キャッスル/ミステリー作家のNY事件簿 Castle シーズン7 第3話 姿なき殺人犯 Clear & Present Danger

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第3話 姿なき殺人犯 Clear & Present Danger

脚本/Chad Gomez Creasey
Dara Resnik
監督/Kate Woods

【ストーリー】

自宅マンションでビリヤードをする男。ドアを叩く音が鳴った
為に覗き穴から確認してドアを開ける。しかしドアを開けても
人は居ない。しかし次の瞬間何者かがウィルのことを刺す
のだった。

リックとケイトはまるで探り合うように二人共タブレットに
目を通す。ケイトは今夜は何がしたいかと問うと、映画でも
見に行こうか?という。リックが合意するもやっぱり映画は
飽きたわねと語る。アレをしたいなら最近やっていないこと
があるというケイト。ずっとして欲しい事だという。それを
聞くとリックは君が嫌かと思ったという。その気満々だと
いうとそれならやらない手は無いと語り二人は早速ベッドに
向かおうとするが・・電話が鳴る。

現場へ向かう途中二人は語る。絶対にこれが終わったらさっ
きの続きからやろうと。ケイトはあなたにもらったプレゼント
を来てあげても良いという・・バレンタインデーにもらった
アレだと。

・現場
ビリヤードのキューが刺さった男性の遺体が倒れていた。
死因は聞くまでもないなとリック。ラニは下大静脈を突き破
られ数分後に失血死だという。エスポは下の階のカップル
が争う音を聞いていたとし通報したりが7時50分だという。
もの凄い音だったこと。被害者はウィリアム・フェアウィッ
ク (Nick McCallum) 25歳、アナーキーマークのタトゥーが
有る男。悪魔風のデザインが趣味。ノートパソコンやスマホ
にはパスワードでロックされているというエスポ。ライアンは
地下鉄で遅れたとしてやってくる。ワイン臭くないか?
というとジェニーと食事をしていて店を出るときにワインを
誰かにかけられたのだという。

リックはここの破片は左から右に飛び散っているとすると
ケイトは犯人は左利きねという。エスポはドアも窓も内側から
施錠されていたこと。破損物はあるが押し入った形跡はない
という。盗まれたものもなさそうだと。しかし靴下の引き出し
の奥には2万ドルが有った。ライアンは会社のIDカードがある
とし職業はグリーンブラット保険会社だという。

現場検証している所に隣人だというヘンリー・ライト
(Tate Ellington)が帰宅する。殺されたなんてウソだろうと
し何が有ったのかと問う。
ヘンリーは2年前から隣に住んでいたとし仕事の後に時々一緒
にゲームをしていたという。物音は?と問うと”コバルト要塞を
攻撃”していて分からなかったという。それを聞いたリックは
「テラ・クエスト」かとし、キャラはウェストランドの鬼か?
南の川のオークか?東の山のゴブリンかと問う。すると自分は
キングだというヘンリー。最近ウィルに変わった様子はあっ
たのかと尋ねると、いつも通り朝出勤して寄るに帰宅して
いたという。僕達は現実の話はあまりせず話題はゲームのこと
ばかりだったという。トラブルになったのなら金儲け絡みでは
ないかという。ただ昼間の仕事ではなく夜の仕事。毎晩
チェルシーのビリヤードで賭けビリヤードをして稼いでいた
からと。

・チェルシーのビリヤード場

支配人のファッツ・シェパード (Tom Wright)はウィルは確か
に来ていたという。ビリヤードは最高に上手だったとのこと。
ウィルがカモにしていたのは主に金融マン。連中は千ドル
なんてはした金なのでその程度の損で人は殺さないという。
ウィルは高級クラブ専門だったこと。ここの常連は無害だが
でも最近彼はブルックリンにあるオニールの店に行っていた
という。危ない奴らが出入りしていること。金を十分稼いで
いたのに何故そんな所に行ったのか・・
ファッツが何かを知っていると感じたリックたちは突っ込んだ
質問をする。すると「人は時として理屈に合わないことを
す。一度何で上手になったのかを聞いた事があるがヤツは
「悪魔と取引してこの才能を手に入れた」としていたこと。
この前ウィルはえらく落ち着きがなかったので声を掛けたら
「あれは冗談じゃなかった。もう時間切れだ。だから時期に
魂を失う」と語っていたとのことだった。

