Law & Order: Criminal Intent 犯罪心理捜査班 S8 第15話 最高の男 Alpha Dog

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Law & Order: Criminal Intent 犯罪心理捜査班 シーズン8

第15話 最高の男 Alpha Dog

脚本/Walon Green
監督/Norberto Barba

【STORY】

セレブカップルが集結して公式の発表がある。
どこを見てもあの男が・・

正装をしている男女が彼らの看板を見てつぶやくと車に乗ってその
場から立ち去る。

・CLUB LAXOS

明日の芸能誌には、

「復縁 エイミー妊娠」と出る可能性を嬉しそうに語る彼女。

そんな状況の中、彼の事をカウンターで飲んでいる黒い服の女性が
見ていた。その視線に気が付いたハンプは女性に目を向けると、エイミー
もハンプの視線に気が付く。

「もう浮気なのか」と呆れる。

怒ったエイミーはマネージャー(Susan Blackwell)と店から出ていく。

・二人は三度目のベッドイン。

しかしハンプはその女性のことを何も知らなかった。
「享楽の相手」
俺はヤバイ目に合うのか。君は俺を骨抜きにした。
ハンプに女は細かく刻んだドラッグを渡す。

・改築

全てを撤去すると話し合っていると、それに反対するものたちが
プラカードを手にしてデモ行進してくる。

「取り壊しに反対」
(Housing YES . Standium NO)

スタッシュは一週間後には消えると語る。
車を止めようと周りを取り囲むがデュークは車(イギリス・ベントレー
第二世代コンチネンタル・フライング・スパー)を走らせろと言って
その場から立ち去る。

●ビルのロフト

テル (Kamar de los Reyes)ハンプ・トロッター (Ryan Locke)の元に
コーヒーを持っていく。9時半だぞ。商売道具をそろえよう。街中
お前の広告だらけだ。しかしハンプはベッドに横たわって亡くなって
いた。

・現場検証

グレン・ケネブラフ”GLEN KENNEBRAF”のボトルが部屋にある。
毎朝コーヒーを持ってピラティスのレッスンに来ていた。
彼は背中を痛めていた。肌の色を見てすぐわかった。死んでいると
いうこと。
テルはエイムズにそのことを伝える。

薬物の類は見当たらない。
オジー・リベラ (Howard W. Overshown)刑事はゴーレンに伝える。

・鍵が開いていたのを不審に思わなかった?

下の階は彼のオフィスになっているからいつもスタッフが自由に出入り
していた。
「映像」「音楽ビジネス」「慈善活動」

・エリザベスに死因の推定を聞く。

「普通に考えれば薬物の過剰摂取」
「点状出血が見られる」
「薬で胃の中身が逆流し窒息したのかも」

それにしては特有の異臭が無い。
ゴーレンが執拗に矛盾を突くのでエリザベスも解剖が終わるまでは
何も言わないとむくれる。

体重圧の跡がある。
彼は背中を痛めていた。
大きい窪みは彼のひざ。隣に小さいものもある。
評判通り女性が居たのね。あらゆる体液を採取する。
枕にライトを当てて。
デスマスクみたいだ。
枕に顔をうずめて寝ていたのか・・窒息するほど強く押し付けられた
のか。

ゴーレンはテルに対して自分が持って来たコーヒーを渡す。
ハンプにはいつも熱々のものを・・
しかしもうすっかり冷めていた。

・いつからここに来ている

来てから2時間くらい経過した。
4時間ではないのか?

・その後何をしたのか?

まずエイミーに電話した。ハンプの元妻のこと。
彼女が麻薬を捨てたのか?
そうだ。

■エイミーの家

・麻薬のことを尋ねる。

スキャンダルから夫を守ろうとしたの。
マネージャーは質問は後に出来ないのか?とし夫を亡くしたの
だからと。

・泥沼離婚をしたのでは?

