第24話 ストロベリークリーム パート2 Strawberries and Cream:Part 2
脚本/
監督/
【これまでのストーリー】
テローシュは人殺しがCBIに潜んでいることを語る。ハイタワー
を広域指名手配にした。武器も持っていて危険だというリズボン
に対してハイタワーは誰も殺していないよとパトリック。CBI
内部のレッドジョンの手先が居る。チョウはハイタワーは逃亡者
だという。2人殺してパトリックも殺し掛けたと。背後にレッド・
ジョンが居てハイタワーを探しているのか?ハイタワーはパトリ
ックの住む場所にいくと話が有ると告げる。
【ストーリー】
●サクラメント・長期滞在型モーテル
ハイタワーはパトリックに銃を向けるとあなた一人なのかと問う。
僕と僕に取り憑いている悪魔だけだから、頼むから銃なんて
向けないでと語る。ハイタワーが銃を下ろすとお茶でも入れるか
と問う。ハイタワーはパトリックにここに住んでいるのかと問う
と時々来るのだという。殺風景だけど良い所だという彼女に
そんな話をしにきたんじゃないんだろうと。今日見つかった被害者
のマックス・ジェームズは私のいとこ。今まで私に金を送ってく
れていたが連絡が取れなくなったので様子を見に行ったら悲惨な姿
だったこと。死ぬまでの間酷い拷問を受けたのだろうとし、私と
子供の居場所を聞かれていたのでしょうと。彼は知っていて
言わないでいてくれたのだという。良い人だとパトリック。
レッド・ジョンはもうすぐ私を見つける・・必ず・・もう限界だ
と。出頭するわというハイタワー。そのことをまずはあなたに話
て置こうと思ったという。トッド・ジョンソンを殺していない
と法廷で証言すると。せめて子供は安全に保護されるでしょと。
このまま逃亡生活だと子供も可哀想だという。あなたの計画が
ぶちこわしになるが今の所見込みは無しでしょ?CBIの手先は
見つかりそうなのかと問われるとパトリックは色々と複雑で
少しずつ調べてきたが君の出頭で状況は変わるだろうと。正しい
選択だと思うが出頭は48時間待って欲しいという。リズボンらが
君を守りボクが手先を見つけるという。今まで何ヶ月も無理だ
ったが2日で出来るのか?と。パトリックはやるよとし後が無いから
だと。
●CBIオフィス
パトリックはリズボンのオフィスに行くとついて来てとし緊急事態
だという。チョウとヴァンペルトにいつもの店で30分後に来て
としリグズビーもねと。ハイタワー問題だと。
●O’Malleys / IRISH PUB
パトリックはCBIの仲間の前でこれまでのことを全て話す。
ボクがレッド・ジョンに捕まって居る間に何も言わなかったと
言ったがあれは嘘だとし詩を暗唱していた。
「虎よ虎、赤々と燃える暗い夜の森でどんな不死身の手や目が
その造形を作り得たのか。何処の海や空にその目は燃えたのか」
パトリックではなくチョウがその言葉を知っていて途中から
からが語り出す。ウィリアム・ブレイクだというチョウ。
意味は?というリグズビーに対して
「神は羊を、そして虎を作った。闇の無い光はない。死のない生
も」と語る。トッド・ジョンソンは息絶える前にその詩を暗唱
していた。最初の二言だけ。彼はレッド・ジョンを知っていて
レッド・ジョンは口封じの為に彼を殺したのだという。彼を殺し
たハイタワーもレッド・ジョンの手先なのか?というヴァンペルト。
彼女はやっていないとし真犯人を隠す為に奴らにはめられたのよ
という。CBIの中にレッド・ジョンの手先がいるのだというリズ
ボン。ハイタワーは子供の安全の為に出頭し、法廷で無実を争う
と言っているとし、彼女には48時間待ってと頼んだという。
その間に君たちには警護を頼みたいという。しかしリズボンは
私たちは警察よという。しかし権力側ではないだろうという
パトリック。彼女の警護は出来ないというリズボンは見つけたら
すぐに逮捕しないと・・。パトリックはそれなら内緒でしてくれ
という。2日で何が出来るのか?というチョウ。CBIの手先を見つけ
その手先にレッド・ジョンまで導かせるという。ラローシュが
リストを持っている。トッド殺害容疑者リストだと。ハイタワー
の他に4人の名前が有ったというリズボン。4人って誰なのかと
いうヴァンペルト。分からないのだというパトリック。ラローシュ
には聞いていないのだという。
■事件
サクラメントにある長期滞在型モーテルの一室。疲れた身体で
