Major Crimes ~重大犯罪課 シーズン4 第10話 フィフス・ダイナスティ Fifth Dynasty

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第10話 フィフス・ダイナスティ Fifth Dynasty

脚本/
監督/

【ストーリー】

事件が起きた邸宅にやってきたプロベンザは捜査官のジェームズ
に現場の場所を尋ねる。タオは既に捜査をしていて
大至急科学捜査官の応援を要請してくれと頼む。プロベンザは
裏庭はバーベキューか誕生会する場所だと思っていたが人殺しに
持ってこいの場所でもあるのかという。被害者はチャンドラー・
イーサン・ライアン(Jeff Campanella)。家を購入したのは2ヶ月
前で、家の中から逃げてフェンスを越える直前に引きずり下ろさ
れたのだろうと現場検証から割り出す。チャンドラーは上位裁判所
のバージニアライアン判事(Patricia Wettig)の息子さんだとタオ。
“鬼のライアンか”と。判事は現在警護をつけているという。本部に
来て同業の礼儀として直々に告知するという。
ケンダルはシャベルで力一杯、首を刺されて死亡していること。
死亡推定時刻は?さほど経っていないとし服のペンキはまだ
乾いていないという。捜査は慎重に徹底的に・・血を調べてくれ
というプロベンザ。
サイクスは隣人がガラスの割れる音と叫び越えを聞いて通報。
近くにある判事の家も先月銃撃を受けていること。
サンチェスは第一容疑者はフィフス・ダイナスティのメンバーだ
という。白人至上主義たちでバイクに乗って麻薬や武器を密輸
しているクソ共だという。ライアン判事はフィフス・ダイナスティ
の幹部二人の事件を担当。窓に銃弾を受けた件は脅しかとされて
いるというサイクス。翌日警護要請が入ったこと。家族はカバー
されていないというサンチェス。今まで記録した限り、何者かが
テラスの椅子を投げて窓を割っているとバズ。チャンドラーは
あの脚立にいて、このペンキを追っていけば争ったプロセスが
他瑠かもと。プロベンザは担当している幹部は?どうせ保釈だろう
というと、サンチェスはその通りで、現在捜査令状申請中だと。
チャンドラーは2ヶ月前にこの家を買い仮住まいしながら改装
していたらしいと。フリンは二人の結婚記念のwebsiteがあると
いうと、ここに婚約者のベスを迎える為にと。婚約者
は現在アイオワに住んでいて、結婚式の後に引っ越しする予定
だったこと。ハケ、ローラーは一本ずつ・・被害者は一人だった
ということかと。自分で家のペンキ塗りをしていたとはなと。
チャンドラーは弁護士だろうとプロベンザ。地域のまとめ役で
移民が家族を呼び寄せる手伝いをして市民に尽くし、政治家に
でもなろうとしていたのかもとフリン。ライアンの家族全員を本部
に呼ぶかとして、ギャングの見せしめでチャンドラーを殺した
なら他の家族も危険だという。

・署内
暴行事件として起訴された事件のVTRを見せるクーパー
(Malcolm-Jamal Warner)。そこにはキャサリンとスティーブン
が車に乗っている際に二人のバイカーが車の窓硝子を割って
スティーブンをボコボコにしていた。殴っている方がケニー・
スウィルズ(Mac Brandt)だというクーパー。後ろのがウォルター・
レドモンドだという。どちらも10代の頃からフィフス・ダイナス
ティのメンバーで重暴行の審理中。裁判長はライアン判事で、今夜
二人は留守だったという。サイクスは二人が今回有罪なら2度目。
検察に懲役7年で取引を申し出ていたがライアン判事はそれを
拒んだという。陪審員が有罪にすれば三振法で終身刑だという
シャロン。

バージニア・ライアン判事がやってくる。
彼女も話を聞いていて本来法はそう定めているという。
またこのギャングが何かをしてきたのか?という。
プロベンザとサンチェスはフィフス・ダイナスティのメンバー全員
をここに連行し今夜の所在を確認するという。クーパー警部補と
サイクスで消えた被告のウォルターとケニーを探してとシャロン。

