キャッスル/ミステリー作家のNY事件簿 Castle シーズン7 第10話 悪者サンタ Bad Santa

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第10話 悪者サンタ Bad Santa

脚本/Chad Gomez Creasey
Dara Resnik
監督/Bill Roe

【ストーリー】

路でタイヤのスキール音が聞こえる。
エリック・マーサー (Paul Lacovara)は急いで逃げるが
車の中から撃たれ、車から降りてくるサンタの格好をした
人物によってトドメの銃弾を受ける。

リックはみんなの前に現れると「キャッスル家のお嬢さん
方は覚えているか?もうじきクリスマスポエムの〆切り、
残り3日間を切った」という。アレクシスはもう殆ど出来て
いる事を語る。ケイトはどうか?キャッスル家のクリスマス
カードに載せるし書けそうか?と問うと大丈夫だという。
しかしリックが居なくなった後ケイトはマーサとアレクシス
に気軽な家族のイベントじゃないのかと語る。アレクシスは
ビッグイベントよとして競争みたいなものだという。マーサ
は7月から書き始めた事を語る。何を書けばいいのか?と
問うケイトに、この一年に自分に起きたことを、面白くて
感動することを短い文にする・・韻を踏んでねとアレクシス。
そんなケイトに事件を知らせる電話が鳴る。

ケイトはリックに韻を踏んだ文章を考えるのは得意ではない
と語る。プロムよりも詩の朗読会を選んだのだろうとし
そんな人のセリフと思えないというリック。文章スタイルが
違うとし詩ではなく俳句ならば書けるというケイト。
しかしルールは破れないとしオレが決めたものだという。
リックは不安なので分署のクリスマスパーティーまでに一度
見せてと語ると、あと2日しかないのよというが、リックは
それだけあれば十分だと語る。

・現場
エスポはクリスマスらしい事件だという。目撃者によると
被害者は午後10時半にナンバーの無い【黒のマスタング】から
撃たれたこと。犯人は車から降りてトドメを刺し猛スピード
で逃げたという。【サンタの格好】をしていたこと。目撃者3人
がそのように証言しているという。サンタがぶち切れるのも
無理はないというケイト。相手はクソガキだったかとエス
ポ。クリスマスシーズンでサンタの格好が良かったのかと
ケイト。

被害者のエリック・マーサー。住所はミッドタウンで
聖サイモン病院で究明をしていること。サンタに追われる前
に6ブロック離れたコーヒー店でカフェラッテを買っていた
こと。店員によるとエリックは【青いリュック】を持っていた
という。でもサンタに追われた時にはなかった・・リュック
を捜そうというケイト。ライアンはエリックが最後に話した
人間が何かを知っているかもと・・撃たれる19分前に勤務先
の病院に電話しているという。

・聖サイモン病院
Dr.デブ・ランダー (Carole Gutierrez)に話を聞く。
私が2、3時間前にエリックと話したという。少し緊張していて
急いでいたみたいだった。ガンで一人暮らしの伯父がいて
エリックが世話しているという。伯父の名はエドワード・
マーサーだと。

・検視官室
エスポはラニの元へ。
被害のジャケットの袖に何かの結晶がついていたという。
ショーウィンドーの飾りなのか?というエスポだがこれは鉱物
の結晶で現在ラボで調べているという。いつもならまで
オレを呼ばないだろうとし検査結果が出てからの筈。別の目的
で呼んだのだろうとエスポ。
ラニは一つお願いが有るという。滅多にルイジアナから
出た事がないパパ/ウォルター(Beau Billingslea)とママ/
メリンダ (Judyann Elder)が明日からパリ旅行に行くがニュ
ーヨークで乗り継ぎをする。4人で会えないかと言っている
こと。挨拶するのか?・・・会ってもらえるか?・・当然だ
ろうとし頼まれなくてもやるよとエスポ。でも願いとはその
ことではないとし本題はこれからだと。パパとママは私たち
が婚約してると思っていること。いつまでも結婚してないから
心配されつい口から出たという。悪いと思っているというラニ。
嘘をつけと言うのか?初めて会うんだぞと。明日分署に二人を
連れて来るから挨拶だけで10分程度お芝居をしてくれれば
たっぷりお礼をするという。

