルンスト医師からは
「道化を演じているが君は警察に不満がある。上司の接し方
はどうか?相手が自分より専門家でも論理をねじ曲げ会話を支配
しようとする幼年期に多い”反抗的行為障害”」
と診断された。

■潜入?捜査

“反抗的行為障害”と言われたニコルズは話を聞くために病院に
いくことになる。
病院には投資家たちが集っていて、アーチー以外にも
チャーリー(自慰行為依存)、キャロライン(浮気)、ザッカリー
なども入院していて、冒頭でエレインが紹介していたロンなども
そこで入院していた。

そこでニコルズは「相棒に裏切られることが一番辛いこと」と
語る。

ちゃっかりDNAを調べる為にコーヒーカップを持ち帰る姿も有った。

■第2の被害者

殺人は繰り返してしまうとやはり証拠に繋がりや共通性なども
多く含まれて見つかりやすくなる。
殺されたのはロン。冷水のバスルームの中で血を流して死んで
いた。

今回の事件はアイデンティティを失っているような精神科医に
よる「二重性」が問題となっていたので、それを象徴している
かのようにして二つの相反する薬によって殺害されていた。

ロンは抗うつ剤のセルトラリンを飲んでいたこと。そして更に
検査ではモクロベミドを飲んでいた形跡が血液検査で見つかる。
同時に飲むのは禁止されていて、痙攣、精神錯乱、心拍数上昇、
体温上昇も招く。セルトラミンは故郷のテキサス州で処方されて
いるがモクロベミドは処方の形跡がない。この組み合わせの
悪さを知識として知っていて尚かつ手に入れられる人っていうの
は限られている。

■その他

・父親像を気にするウィーラー

赤ちゃんの子が逮捕されてしまっているからかな。
ニコルズの親子関係を気にしているところがあり、父親像に興味
があることを語っていた。

父親とは最近会っていないというニコルズに対して
「数週間?」「数十年だよ」
「外国に?」「西64丁目だよ」と。

ウィーラーに逆に妊娠のことを父親には話したのかと問うと
「私を笑いものにして。服役中だけどそれ以外は完璧な人よ」

・肌着の下の地獄

ニコルズの父親が名付けたものらしい。富裕層の人間が経済的
危機に陥ると同時に人格が崩壊する。

これは近年の金融危機で株価で損害を出した何千億も所有する
富豪が何人も相次いで自殺したことでも分かるところだね。

・ニコルズが休職していた理由は?

元ロスの相棒とのことだけどその彼自身もあんまり深入りしない
ように忠告しているところがある感じ。何が有ったんですかね。

■出演者

ロバート・ゴーレン (Vincent D’Onofrio) 天才刑事”ボビー”
アレクサンドラ・エイムズ (Kathryn Erbe) ゴーレンの右腕、刑事
ザック・ニコルズ (Jeff Goldblum) 刑事、元ロスの相棒
ミーガン・ウィーラー (Julianne Nicholson) 刑事ニコラスの相棒
ダニー・ロス (Eric Bogosian) 警部
エリザベス・ロジャース (Leslie Hendrix) 検視局
— (Steven Zirnkilton) Opening Announcer (voice)

アーチー・ビューリス (Norbert Leo Butz) ビューリス証券CEO
エレイン・ビューリス (Alexa Havins) アーチーの妻
Dr.エルンスト (Dennis Boutsikaris) セレブ専用・精神科医、プレッシ
ロン・ヘミングス (Wass Stevens) テキサスの投資家
フランク・ハッチャー (Benjamin John Parrillo) 財務責任者CFO
リチャード・クレイマー (Bruce Norris) 弁護士
— (Ronald Guttman) MC
チャールズ (Jonathan Fried) セレブ専用・精神科、SEX依存
キャロライン (Marsha Dietlein) セレブ専用・精神科、買い物依存
マーティン・ドナテロ (Tom Titone) 元会計士
ノリーン・スラッタリー (Cindy Katz) 検察
— (John Schiappa) Security Guard
若いターク (Jordan Dean) 売り込み
— (Jessica Cummings) アーチーのアシスタント
— (Mark Doherty) ユニフォーム
— (George Aloi) Angry Investor
— (Evans Forlidas) Wall Street Tycoon
— (Ed Kalegi) Crime Scene Technician
— (Peter Riga) Couple on Street Outside Clinic
— (Rich Rothbell) Neurotic Billionaire
— (Paul Weaver) Security Guard

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