第6話 結合 Parabiosis
監督/ 脚本/
【これまでのあらすじ】
アドラーはハッキングされたのか?と問う。ソールとアリソンは
その中に貴国と我が国の極秘契約署が含まれていたことを語る。
証拠を違法に集めたならこの跡の起訴も不可能だと。全件棄却
されるという。キャリーはあなたを襲った男はロシアに雇われて
たと。ローラが先週公表した文章は支局から盗まれたものの一部
だと。ヨナスは君に見せたくない内容が残りの文章の中に含まれて
いるのではないか?という。残り香みたいとしてローラに接触。
私の所にはないとしファイルはCIAにあるとローラ。アリソン
は裏切り者が居たとダールとソールに告げる。ダールは情報を
もたらしたのはベルリン支部が本部のものか。イヴァンは君の
問題は解決したとしてアリソンにキャリーの遺体写真を見せる。
アリソンはソールはイスラエルに甘いとしダールも知っている
という。ソールを監視しろというダール。誰と遭い何を話した
のか音声と画像を集めろと。ソールはエタイにジュネーブ近郊
で自家用機が墜落したとするが、エタイは我々はやっていない
と語る。ヨナスはキャリーに連絡しこのままだとクインし死ぬ
ぞと語ると救急車を呼んでとし任せると言ってキャリーは電話
を切る。キャリーはソールの車に乗る。クインは海岸で死のうと
していた。
【ストーリー】
刑務所。
ハシク、アビヤ、フセイン・シャハラ、ユヴァマヤ、ハジーク・
サイードは釈放される。レポーターは一度は有罪とされた10名
以上のイスラエル戦しが釈放されたと報道される。有罪宣告した
同じ裁判所が判決を無効とした為だと。ドイツ、アメリカの
諜報機関による違法な監視活動が発覚。公判の起訴された証拠
そのものが根底から覆えされた結果だという。ローラはハジーク・
サイード(Jarreth J. Merz)にシリアに帰国するのか?と尋ねる。
何も話す事は無いとして出て行ってしまう。カメラマンの男性
(Tim Kalkhof)はローラに対して君が助け出したのになと。
ビビ(Rene Ifrah)はハジークに帰りを待っていたと語る。
ポツダム広場駅。
キャリーとソールはそこで車を駐めると話会う。ソールは何の用
だと問うとあなには私を殺そうとしたでしょとし命令が出ていた
と語る。私書箱に私の名前が入っていたと。あなたとクインの暗殺
計画に何者かが介入して私を標的にしたのか。郵便局で銃撃戦が
有ったのを知っているでしょとしクインは撃たれて重傷なんだと。
相手はロシア人。彼らがやったことは確認したという。あなたの
作戦に乗じて私を殺害しようとした。シリアの難民キャンプも
狙いはオットーではなく私だったこと。どうしてロシアが君の
命を狙うのか?というソール。CIAから流出した例の伝承を私に
見せたくないのだという。その文章に何が?とソール。分からない
があなたが入手してと頼む。クインの細工で私の死の写真だと
思われていること。今がチャンスなんだという。機密文章を渡せと
いうのか?よりによって文章を公表した財団の記者の居る君に?
厄介なことになるという。とっくになっているという。あなたは
CIAに監視されているでしょ。どうかな、私が会わないと思った
のでは?というと関係に一線を引いたのは君だというソール。今は
壁になってしまったと。お互いの立場でやって行こうというソール。
命がけで来たのよとし何としても文章がみたいというとハッカーの
友達に頼めというソール。
ハジークが戻ることに歓迎すると祝う中、クインは同じ建物内で
治療を受けていた。
ソールはホテルに戻ると監視されているか気になる。
ソールはアリソンを呼ぶと現在スタッフ会議中なのよと。君は
尾行されているのか?私はされているとし後ろの黒いセダンは夕べ
からずっと追いかけてきているという。驚かないのか?と問うと君
の命令だったのかと問う。アリソンはダールよと。目の前で飛行機
を爆破されて我々のシリア計画も炎と共に消えた。その答えが私の
尾行なのか?とソール。回収された爆弾の残骸からイスラエルの
関与が疑われるとアリソン。話すべきだったという。尾行を辞め
させて犯人を見つけろという。
アサドをユーセフにすげ替える計画が漏れていた。誰がどうやって?
盗聴器を調べろと。無かったら大ごとだというソール。
■感想
キャリーは自分を狙う人物を何とかして捜したいと考える。
クインを狙った殺し屋が持っていた電話の相手はロシア語を
語る女性だったこと。敵はロシアだろうが、何故キャリーは
狙われなければ無かったのか。
アメリカの諜報機関による違法な監視活動によって起訴され
逮捕されたイスラム戦士10名が釈放されることになる。
何だか気難しい展開になっているけど徐々にかつての仲間が
集結してきたって感じか。ソールとダールの関係は危うくなり
かけており、ソールとキャリーに至っては最早他人も同然状態
だったけれど、キャリーが強引でもソールに近づいて敵は
ロシアであることを吹き込んだことで、当初は信用しなかった
が徐々にソールの中でも違和感を生じ始めてキャリーの言ってい
ることが正しいのではないかと思い始める。
「関係に一線を引いたのは君だ。今は壁になってしまった。
お互いの立場でやっていこう」
なんてソールの口から聞いた時には寂しくなったけどね。
キャリーは自分がソールの命令で殺されかけたこと。
そしてクインが瀕死の重傷にあることを告げたことで、一応その
ことが頭に入るハメになった。
■ソールを尾行しているもの
キャリーからソールにあなたは尾行されているということを聞く
ことに。それまであのソールともあろう人物が尾行にも気がつい
ていなかったのか?