ケイトはエリックの家族関係を洗ったこと。
電話の通話記録やパソコンのアドレスを調べたがエドワード
なんて伯父はいないという。それどころか伯父一人いないと。
ライアンは【相乗りアプリ】を使っていたとし、載せたい
ドライバーと乗りたい人をマッチングするアプリ。殺される
2、3時間前に使っていてクイーンズに行っていること。その前
にも何度も行っている・・病院を休んだ日と一致していると
いう。その住所はエバーグリーンサニテーションって会社が
持っているオフィスビル。そこはマフィアの表向きの会社だ
というケイト。調べましょうと。

ケイトとリックでエバーグリーンサニテーションのビルを
調べに育。人影が無く室内には手術室みたいになっていると
いう。マフィアか持っているのよねとしエリックはマフィアと
連んでいたのではないかと。

組織犯罪班のマクブライド(Larry Poindexter)から話を聞く。
すると16年間この部署で働いているがエリックは見た事もない
という。彼はマフィアのお抱えドクターだったみたいだと
いうと、あの場所はカルルッチファミリーだという。ボスは
ディーノ・スカラペ(Paul Ben-Victor)で、彼がボスになって
から力を増したという。するとリックはディーノとは知り合い
だと語る。ストームシリーズを書くのに取材していたこと。
彼の事務所はクイーンズにあるストリップクラブの”チカチカ
ブームルーム”という所だということを聞く。

■事件

クリスマスで賑わうニューヨークの夜。黒いマスタングに
乗ったサンタクロースの服を着たものが突然一人の男を射殺
する。被害者は聖サイモン病院で救命医をしているエリック
マーサーだと分かる。襲われる前には6ブロック離れたコー
ヒー店でカフェラテを購入しているとの証言があり、また
エリックは青いリュックを持っているとされた。しかし現場
にはそのリュックが無い為に探す様指示する。
エリックは撃たれる10分前に勤務先の病院に電話している事
からランダー医師に話を聞くと、彼にはガンを患う一人暮らし
の伯父がいるとのこと。しかし調べるとそんな伯父は存在
していないことが分かる。

■感想

ドラマは2014年12月8日に放送されたもの。
そして脚本を担当したのはS7の3話で放送したCreasey兄弟で
シーズン6から参加した脚本家さんだ。
12月に放送したということで当然ドラマの世界観もクリスマ
スに包まれている。それ故に最後は必ずアメリカ人の大好き
なクリスマスの奇蹟を演出するのかと思われたが、結果と
してみると奇跡が起きた流れとバッドエンディングを迎える
二つの流れが有った。

今回のドラマをみて居ると、まるで「西海岸捜査ファイル /
グレイスランド」
のシーズン1を思い出すな。

マフィア同士が抗争している状況の中(グレイスランドでは
カルテル同士の対立)で、第三の人物であるイル・ピナンブラ
という人物が浮かび上がるが、その正体を知るものは誰も
いない。後々判明するとその人物は刑事であり、まるで
グレイスランドのジャングルズとかオーディン(刑事のブリッ
グス)が関わっているような流れが有る。

ネタばれだけど最後にマフィアの親友のカルルッチファミリー
のディーノを助けたことによって気になる言葉を告げられる。

「いつか借りは返す。その時が来たら連絡しろ。」

みんな忘れているかも知れないがシーズン7のスタートは
リックの謎の失踪から始まったもので事件性を感じる所も
ある。ここに来てリックが捜査からハズされるというのも
偶然ではないような感じにも受けるし、マフィアと精通して
いることで当然な流れにも感じるけれど、いずれにしても
シーズン7はまだ10話目だからね。
これから色々と紆余曲折はあるような感じがするけど、
果たしてどうなっていくのか。

■被害者はどんな人物なのか

エリック・マーサーとはどんな人物なのか。
ミッドタウンの聖サイモン病院の救命医として働いている
のは確かだが、同僚には伯父がガンだと嘘をついていた。

現場に残っていたものと言えばジャケットに付着して居た
鉱物系の結晶。

また彼は相乗りアプリというものを利用していたり、
殺される2、3時間前にはそのアプリを使ってクイーンズに
何度も言っている。その場所とはエバーグリーンサニテー
ションという会社のもので、マフィアのフロント企業とされていた。