彼を愛していた。再婚の予定も有った。

彼はロフトに独り暮らし。互いに適度な距離をとっていた。

ゴーレンはエイミーが主役、HARRY DARROW作品「ベネフィカ VENEFICA」
のポスターを見る。
ゴーレンの作品名を読み上げる発音が正確なことに驚く。
製作者が決めた題名。

「古代ローマの魔女の呼び名。体内の毒で男を殺す」

観客があなたほど博識ならヒットしたのに・・

これはオレンピックが舞台の話。
「非情の策戦 EXTREME MEASURES」
3年前の事だという。
ちょうどその頃ハンプと離婚している。
それでも惹かれ合っていた。だからやり直そうとした。

・何故昨夜は彼を置いて帰ったの?

事の痛みで踊れなかったから。
足を引きずっていることを指摘するゴーレン。
「非情の策戦」でけがをしたストリスを感じると痛みがある。

・昨夜のストレスは?

個人的な問題。

「殺されたのよ。証拠隠滅は迷惑というより重罪なのよ」
「愛する人を失ったのにこんな扱いは我慢できない」

■宝飾店

ガラがイヤリングをしているとスタッシュ (Nestor Serrano)
店主が声をかける。

「情熱の赤は君の色だ」

店主も、
「髪と肌の色にもピッタリです」

支払いの為にカードを出すスタッシュ。店主は警察官なのかと
尋ねると元警察官だが今はボディガードをしている事を告げる。

ハンプの話は驚いたわ。殺人という噂が立っている。
良い人でよく来店していた。
残念だがいつも違う女性を連れていた。

それを聞いていたガラは店から出ていく。
ガラはただの噂だとしてバーダムは引き留めようとする。

「よくある事故だよ。警察はなにも証拠を見付けられない
君の事は俺が守る。
君にあのルビーを着けて欲しい」

■NYPD

「殺人と断定はできないが人員を増やす」(Danny)
「エイミーにはマスコミ撃退要因を」(Eames)
「彼女のマネージャーきに寡婦をいじめるなと苦情が来ている」(Danny)
「離婚した妻も寡婦?」(Eames)
「復縁話は彼女の新作の宣伝課も知れない」(Goren)

3年間はハンプの方が無名のモデルだった。
腹筋と運で立場が逆転した。
踏み台にされたものは敵意を持っていたハズ。
しかし彼は良識がある男という評判だった。寛大でポリシーも
持っていた。

女性を手当たり次第に手を出していたので殺意も生まれたハズ。

ダニーの元にモルグのエリザベスから電話が鳴る。

・モルグ

保安上の問題が・・運搬員が遺体の写真を撮ろうとした。
オークションで高く売れただろうに・・

「死因だけど癪に障ることにゴーレンが正しかった」
「窒息死か」
「首に索痕はないけど後頭部の頭皮に指の痕が残っていた」

枕に押し付けられた。
大男なのに抵抗はしなかったのか。
薬物の影響でされるがままだったのでしょう。

「副鼻腔にコカインと相当量のオキシコンチンが検出」

持続型の鎮痛薬か。
罪状を砕いて吸引すればすぐに効果が出る。

過剰睡眠に不整脈、死に至ることも。

普通は疼痛緩和に使う

腰を痛めた女性も使うかも。

■感想

元妻エイミーと一緒に居ればパパラッチが集まるハンプ。
元妻は映画女優だったがハンプが無名の頃と違い徐々に評価が
低くなり、そしてハンプの評価が上がる状況にある。
ナイトクラブにいけば彼を誘惑するものが居て、エイミーは
不機嫌になり店から出ていく。
ハンプは視線を向けて来た女性と一夜を明かそうとする中、
ドラッグを飲まされ・・そして翌朝死亡して発見される。

ハンプが亡くなっていたマンションは自社ビルなのか、
デューク所有のものなのか。
自宅があり、別の階には事務所があると同僚のトレーナー
が語っていた。彼は人気が有るし、防犯カメラ映像の一つも
ビルには設置して居なかったのだろうか。