シャロンはライアンに窓に一発撃たれたのかとして尋ねると、
正直心臓が縮み上がる思いだという。翌朝裁判所に保護記録を
申請。銃弾がフィフス・ダイナスティという証拠は?フィフス・
ダイナスティの所有の銃で撃ったと証明されたら裁判長からハズ
されるという。窓を撃ったくらいでは降りたりしないと。フィフ
ス・ダイナスティが家族に接触してきたことはあるか?という
シャロン。無いとし私だけだという。
チャンドラーの新居が漏れてたことは?と問うシャロンに対して
息子に何か有ったのかと察する。凄く残念なお知らせだが今夜
何者かがチャンドラーの家の裏口から押し入り争った上に殺害
していること。裏庭に激しい争った跡が有ったという。
そんなのは嘘だというライアンは息子とは4時間前に話したばかり
だという。ダイニングルームのペンキを塗っていること。結婚を
控えているのだとし出任せだという。チャンドラーに電話して
というと、家族には大事を取って警護をつけるという。
弟さんは本部に来ていること。他には?チャンドラーはただ一人の
・・息子。今は話せないとしてライアンは号泣し崩れる。バズは
タオから判事の家族が到着するぞと。

判事の弟のデビッド(Mark Derwin)、その妻のエイプリル
(Megan Gallagher)、長男のショーン(Nick Clifford)と娘のソフ
ィー(Virginia Tucker)が来る。13歳のヘンリー(Aidan Blain)は
チャンドラーといるハズ。一緒にペンキ塗りを手伝うとしていた
と。プロベンザに重大失踪事件よとシャロンは電話する。

■事件

弁護士のチャンドラー・ライアンが殺害される。
彼は二ヶ月前に家を買い、アイオワに住む恋人のベスと結婚
する予定だった。その為に自分で室内を改築していた格好だった
が、何者かによって侵入されと喉にシャベルで突き刺すという
惨い殺され方をしていた。チャンドラーは”鬼のライアン”として
有名な上位裁判所のバージニア判事の一人息子。判事は現在
重暴行のフィクス・ダイナスティという白人至上主義のギャング
と係争中だった。検察では司法取引を取り上げていたが、
バージニアは決して譲らず、この件は陪審員に委ねるとしていた。
既に暴行を犯したケニーとウォルターは前科二犯。この件で
有罪になれば三振法が適用されるというものだった。
そんな中、バージニアの弟夫婦を呼び寄せ、警護もかねて話を
聞くと、その日チャンドラーと一緒に次男のヘンリー(13歳)が
一緒に家の改装を手伝っていたというのだった。そのヘンリーと
連絡が取れなくなっていることで、緊迫感が走って行くが・・

■感想

身内に甘いというのは、どの社会的階層でも見られるのだけど、
親がより高貴な仕事をしている分だけ、息子にかかる負担というの
は大きくストレスがあるものなのか。
そもそもこの手の性犯罪は生育環境に影響を受けるのかも
よく分からないのだけど、少なくとも甥っ子に手を出そうと
しますかね。

問題は母親は息子の悪事を何処まで知っていたのかということ。
息子のことになると妄信してしまうところも有るのだろうし、
最後まで息子を守ろうとする。

弟夫婦の息子のショーンのことを滅茶苦茶言っていて、私の息子
は大学を出て弁護士、ショーンは大学を退学して実家暮らしを
していることを主張する。
この話合いの中に弟夫婦の姿が見られなかったのが少々物足りなさ
にも繋がっていたかな。

ショーンが13歳という未成年であること。
そしてパロマとアリスの問題について、ガスが妹として認識
してしまうと児童保護局は母親にその事実を伝えなければならな
い。母親や身内が必ずしも良い人物ではないという事実が目の前
に有る中、ラスティはまさに里子として養子として育った経験
から今のパロマの気持ちを最も代弁出来る立場の人物だった。

■事件捜査

相当物騒な事件で、本来ならば本当に世間的にも騒々しく忙しく
緊迫感に富んだ事件の流れになるところだけど、外回りの仕事に
関しては市警やFBI頼みになっていたところが大きく、子供が失踪
したという割にはみんな室内で捜査/事情聴取をするシーンが
多かった。

何よりも現場の状況を詳しく調べればこの現場には3人が居たと
する証拠は出て来そうだし、ヘンリーは手伝いに行っていたにも
関わらず現場に残されていたペンキのハケなどの道具は一つしか
なかった。

■中盤

白人至上主義・ネオナチ/アーリア人たちが今回のドラマに於いて
はミスリードを誘う流れではあったけど、このドラマを長年見て
居れば今回の事件がギャングによるものではないというところも
想像出来る。例えばヘンリーが白人で無ければまた違った緊迫感
は有ったのだろうけど。サンチェスなどは取り調べに於いて人種
問題から相当挑発されていたけれど、流石に自制心を利かせていた
感じだったね。

私は寧ろチャーリーは移民を手助けしている仕事をしているが、
弟夫婦の家庭は逆に白人主義的一面を持つ家庭であり、その
流れから何か事件が発展するのかと思っていた。

今回はカメラが複数有って、ショーンとヘンリーから話を聞く
ことになる。ただショーンはもう成人なのだろうけどヘンリーは
未成年なので親の同行・合意なしに取り調べのようなことを
しても良かったのかな。