帰宅するパトリックの前に銃を構えたハイタワーが待っていた。
ハイタワーは金を送ってくれていた従兄弟のマックス・ジェームズ
が殺害されたことを受けて、そろそろ逃亡生活も限界であるとし
パトリックに言った後に出頭しようと考えて居る事を告げる。
法廷でトッド・ジョンソン殺害について無実だということを訴える
と。パトリックはそのことを認めつつ、出頭まで48時間だけ待って
欲しいとし、最後に大胆な作成で挑むことを誓う。
パトリックは署に戻るとCBIのみんなに全ての事情を話し、
ハイタワーと接触した事を告げ、CBI内部にはレッド・ジョンの
内通者が居ることを改めて語る。ラローシュが持っているリスト
には内通者の4人の名前が書かれているが、ラローシュ本人だという
可能性も考えてこれまでそのリストのことを聞くことをしなかった
がそれを入手し、内通者を見つけ出して、その流れを通じてレッド
ジョンを見つけ出すという。与えられた猶予は48時間。果たして
パトリックはレッド・ジョンにたどり着くことは出来るのか。
■感想
なるべく情報が入らないようにしてきた為に、今回の流れは
何処まで解明出来るのかなという感じでヒヤヒヤするものが
有った。そもそもレッド・ジョンと言えばあのパトリックの行動
に対して常に先手を取ってイニシアチブを持っていたこと。
このシーズンになってようやくイニシアチブがパトリック側に
回ってきた訳だけど、あのレッド・ジョンにしてみればその行動
も何処かで察知していつの間にか逆転していたと思っていた流れ
さえも利用されているのではないかという思いもして、なんとも
怖い思いがする。その辺はリズボンが何度も展開上の中で指摘
しているように
「あまり自分を過信しないでよ、危険な兆候だわ」
というセリフが示すようなことが起きはしないか緊迫感が有った
な。
難問も幾つかあり、ラローシュからリストを手に入れること。
リストを手に入れた後に手先をおびき出す方法論。
そして更にはレッド・ジョンとの対決。
あれだけ証拠を残さず残忍なことさえしてきたレッド・ジョン
のことだから、ハイタワーが出頭し子供の離れたところで、
パトリックの妻子を殺した人物のことだから、その辺のところで
容赦はないのではないかという思いのするところだった。
シーズン4も既に録画してあるがまだ見ていない。
DLIFEに合わせて更新しようと思っているからだけど、まだシー
ズン4の情報自体、耳にしないように目隠し耳栓しながら生きて
来たので実はどうなるかは分からない。ただシーズンファイナル
の宣伝はどうしても目にしてしまうことが多かったし、今回の
犯人が出て来た際にも、レッド・ジョンはチームみたいな感じで
存在しているのではないかという感じがしてまだ解決していない
のではないかなという印象も有る。
途中からバートナムがパトリックを病気扱いしたり、リズボンが
パトリックの目が怖くなっているとしている割に本人は意外と
スッキリとした顔をしていたので、まさかの夢オチとかそういう
のは無いよなという感じがする。
■捜査
今回は3つの重要な捜査の流れが有った。誰が見ても明らかな
段階的なもの。
・1) ラローシュからリストを入手せよ!
どのようにしてラローシュからリストを入手するのか。
ラローシュがそこらの人とは違うということはこれまでのシーズン
を通して見ている人ならば分かるハズだけど、とても人間の心理
を読むのに長けているから容易ではないと思った。
パトリックは自分のウィークポイントとも言えるドナルド・カル
ペッパーがラローシュ邸に侵入した件で依頼したのは自分である
ことを告白した。
更にハイタワーとも接触していること。
パトリックはハッタリが上手いので、その時に金庫に入っている
タッパーの件を口にしてさも中身を見たような感じで語る。
イニチアチブを持っていれば相手の言葉にただノリさえすれば
良い。その後のパトリックの発言はそのまんまラローシュの言葉
に尾ひれをつけて語っただけ。
「興味深い」「あれは個人のもの」「もちろんそうあるべき」
更にラローシュにはリストと同時に出頭まで48時間の猶予を求め
る。
リストの人物は、
ブレンダ・シュトリック、オズヴァルド・アルディレス、
ゲイル・バートラム、クレイグ・オラーフリン。
そしてラローシュも可能性としては排除されていない。
・2) 5人の中からレッド・ジョンの内通者を探せ!