今回はゴーレン&エイムズコンビでの捜査。
先日ザックとエイムズでコンビを組んだばかりなので
連続した捜査で休みも無し。

序盤では謎の女性に引きずられる中、嫉妬と憎しみを感じる
二つの流れがある。

一つは元妻エイミーがパパラッチの前で映画宣伝も兼ねての
ことなのかハンプを利用してナイトクラブに居る中で、
再婚のことに言及しようとした途端、別の女性が視線に
入ってくることへの嫉妬心。

そしてもう一つはよく分からないものの建設業社の再開発の
人物デュークがハンプを見て怒りに震えていた感じを受ける。
デュークは再開発先の住民からも反対デモを出されている事
で何らかのストレス要因があるであろうことだ。

ハンプの死因は窒息死だった。
面白いのはエリザベスとゴーレンの間で起きるちょっとした
やりとりがあるが、専門であるエリザベスの【プライド】
傷つけるようなやりとりがある。これは今回のテーマを
意識したものとして挿入した格好だが、エリザベスが
ムッとした顔をするのも珍しいところ。

ゴーレンは洞察力も鋭く博識なのでエリザベスが提示する
情報から彼女の先を読める才能が有る。

女が用意していたコカインとオキシコンチンを飲ませた後に
枕に顔を押し付けたのではないか。。
ハンプが筋肉質の男性であることを強調したうえで、抑え込む
事が出来たのは薬で自由を奪う間に殺したのではないかとされ
る。

ドラマを見ていると才能とは何かを考えさせられる。

ドラマで主に浮かび上がるキーワードは【力の誇示】
【世間の反応・評価】【カリスマ性】【才能】

他人を利用して自分のことをよりよく見せようとするタイプと
他人を利用して自分の力をあることを自分の中で昇華しよう
とするもの。自分を如何に大きく見せて他人を威嚇するかと
言った野生動物の生態のようなものを見せられる。

デュークは男性としてのカリスマ性を常に求め続けた。
金と暴力を使い、自分の周りに居るもの全てを服従させようとする。
愛を語って相手と繋がりをもってマスコミを利用し自分の成功を
求めるエイミーの姿。
相手に如何に高価な贈り物をして好かれるか。
ホストやホステスのシステムのようなことがここでも行われて
いて、それに該当するのはスタッシュかも知れない。

デュークはハンプの事を認めたくないが、潜在的には認めて
いたのだろう。ハンプのポスターを室内にいつまでもはっている
し、彼の前で自らを大きく見せようとしてスコッチを送った
のかも知れない。

結果としては「勝てぬなら殺してしまえホトトギス」と織田信長を
パクったようなことをしているが、理想だと思っていたのだろう。
今の人間関係でもSNSでもこの感情はそこら中にある。

興味深いのは男女関係は入り乱れていて、デュークは今回メイン
で出てきた女性全員と関係を持っている。そしてそれは
ハンプも同じだった。
彼が亡くなり、涙してくれる人の多いことで、いかにハンプが
愛されているかの強調にもなった。逆にデュークに対する評価
は再開発に反対する人々とか、力を使って女性の自由を奪い取り
自分だけが味わうカリスマ性というものに強引に酔いしれていたの
かもしれない。

最後の取調室での攻防もまた駆け引きが面白く、自供に持ち込む
ところはドラマ「クローザー」(CLOSER)っぽいところが有ったね。

■登場人物

●エイミー・タウンゼンド

殺されたハンプの元妻。
離婚したのは3年前で、彼女が五輪のスキー選手をしていた頃。
ハンプが殺されたのは鎮痛剤・オキシコンチンの過剰摂取
彼女は腰を痛めていたことも有りその薬を利用している可能性
が高い。