■事件

自宅アパートで25歳のウィリアム・フェアウィックがビリヤ
ードのキューで突き刺されて殺される。引き出しの中から
2万ドルの現金が見つかったことから何か怪しい事に手を
出しているのかと疑う。職業はグリーンブラット保険会社。
隣人のヘンリーとはゲーム仲間で仕事の後によく遊んでいた
という。トラブルについて心当たりがないか尋ねると、
金儲け絡みではないかとされ、昼間の保険会社ではなく
夜に彼はチェルシービリヤードで賭けビリヤードで稼いでいた
ということ。賭けで負けたものの腹いせ的行動だったのか。

■感想

悪魔との取引に於ける殺人容疑から始まり、透明人間ネタ
へと繋げていく。
少し現実離れしたSFチックな話となり、会話のペースは確実に
リックの得意分野なので、彼の仮説が猛威を振るう話に
なることは想定出来た。

シナリオからすると失踪話とは一線を画したような話として
描かれて行く程に全く違う内容となっているのかと思って
居たけど、物語も終盤になるに従い、リックの失踪に於ける
関連性、特には心情的・心理的な一面を示唆する所も垣間
見られるのではないかと思わせる。

今回の犯人が心情や動機を語る際に、
「自分の人生から私を消したがっていた」
というセリフを見ると、先日のエピソードの中で怪しい人が
語っていたように「リック本人が自分の過去を消したがっ
ている」
のではないかという事を想像させるし、政府組織と
いう名の下で怪しいプロジェクトが行われていることに関連し、
リックもそういう怪しいプロジェクトの一つとして組み込まれ
てしまっているのではないかということも想定される。
そもそも人の記憶を意図して消すことが出来る何て言うのは
余程のトラウマか幻覚剤でも撃たない限り難しく、そういう
組織がないと一連のリックの失踪の整合性を図るのは難しい
よな。

チェルシーにあるビリヤード店の人も
「人は時として理屈に合わないことをする」としているように
リックも同様のことをしてはいないかと心配するところがある。

■金が動機か?

2万ドルの現金が被害者の自宅に有った。
この金はどのようにして稼いだのか。

ビリヤードで賭けをしていたという証言が出てくる。
ただチェルシーのビリヤードでは金融マン相手の賭け事なの
で千ドル程度ではもめ事にはならないと一蹴される。

更にオニールの店ではトラブルを起こしておりその相手は
前歴のあるジギー・マイケルズ(Roberto ‘Sanz’ Sanchez)
との賭けビリヤードでのことだった。
しかしジギーによると金は返してもらった代わりにあるビル
の侵入方法を教える取引をしていたことが判明する。

■犯人はゴーストから透明人間へ

ドラマでは数々の奇妙な出来事が発生する。

・被害者のアパートの防犯カメラ

被害者の住むアパートの防犯カメラ映像には殺される直前に
誰かが彼の部屋に入っているが入っている人物自体は写って
はいない。幽霊・悪魔切は否定され、透明人間説が浮上して
くる。

・ジギー・マイケルズの証言

ビリヤードで2万ドル負けたということでケンカになったが
そのケンカになった理由はウィルがイカサマをしたのではな
いかということ。
ボールが不自然な動きをしたということ。

・トム・タルマッジの証言

タルマッジは相乗り支援アプリ「ヒッチ」の創設者。
ウィルがジギーの金を返した後に調べてもらっていたのが
彼のオフィスに入り込む方法。病院送りにされている
タルマッジ自身は何故そのようになったのか喋りたくないと
していたけれど、得体の知れないものに乗りかかられてクビ
を絞められたこと。更に隣で話が聞こえて「殺すな、約束と
は違う」という声が聞こえたという。

何よりも一番否定する立場であるケイト自身が透明人間によ
って襲われたのだから否定出来る立場でもなくなった。

・証拠品が消える

防犯カメラ映像が証拠品保管庫から消えて、マンションの
サーバーからも削除されていた。

リックとケイトが彼のIDを取りに行く際に、ケイトとリック
は襲われる。
しかしこう言っては何だけど、人は何らかの方法で他人の目に
見えない方法が生まれても物質的には消えている訳では無い
のだから、ケイトはクビを絞められた際に蹴飛ばせば良かった
だけのこと。

■情報を操る

珍しいことではないのかも知れないが犯人ならば捜査官たち
をミスリードさせて自分たちに目を向けさせないだろうね。
ここでは誰がそんな嘘の証言をしているのか。

ケイトはゲイツに起きたことの報告は出来なかった。
リックはケイトが嘘をつくとは思わなかったとしていたけれど
話さなかっただけでウソではないと語る。これまで散々リック
に対して話さなかったことに怒っていたケイトの姿が思い浮か
ぶ(笑)