リストのことをパトリックはチームCBIに話す。
ヴァンペルトはクレイグが入っていたことに驚きだったけど、
個人的にはその可能性が高いかなとも思える。
やっぱりヴァンペルトはリグズビーとの関係が合っていると思う
からね。本人はもう割り切っていた感じだけど、根底ではまだまだ
リグズビーへの気持ちは有るのではないかな。
リズボンルール12(って別に12ではない(笑))、社内恋愛はするな
みたいなものが有って仕方なしに別れた訳だからね。
パシフィック・パームズ・ホテルにハイタワーを匿っていること
をそれとなく容疑者たちに言って聞かせる。
・パトリックはラローシュに705号室だけど2日待ってよと語る。
・リズボンはブレンダに対して「地域活動の奉仕活動」のアイデア
と称してハイタワーの資料を意図的に渡して、極秘裏の資料を
渡してしまったと語り、中身を見たかを確認した上で、ハイタワー
は405号室にいることを告げる。
・バートナムにはハイタワーが見つかった事を告げ、マスコミ
対応に苦慮する彼に出頭させる方が騒ぎが少なくて済むとし、
48時間発ってもパトリックが説得出来ない時は私たちが踏み込む
と語る。因みに605号室ね。
・オズヴァルトの元にはチョウとリグズビーが話した。
ちょっと演技がわざとらしいのでバレるかと思った。ハイタワー
のことを「荷物」という名で呼んでいて、305号室にいることを
告げた。しかし彼らはビルの屋上でコーヒーを購入していた
みたいだったけど、あんな所でコーヒーを売っているのがちょっと
不自然な感じだったな。
・クレイグはグレースと連絡が取れないことに心配し、リグズビー
に尋ねると極秘だけどハイタワーの件で505号室に居るという。
これらの中で暗殺者を必ずハイタワーに差し向けると考えた為に
パトリックはそれぞれに違う部屋番号を知らせた。
それぞれの捜査官が互いに話し合いをしてしまったら一発でこの
作戦はバレるなと思っていたけど、一応内密に・・という形で
互いに接触しないようにしていたようだ。
・犯人はやってきた
各部屋に監視カメラが設置して有る中、みんなで犯人の行動を
監視。
「無駄な(張り込み)時間に思えてきた。」(Lisbon)
「そう思う時こそ成功の一歩手前だよ。」(Patrick)
ヴァンペルトだけは一人CANYON RANCH/CATTLE CREEKに居る
ハイタワーのことを地元保安官と連携して守っていた。
パトリックはあの女性がホテルにやってきているのを見て犯人で
あることを見破った。
一気に緊迫感が走る。
・中身は少ない大きな袋
・アクセサリーは無し
・顔が殺し屋っぽい。人殺しの目だよ
「アイオワから来た観光客って感じだ」(Lisbon)
エレベーターで昇る光景を見つめる。
チョウがいつにも増して場違いな形で、何処で停まるか賭け
ないかと語っていたのが違和感有ったな。
エレベーターは8階で停まる。CBIの監視・作戦センターが有る
フロア。非常階段を使うのだろうということでモニタに映し出さ
れるのは605号室。バートラムが犯人なのか。
取りあえず殺し屋を捕まえようとするが、さも操られていますと
ばかりにあっさりと飛び降り自殺。イルサ(Alice Rietveld)と
いう殺し屋。ホントにプロなんだろうな。
・バートナムを使ってレッド・ジョンをあぶり出せ!
