ホームランド Homeland シーズン5 第7話 オリオール Oriole

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第7話 オリオール Oriole

監督/ 脚本/

【これまでのあらすじ】

ハジークはクインはスパイだとするが、フセインはそんなハズ
はないと否定。死にかけていたから連れてきたという。アメリカ
人なのか?ビビ(Rene Ifrah)はクインに対してシリアに居たのか
と問われる。20日前まで居たというと向こうで何をしていたのか
と問われる。ラマリのトラックの護衛をしていたというと傭兵な
のかとして助けられる。アリソンは空港にいる時、ヴァシリー
からの電話がかかってきたが相手は別の人だったとイヴァン
(Mark Ivanir)に語る。相手はソールが使っている殺し屋だと
するとその男とソールが会って話すことが有れば私がキャリーを
殺すように指示したのがバレるという。ソールはイスラエルに
甘いのはダールも知っているだろうと。ソールはまた例の一件
かとしてダールに対して”30年前、私はモサドにテロリスト3人の
名前を漏らした。償ったのに君は拘っている”と非難する。
キャリーはソールに対してクインとの暗殺作戦が何者かが介入し
私の命を狙ったという。CIAから流出した例の文章を私に見せたく
ないのだろうと。ソールに入手して欲しいという。ミルズの隙を
ついてソールはコピーしたものをUSBで持っていくと、それを
オットーに届ける。スタッフのマーティンはコンラッド捜査官
がテロリスト事件を捜査しているとしてソールを連れて行く。
オットーはスーツに文章が入っていた為にキャリーにそれを渡す。

【ストーリー】

アリソンはイヴァンに会う。今夜の手土産は?と問われると彼女は
ないという。”NATOがバルト海で行うという航空演習”の詳細は?
と言うと今は無理だという。支局が封鎖されていること。それなら
何をしに来たのかというイヴァンに対して、ソールは支局から
データを持ち出し、その後オットーと彼のクラブで会っている事。
データの中身は?アリソンはあの1361件のファイルよと。会いに
行った目的は?分からないという。ソールはオットーを嫌っている
ハズだったのにリスクを冒してあんなことをする相手は一人だけ
だというアリソン。彼女は死んだよというイヴァン。その目で
遺体を見たのか?写真だけでしょと。文章がキャリーの手に渡り
内容を見られたらどうなると思うか?。君は不安だから脅迫観念
になっているとし考えすぎだという。一生刑務所暮らしなんて
ゴメンだというアリソン。君の言う通りでも君までたどり着けな
いだろうとし、まずは事実の確認だと。ソールと話すんだという
イヴァンに対してそれは無理だという。24時間ダールがついて
尋問している。秘密警察よりはマシだろうとし機会を作れという。
君なら出来るとし何年も奴らを手玉にとってここまで信用させた
のだと。

キャリーはオットーの屋敷を借りて文章を見直す。
「タリバンの最新情報」「ロシアの北極圏戦略」「イランの対
犯人分子作戦」。オットーがキャリーにコーヒーを持ってやって
くるとどうだと状況を聞かれる。まだ1/4くらいしか見られてい
ないが何を探せば良いのかハッキリ分からないという。ロシアは
私に見せたくないものとしか・・。キャリーは何かの間違いで
有って欲しいという。誤解とかそうだったら良いと。だとしたら
どうするのかというオットーに対してすぐにヨナスを誘いワシン
トンに帰るという。フラニーと私の湖畔の別荘に行って一生暮らす
という。でもヨナスは来てくれないかもと。途方もない連続で
別れたというキャリー。彼は私の友人で好青年だが弁護士だという。
地に足がついてると。オットーは最初の妻が弁護士で現実的だ
ったとし、大抵の人はそうだが彼らは翼を持っていないという。

アリソンはデータをCOPY/転送してUSBに入れる。
その脚で彼女はダールの元に行くといつまでソールを監禁して
いるのかと問う。話にもならないというダールはデータの持ち出し
も否定しているという。彼が作業していた机に残っていたデータ
だとしてアリソンはダールに渡すが、そんな話を信じると思うか
としてそのデータを返す。引き出しにあったのだとしファイルは
全てCOPYされていたこと。ダールは惜しかったなというが、彼と
寝ているからと言っても偽証していることまでは庇わないという
アリソン。彼がUSBを2つ作った可能性もあるというと私に尋問
させて欲しいという。どうせ失うものはないでしょとし喋らせ
られるのは私だけだという。カメラがあると警戒するのでホテル
の彼の部屋でとアリソン。

キャリーは資料に目を通す。
「イラクに関する日報」「オリオールへの連絡」。
それに目をつけたキャリー。”協力者がオリオールとの面会を
求めた。協力者の精神状態並びにオリオールがCIAを離れたことを
鑑みて、バグダットはこれ以上対応を取らないことに決めた”と。

