キャッスル/ミステリー作家のNY事件簿 Castle シーズン5 第15話 誘拐 パート1 Target

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第15話 誘拐 パート1 Target

脚本/David Amann
監督/Bill Roe

【ストーリー】

ハシムは夜道を走ると近づいてくるバンに向かって発砲する。
しかし車もまたハシムに向かって車を走らせ突っ込んでくる。

リックはマーサがパンケーキを作っているのを見て、夢を見て
いるのか悪夢なのかと皮肉る。マーサも失礼な発言は聞かない
ことにするというと、リックはボクがアレクシスに作るスペシャ
ルパンケーキじゃないかと。私も作り方を覚えたというマーサ。
リックはそれを口にすると落第だと語る。パンケーキ作りは一生
やらないでと語る。アレクシスも居ないのに何故作っていたのか。
寂しいのか?と問うとお前は違うのかというノーサ。コロンビア大
まではタクシーを飛ばせばすぐ傍だというと、マサーはあの子が
人生の中心だったのに今は居ないという。アイツは自分の人生を
切り開いてる時期なんだろうとし、戻ってくるよと語る。
「ライアンキング」のシンバと同じだというリック。

ケイトとリックは現場に向かう途中でそんな朝の会話を彼女に
話す。リックがうまりに気取りすぎだとして、禅の教えでも学ん
だのか?と問う。時々過保護に反応しすぎていたこと。コロンビア
に言ってから気にしないようにしているとし、娘のブログは
見ていないし、彼氏に会わせろとも言わない。娘と鳥と同じで
いつか巣立つ日が来るのだという。背を向けて俺は見ないように
しているというと、それって容認ではなく否認しているのではない
かというケイト。
ラニはくだらない議論ならこの遺体についてやってという。
被害者はハシム・ファルーク。深夜1時にバンに轢かれて即死だ
という。エスポジートは衝撃で靴が脱げているという。ひき逃げ
なのか。目撃者によるとハシムは道の真ん中で銃をとって何発も
撃っていたということ。鑑識のジャンに聞くと銃は珍しいもの
だという。シグ社のP220Sマズルブレーキと照準器がついてて
グリップは特注だと。本格的だなと。出身はサウジアラビアだと
いうライアンは大学生みたいだという。何を学んでいたのか・・
戦闘か?というリック。ライアンはコロンビア大だったという。
何故ロウアー・マンハッタンに来たのか?というケイト。
コロンビア大には銃マニアが彷徨いているのかというリック。
大学に何するんだと言うとリックは娘からのメールを確認をして
いるだけだという。容認だよというリック。技術班に連絡して
防犯カメラ映像でバンを探してというケイト。ハシムには敵が
居たのかもと。ライアンは2日前に彼は脅迫で訴えられていると
いう。訴えたのはブラム・ストーカー。リックはブラム・ストー
カーと言えばドラキュラを書いた作家かとし、本人なら不死身だ
なと。

ブラムから話を聞くケイトとリック。
作家ブラム・ストーカーとは遠い親戚だという。ボクの両親は
英語学者なのでおもしろがってつけたのだという。ハシムの件
について尋ねると、あなたが訴えた翌日に殺されているのだと
いうケイト。訴えは自分の身を守るためだという。ハシムはボクが
助手をしているセミナーを受講していたが3日前突然セミナー後
に言われたのだという。ボクが一部の女子学生に対して態度が
馴れ馴れしいので辞めないと殺すと脅して来たのだという。ボクは
セクハラなどしていないとしちょっかいは出してたことはある
という。しかし向こうも喜んでいたとし今は吸血鬼ブームでしょ
と。ボクはブラム、ようやく時代が来たんだと。ハシムの恋人にも
ちょっかいを出したのではないかというリック。彼には女性どころ
か友達もいなさそうなタイプだという。手を出した女性のリスト
を作ってというケイト。

