キャッスル/ミステリー作家のNY事件簿 Castle S7 第6話 別世界への扉 Once Upon a Time in the West

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第6話 別世界への扉 Once Upon a Time in the West

脚本/Terri Edda Miller
監督/Paul Holahan

【ストーリー】

空港からブリーフケースに手錠をしたマサイアス・ゲンスラ
ー (David Harris)は手配していた車に乗る。運転手の
レンソ・コンラッド (Julian Scott Urena)はお疲れか?と
声を掛ける。そんな状況の中車を発進させた所、突然武装
したSUVに乗った男達が彼らの前に立ちふさがり、運転手の
レンソ、そして車の中に居るゲンスラーを射殺すると、
腕を切断してブリーフケースを奪って去って行く。

ケイトはリックが最近4日連続で寝ていない状況なのを気に
していた。目の覚める濃いコーヒーを淹れて置いたという。
リックはプレッシャーかも知れないとしSNSの”いいね”の数
が気になるという。
そこにマーサが起きてくると、ストッパードの新しい舞台の
オーディションに誘われたので受けるという。その為に現在
頭が冴えるように断食中だと。オーディションなんて何年も
受けて居ないから才能が涸れていないが自分で見極めたいと
いう。
するとキャサリン・ベケット宛に手紙が届く。元彼のソレン
ソンからだった。リックはどういう内容の手紙か尋ねると
ソレンソンが結婚するそうだという。FBI野郎かとすると、
リックは君がコイツと結婚せずに済んだのはオレのお陰だと
し、アイツの話は議会中継並につまらないだろうというリック。
あなたと出逢わずとも彼と結婚したとは限らないという。
リックと出逢わなければ警部に出世していたかもと。オレは
君と出会わねば二度目のピューリッツァー賞を目指している
という。不幸な出会いなのか?出逢ったのが間違いねと。
そこにケイトの電話が鳴るとリックは、映画「素晴らしき
哉、人生!」のベルみたいだと語り、誰かが天使になった知らせ
だろうと。

・現場へ
ライアンは被害者はマサイアス・ゲンスラー。パスポートの
情報から国籍はスイス。目撃者によると覆面をした2人組が
殺して手を切断しブリーフケースを奪ったという。待ち伏せ
していたのねとケイト。ナンバープレートの付いていない
最新型のSUVが逃げたという。現場に靴の跡があるという。
ケースの中身は何だったのか?核の発射コードとか、ウィルス
なのか?とリック。運転手の記録ではゲンスラーはスイスから
チャーター便で来て空港からこの車に乗っていること。
しかし行き先は書いていないという。運転手はレンソ・コン
ラッド。個人的な仕事を請け負っていた人物だという。

ライアンに対して相棒とラニはどうしたのかとケイト。
そこにタイミングよく二人がやってくると渋滞にハマったこと
を語る。
ケイトはライアンに相棒に事情を説明してからスイス領事館
に連絡しゲンスラーを調べてと語る。

リックは遺体の臭いを嗅ぐ。カーボンの臭い・・石炭だという。
石炭の粉がついている。前にストームの小説で手がかりに
使ったこと。セク単の粉がある場所といったら火力発電所だ
という。市内の発電所は使われて居ないというケイト。
川のソバにショッピングモールの建設予定地に残っていると
いうリック。石炭なんて何処にでもあるでしょとケイト。
使われたのは発電所なんて・・しかし犯人が使いそうな場所
だと。
ラニに対して靴跡を鑑識に調べさせてと言うとケイトたちは
テターボロ空港まで行ってくるという。途中発電所も通るぞ
とリック。

・マーカス・ラーク開発社
あいつの結婚式には行くつもりか?とリックはケイトに尋ねる。
辞めて置くとしまだ人の晴れ舞台を祝う余裕はないとケイト。
過去を帰られるなら何でもするというリック。すると
犯人の車が有った。ケイトはエスポに電話し、川沿いの発電所
に来てくれと告げる。
工場内に入っていくとブリーフケースがあるという。
古代の遺物みたいなのがある。勝手に触ると音がする。
そこに敵が現れるとケイトとリックは敵が催涙弾のようなもの
を投げてきたので逃げろ!と叫ぶ。