・イラクバグダッド
キャリーは電話する。サミール・カリル(Makram Khoury)は
居ますか?というと、この番号は内務省に聞いたという。
シャザ(Sarah Agha)はサミールは居ないというと、あなたは
ダニャか?と問うキャリー。否定した為にそれならシャザねと。
私はキャリー・オーサーだとし昔お父さんと法務省を再建する
為に一緒に仕事をしてたという。大事な用件があるのだとすると
ここには居ないというシャザは通話を切ってしまう。

■感想

キャリーを狙っている人物を探る為に彼女はソールに頼んで
残りのCIAの極秘文章を手に入れてもらう。
そこに1400以上の膨大な報告書が入っていてすぐにキャリーと
関連するのを見分けるのは難しいと思われた。

一方主犯のアリソンはイヴァンと共にソールが突然CIAの文章を
盗む大胆な行動を取ったことで、何か不穏な動きを察知し恐怖
に怯える。イヴァンは例え文章が敵に渡ったとしてもアリソン
にまではたどり着くはずはないとするが・・・

オットーはかなりきな臭い人物なので、正直オットーはソール
から受け取ったデータをキャリーに素直に渡さないものかと
思っていた。
絶対にこの男は叩けば埃が出る男と思っているので、キャリー
の捜索にも妨害を入れるのかと思ったけれど、取りあえずは
契約が切れたら精神不安という名の下で契約の継続はしないと
いうということを決めたようだ。

イヴァンはその身が危うくなったらそそくさとアリソンとの関係
を否定して何処かに居なくなるはずだろうし、それがロシア人
であり共産圏のものたちがセコくやりそうなこと。

問題なのはキャリーが折角死亡しているように見せかけて裏で
行動を取れるイニシアチブが有ったものを、美人局・アリソン
にしてやられたソールがキャリーとの関係をバラしてしまうという
暴挙。ソールは30年前にモサドにテロリスト3人の名前を明かして
しまったとするが、今回のアリソンとの関係の流れもある意味で
はかなりの汚点と言わざるを得ないぞ(笑)

そしてキャリーもまたアリソンのことを信頼して会う約束まで
してしまうのだから大変だ。敵が銃を構えて待っている中で
無事にやり過ごす事は可能なのか!?

■流石はキャリー

あれだけの文章が有ったけれど、関係しそうな文章を見つけた。
自分のコードネーム/オリオールというキーワードでヒットした
のか。

オリオールことキャリーに当時協力していたものって、今回
キャリーがイラクに行こうとしているサミール・カリルの
ことなのか。

・現在のメンバーたちが何処に居るのか

ドイツに居る彼女はイラクのバグダッドに居るサミールに連絡。

先日の将軍の飛行機爆破事件が起きたのはスイスだった。
ドイツとは隣接している地域。

冒頭で財団の警備として帯同したシリアはドイツからはかなり
遠いし、それよりも遠いのがイラクという地だ。

シーズン4の舞台となったのがアフガニスタンのカブールや
イスラマバード、そしてパキスタンだったけれど、地理的に
考えると随分と遠い。
今回のエピソードはシーズン4の流れには一切関係無い形で
存在するものなのか?

サミールに電話するが出たのは娘のシャザ。その後サミール
の方からキャリーに連絡が有り、5ヶ月前にキャリーに連絡して
いたとする報告書が有るが連絡を取ろうとしていたのは本当
なのかどうかを確かめる。

サミールによると、

「救難信号を送ったけどなしのつぶてだった。
くだらない奴が押し寄せてきたスミスだかジョーンズ。奴ら
には話せないこと、君に伝えたかったことが有る」

その伝えたかったこととはアフメド・ナザリという裁判所の事務官
をしていたこと。ワイロを取って情報を売っていて法務省の爆破
テロで死んだとされていた人物。
5ヶ月前に連絡したのはその彼が近所を歩いていたのだという。
彼の父親が病気だということを聞いたと。

■キャリーとイヴァンの競争

キャリーはオットーに頼み、ローラと共にCIAの極秘文章を
ハッキングしたヌーマンを紹介してもらう。
そんな彼に彼を殺した連中を突き止めたいとして、アフメド・
ナザリの居場所を知りたい事を告げる。既に死んだとされたが
生きて居るという目撃証言をサミールから聞いていた。
因みにここでのwi-fiのパスは「ローマ法王フランシスコ」
だそうだ。
アフメドの件は下にも言及したが、何か重要な情報を持っている
様だ。どちらが先に彼を見つけるのか。