エスポジートとライアンはハシムの住むマンションへ。
大学生なのに妙に金持ちだなという。24歳で大学に入ったのも変だ
とし潜伏のテロリストかもというエスポジート。サウジアラビア
出身でカスタム銃でバンバン撃っているテロリストだと。自宅は
道場みたいに身体を鍛える道具が揃っていた。ライアンはクロー
ゼットを開けるとこんなものまであるぞという。そこにはなんと
沢山の銃器と最新式の監視装置が有った。ウチの署のものよりも
高性能だなと。

NYPD署。
ケイトはハシムがテロだとしたらどうして盗聴なんかするのかと
問う。サウジアラビアの特殊部隊員だったと書いて有るという
リック。スイスからハシムの口座には毎月25000ドルも振り込ま
れていること。資金は十分だというリック。同級生とブラムが
ちょっか出した女性から何人か話したという。みんなハシムの
存在すら知らないという。学生の振りをして隠れていたのかという
リック。ハムトは外国スパイの任務を遂行しようとしていたという
リック。車に発砲したのに?というケイト。ジャック・バウワーが
居たのだろうというリック。

エスポバートはライアンが監視カメラの映像の中からバンを探して
いるという。技術班が監視装置を調べたが800m先のマンションを
盗聴していたという。誰の部屋なのかと問うとサラ・エルマズリが
借りていたとし電話をしたが留守電になっているという。ブラム
のリストにも乗っている女性だという。
ライアンは見て欲しいものがあるとしてやってくる。あの現場に
防犯カメラは無かったがその近くの交差点に前が潰れた跡のある
バンが写っていた。サラが誘拐され逃げようとしたところをまた
車に押し込まれているとケイト。ハシムは止めようとしていた
んだというリック。

この男はサラを誘拐しハシムを轢いて殺したのだという。
防犯カメラからキャプチャー画を撮って男性を捜す。ライアンは
男性は30代後半で傷やタトゥーは特にないという。FBIに顔認証を
してもらうという。捜査官が来ることになっているというライアン。

ハシムはサラの家を盗聴し誘拐の現場に居合わせたこと。二人の
関係は何なのか?サラのメームメイトに聞こうという。ハシムは
彼女と通話した形跡は無いという。ハシムはサラをストーカー
していた。盗聴だけでなくサラと同じ授業を2つとっていたと
いう。あの映画と同じだな「カンバセーション・・盗聴」。
コッポラ映画の作品だというリック。ケイトはジーン・ハックマン
主演で良い映画だと語る。盗聴のプロが殺人の計画を知ってしまう
というストーリーだと。ハシムも誘拐計画を聞いたのではないか。
しかし自宅に遭った銃はどう説明するのかというケイト。
ハシムが誘拐グループの一味の可能性はないのか?という。ケイト
はメールと通話記録を調べてと語る。

エスポジートはサラについて調べたという。海洋生物学を専攻して
いる2年生。エジプト人資産家の娘だそうだと。身代金目当て
かもというケイト。両親はニューヨーク在住だと。

署にサラの両親、アンウォールとリナがやってくると全力で彼女
を探しているという。リナはあの子はまだ20歳で子供なのに・・と。

■感想

2話に渡るエピソードだった為に大事になるだろうことは想像
出来るところだった。アレクシスが亡くなるとは思わないけど、
冒頭からマーサが慣れないことをし出すものたがら前振り感満々
だったな。

クレジットを見てブラム・ストーカーという名前の登場人物が
出て来たので、ドラマを見る前までは吸血鬼ドラキュラがテーマ
のパーティーナイトの中で起きた事件でも扱うのかなと思って
見ていた。

ドラキュラというとやはりコッポラ版を思い出しますが、
その昔トッド・ブラウニング監督が製作した「魔人ドラキュラ」
なんてものも思い出します。
捜査しているウチに容疑者だと思っていたものが盗聴していた
ことを知って「カンバセーション・・盗聴」というコッポラの映画
を出して来たのですが、エスポジートたちは内容を知らず、
リックの代わりにケイトが”ジーン・ハックマン主演の映画よ”と
語っていることからも、この二人一緒に見たなと邪推してしまい
ますが、後にそんな邪推所ではない展開になっていき怖いところ
です。