・取調室

どんな鎮痛剤を使用しているのか尋ねる。
しかし弁護士は”免責”がなければ話さないという。

彼のロフトに行き証拠品を捨てている。愛する人が死んだ
直後なのに奇妙な行動。

彼女は殺しを否定し、彼を愛していた事を語る。
「私が殺したならその場で薬を持ち去っていた」

昔殺人犯役をしたことがあると語る彼女に思わずゴーレンも
笑ってしまう。

ゴーレンは麻薬の件で逮捕するつもりはないとし
オキシコンチンが有ったかどうかを知りたいだけだと説得。

コカインや大麻と一緒に有ったことを認める。
エイミー処方薬を医師からもらった分をあげたもの。
過剰摂取なら他から入手したのではないか。

・ストレス要因

ナイトクラブでは以前にもいた女性が目に入り、彼がまた
欲しがっていると感じた。暗めの髪色の美人。
更に女性ならではのチェックの厳しさから相手の特徴を引き出す。

「白い肌と体型を強調する黒のワンピース。ダイヤモンドのイヤ
リングをしていたが前はエメラルドだった。耳飾りの娼婦」

●クラブLAXOS情報

ハンプ狙いのダイヤモンド美人とは誰なのか
彼に興味が無かったのはレズビアンの集団だけ。
デュークと彼がやり合った後、彼はしばらく来なかった。

ゴーレンはデゲリン (Roger Rees)の事かと聞き直す。
素性は知らないが殴り合い寸前だった。
喧嘩を収めたのはトミー・モーガン。

●トミー・モーガン

舞台監督でハンプの友人。
ハンプは全てを持っていた男。アイスランドにも同行した事も
ある。香水メーカーの招待でジェットに乗った。

・デュークとハンプの喧嘩

小競り合いだった。芸能誌が大袈裟に書いただけ。
発端は公園の自転車レースの時。
出発直前にデュークが”ライクラ”のウェアを着て現れた。
“全身タイツ”を着てはいけない体型だった。
ハンプが彼に「歳は取りたくない」と語った。
その時は警備員が止めたが後日クラブで鉢合わせた。
デュークは“妻が馬鹿にされた”と攻撃した。
小競り合いで済んでハンプはツイていた。
ある女優がデャークの隣で女にチヤホヤされた。
「きれいな歯 素敵な笑顔」
しかしその日の深夜彼は暴漢に襲われ素敵な笑顔ではなくなった。

■新たな流れ

●スタッシュ・バーデム (Nestor Serrano)

ガラス張りの高層ビルに向かう際、出入り口のところで
エイムズはスタッシュと再会する。
ゴーレンにも彼を紹介する。
「彼は19分署の元同僚」(Eames)

彼はエイムズの事を俺の教えで出世した。
こっちは風紀班で終わったと語る。
熱血刑事だった。
現在デューク・デゲリンの警備主任。

食事をしている際にリュークからスタッシュに電話が鳴る。
次のターゲットは市の監査役。

女性は嫌がるが、
「デュークに尽くす見返りを考えろ」
「ハンプを殺された」
「俺たちは何も知らない。余計なことは考えず感情を抑えておけ」
「私は降りる」

店の外の車の中にはデュークがいてハンプのロフトを開放しろ
と命じられる。

・ガラを待つ

スタッシュはガラが殺された後に取調室で事情聴取される。
彼は空港で警官を見て察した。
一緒に逃げるつもりだった。
シールにはスタッシュの指紋。精液のDNAも鑑定中。
スタッシュは彼女とセックスした事実を認める。

ガラは男心のつかみ方をよく分かっていた。
「天性の才能」
デートでは相手がくれた物を身に着ける。

「俺のすべてを与えた」

しかし発見時に見つけられたのは赤のイヤリングではなく緑。
これを送ったものが犯人。心当たりは?

「名前を教えても俺は解放されない」
「罪を償わせるのよ」
「デュークだ。”最高の男”と持ち上げられ褒美を」

・殺す理由は?

ハンプに対する病的なコンプレックスではないか。

嫉妬心・・それよりもっと異常な心理。

ガラがハンプ追悼集会にいたと知った時は手に負えなかった。

「俺はお前よりも凄い」と無意味な虚勢をはっていた。

●デューク・デゲリン

ハンプとの小競り合いは、一週間大衆紙を飾ったというデューク。
妻の隣でみだらな言葉をかけた。止めても聞かないから攻撃した。
彼は美観保護の支持者のくせに街中にポルノ写真を飾っている。