ウィルの働いていた会社は存在しなかった。
カードキーのICタグはトリーでも解けない厳重な暗号が
施されている。カードケースには
“誇り高きアメリカ製ADVANTUS APPAREL”と書かれていたので
顧客リストからグリーンブラット社の場所を突き止め、
受付(Adalgiza Chermont)に聞くと、次の瞬間捜査官たちに
よって囲まれてしまった。そこで働くサルコフ博士が出て来て
大体のことを聞く。ウィルは量子工学の研究をしていてMITから
彼女がスカウトしたこと。透明人間はSF用語・・・科学で言え
ばクローキング技術。
サルコフによると中国も同じ研究をしていて既に成功したと
いう話があるという。数日前にサイバー攻撃が有ってデータ
を全て消されたこと。ウィルスを追跡した結果上海の中継局
を経由していたと。
透明に見えるのはメタマテリアルが光を屈折させるから。

しかし中国が技術を完成させているとなると不自然な行動が
見え隠れする。完成させているならIDカードを盗む必要が
なくタルマッジも襲われることはない。

■結論

サルコフ博士は相当怪しかった。
演じているRebecca Wisockyは「Devious Maids」のエヴリン
だし。

ただタルマッジが襲われる流れはヘンリーの技術が盗まれた
ことによる復讐だと判明するし、そして最後に現れるのは
恋人のドナ・ブルックスとの関係。
彼女は大学の際に彼が中退した理由を幻覚が見えるようにな
ったとしていたみたいだけど、皮肉にもその幻覚のような
ドナによって殺されてしまった。
ただ中国が技術を開発していたという時点でドナは中国系
なのだから容疑がかかっていなくても疑いの目はそこで
生まれてしまう。何もドナが恋人でなくても良かった感じも
受ける。

ただ人を殺せば証拠が残る。
ビリヤードのキューで人を殺せるのか?って感じもするけど
殺せないこともないか。女性の力だと相当強い力が要りそう。

またヘンリーはプログラミングの天才でウィルはメタマテ
リアルと自然のカムフラージュを適合したがっていたこと。
頭足類であるコウイカを元に作ったスーツ。

スーツを作って活動すると「フラッシュ」に見えなくもない。
またスーツで消えた人物の光景を見ると、エイリアンとの
対決になる映画「プレデター」みたいな感じがするね。
リックが最後に熱探知ゴーグルをしていたのもこの映画の
影響か。

■その他

・絶対にセックスするぞー

リックとケイトが冒頭から「アレ」をしようと語っていたので
実はこの二人が勝負していたスクラブルの勝負をしようという
ことかと思った(笑)。

ケイトがまさかの透明服で登場!(つまり裸!)

・ライアンはアルバイト

ケイトたちが襲われた際にライアンの首元にも跡が有る。
傷と言うよりも男性ストリップクラブ”メンハッタン”で
働いているという。

「相応しい制服を着ろ、愛を込めてエスポ」。
コスプレとして布きれの薄いパンツをプレゼント。

■使用された曲

・Castle Theme Song
Written by Robert Duncan

■出演者

リチャード(リック)・キャッスル (Nathan Fillion) 作家
キャサリン(ケイト)・ベケット (Stana Katic) NY市警12分署殺人
マーサ・ロジャーズ (Susan Sullivan) キャッスルの母親。女優
アレクシス・キャッスル (Molly C. Quinn) キャッスルの一人娘
ハヴィエル・エスポジート (Jon Huertas) ベケットのチーム
ケヴィン・ライアン (Seamus Dever) ベケットのチーム
ラニ・パリッシュ (Tamala Jones) 検視官
ヴィクトリア・ゲイツ (Penny Johnson Jerald) 主任・警部

トリー・エリス (Maya Stojan) 分析官

ドナ・ブルックス (Camille Chen) ハドソン大・海洋生物学教授
Dr.エレナ・サルコフ (Rebecca Wisocky) 政府機関、クローキング研究
ファッツ・シェパード (Tom Wright) ビリヤード高級クラブ
ヘンリー・ライト (Tate Ellington) “テラ・クエスト”キング、ハッカー
トム・タルマッジ (Chad Michael Collins) アプリ”ヒッチ”の創設者
ジギー・マイケルズ (Roberto ‘Sanz’ Sanchez) オニールの店でケンカ
(Adalgiza Chermont) 受付
ウィリアム・フェアウィック (Nick McCallum) 25歳、量子工学の研究

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