Major Crimes ~重大犯罪課 シーズン4 第19話 重い十字架 パート1 Hindsight, Part 1

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第19話 重い十字架 パート1 Hindsight, Part 1

脚本/James Duff
Mike Berchem
監督/Michael M. Robin

【ストーリー】

・サウスイースト
被害者2名が射撃されたとされる事件。
プロベンザは現場に向かう途中に車のフロントに水をぶっかけ
られる。現場周辺を完全封鎖して暴動は絶対に起こさせないで
くれと捜査官に頼む。デニス・プライス(Arjay Smith)は
この街は壊れかけているのに警察は何もしないとする主張を
サンチェスに言うと、彼も警察側の見解として発砲されて
車が唐突し2人が死亡しているのに警察が駆けつけるまでの
間に1人も目撃者が居ないのが問題だという。事件が起きたの
は午前1時過ぎだとしそんな事件に目撃するヤツなんているか
という。ロス市警の助けが必要なら目撃者捜しに協力して
くれというサンチェス。

タオとサイクスたちはプロペンザの元にいく。
被害者はタミカ・ウィーバー(Chyna Layne)で、もう一人は
3歳の男の子・ジェレマイヤが病院に運ばれるも死亡したと
いう。それを聞くと街の連中がいきり立つのも仕方が無いな
とプロベンザ。サンチェスは被害者はアフリカ系アメリカ人
で真っ赤な車でギャングのディアブロの縄張り付近を走行中
に銃撃されたという。スモークガラスなので無差別の可能性
は?それは無いだろうと。タオは2500ドルが封筒に入っていた
とし、そしてヘロインがチャイルドシートの下に有ったとい
う。チャイルドシートの下なら取り調べされてもまず探される
こともない。ママさんは売人なのか?
バズは撃たれた現場から電灯までは6ブロッグだと語る。
サンチェスとサイクスで凶器の薬莢を探しに現場に行ってくれ
という。ここもまた調べないといけないとしてテントを
すぐに貼るようにするという。シャロンにギャングの銃声が
始まった、最悪の犠牲者だと電話で報告する。

サイクスたちは薬莢を多数道の真ん中で発見していた。
道路の真ん中でどう撃ったのか?徒歩で接近したのか?とサン
チェス。サイクスは同じようなSUVを横付けして撃ったのかも
と。そんな彼らの捜査を見ている少年がいた。一体何者なの
か。サンチェスはバズに対して気がつかれないように男の子を
撮影してくれと頼む。サイクスには先に薬莢をラボの方に
届けてくれと頼む。

サンチェスは男の子に夜中の事件を見なかったかと尋ねる。
ディアブロとブラッドの抗争かと見ているという。
リル・ウィージー(Adam Irigoyen)は全然何も知らないという。

この近くで若い母親が撃たれたのだとし、赤い車で走っていた
だろうと問う。そんなのアホとしか思えないというウィージー。
サンチェスはそれはマリファナだろうとすると、彼は処方箋
があるという。喘息と不安神経症だという。ぜんそくでマリフ
ァンだと?医療記録を見せろというと、警察による不安神経症
が悪化したので家に入るという。
ここで事情を聞くのは不味いので今日の放課後に事情を本部
で聞くので連れてきて欲しいと刑事に告げる。

タオは銃撃は10カ所。
2発目がフロントを貫通していること。至近距離から撃って
いる。シャロンは犯人は真横に居たのか?プロベンザは売人
でうっかり危ない野郎を捕まえたのかもと。フリッツは
被害者はギアをドライブに入れたまま減速したのか?徒歩で
接近したのか?フリンは客が近づいたと思い速度を落とした
のだろうとすると、プロベンザはよくあるギャングの抗争では
ないかと。シャロンは幼い子が死んでいるのよと。
サンチェスはギャング抗争に間違い無いという。
凶器が落ちていたのはディアブロのシマで親子の死体の発見
現場はぶらっどのシマだという。プロベンザはヘロイン売買が
絡んでいるなら血なまぐさい抗争になるという。
シャロンは車内にタコスが残っていたのを見てタミカはお腹
を空かせて死んだようねと。札束が入っていた封筒の指紋を
採集し携帯のデータを分析してとシャロン。
フィッツは携帯は犯罪情報センターの方が分析させるという。
撃った犯人は何故ヘロインと金を残して行ったのか?とシャロ
ン。タミカの車は坂を6ブロック転がっている。犯人は28番
ストリートブラッドのシマまで追いかけて行くのを躊躇った
のかとプロベンザ。タオはもしくは追っていき子供が撃たれて
いるのを恐れたのかもと語る。

サイクスはフランシーヌ(Cheryl White)の元へ、この時間は
試験発射にもってこいなんだという。
最優先で調べろというなんて余程の理由なのか?
サウスイーストで2人射殺した事件の薬莢が曰くつきの銃と
一致しないかと思ったという。凶器はウージー(Uzi)ね。
ウキスタラクターに異常なし、エジエクターは・・・
まさか・・ウソでしょというフランシーヌ。薬莢の底の右側
に傷が有ったりして・・と。「あった!!」というフランシーヌ
は確かめさせてと。
「リース事件」って聞いたことがあるか?ギャング団ブラッドの