ゴーレンはオフィスに置かれた建設予定のアリーナの模型に目を
つける。
ハンプの葬儀で抗議団体が私を叩くので着工は延期だろうとの事。

VENEFICAのポスターには「デュークは最高の男」
(NO ONE DOES I LIKE THE DUKE.)と筆記体で書かれている。

サンダンス映画祭で友人に誘われて映画に出資した。
そこにたまたま彼女が出ていただけ。
マル島(THE ISLE OF MULL)の開発も手掛けている? いや近くの
アイラ島(THE ISLE OF ISLAY)だ。
アイラ島と言えばスコッチ、ウイスキーで有名。
デュークは製造所を購入していた。
グレン・ケネブラフ(GLEN KENNEBRAGH) 1本2000ドルの高級酒。
今は個人用で販売してない。

「ハンプのロフトに2本置いてあった」

・デュークとガラ

二人も性的関係にある。

「娼婦め」
「私は汚らわしい娼婦」
「私を恐れろ。服従の表情を見せろ」

彼女は無理やりねじ伏せられる。

・デュークが激怒

追悼集会にて、ガラと元妻が乱闘騒ぎして最悪だと激怒
するデューク。それを受けるのはスタッシュ。

「不意打ちされた。ハンプの死も予定外のこと」
「憎まれて当然の男だった」
「”ハンプ”は他にもいる」

・デュークとスタッシュ

瀕死のガリア人

負傷した戦士の彫刻。

完璧な肉体がゆえに死の際でも愛された。
デュークは不公平だろう。
デュークもハンプの体は芸術作品だと認めている。

「自分より美しい人間は必ず存在する」

「ガラは特別な女。昔は退勤をつぎ込んで楽しんだ」
「彼女は私を最高の男だといった。お前は言われたか?」

エメラルドのイヤリングをあげたとか。
「娼婦は甘い言葉で報酬を・・」

彼女の暴走を抑えろとスタッシュに命じる。

●アヴィア・デゲリン(Sarah Desage)

スコッチウィスキーの会話をしていると彼の妻・アヴィアが
現れる。彼の妻。

「毎年従業員たちに贈るの」

エイムズは「贈り先のリストを要求」
リストに200人の名前。

「犯人は彼女だ」(Goren)

夫婦で会話している際にゴーレンが何かを感じ取る。

・サウナ

デュークの夫人への監視が厳しい。
しかしとても美人でダニーでさえBeautiful Beautifulと
二度も言葉を重ねていた。メンテはしているだろうとして
サウナに行くところをエイムズに潜入させる。

目的はあなたと同じ。ハンプの敵だというエイムズ。
ご主人はプライドの塊ゆえに嫉妬したのではないかと尋ねる。

「涙が物語っている」(Eams)

「ご主人は過去にプライドを傷つけた相手を・・」
夫が殺したと言わせたいのか?言ったら私はどうなると思う?
お金があれば無敵になれる。

■都市開発

デュークの正体が徐々に分かってくる。
建設予定地で追悼集会があるのを知りゴーレンらも参加する。

「謎の美女が現れるかも」(Goren)
「どうやって見つける?」(Eames)
「ガイド(エイミー)を連れていく」(Goren)

●追悼集会

エイミーとアシスタントの女性がゴーレンたちに連れられて
やってくる。アシスタントの女性が謎の美女を見つけると
憔悴していたエイミーが駆け寄る。周りはパパラッチだらけ。
群衆に紛れて逃げてしまう。

・翌日のNewYork Ledger誌

「BITCH! YOU KILLED HAMP」という派手な見出し。
(クソ女! あんたがハンプを殺した!)

マスコミにエイミーを差し出した格好だが、逆に謎の美女が分かる。

●ガリーナ・イリヤノワ・リヒテル (Jennifer Missoni)

ILYANOVA RICHTER GALLINA

25歳。過去に逮捕歴がある。

「文書偽造」「窃盗」「売春」。

ガラと名乗っている。

「ジェイミー・ウィツガーを?」
「高級コールガールの元締め。自称”仲介屋の神”」

ジェイミーは現在売春斡旋と恐喝で捕まり今は拘置所で公判待ち。

「ガラのボスだ」

●ジェイミー・ウィツガー (James Joseph O’Neil)

高級コールガールの元締め。

ガラから話は聞いたが彼女はかなり怯えていた。
ビジネスの原則を忘れて男にのめり込むから。

・何故怯えていたのか?

