Major Crimes ~重大犯罪課 シーズン4 第2話 割れた卵 Sorry I Missed You

リンク広告 テスト




第2話 割れた卵 Sorry I Missed You

脚本/
監督/

【ストーリー】

警察官に追いかけられ逃走する暴走車のことがテレビ中継される。
重犯課の捜査官たちもその様子をテレビで見ていた。
運転手の身元は?というフリンに対してサイクスはハイウェイ
バトロールがナンバーを調べた所、Dr.ジャスティン・ヘンソン、
精神科医だという。ブロベンザはロングビーチを出ない限り
我々が関わることもないとして関心を示さなかった。

オフィスでの席を奪われ続けているサンチェスはラスティに
頼まれたことを淡々とこなす。ラスティはアリス・ヘレラ
の所持品を見せてもらっていた。身元不明者38番と呼ばれている
と知りラスティは悔しがるがサンチェスも彼に負けず腹が立つ
よなと語る。フリンはその中にスライダー裁判に関わる資料は
入っていないだろうなとサイチェスに指摘。二人は現在険悪な為
サンチェスも「分からないオレはバカですから」と語る。
フリンはお前がトラブルに巻き込まれないように聞いただけだと
して用心に越したことはないと語る。

そんな中バズは犯人の車が高速道路に入りましたと語る。

ラスティはオレがアリスの身元を突き止められないと遺体はどう
なるのかと尋ねるとサンチェスは安置所の身元不明遺体は年に
一度全員まとめて火葬で葬られるのだという。

車はワン・テンでハイウェイを降りたというサイクス。プロベンザ
はLAに来るのかと急に関心を持ち始める。そしてついに車は
スピードの出し過ぎてスリップして衝突して止まるが、トランク
の中からドライバー以外の遺体がゴロンと飛び出してくる。

●現場へ
プロペンザは医者が逃げるのは無理もないというが、フリンは
トランクから出たのが医者の方だという。背中に3発被弾。
一緒に凶器のリボルバーが出て来たという。暴走していた人物は
何者なのか。ケンダルはIDはなく指紋もデータベースにヒット
しない。蘇生するのも出来ず顔をフロントガラスに打ち付けた
ので判別不明だという。銃は未登録だというタオ。ジャスティン
は運転中に撃たれただろうこと。シートに空いた穴が医師の
背中に負っていた傷跡と一致するという。犯人は後部座席から
シート越しに撃ったのだという。しかし6発中命中したのは3発だ
と。

そもそもこの車は何故追跡されたのか。
ロングビーチ警察署のシェーン・ミルズ(Joshua LeBar)がその
原因を一部始終話す。パシフィック通りをパトロール中に
追跡を決めたこと。原因は運転しながら携帯電話で通話していた
からだという。止めたところで逃走し始めたと。その携帯は?
と問うが回収していないという。シートベルトも着用していないの
でこのような姿になったのだろうと。
サイクスはパトロール警察に携帯を探してもらっているという。
SOBに頼もうと。

フリンは他に犯人の身元を突き止められそうなものはないのか
と問う。男物の服が入った袋があること。銃撃犯のものなのか
医者のものなのか分からないという。またやることリストが
入っていた。「月曜の予定チェック」「服を詰める」「直売所」
「医者のオフィス」「電話」「直売所」と書かれていた。

●モルグ
シャロンは直売所に2回も行っていたのかという。追跡の始まった
傍に直売所はあるのかと問うとサンチェスは有るという。
ロングビーチ・クイーンメアリーの近く。サンチェスは犯人の
寸法をモラレスの代わりに測る。ウエスト91、股下86。
モラレスはサイズから推測すると服は犯人のもので医者のもので
はないという。LAにある医者のオフィスで襲い、ロングビーチで
処分するつもりなら直売所を2度通るかというシャロン。
サンチェスは医師は精神科医なのでイカれた患者がいた可能性も
あるという。医者の口座記録と通話記録の閲覧記録の許可を取って
きてとサンチェスに頼む。二人とも結婚指輪をしていたこと。
犯人のは内側にジャニス(Victoria Gabrielle Platt)と書かれてい
た。メモが胃の中に入っていたと語る。

