シェイズ・オブ・ブルー ブルックリン警察 Shades of Blue 第5話 妄想 Equal & Opposite

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第5話 妄想 Equal & Opposite

監督/Dan Lerner 脚本/Tamara Becher
Julian Meiojas

【これまでのあらすじ】

ラウールはあのシマでは誰にも侵させないとし、ウォズと共に
互いに求めているのは地域の安全だとしてみかじめ料を
取りある条件で見逃していた。サップはソファーからポルト
ガル語を教わる。サップは好きな子がブラジル人で、あの
コールガールに教わっていたとトゥフォに語る。テスは
夫・ジョーが浮気していることに関連しエスパーダに相談する。
独身のあんたに結婚の何が分かるのかとすると、エスパーダ
はキス。スタールはウォズは気がついていないとしてベイカー
に話すが、それは捜査の入口に立っただけだからだという。
ウォズはハーリーにチームに裏切りものがいることを語る。
ドニーからウォズに間もなく大口の不当な金を動かすので
早く決着をつけろと言われる。ウォズはハーリーを裏切って
しまったことに反省。そしてドニーを殴り飛ばす。まさか
本気で抜ける気なのか?

【ストーリー】

ハーリーは容疑者を捕まえる。出頭違反だけなのに、これで
公務執行妨害と銃の不法所持が加わったとしてそんなに刑務所
で過ごしたいのかと問う。しかし売人はよりによって犬の
糞の上で倒れるなとしてハーリーの服に付いた臭いで参る。

テスはハーリーにどうしたのか?と問うと臭いで分かるでしょ
と。テスはこっちは薔薇の茂みに倒れ込んだという。
しかしそのお陰で50万ドル相当のヘロインを発見だという。
どう見てもヤバイ奴らの仕事・・・報復劇になりそうだと。

ウォズはリンダとベッドで寝ていると、そこにウォズが拾って
来た犬が来て二人のことを見ていた。リンダは失望するが
痩せ劣っていたとし、あとでリンダが病院に連れて行ってくれ
というウォズ。それを拒否しようとするが・・・

本屋の店主(Tom Greer)はトゥフォにタダ読みなら図書館に
いけと言う。トゥフォはオレは警察だとして張り込みしている
のだと語る。トゥフォはあの車は今日で3度目だとして車を
取り調べようとするが逃げられる。

その頃サップはソフィア(Paloma Guzman)からポルトガルを
教わっていた。しかしトゥフォがやってくると俺たちが尾行
されていると語る。ウォズに知らせようというと、何の為に?
と語る。ソフィアに行くのでまた今度教えてくれというと、
夜の9時半から乱交パーティー後なら空いているわと語る。
しかしジョークだとして11時からだからその前に教えると
いう。

トゥフォはウォズに誰かに尾行されていたことを語る。
午前中ずっと。何で職質しないのか?とハーリー。車のナン
バーから身元を洗えというが、トゥフォは見ていなかった。
サップとお前の二人は何をしていたんだとし、テスを
手伝えと語る。

ウォズはハーリーにつけられてないか?と問う。テスは
逮捕したあの二人はラウール・メンデス(Otto Sanchez)の
運び屋だという。奴の名前を出せば見逃されると思っている
とのこと。少量だから見逃しているのに・・とウォズ。
押収されたラウールは泣き寝入りするタイプではないこと。
1割・2割を渡すか?というテス。意地と引き替えに大量の血
が流れるかも知れないと。ウォズはそれが大義か?しかし確か
に一理あるとし交渉は任せるという。しかし9割押収されて
女の口から交渉して聞いてもらえると思うか?というと交渉は
ボスがしてよとテス。本気でラウールに渡すのかとハーリー。
オレに罠を仕掛けたように見えたというウォズ。
その前にハーリーは家に戻ってシャワーを浴びろとし臭いが
する事を告げる。