強盗現場に居合わせた非番の警察官が殺された12年前の事件。
サイクスは犯人は確かギャングの審理中、担当検事が
撃たれたものでしょと。レイチェル・グレイ検事とボディ
ガードのエリック・ダンが殺されたこと。優秀な調査員でも
有ったマルコム・リース巡査が撃ち殺されたのと同じ銃で
ヒロ連れたこと。そのせいでブラッドの連中の心理を続行不可
で無罪放免になったという。グレイとダンを埋葬され、凶器
のウージーの手がかりは一切無かったという。今夜の凶器
は12年前の凶器と同じなのか?タオに渡さずよく持って来て
くれたというフランシーヌ。私はリースを殺害した凶器が
見つかるのをこの12年間願い続けてきたのだという。
正式な結果が出てからじゃ遅いとし重犯課に知らせる前に
この男を尋ねて彼に直接意見を聞いてみてという。自宅か
ボートのどちらかに居るという。マーク・ヒックマ
ン(Jason Gedrick)。ヒックマンはロス市警の最大の不祥事
を起こした汚職警官だとし裁判で偽証し証拠をでっち上げたと
いうサイクス。優秀なのは確かだというと彼がこの薬莢の
報告書をあげた途端にヒックスの名前は禁句になる。彼は
あの事件について独自の説を持っていたのだという。

■事件

深夜1時、サウスイーストの路上で母子が銃で殺害される事件
が発生する。住民たちは警察が来るのが遅いからだとして
今にも暴動が起きそうな程苛立っていた。被害者が亡くなった
のがこの領域を支配している二つのギャング団のディアブロ
とブラッドによる場所だったこともあり、下手をすればギャ
ングの抗争事件にも発展しそうな事件である。
しかし更に頭を悩ませることに、母子が殺害された際の凶器
は12年前に花屋で非番の刑事・マルコム・リース巡査が
強盗に入られてその際に射殺された事件の弾と一致する。

■感想

何と言ってもこの事件5話連続で同じテーマで描かれて行く様
な壮大な事件へと発展していく感じ。
その過程で過去の事件まで掘り出されて単純に目の前の事件
だけではなくその繋がりなども気になるところだ。

赤ちゃん殺しであることから、捜査官も住民も憤っている
姿が有るけれど、アメリカ人の価値観というのがまるで
分からない。子供に悪い環境を与えている事実に於いては
「しょうがない」で済まして、その子供に被害が及ぶと途端
に凶悪な犯罪者でさえ正義の鉈を振り落とす。
更にギャングのシマで起きた事なので一歩間違えばギャング
は抗争に発展。警察官殺しなので警察官も目の色を変えて
捜査に望むだろうし、12年前の事件に於いてはその件で
一度警察官は失敗している現実が有り、人種問題なども含めて
かなり難しい事件になっていきそうな予感はある。

何よりも優しく近づいてくるものたちがみんな怪しく見える。
ラスティに近づいて来た彼を虐待?していた母親の元恋人の
ゲイリーも相当怪しい。
そしてフランシーヌを経由して警察官のマークが裁判での
偽証によって解決出来そうな事件を不意にしているところが
あるようだ。アメリカの刑事ドラマを見ていると、一つの
ミスで明らかに有罪だとされる人物が無罪にされて一事不再理
の原理によって困ったことになるけど、事件を全否定して
しまうというのもちょっと考えられないな。

・テーマは?

「過去に一度犯罪を犯したものはまた元の犯罪者として
暗躍するのか」。

ラスティの母のベックは更生したとしているが、足を引っ張る
のはベックの夫であるゲイリー(Daniel Buran)なのか。
ベックとラスティは電話を通して会話した際には、相当
ゲイリーの影を恐れていたようだし、単純に過去を断ちたい
為に関係の整理を行ったのか、それとも事件に関与しているの
かは分からない。

また牧師になっている当時のギャングのダニエルは、改心した
としながらもウィージーの証言によって指示を出していたのは
牧師であることを語っており、今でも麻薬の元締めのような
ことをしている印象はある。

■事件捜査

何と言っても事件は

・凶器の銃”ウージー”
・ヘロインなどの麻薬の売買
・ギャング間抗争
・警察官の12年前の不祥事による未解決事件

のことが取り上げられた。

色々と複雑なものが絡んでいるようで簡単に解決しそうな
もののように見えるがエイミーの行動によってまたしても
振り出しに戻るようなことになりはしないかとヒヤヒヤし
ながら見ている。

・12年前・リース事件

事件が起きたのは2002年12月17日。
花屋が襲撃された事件の映像を見ると午後13時45分。
そこに二人の強盗が入り、客は3人。
みんなを床に伏せさせてエミールとダニエルがレジの金と
客から財布や時計を盗む。その際非番だったエリック・ダン
は抵抗した訳では無いのにバッジを持っていたというだけで
殺害されてしまった。
しかし現実には殺害現場は動画に写っていない。

この時の話に一部触れられたけど、偽証したマークの相棒は
タオだったようだ。
そしてテイラーは当時強盗・殺人課の警部。シャロンは内務
調査室時代でマークを追い込んだことを語っている。

シャロンが内務調査室時代というと「クローザー」時代だよ
ね。ただ「クローザー」が始まった日時は2005年のことなので
流石にクローザーを調べてもそれらしいものは出てこない
かな。

・マークに協力したサイクスは大丈夫か?