・アフメド・ナザリ

元々はイラクで法務官に所属する事務官だった。その裏では
CIAの協力者。ナザリが死んだとされているテロの発生の
9ヶ月後に妻のジャミラ・ナザリはヨルダンのアンマン
に移動している。
イヴァンも考え得る最悪の事態はアフメドがキャリーに知って
いることを全て話してしまうことにあるとしていた。

・アムステルダムのジャミラ邸へ

アフメドの遺族年金がアンマンの銀行からアムステルダムの
NBN銀行に伝送されているということで、その女性の行方を
追うことになる。ジャミラはイラク人なのでキャリーには現地に
協力者がいるとのこと。

アムステルダムのゼーブルグ地区に行くとキャリーの協力者の
イサムがタクシーの運転手をしている。彼は学費を稼いでMBAを
取ろうとしているとのこと。ジャミラはイラク難民支援プロジ
ェクトに連絡したところ本名のジャミラで会計係をしていた。

ジャミラは美容師の仕事をしている。バグダッドでもその仕事
をしていることをキャリーは知っていた。

キャリーの方がイヴァンの部下より一歩先に侵入する事が出来た。
しかし状況として悪いのはキャリーの方かな。

アフメドはフレヴォ公園で拉致される。
可愛い犬を連れて歩いていたな。
外でタクシーの中で見張りしていたイサムは喉を切られて殺されて
いた。
キャリーがジャミラの家の中で資料を持ったけれど、適当に
持って来たものなのか、その中に何か重要なものが書かれている
のか。
殺し屋から逃げる時には、キャリーは被っていたカツラを取って
ブロンド姿に変身。

■クインは別ミッションへ

治療中のクインではあるがビビたちはベルリンでのテロ計画を
辞めてレバントに行って戦うことになる。クインにトルコに同行
し道案内して欲しいと頼むが、俺には関係無いとして断る。
金なら払うとするが払える額かとして一度は断りかけるが、
ビビの伯父は大物でシリアで身代金を徴収している副司令官の
アブ・カドゥリだということで、知らない人物だとしながらも、
実際には大物の様でクインも熟知している相手みたい。

ダールに情報があるとしてクインは語る。
元は釈放された聖戦と知り合ったこと。シリア国境まで道案内
を頼まれた男は、ベルリンでのテロ計画を変更して砂漠で犬死に
する道を選んだという。その男の伯父はアブ・カドゥリだと
報告し、狙いウチ出来るチャンスが有りそうだと語る。

■ダールとソールの間の蟠り

この二人の蟠りって何処まで続いているのかな。
ただダールにも怪しい部分が有って前のシーズンでは人物関係
に違和感を感じるシーンも有った。

そんな二人の関係は強固なものかと思ったけれど、壊れる時も
早い。頭が良いのだから何処かで二人もアリソンを疑っても
良いハズなのにな。特に今回アリソンがダールに対してソール
がUSBのCOPYを2つ作っていたなんてことを語った際には、真っ先
に怪しまないと・・PCのログイン記録でも見たらどうか?
COPYしている間にソールはダールの監視下に有ったんだぞ!

ダールから本部に強制送還されそうになるソール。
しかしエレベーターを下りた瞬間に拉致されたかと思えば、
ソールがエタイに助けを求めたものだった。
ソールは今までのキャリーやクインなどの諜報員の苦労を知る
ことになるのか。管理職になっても尚こんな逃亡生活になるのは
辛そうだね。

■使用曲

・Homeland Theme by Sean Callery Feat. Chris Tedesco

■出演者

キャリー・マティソン …… デューリング財団
ピーター・クイン …… CIA職員
ソール・ベレンソン …… CIAヨーロッパ担当部長
ダール・アダル …… CIA職員

オットー・デューリング …… デューリング財団
アリソン・カー …… CIAベルリン支局
ヨナス・ホランダー …… デューリング財団・弁護士
ローラ・サットン …… デューリング財団

ヌーマン …… ハッカー
イヴァン・クルピン …… ロシア対外情報庁
ビビ・ハメド …… イスラム教徒
ユトゥク …… イスラム教徒
カシム …… イスラム教徒
ザヒール …… イスラム教徒、残らされる
エタイ・ラスキン …… イスラエル
イサム …… イラクでタクシー運転手、キャリーの知人
サミール・カリル …… 元裁判官首席
シャザ・カリル …… サミールの娘
コンラッド・フラー …… CIA、オットーとソールを検査
アフメド・ナザリ …… 元裁判所の事務官
テオ …… オットー邸で働く

トマノヴィク …… Sergeant Tomanovic
アブ・カドウリ …… ビビの伯父、シリア副司令官
ジャミラ・ナザリ …… 会計士、イラク難民支援プロジェクト

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