組織犯罪課のマクブライト刑事によるとエリックのことは
見た事がないという。しかしエバーグリーンサニテーション
で医者をしていたということはそこを縄張りにしている
カルルッチファミリーのお抱え医師の可能性が出てくる。

・カルルッチファミリー

・ボスはディーノ・スカペラ。
この人はリックが小説家としてストームシリーズを書くとき
に取材していて親友のような関係だった。ただしボスになる
前の事。
「激情のヒート」は傑作だとしていたし、リックは彼らが
事務所にしているストリップクラブ「チカチカブームルーム」
では、ケイトと共に訪れて彼にケイトは自分の妻であること
を紹介した。

被疑者はクリストファーだとして捕まった際には、ディーノは
リックに捜査をしろと命じ、「ゴッドファーザー」の名台詞
と称して”嫌とは言わせない”と強引に真犯人の捜査を命じ、
更には【オメルタ】と呼ばれるファミリーの証しとしての
契りを交わした。手の平をナイフで傷つけて握手していた。

・クリストファー・カルルッチ
広報担当だとしていたけど一体何を広報するんだか(笑)
彼が容疑者として捕まることになり、数々の物証が彼の周り
から出てくる中で、後にリックが犯人捜しを担当していく
ことになる。

・ロッコ・カルルッチ
警備主任だとしていた人物。ごつくて無口。リックが犯人
探しをする際にも質問するが何も答えることがない。
解決した後にはハグとキス責め(笑)

・ジェーン・スカペラ
ボスのディーノの娘。今回はこの娘のせいでかなりややこしい
展開になりリックは被害者みたいになったけど、何となく
途中で展開が読めるところが有ったね。
クリスマスの奇蹟は彼女とその彼氏に訪れた様子。

■私生活

今回は私生活を取り上げなければならないし、何よりも恋愛
事情も大きく関わってくる。クリスマスと言えばやはり恋人
同士のものって印象も有るのかな。

・キャッスル家

キャッスル家の恒例になっている【クリスマスポエム】。
ケイトは事情を知らず軽い気持ちで考えて居たが、クリス
マスカードに乗せるもので意外と大きいイベントだとされて
いた。
ただ正直自分はあんまり詩の朗読会とかポエム作りに興味が
無いのでこんな家庭に入るのは嫌だな(笑)
ケイトが言っていたけど俳句ならば良いかも。俳句は面白い
ね。

・パリッシュ家

今回はルイジアナに住んでいるラニの両親がニューヨークに
やってくる。滅多にルイジアナから出る事はないがパリ旅行
に行く為ニューヨークで乗り継ぎする際に立ち寄ることに
した様子。ラニは両親が結婚を迫ってくるのでエスポとの
間で婚約したことを話してしまっていた。

分署に立ち寄るだけだとしていたが便が遅れている為に夕食
も取ることになる。
エスポのウソが下手な姿。元々軍人上がりなのでウソが嫌い
なところがあるんだろうね。
ラニママのメリンダ(Judyann Elder)からは、プロポーズの
ことを聞きたいとリクエストされてまごついている所に
相棒のライアンが愛の手を差しのべる。

「セントラルパークのボートに誘って指輪を渡した」と。

■中盤

エリックが何をしていたのか行動を追うことになる。
その際にリタ(Jackie Tohn)というサイバー屋の女性が関係
していた。彼女はクリストファーの恋人らしい。
エリックからは偽造カードを頼まれていた。レンタカーを
借りたいとしていたがその為には偽造IDも必要となってくる。
カード番号を教えてもらい次に使うタイミングをトリーに
監視してもらっていた。

鑑識がエリックに付着して居た結晶は塩化ナトリウムと
フェロシアン化ナトリウムであることを突き止め凍結防止剤
である事を告げる。道路の雪を溶かす際に使われたりする
ものだが、保管場所はマンハッタンには4カ所しかない。
その一カ所には青いリュックが有った。血のついた服、撃たれ
た穴が空いていて、身長180cm、体重80から90kgのものだと
判明。二日以内に撃たれたものだろうとのこと。