先週クインともあろうものがまさか撃たれるとは思わなかったの
だけど、どうもここのところ旧メンバーがたるんでいる(笑)
ソールはアリソンにその事を聞くとダールの命令で尾行してこと
を告げ、飛行機の爆破がイスラエルの関与が疑われているという
ことを耳にする。
■ソールの計画は筒抜け
盗聴器を調べることになるけど、ソールもついに色ボケしたのか。
アリソンが情報を流したとは考えなかったのかな。
アリソンがソールを蹴落とそうとしてダールに密告し裏工作して
いたのは以前に指摘していたじゃないのか。
アサドをユーセフにすげかえる作戦も漏れていた。
すぐに出来ることではないことを考えればダイブ前から知られて
いたと考えるべき。
■フセインはクインを助ける
クインはキャリーの為に自分の命を落とそうとしていたけれど、
フセインがそれを助けた。彼は医師免許は取り上げられたか
医者だった。
釈放されたハジークはクインはアメリカ人でありスパイだと
何度も口にするがフセインはそんなハズはないと否定。
しかもクインは投身自殺しようとしていた人物だ
「天国に行く事を望んでいるなら客を敬え」
そう予言者は言っているじゃないかとして説得する。
■キャリーが戻るとクインは消える
ヨナスは病院や警察を一日中探し回っていたことを語っていた。
彼は死ぬ気で出て行った。
ヨナスはキャリーに捨てた世界に戻る気なのかとし当局に出頭し
た方が良いとされるが信用出来ないという。
極秘協約書が支局からハッカーによって盗まれたが文章の中に
何か有るとして文章を探そうとするが、ヨナスにしてみれば、
クインはキャリーを助ける為に犠牲になったのに文章のことばかり
考えて居ることに逆に不信感を覚えた様子。
■ダールとソールの間の蟠り
30年前にパレスチナのインティフィーダの最中、ソールはモサド
にテロ3人の名前を漏らしてしまった過ちがあり、今でもダール
はそのことを責めているのではないかと告げる。
ダールはエタイを尋ねた理由を聞く。爆破された日に彼は確かに
ジュネーブに行っている。
ただエタイもその件では曖昧な答えしか言ってなかったからな。
ソールはただこの件は私でもイスラエルでもないとしやったのは
ロシアだと主張。ロシアは5年間アサドを支えたからだと。
「いい加減な判断、戯言もうんざりだ」
「そうかくたばれ」
「そっちがくたばれ」
年取ってからの争いは醜いですよ(笑)
ダールはソールをポリグラフにかけるとしていた。
それをされたら半年は追求されてここに戻れなくなると語る。
■ハジークは復讐を誓う
この国に辱めを受けたと感じているようで数千人の命を狙って
やると語る。そんな会話が思わずクインが耳にしてしまい
ハジークも聞かれたことが分かる。
■キャリーはオットーに助けを求める
出国する為に飛行機を貸して欲しいと頼む。12時間分飛べるだけ
の燃料。キャリーはソールは味方してくれると思っていたが
違ったことが余程ショックだったようだ。クインも消えたし
ヨナスも消えた。ここに居る理由も無くなったというところなのか。
■キャリーに協力するソール
キャリーだけでなくソールも追い込まれ、結局追い込まれたもの
同士が手を組むことになったようだ。
ジョンソンとかミルズたちの隙を突いてCIAのデータをコピーする
ソール。
盗んだデータをオットー経由でキャリーに伝えることに。
そのデータには何が書かれているんでしょうか。
しかし今の所大人しいけれどデューリング財団って信用して良い
ところなんですかね。
■クインの言葉に恐れる一同
ハジークはクインのことをスパイだと思っている。
クインは彼は釈放されたが捜査機関はマークしていることを
指摘。
クインに対してはシリアで何をしていたのかと尋ねられ、ラマリ
のトラックの護衛をしていたこと
金回りが良かったからだとしていた。
結局ビビたちは自分たちのボスはハジークではないとして
クインを殺すことは無かった。
■使用曲
・Homeland Theme by Sean Callery Feat. Chris Tedesco
■出演者
キャリー・マティソン …… デューリング財団
ピーター・クイン …… CIA職員
ソール・ベレンソン …… CIAヨーロッパ担当部長
ダール・アダル …… CIA職員
オットー・デューリング …… デューリング財団
アリソン・カー …… CIAベルリン支局
ヨナス・ホランダー …… デューリング財団・弁護士
ローラ・サットン …… デューリング財団
ミルズ …… CIA
ビビ・ハメド …… イスラム教徒
ハジーク・サイード …… イスラム教徒、過激派
コンラッド・フラー …… CIA、オットーとソールを検査
フセイン …… 港でクインに接触、医者
アーサー・ルビン …… CIA
マーティン …… コンシェルジェ
ユトゥク …… イスラム教徒
…… カメラマン/ローラに同行
…… ポリグラフ検査
カシム …… イスラム教徒