そんなスタールから電話が鳴る。
君に謝りたいというスタール。ウォズの娘の自殺で不適切
なことを言ったし、協力に感謝もせず、ストレスからつい
キツイことを言ったという。謝罪は?というハーリーに対して
済まなかったと。許す代わりに頼みがあるとし部下を引き上げ
てと。サップとトゥフォがつけられていると言ったという。
運転手は男性だったこと。しかしスタールは今朝は誰も尾行
していないとしウォズが苛立っているなら好都合だと。ミス
を侵しやすくなるとスタール。

ベイカーに会うハーリー。
ベイカーは話とは何かと尋ねるとスタールに問題があるという。
私への興味の持ち方が職務の行きを超えていること。これは
本気だというと、私を不当に監視しているのだという。
密告すれば逃れられると思っているのか?とベイカー。あなたは
連邦法違反で逮捕されたのだという。でも私にだって人権は
あるとしプライバシーの問題だと。担当を変えても良いが
捜査方針は変わらないという。スタールには黙って居るから
・・と。

■感想

何とかチームウォズの事態が好転しないかなと思っている
のだけど、なかなか足並みが揃わないな。

ウォズに肩入れ出来る流れとしては今の所幾つかあるの
だけど、その中には勿論反対にあくどさも感じるものも
有る。ただそういうあくどいこともしていかないとこの
スラム化している場所ではやっていけない所もあるのでは
ないか。

1) 地元ギャングの劣悪さと市警のリスク

みかじめ料を払うことである程度の犯罪を見逃して子供たち
を守っているということを考えると妥協点がブルックリン
署のものたちの方が現実的に見える。
地元の悪党を手懐けておけば次々に変わるギャングの縄張り
争いに於ける抗争を阻止出来る。

2) スタールの強引なやり口

ハーリーに対してもの凄く強引に潜入を求めている。
毎回命の危険にさらされていること。
ハーリーは確かに連邦法に違反しているが、娘の為という
名目がある。しかし特権を利用して自分の

3) ウォズの中にも一定の線引きが有る

ドニーがリスク性の高いことをしていることを知って抜けよう
とするところがあったり、仲間と認めたものに降りかかる
火の粉を振り落とすために色々と行動を起こしている。
特にハーリーは特別視しているところも有るけれどね。

■リスクが高まる

ドニーとしては大型の取引を行い大金を手にして早い所
撤退したいのだろうが、先日のエピソードでハーリーが
運んだ荷物の流れは完全に倉庫を抑えられてブツは無くな
っている。

またチーム内にはモグラが居るということでウォズは
神経質になっていて、その流れはドニーにも伝わっている。
ドニーが独自に今回調査していたことで、本来ドニーが
主導している不正の流れをウォズに全てを押しつけることが
可能な状況だ。

一人一人の事をウォズは調べている。
今回調べられてマークされていたのはテスだった。
テスの不審な行動にウォズはマークしていたが実際には
夫ジョーの浮気によってエスパーダとの関係があることが
知られただけだった。

■ストーカーがテーマか

刑事の立場として見ればストーカーのように容疑者を尾行して
証拠を押さえて捕まえるのが仕事。

しかし男女が関係してくると途端に歪な形で固執する人物が
変わって来てしまう。

1) ハーリーを過度に見張るスタール

ハーリーの家に勝手に入るスタールは確かに相当ヤバイこと
をしている。ハーリーが彼を気味悪いものとしているのも
分かる。
チェンとかベイカーなどにスタールのハーリーに対する過度の
要求というのは知られているので、最終的にはスタール側
に不利に働いていく流れも想像出来る。

今回キャディ(Michael Laurence)というハーリーの元教官に
頼んで盗聴器が無いかを調べてもらい、更に盗聴器を仕掛けて
それを今後の不正の証拠としてハーリーが仕掛けて行きそう
だ。

最後に彼はジーナという娼婦を読んでいた。
そのジーナは名前を言わず好きに呼んで良いと言われると
スタールはハーリーと名付ける。本当にハーリーのことを
特別に見ている感じだね。

2) エスパーダとテス

一方的に引き裂かれてしまった関係の形になってしまったの
でエスパーダとしては納得がいっていない感じ。テスはこれ
まで散々エスパーダに助けを求めていたからね。
H寸前までいったけど結局寸止め・おあずけされた(笑)

3) サップとトゥフォ

気になるのはサップがソフィアにポルトガル語を学んでいる
のだけどサップは本当に好きなブラジル人なんて居るのだ
ろうか。ソフィア役のPaloma Guzmanって「ゴシップガール」
でも「Pretty Little Liars」の中でも不倫的なことを
しているからな。二人共ソフィアのことを気に入っている
のではないのか?