犯人はアレクシスの友人のサラ・エルマズリの父親の件が関わって
きそうですが、巻き込まれてしまった方としてはやりきれない
ですね。

ハシムは24歳で大学に入ったので変だとエスポとライアンが話を
していたけど、24歳で大学入学なら別にそんなに変でもない気が
するけど・・

■事件

ロウアー・マンハッタンで深夜1時に男性・ハシム・ファルーク
がバンに轢かれて即死する。
単純なひき逃げ事件なのか。しかし目撃者によるとハシムはバン
に向かって銃を発砲しており、落ちていた銃がカスタム化された
ものだと判明。サウジアラビア出身でコロンビア大に通って
いたとされるが、通っていた形跡は無かった。技術班に防犯カメラ
を調べさせる中、ハシムについて調べているとブラム・ストーカー
という男性によって訴えられていたことが判明する。
コロンビア大というとリックの娘・アレクシスが通っていること
も有って心配するが・・・まさか彼女が誘拐された当事者の一人
だと判明する。

■ドラマの見所

リックがジャック・バウアーの名を出したけれど、まさに今回の
展開は証拠を見つけて踏み込む度にスルリスルリとすり抜けて
しまい追いつくのが難しい「24」みたいなシナリオだった。

状況を読まれているとしていることからも内通者がいるので
はないかという感じがするし、そうなると突然登場したFBI捜査
官・ハリスとかちょっぴり疑ってしまうところがあるな。

ラストでアレクシスが逃げ出した際に絶望感を味わうことになる。
まるでジョージ・ルーカス/コッポラ繋がりということで
「THX 1138」を見終わった時の気分にも思えるけど、アメリカを
脱出して遠くに見えるのがエッフェル塔だったということから
見ても、大使館の人間が関わっているのかなと思わせるものも
有るし、エジプト政権時代の何かが関与しているのかな。

■序盤

ハシムがテロリストではないかと思わせつつ、実際にはエジプト
の資産家のエルマズリ家がコロンビア大に通うサラの為に雇った
ボディガードだった。

エジプト時代にサラの父・アンウォールは政権の混乱に乗じて
何か悪い事でもしてきたのだろうか。

ロウアー・マンハッタンに居た理由を調べていくと、そこでは
ヘイデン・ポズナーという科学者の講演会がボーモントホテル
で行われている。そこの支配人のテッドによるとサラは赤毛の
白人美女と一緒だったとのこと。名簿を見るとアレクシスが出席
していて、リックがすぐに電話すると娘の携帯が現場に落ちて
いることが判明する。

■FBIの技術班の活躍

ハリス捜査官も今回は誘拐捜査には市警よりも慣れているという
ことも有りゲイツが捜査を主導してくれることを語る。

・FBIは携帯からGPSで誘拐までの動きを調べる。
・防犯カメラ映像から拉致した人物はロジャー・ヘンソンだと
突き止める。普段は麻薬の密売人をしている人物。
・エルマズリは前政権と繋がっているのを突き止める。
・逆探知の準備
・バンの行方を調べる中、グリーンポイント・マクギネス・フラ
ンクリンまで追跡
・ブログでアレクシスがサラとポズナー博士の講演会でボーモント
ホテルに行く事を示唆している為にIPアドレス調査
・発見されたバンからの血。アレクシスの血液型はA型。バンに
付着する血はB型。
・血液は運転手のロジャー・ヘンソンのもの。
・ロジャーの取り調べでダグラス・スティーヴンスの強盗の逃走
の手伝い。
・ダグラスは黒のユーコンに乗り換えている。
・北に100km、ルート301を降りた所で2009年から差し押さえられて
空き屋になっている農場。
・スカイプでアレクシスから連絡がある。IPアドレスはアレクシ
スのブログにアクセスしたのと同じ。4つの大陸を経由して
繋がっている。