彼女はハンプを麻薬で罠にかけようとした。

・誰の依頼か?

言えば彼女が殺される
ハンプを薬漬けにしてその姿を大衆紙に載せスキャンダルで
彼を潰すだけのはずだった。だが彼は死んでしまった。

「殺人罪で逮捕される前に警察に連絡させてね」

■NYPD

「有名人はどんなネタも記事にされる」

容疑者に繋がるネタは?

この大衆紙の表紙に・・
それはオーストラリアの大衆紙 EXCLUSIVE CAHTCH!
ここに二人が手を繋いでいる写真が写っている。
国内の新聞社にはデュークが圧力をかけたのではないかと
推察。
彼の妻が一緒に写っているのは野生生物基金の後援者の
メルボルン集会が有った為。
夫抜きで話したいがデュークの監視が厳しい。

「彼女はかなりの美人だ。メンテは欠かせない」

●サウナでデューク夫人のアヴィアと接触し報告

夫が犯人だと思っているけど怯えて口を開かない。

ゴーレンはスコッチを切り札にできたのに押収品の中に見当たらない。

「世の中は完璧じゃない。酒好きの警官が飲んだのよ。でも
贈られたスコッチにはそれぞれ手書きの番号がある。番号を辿れば
彼女とハンプが結びつく」

しかし肝心の瓶がない。
瓶が入っていた箱にも番号がついている。
箱はロフトにある。

●ロフト

ロフトには立ち入り禁止の為のシールが貼られていたが、一度剥がして
張り直されている。鑑識が入り直したのか。
室内の電気はつかない。
流しの下に二本のスコッチの箱が入っていた。
室内には壁に貼り付けの様にされたガラの姿がある。

首を絞められて殺されていた。
親指を深くまで食い込ませている。
ロビン (Paul Juhn)は舌骨が折れている。

「激しい感情の表れ。怯える顔に快感。しかし下着はそのまま」
「性欲より怒りが強かった」

しかしロビンによると膣内には精液が残っていた。
宝石を持ち歩いている。ダイヤモンドにルビー。
イヤリングはエメラルド。
パスポートとアルバ行の航空券の控え。
ルビーの鑑定書、購入者はスタッシュ・バーデム

・ダニーは深夜に呼び出される。

“遅刻厳禁”の勧告に対する過剰反応?
午前3時だぞ。
DNA鑑定ではなく違う方法で攻める。
ジェイミーが代役の候補を3人くれた。
デュークのペントハウスに警官を送った。
もうすぐ連行されてくる。
妻も重要参考人として呼んだ。

「確固たる証拠があるのか?」
「誤認逮捕したとなれば・・」
「彼に自供させるの。ガラの死が報道される前に」

最高の弁護士がついているのでそんなミスはしないというダニー。

「警部が必要」

■取調室

駆け引きを行う。取調室前にガラが生きているように見せかける。

人生に不確実で意外な結果があるという事を知らせる。

生きているという前提でやりとりしていると次々と自ら話をして
いく。

娼婦と遊ぶ時少し乱暴にプレイすることもある。
しかしそれは同意の上。
あのアザはプレイで首を絞めた痕だというのか?
首を絞めて放置した。
「性と死のゲームだ。遊びだよ」

自ら白状したデューク。彼女は何も訴えてはいない。

ハンプを麻薬漬けにしろとガラ依頼した。
あなたの部下の証言もある。
ガラにベタ惚れでハンプに嫉妬していた。私に罪を着せる気だ。

「嫉妬は動機に」
「嫉妬は深い愛情の証。娼婦に感じるものじゃない」
「弱さと恐れの証でもある。自身のなさの証だ」
「その自惚れに隠れているだけ」

「妻が浮気していた相手よ。腹が立ったはず」
「エイミーは俺が最高だと言った」
「映画に大金を出したのはその言葉をもらうため」
「しかしハンプは金がなくても女性が寄って来た。あなたと違う」