サップはレストラントロピカルで友達のマルコがブラジル料理
を教えていることをソフィアから聞いて行くことになった。
ソフィアは実はFBIの連絡係でサップが内通者だったりする
のだろうか?

■警察の仕事

今回は何と言ってもラウール・メンデスがウォズのルールを
破って攻勢に出て来た。あまりに大量のヘロインを持ち込ん
だことで、余程大きな組織が背後にないかと感じている。

ラウールとウォズの間で押収したヘロインの返却の話合い
があるがウォズはそれを拒否。

するとラウールは色々と手下を使って嫌がらせをし始めて
ブルックリン署がみかじめ料を取って守っている店を荒らし
たり、ウォズの車を車上荒らしして、「ゲイ野郎」とか
「ゲイ雑誌」を車の中に入れてピンク色に装飾して返して
来た。

ウォズも激怒し、ラウールと敵対しているデヴォンテ(Tre Davis)や
ジェローム(Sean Ringgold)を使ってラウールを追い出させる
ように工作した。

■その他

・クリスティーナに恋人が・・・

マニー・プエンテスという男性がクリスティーナの車に
乗っていた。車泥棒かと思えば携帯にはクリスティーナと
一緒に写っている写真。しかも写真を見ると色々と母親が
知らないところで二人で遊びに行っている跡がある。
彼女は無理して音楽学校に行きたいとは思っていないのでは
ないか?母親がJennifer Lopezだから音楽させようとして
いるのか(って違う)

・ハーリーの元上官のキャディ

薬物中毒になっているようだね。
ハーリーとしてはセントジョービフの施設で治して欲しいと
考えて居たようだ。
キャディは8年間の潜入捜査をして二つの顔を持つ代償について
語っていた。
「嘘と隠し事で心は蝕まれる。最後は空になる。」

■使用された曲

・Give it to Me (feat. E-40) by TeeFLii
・Blacka by Blackalicious
・The City Below by Mackintosh Braun
・The World (Is Going Up In Flames) by Charles Bradley & Menahan Street Band

■出演者

ハーリー・グレース・サントス (Jennifer Lopez) NYPD
マット・ウォズニアック (Ray Liotta) NYPD・警部補
ロバート・スタール (Warren Kole) FBI
マイケル・ローマン (Dayo Okeniyi) NYPD・新人
テス・ナザリオ (Drea de Matteo) NYPD・金髪

マーカス・トゥフォ (Hampton Fluker) NYPD
カルロス・エスパーダ (Vincent Laresca) NYPD
クリスティーナ・サントス (Sarah Jeffery) ハーリーの娘・音楽学校
デビッド・セパーステイン (Santino Fontana) “サップ”
ドニー・ポンプ (Michael Esper) 内務観察官
リンダ・ウォズニアック (Lolita Davidovich) マットの妻

ジェームズ・ナヴァ (Gino Anthony Pesi) 検事補
ゲイル・ベイカー (Leslie Silva) FBI、スタールの上司

カーティス・デヴィル …… “キャディ”、元ハーリーの上官
ラウール・メンデス …… 麻薬のディーラー
ソフィア …… 娼婦、ポルトガル語を学ぶ
マニー・フエンテス …… クリスティーナの彼氏
デヴォンテ …… ギャング、ウォズが取引
カービー …… Kirby’sの店主 (Smoke Shop)
…… スタールの気が有るカウンターの女性
…… 雑貨・本の経営者
ジェローム …… デヴェンテの仲間、体の大きい男

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