マークが余計なことをしてまたしても偽証に近いことをする
のではないかという感じがするね。
サイクスはマークに話を聞きに行ったけれど、彼はかなり
白人・黒人の人種問題を気にしている感がある。
マークは白人の時代は終わり黒人の時代になっているとして
いることからも牧師をハメてもおかしくはない。
サイクスはフォーチュン誌の長者番付を見れば白人の時代は
終わりではないことを口にする。

マークはサイクスに対して12年前の事件では「第三の男」が
いることを口にした。

サイクスに必ず何か有ればフォローするとしていたフランシ
ーヌのことも無条件に信じて良いのか?
マークとは恋愛関係に有った過去とかないのか。
マークの妻のシェリーが相当神経質になっているんだよね。

■目撃者

リル・ウィージーという15歳の青年が当日事件を見ていたのか
どうかは分からないが、放課後に連れて来ると大金を持って
いた。ウィージーは15歳なのに法律をよく熟知しているが、
流石に重犯課相手に勝てるハズも無い。サンチェスが脅しに
かかり、フリンが静かに問い詰めていた。

「ここじゃオレが法律だ。ママに電話禁止の日なんだ。」
「それと俺たちの質問に答えろ。さもなきゃ金を没収して
通りに返すぞ日だ。分かったか?」

これじゃあ「クローザー」ブレンダがギャングのシマに殺されると分かって
置いてきたS6-8の状態になる。

https://itawind.web.fc2.com/kaigai/c/closer/thecloser608.htm

彼は役の流れに於いて被害者が麻薬を受け取っていたのは
教会にいる男だとしていた。

■家宅捜索

プロベンザがまた
「疑い深い爺さんだと思ってくれてかまわねー。一度あんた
の教会を捜索させてもらえませんか?」
と語っていた。

しかしその直前にマークが教会から出ていてその前にはサイ
クスとまるで打ち合わせに見えるようなやりとりをしてしまっ
ている。

ここでもまた証拠をでっち上げたりする疑惑が生まれてしまう
のだろうか?

ただそもそもの証拠としては被害者の持つ封筒には牧師の指紋
が付いていたからね。

■結末

教会からは凶器のウージーが出て来た。
ただマークが仕込んだとも考えられる。ただそうなるとマーク
は何処で凶器を見つけたのかということになる。

まだまだ癖な展開にはなりそうだ。
サイクスは一応マークとの会話を録音していたようなので、
その辺は抜かり無さそうな気がするんだけどね。

■使用されている曲

・Major Crimes End Credits Theme
Written by James S. Levine

■出演者

シャロン・レイダー (Mary McDonnell) FIDから重犯課へ
ルイス・プロペンザ (G.W. Bailey) ベテラン
アンディ・フリン (Tony Denison) プロペンザの相棒
マイク・タオ (Michael Paul Chan) 分析力
フリオ・サンチェス (Raymond Cruz) ギャング捜査に強い
バズ・ワトソン (Phillip P. Keene) カメラ
エイミー・サイクス (Kearran Giovanni) 特捜班から異動
ラスティ・ベック (Graham Patrick Martin) 母親が失踪中
Dr.フェルナンド・モラレス (Jonathan Del Arco) 鑑識
ラッセル・テイラー (Robert Gossett) 副本部長
ケンダル (Ransford Doherty) 検視官

フリッツ・ハワード (Jon Tenney) 本部長補佐
マーク・ヒックマン …… 元NYPD
シェリー・ヒックマン …… マークの妻
シャロン・ベック (Ever Carradine) ラスティの産みの親
ガス・ウォレス (Rene Rosado) マリアナの兄

ステファニー・ダン …… 捜査官、エリックの夫”ステフ”
フランシーヌ …… 銃弾分析
ダニエル・プライス …… 牧師、元ディアブロギャング
デニス・プライス …… 警察は何もしないと主張
ゲイリー・ルイス …… シャロンの元恋人
リメ・ウィージー …… ヘスース・マルケス、15歳
エミール・フィッシャー …… 元ダニエルの親友
ジョン・バーンズ …… タミカの夫、刑務所
タミカ・ウェーバー …… 被害者、息子はジェレマイヤ
ピーター・ゴールドマン …… 弁護士
…… SWAT Officer
…… ニュースキャスター
オマリー …… K9 Officer
レイチェル・グレイ …… 花屋強盗の担当検事
エリック・ダン …… グレイのボディガード
マルコム・リース …… NYPD巡査、非番中に強盗に殺される
ジャニス・スパーリング
カーター・ウィリアムズ

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