メモには、Dr.ジャスティン、チェスタータウンロード5614番と
書かれている。6PCI093は医者の車のナンバーだというサイクス。
住所を知っていたなら患者じゃないのかも知れないというプロベ
ンザ。胃の中のメモは筆跡から医師とは別人のものだというタオ。
犯人の妻のファーストネームはジャニス。Dr.ジャスティンは
コートニー(Jessy Schram)と最近結婚しているという。2番目の
妻で年の差は20歳だという。するとプロベンザは「犯人は2番目の
妻と決まっている。」「女房が浮気を初めて新しい男が古い男を
消す手助けをした。犯行が雑なのも説明が付く」と語ると深く
お辞儀をする。いつもの発言にフリンは微笑む。
シャロンはバズにヘリコプターからの映像に犯人が携帯を捨てて
いる筈なので見つけてと語る。サンチェスに対して令状はどうか
と尋ねると、口座記録を見るのは患者の守秘義務を置かすことに
ならないか判事が懸念しているという。医者の患者は主に12歳から
18歳の未成年者で、金を払うのは親なので口座を見ても守秘義務
は冒さないとし、すぐに判事に電話してと。医者の妻には告知した
らどうかとし捜索に同意するかもというフリン。しかしコートニー
も容疑車だとして今夜夫が帰らなければどんな行動に出るか
見ようというシャロン。

■事件

テレビでも中継されていた暴走車のカーチェスに於いて、
トランクの中から銃殺された遺体が発見される。殺されたのは
車の持ち主の精神科医のジャスティンだと判明するが、運転して
いた犯人だと思われる方の身元がなかなか判明しない。指輪には
ジャニスと書かれていた為に妻の名前だろうとするが、見つける
のは容易ではないように思われた。事故直前に犯人の男はメモを
飲み込んでいて医者と接触しようとしていたことが判明。
サンチェスの復帰に伴い失踪課に戻ったロビー・オデルノから
失踪者届け出がないか調べてもらうと該当しそうな人物は
ジャニス・ウォード/ランドール・ウォードだと判明。
彼はケイソンズ・ブラッスリーという有名レストランの経営兼
オーナーシェフだったことが分かる。

■感想

今回は大号泣大会なのか。
後半はみんな話を聞いていく家にシンミリとさせられていく
流れがあり、涙している人も少なからず存在している。

フリオが正式に重犯課に戻るまでを描くと共に、ラスティが
良い事をしようとしているが実際にはかなり危ない事をしよう
としているところも有って見ていて危なっかしいところは
このシーズンでは続いていくのね。
アリスの件ではまだとっかかりの状態なので安全だけど、
このシーズンの中で随分と引っ張った挙げ句、終盤に近づくウチ
に相当ヤバイことになっていきそう。

フリオが戻る為の条件・・って訳では無いのだろうけど
「NCIS」のS6からS7に跨いだジヴァさんが復職する際には全ての
ことをさらけ出さなければならないということも有って、
今回は重犯課の面々にフリオの「怒り」の原因が語られた。
これぞアメリカ流の依存症やカウセリングに於ける回復・前身
する為のステップ的工程なのだろう。

サンチェスはカウンセリングを受けているだけ有って、
今回は突然彼の中の“怒り”の根幹が何処に有るのかということ
をみんなに伝える流れが有り、みんながしんみりとさせられて
いた。

いつものようにプロベンザ警部補が「犯人は2番目の妻と決まって
いる」と言い出してしまったので、思わず「また適当なことを」
と思わせつつ、全ての流れを見ていくと如何にも怪しい人物が
タイミングよく出て来たのでこの人が犯人なのかなと思う方向
へとスライドさせていった。
プロベンザの何時もの調子を知っているフリンはプロベンザの
「妻が犯人に決まっている」のセリフにニヤニヤっとしていたの
が印象的だったな。

■事件の真相

事件の全容を知ると何とも複雑な思いがさせられる事件だった。
殺されてしまったジャスティンという精神科医が患者の件。

電話のことでジャスティンが過度に気にしているのはやはり、
今回の犯人の娘のステファニーを電話に出られず死なせてしまっ
たことが要因だと感じて、気にしての事だろう。そんな夫は
妻を物足りない思いをさせてしまい、患者の遺族からはまるで
人殺し扱いされる。
病気の人を助けたい思いがあるのに、その結果恨まれる様
ではたまったもんじゃないよな。

■冒頭ではコートニーも容疑者だった

夫婦の間には20歳も年の差がある。そして何よりもコートニー
は過去にジャスティンの患者だったことがある子だ。そもそも
過去には精神的に問題が有り、ジャスティンによって助けられる
ウチに今の妻の座を奪った形になったのかな。
20歳も差があると夫婦は大変だ。
そういう過去の問題が何処まで潜在的問題をはらんでいるのか。

■身元不明者を捜せ!?