取りあえずは誰が電話したのかは605号室に暗殺者を送った
ことで目星は付いた。犯人が持っていたのはロープ、手錠、
睡眠薬。
パトリックはバートナムに対してハイタワーが出廷していると
しているが、その為にはまずあなたに会って取引の話がしたい
と言っているということで一緒に会いに行こうと誘う。
その後バートナムは何処かに電話しているようだったな。
サクラメントにあるパインウッド・ショッピングモールで会う。
その間に一応の犯人の目星が付いたことで、ヴァンペルトは
クレイグにハイタワーの居場所を話してしまった。如何にも
あやしいシチュエーションだったよな。
時間まで待つ。パトリックは紅茶のラプサン・スーチョンを注文。
バートナムはコーヒーをブラックで注文。
面会場所はショッピングモールのど真ん中でこれなら相手も大胆
な行動はしないだろうとのことだけど、何度も言うけどこれまで
一体どれだけ残忍なことをしてきた人物か忘れたのか。
時間が経過しても来ない。
会話の中でバートナムにロープというキーワードを語った際に、
パトリックは殺し屋がロープを持っていたのはあのフロアの部屋
から下に一階降りる為に用意されたものだと気がついていた様だ。
つまり505号室に暗殺者を送ったのはクレイグ。
そんな状況の中でもレッド・ジョンはパトリックたちのことを
モールで新聞を見ながら観察していた。
■終盤
クレイグが犯人だということで、誰でも良いから急いで電話すれ
ば良いのにこういう時に限って電話が繋がらない。文明社会を
舐めているのか!。ヴァンペルトがクレイグと共にハイタワーが
居る場所にいくことをみんな周知の事実だったのかな。
リズボンはクレイグに撃たれてしまった。肩を撃たれたとしていた
が血が出ていなかったので防弾チョッキでも着ていた?
撃たれたリズボンがクレイグの注意を引いたので一斉射撃して
殺した。
問題なのは何でクレイグがレッド・ジョンの手先なのかということ
だろうね。
・あなたホントのレッド・ジョン?
リズボンに頼んでクレイグの携帯をリダイアルしてもらい犯人
にメッセージを送る。するとパトリックの居るモールの隣に座っ
ていたオヤジ・(ロスという人物だったが、IMDBなんかだと
ティモシー・カーターになっている。)
ただレッド・ジョンだという証拠を尋ねる中で色々と話をしてい
た。彼はもう殺しは飽きたので人の為になることをしたいという。
パトリックに関してももう自分の人生を前に進むべきだと
語る光景が有る。
「愛する女性を見つけて家庭を作れ」
「お前が死んだらな」
妻子を殺した証拠として、
「奥さんは清潔だった。薬用石けんとラベンダーの香りがした。
君の娘は汗とイチゴの香りがした。子供用のシャンプーの香り
かな」
しかし不可解なのは最後の方はレッド・ジョンのマークが出て
こなかったな。
レッド・ジョンは新聞に銃を隠し持っていたが、パトリックは
背広の下に銃を隠し持っていた。
ある程度の確信が有ったからこそ発砲したのだろうけど、
正当防衛は認められるのかな。
■その他
・ヴァンペルトの結婚式・・・
ぼっしゅーと
・レッド・ジョンに見えない・・
演じていたBradley Whitford。「ザ・ホワイト・ハウス」での
ジョシュ・ライマン次席補佐官役。映画「パーフェクト・ワールド」では、
イーストウッドと共に行動するボビー役に出演した。
■使用された曲
・
■出演者
パトリック・ジェーン …… 犯罪コンサルタント、CBI
テレサ・リズボン …… CBIの捜査チーム・上級捜査官
キンブル・チョウ …… CBI捜査官・元軍人
ウェイン・リグズビー …… 放火事件のエキスパート
グレース・ヴァンペルト …… CBIの新人捜査官
J.Jラローシュ …… CBI
マデリン・ハイタワー …… CBI、現在逃亡犯
ゲイル・バートラム …… CBI局長
オスヴァルド・アルディレス …… 地方検事補
クレイグ・オラーフリン …… FBI、グレースのフィアンセ
ブレンダ・シュトリック …… CBI広報担当
ミミ・ハイタワー …… 娘
ウィル・ハイタワー …… 息子
イルサ …… 殺し屋
コール …… Deputy
メイヤーズ …… Deputy
…… 捜査官
ティモシー・カーター?ロス? …… Red Johnと名乗る
マックス・ジェームズ
ドナルド・カルペッパー
トッド・ジョンソン