■終盤

男が男にレイプされていたなんて話を告白するのは難しい。
勿論異性間でのレイプ/虐待を話す事なんかも同じくらい難しい
とは思う。

結局ショーンとヘンリーが別の取り調べ室でそれぞれに話を
聞かれることになる。この二人もある程度は取り調べ室で話
を聞かれたら多少はどう答えるかは練習していたのではないか
なとは思うけど、結局プロを相手にして駆け引きなんて出来る
ハズも無い。

何台のバイクを見たのか、犯人の風貌は?、何故兄に最初に電話
したのか?目隠しされていたとするが、ヘルメットの上から
目隠しされていたのかどうか。

■その他

・法律は万能ではない

そう感じるのは色々なところで見て取れるな。
結局法律を知っているものが悪事に利用出来るという典型な形
になってしまった。
子供の頃のチャンドラーとスアレスのこと。
この時点ではバージニアも疑ってはいなかったか。
しかし過去に和解を3人もしていたことを考えれば、母親が息子を
疑わない訳もない。

悪徳弁護士は移民の手伝いをするという名目で、弱者である
依頼人に性関係を要求するというシナリオはこれまでにも別のドラ
マかも知れないが見た事が有る。
しかしこの場合は、身内であり甥っ子たちだ。

シャロンはバージニアに対して、もみ消した件に関して
「訴えを頑なに否定する行為」と「証拠を隠蔽する行為」は
大違いである
ことを語る。
シャロンは法務に詳しいとは言え、上位裁判所の判事にそのこと
を言わなければならないというのが何とも皮肉だ。

殺人に於ける計画的な犯行か、偶発的なものなのかという違いは
大概にして大きいもの。

息子のショーンは計画的なものではなかったが、伯母のバージニ
アは計画的なものだという感じがする。

■アリスの件/グスタボ(ガス)の件

今回はこっちの方がメインっぽい感じにも見えるな。
パロマについては比較的早い状態で発見出来た。
兄は弟・妹の犠牲になって守ってあげるものだと。

パロマとは18歳にならないと会う事は出来ない。
ただ18歳になるまでにパロマは、今回の事件とはまた別の形で
兄の知る妹とは違う人になってしまう可能性はある。

パロマにガスが付かなければ良いけど・・ってジャパニーズジョ
ークか(笑)

気持ちが抑えきれないガスにラスティが経験談として語れれば
良かったのにね。アリスが望んでいるというだけでなく、自分も
養子の身であり、今の幸せな暮らしのことを話してあげれば良か
ったのではないかと。

・バージニア判事

演じていたPatricia Wettiさんは、「ブラザーズ&シスターズ」
で、ウォーカー家の亡くなった父の愛人ホリー役を演じていた
ね。そのホリーの娘役がEmily VanCamp(「リベンジ」のエミリ
ー・ソーン役など)だった。

■使用されている曲

・Major Crimes End Credits Theme
Written by James S. Levine

■出演者

シャロン・レイダー …… FIDから重犯課へ
ルイス・プロペンザ …… ベテラン
アンディ・フリン …… プロペンザの相棒
マイク・タオ …… 分析力
フリオ・サンチェス …… ギャング捜査に強い
バズ・ワトソン …… カメラ
エイミー・サイクス …… 特捜班から異動
ラスティ・ベック …… 大学生
Dr.フェルナンド・モラレス …… 鑑識
ラッセル・テイラー …… 副本部長
ケンダル …… 検視官

バージニア・ライアン …… 上位裁判所判事
チャンドラー・イーサン・ライアン …… 弁護士、バージニア息子
チャック・クーパー …… 特殊班
グスタボ・”ガス”・ウォレス …… アリスの兄、元軍人
シンシア …… 児童保護局
ショーン・ファレル …… 長男
デビッド・ファレル …… バージニアの弟、ファレル家の父親
エイプリル・ファレル …… デビッドの妻
ヘンリー・ファレル …… 次男、13歳
ソフィー・ファレル …… 長女
ケニー・スウィルズ …… フィフスダイナスティ
ルイーズ・ロジャーズ …… ウォルターの元恋人・接近禁止令

ジェームズ …… 警察官
スティーブン …… ケニーに襲われる
レイチェル …… スティーブンの車に同乗。
…… Police Chaplain (voice)
ウォルター・レドモンド …… フィフスダイナスティ
イーバス・スワレス …… チャンドラーの被害者

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