ラスティのアリス話と平行して描かれたテーマ。

医者殺しの容疑者とされた犯人の身元を探ろうとする。
当初はコートニーのことしか見ていなかったけど、ラスティの
発言にヒントを得たシャロンがオデルノに頼んで失踪者を調べて
もらう。すると妻のジャニスはランドールを探していることが
判明。ランドールは有名レストラン”ケイソンズ・ブラッスリー”
のシェフ。

問題はこの店は倒産寸前。
新しい店舗を出す為に投資者を募っていたとしていたが、ようやく
一人が見つかり喜んでいたという。

■仕事とはいえ大変だ

・バズが携帯が捨てられた現場を発見

電話中に投げ捨てられたのであれば、GPSとか何処に有るかの
信号が出ていないか?一コマずつ映像を見て投げ捨てる所を
見つける。

・フリンとサンチェスの合同捜査

前回フリンがシャロンを守ろうとしてサンチェスを受け入れよう
とはしなかった。その為今回は行動を共にさせるが残念ながら
この時に仲が戻ることはなかった。
「無視しているヤツをどう元気づけるのか」

■告知のタイミング

今回はジャニスに冒頭から弁護士がいたのでそのタイミングは
難しそうなものがあったな。夫・ランドールの死と殺人容疑。
ホッブス検事まで同席していたので弁護士は不信感を抱く。

当初はジャニスが犯人で契約殺人かと思われた。
状況証拠が集まっていた為のもの。

しかしコートニーからの聞き取り調査から、不明だったカード
の使用記録/ホテルの宿泊について判明していく。
夫が約束を守らないためにこれ以上関係を続けていけずに、
DR.ドンとカウンセリングを受けていた医師との関係が深くなって
いったこと。電話についてはオフィスからの転送電話になっていた
為のもので、あの日は息子の予約を入れたいという人からの月曜
朝一の電話を受けていた。

結局犯人は弁護士だった。
筆跡の記録からもそのことが判明していく。

■それぞれの与えられた義務

医師は患者のことを考える義務。
妻は夫を、夫は妻のことを考える義務。
親は子供のことを考える義務。
弁護士は依頼人のことを考える義務。
刑事としての義務は事件を解決すること。

これらの義務を守れなかった人の中には少なからず責任感で
押しつぶされる人も居るだろうね。

サンチェスは最後にみんなの前で自分の根幹にある「怒り」の
感情について冷静になって語る光景が有る。

サンチェスは結婚していた過去が有り発作性疾患の治療を受けて
いたという。しかし有るとき医師は治ったとの診断をした。
最初の子を妊娠した5ヶ月目のこと。しかし車で食料を買いに
行った際に発作が出て事故から4日後に病院で死んだ事。生まれて
くれば今回の被疑者の娘と同じ年だったこと。

この怒りが消えるかどうかは分からないという。
「元のデスクに戻ればいい」とはフリンの言葉。
これでまた元通りの関係になるのかな。

■その他

・自称アリス・ヘレラ

スライダーに話を聞くと、ラスティに取引を持ちかける。
彼は自分は無実だとしてそのことを記事に書くということが条件。

「鳥の絵を見ると妹を思い出す」と言っていたこと。
その妹は一体何をしているのか。

■出演者

シャロン・レイダー …… FIDから重犯課へ
ルイス・プロペンザ …… ベテラン
アンディ・フリン …… プロペンザの相棒
マイク・タオ …… 分析力
フリオ・サンチェス …… ギャング捜査に強い
バズ・ワトソン …… カメラ
エイミー・サイクス …… 特捜班から異動
ラスティ・ベック …… 母親が失踪中
Dr.フェルナンド・モラレス …… 鑑識
ラッセル・テイラー …… 副本部長
ケンダル …… 検視官

アンドレア・ホッブス …… 検事
ロビー・オデルノ …… 失踪課・捜査官

オーウェン・ホランド …… ジャニスの弁護士
ジャニス・ワード …… ランドールの妻
コートニー・ヘンソン …… ジャスティンの二番目の妻
スライダー …… アリス殺し容疑車
シェーン・ミルズ …… ロングビーチ警察
ジャスティン・ヘンソン …… 精神科医
エヴリン …… ジャスティンの一人目の妻・ミラン在住
ランドール・ウォード …… 加害者とされる男・ケイソンズ・ブラッスリー経営
パトリス …… プロベンザの恋人
ザック・ワード …… ジャニスの息子
ゲイブ・ワード …… ジャニスの息子
Dr.ドン・ニッケル …… カウンセラー
アリス・ヘレラ …… 行方不明のジェーン・ドゥ、妹が居る、鳥の絵

スポンサーリンク
レンタグル大336

シェアする

フォローする

スポンサーリンク
レンタグル大336