■終盤

今までジェーン・スカペラは対立関係にあるテッサロファミ
リーのルカ・テッサロと恋愛関係にあったことを告白した。
リックがちょうどディーノに殺されそうな時にジェーンが
来たから良かったものの本当に危なかったな。
そしてジェーンから事情を聞くとルカから電話が有り、
撃たれたような感じだったためにエリックに治療してもらおう
としたが彼は何者かに撃たれてしまった。その現場を調べる
と銃弾を発見。

更に死んだと思っていたルカは実は生きて居て、エリックが
カードを用意していたのはジェーンとルカが逃げるのを
助けようとしていた感じだった。

ルカによると最近シマを荒らすイル・ピナンブラという人物
が居てその人物を特定していた際に彼も撃たれた事を知る。

しかしリタにハッキングしてもらい口座を開設したパソコン
から情報を引き出して上手くその時の防犯カメラ映像を
手に入れて証拠を固めていく。

■結論

犯人は組織犯罪課で冒頭から協力してくれていたマクブライト
による犯行で偽装工作をしていたことが判明する。証拠など
もしっかりと揃えて問い詰めていた。

因みにディーノは娘とルカの関係を認めて協力する物同士に
なったのかな。

■その他

・エスポの決断

エスポはリックがマフィアに協力して捜査していることに
憤りを感じているようだった。
「勝手されるのは好きじゃない」とはエスポ談。
そんなエスポはラニから完全に”勝手されている”訳だけど、
最後にプロポーズするのかと思われたが、実際には別れを
告げるものだった。
エスポはラニの両親を見て自分はああいう風にはなれないと
語っていたけど、ラニも意外とあっさりとそれを認めていた。
何度も離れたりくっついたりしていたのはそういう所での
葛藤も有ったのかな。

・ケイトの詩

「涙あふれ悲しみ感じた一面、笑いも溢れたこの一年。犯罪
捜査に犯人逮捕。まるでリックの小説のよう。燃える情熱
を分かち合いいつまでも続いてゆく私たちの愛」

・ゲイツからの宣告

今回はマクブライトが移送中に殺害されたこともあり
マフィアと協力して捜査したことに検事と市長はご立腹。
今後捜査協力はしてもらえなくなったと告げていた。

・ライアン

結構リックよりのことを言ってくれることが多い人だけど
ね。リックがマフィアと交わした【オメルタ】に関して
うらやましがっていたけど、羨ましいと思う気持ちが全くの
意味不明だった。

・ストリップ劇場

前回も男同士でビデオをみて居た際にケイトは不満そうな感じ
だったけど、今回もストリップ劇場に行くということで
ケイトとしては不満。あまりにリックがストリッパーに凝視
するのでチップをあげたら?と皮肉られていた。

■使用された曲

・Castle Theme Song
Written by Robert Duncan

■出演者

リチャード(リック)・キャッスル (Nathan Fillion) 作家
キャサリン(ケイト)・ベケット (Stana Katic) NY市警12分署殺人
マーサ・ロジャーズ (Susan Sullivan) キャッスルの母親。女優
アレクシス・キャッスル (Molly C. Quinn) キャッスルの一人娘
ハヴィエル・エスポジート (Jon Huertas) ベケットのチーム
ケヴィン・ライアン (Seamus Dever) ベケットのチーム
ラニ・パリッシュ (Tamala Jones) 検視官
ヴィクトリア・ゲイツ (Penny Johnson Jerald) 主任・警部

トリー・エリス (Maya Stojan) 分析官

ディーノ・スカペラ (Paul Ben-Victor) カルルッチファミリーボス
ジェーン・スカペラ (Alex Frnka) ディーノの娘
クリストファー・カルルッチ (Vincent Spano) ファミリーNO2
ロッコ・カルルッチ (Mo Gallini) ファミリー警備主任
マクブライト (Larry Poindexter) 組織犯罪課捜査官
リタ (Jackie Tohn) サイバー犯罪者
ルカ・テッサロ (Brent Antonello) テッサロファミリー
Dr.デブ・ランダー (Carole Gutierrez) 聖サイモン病院
Dr.ウォルター・パリッシュ (Beau Billingslea) ラニの父、元心臓外科医
メリンダ・パリッシュ (Judyann Elder) ラニの母
(Georgi Jacobs) ストリッパー
(Sara Bezdrob Beers) バーテンダー
Dr.エリック・マーサー (Paul Lacovara) 聖サイモン病院救命医

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