「ハンプの部屋にいったのは彼に勝った自分を誇示するため」
「あの夜薬漬けの彼を見て自分のパワーを感じたか?」

「最強の男になりたかった」

ガラは他の女と同じように泣いた・・彼の為に。

■その他

・女性はチェックが厳しい

取調室でエイムズがエイミーに語った言葉。
多分男性とみるところが違うのだろうね。

・ゴブリン刑事

思わずデュークがスコッチの件で話をしていると妻が出て来て
ゴーレン刑事のことをゴブリンと言ってしまう。

・再開発反対集会

JUMEL TERR

かのA・ハミルトンもこの敷石を歩いた。ベンジャミン・ラッシュ
はこの家に滞在した。ハンプはこの歴史ある街を愛し守ろうと戦っ
た。デュークにノーと言おう。

・”ハンプ”は他にもいる

WARREN BEATTY IN HIS HEYDAY, CLOONEY, BRAD PITT
昔はあなたもそうだった。人気にはピークがあるもの。

スタッシュが追悼集会後にデュークに言った言葉。

・DOWN UNDER?

ダニーが容疑者情報が何か見つかったか尋ねた際に
ゴーレムとエイムズは色んな大衆紙を探していました。

その際ダニーがオーストラリアの? という際に、DOWN UNDER?
という表現を使うんですね。DOWN UNDERはオーストラリアの
意味の名詞でカジュアル的な言い回しみたいです。
ゴシップ誌ゆえに表現が悪いのかと思ったけど、親しみを込めた
言い方と有りますね。というか名詞なのに表現が動詞っていう
のが面白い。

・人生は不確実で意外な結果に驚くことも多い。

IT’S AMAZING HOW UNCERTAINTY PLAYS A ROLE IN OUR LIFE.

デュークはガラを殺したと思っているのに署にいた女性が
ガラとそっくりだったことに対して取り調べ室でゴーレンが
デュークに語ったセリフ。

・子供の動物虐待

デュークが取調室で精神状況に至る経緯を語った。

子供の頃叔母がくれた子猫に引っかかれて感染症にかかった。
子猫を握りしめるとピクピク震えて息絶えた。

■使用された曲

■出演者

ロバート・ゴーレン (Vincent D’Onofrio) 天才刑事”ボビー”
アレクサンドラ・エイムズ (Kathryn Erbe) ゴーレンの右腕、刑事
ザック・ニコラス (Jeff Goldblum) 刑事、元ロスの相棒
ミーガン・ウィーラー (Julianne Nicholson) 刑事ニコラスの相棒
ダニー・ロス (Eric Bogosian) 警部
エリザベス・ロジャース (Leslie Hendrix) 検視局
— (Steven Zirnkilton) Opening Announcer (voice)

デューク・デゲリン (Roger Rees) 投資家
アヴィア・デゲリン (Sarah Desage) デュークの妻
スタンニスラブ・バーデム (Nestor Serrano) “スタッシュ” 、ボディガード
エイミー・タウンゼンド (Sabine Singh) ハンプの元妻、女優
ガリーナ・イリヤノワ・リヒテル (Jennifer Missoni) “ガラ”、25歳
ハンプ・トロッター (Ryan Locke) テルの友達
テル (Kamar de los Reyes) ハンプの元へ珈琲を運ぶ。トレーナー
(Susan Blackwell) エイミーのアシスタント
ジェイミー・ウィツガー (James Joseph O’Neil) 高級コールガールの元締め
トミー・モーガン (Quincy Dunn-Baker) 舞台監督、ハンプの友人
ホバート (Chris Henry Coffey) エイミーの弁護士
(Timothy J. Cox) 歴史協会抗議者
M.E.ロビン (Paul Juhn) 鑑識
オジー・リベラ (Howard W. Overshown) 刑事
シルヴィア (Paula Pizzi) 宝飾店
マーシー (Dar Riser) クラブLAXOSの店員
(Miriam Silverman) 抗議リーダー
(James Schram) 救急隊員

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