■我慢は良くない

リックはアレクシスの自主性の為に彼女との関わりを少し
遠くから見守っていた。しかし誘拐されたとなれば話は別。
でも家族のブログって見るのがちょっぴり恥ずかしかったり
するよね。
アレクシスのブログを見ないようにしていたけれど、
リックは彼女のVBLOGを見る。彼女の実直な大学生活に於ける
感想が述べられたブログ内容(午後2:36撮影)だった。

「今朝噴水前でマキアートを飲みながら科学のテストの勉強を
していた。その時感じた。大学生は良いなということ。いずれは
勉強に疲れてそう思わなくなるかもしれないが今は違う。大学の
キレイな建物に囲まれて周りには私と似たような人も居れば
世界が違う人も・・ここには可能性がはたしない。大学の一員
で幸せ。私に相応しい場所。」

しかしその後にこれから科学の公演を聞きに行くことも語られて
いた。

■監禁されているシーン

アレクシスとサラが監禁されているシーンも描かれた。
アレクシスは何と言ってもリックの娘。推理小説には慣れている
し、コロンビア大に入る程に学問には長けている。

犯人はドアの下からトレーでご飯を運んでくれていた。
サラによると犯人はアラビア語で何か無線で会話している。

建物の構造を調べてここが地下室ではないことを突き止める
アレクシスは、父親から10歳の頃のピッキングの技術を習って
いてサラのピンを浸かって鍵山とシリンダー回しに使っていた。

上手く抜け出した後に二手に分かれて出口を探そうとしていた
けど、電話は繋いだままにしてすぐに出口を捜す為に行動を
起こせば良かったのにね。

追いかけられて逃げた先は屋上。そこはフランスのパリだと判明。

■愛する人の為に・・・

普段は温厚なリックもダグラスからアレクシスの居場所を知る為
に二人きりの時間を作ってもらい何かをしていた。
「愛する人の為なら何でもするよ。」

流石のゲイツも天敵のリックの娘の誘拐に同情的になり、全力で
捜索することを約束していた。

しかしパリとなると捜査の手はインターポールに・・ってことに
なるのかな。リックなら裏から手を回してヤバそうな人を一杯
知っていそうな感じもするが・・・

■使用された曲

・Castle Theme
Written by Robert Duncan

■出演者

リチャード(リック)・キャッスル (Nathan Fillion) 作家
キャサリン(ケイト)・ベケット (Stana Katic) NY市警12分署殺人
マーサ・ロジャーズ (Susan Sullivan) キャッスルの母親。女優
アレクシス・キャッスル (Molly C. Quinn) キャッスルの一人娘
ハヴィエル・エスポジート (Jon Huertas) ベケットのチーム
ケヴィン・ライアン (Seamus Dever) ベケットのチーム
ラニ・パリッシュ (Tamala Jones) 検視官
ヴィクトリア・ゲイツ (Penny Johnson Jerald) 主任・警部

ハリス (Dylan Walsh) FBI捜査官
サラ・エルマズリ (Karen David) コロンビア大学生、20歳
アンウォール・エルマズリ (Bernard White) サラの父、エジプトの富豪
リナ・エルマズリ (Katherine Kamhi) サラの母
ダグラス・スティーヴンス (Skyler Stone) 前科者
ブラム・ストーカー (Eric Jungmann) ハシムを訴えた。
テッド・アーチャー (Morgan Peter Brown) ホズナー先生の講演会場
ダーレーン・スティーヴンス (Amy K. Harmon) ダグラスの姉
— (Brandon Dunaway) FBI Tech
— (Serdar Kalsin) Man
ハシム・ファルーク (Mehdi Merali) ボディガード
ロジャー・ヘンソン () 犯人
ヘイデン・ポズナー () 科学者
アンバー () サラのルームメイト

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