リックは爆風で気を失い、目覚めるとケイトを探しに行く。
リックは室内に探しに行くが彼女の姿は無かった。
エスポがやってきたのでケイトが拉致された可能性が有ると
いうと、エスポは警部を呼ぶ。変な男が居ますよと。
エスポはケイト警部に対して知り合いなのかと問うと一度も
逢ったことはないと語る。

■事件

空港から厳重にして持って来たスーツケースが奪われ、
それが何かを調べているウチにリックは突然別の世界に
飛ばされてしまったようになる。朝の何気ない会話の中で
もしもケイトが居なければ・・もしもリックが居なければ
互いにどんな人生を送っていたのか。スーツケースの中に
入っていた古代インカ帝国の異物に触れたことによって
何がパラレルワールドのような所に行ってしまったのでは
ないかと考える。彼らは異物をラモント=ドハティ研究所
に運ぶ途中だったことが分かる。

■感想

ここ2話分、感想が滞っていて済みません。必ず後々アップ
しますのでしばしお持ちください。

リックが爆風に巻き込まれたことで、夢落ちだろうと思って
いたけど、何度もその夢だか幻想・妄想の世界の中に入って
現実の世界に戻ろうとする行動を起こす。それでもなかなか
戻れない現実に苛立ちつつ、インカ帝国の異物に再度触れる
ことが出来れば元の世界に戻る事が出来るのではないと
考えて捜査に同行させてもらうことになる。

もしもの世界の話。
リックやケイトが互いの人生に影響を及ぼさない生活を送って
いたらどんな生活が待っていたのか。

興味深い流れはあるけど、どうも記憶の話なんかされると
やっぱりリックの失踪した時のシーズン当初の話が連想され
その事実に言及されていくのではないかと思って見て居る
だけに少々肩すかしに終わったかな。

■パラレルワールド

互いに影響を及ぼさなかった世界ではどういう人物像だった
のか。

・リックは遊び人になっていて、デリック・ストームシリーズ
は一応出している状態なのかな。ただ女遊びやアルコールで
身を滅ぼすような人生を送っていて、名声みたいなものは殆ど
ない。
「限りある笑い」(Finite Laugter)という本を出版していた。
内容を見ると「小さな男バブコックの大きな夢はベティだった」
と書かれていて自ら酷い内容だと語る。
リックは特定の人物が居ないで女遊びをしている。途中で
チェルシーというエスコートサービスの女性が出て来たけれど
関係は断っていた。

因みに調書ではリックは別名:リチャードロジャーズ。
感謝祭のパレードに乱入してイディナ・メンゼルの
「Let it go」/アナ雪のデュエットをして捕まって居るのか
な。

ラストの方でアレクシスと話す機会が有り、オレに何が有った
のかと尋ねると、小説を批評家にケナされたことを引きずって
いたらしく、諦めたことが原因のようだ。

・ケイトは警部になっている。
リックとの関係は無関係だけど、一応リックの本のファンでは
あるようだ。二人が出逢っていないという設定から
「ニッキー・ヒート」シリーズも書いていないようだった。

・エスポとライアン
リックのことを胡散臭く思っている。そこでリックは自らを
超能力者として紹介し、彼らのことを色々と語っていた。
ライアンはジェニー/ハニー・ミルクとは別れている状態なの
かな。エスポはもっと警戒心を持っていたけど、イニシャル
L.Aの女性と付き合ったが別れたようだ。

・マーサとアレクシス
一応アレクシスは産んでいることにはなっているのね。
アレクシスはNPOに入っていたけど、母親が舞台を続けていて
「メイム」に主演する為にロスから戻ったことを語っていた。
アレクシスの髪の毛がブルネットなのが驚き。彼女と言えば
赤毛がトレードマークでもあるよね。そしてリックは赤毛の
女性に惹かれるのではないのか(NCISのギブスみたいだな。)

アレクシスがNPOに参加したのは世界を変えたかったとして
いたが無理だと分かったという。しかしリックは今回の件を
通して少しでも影響を与えることの大切さを学んだのかな。

■別世界の入口はあるのか?

こういう設定のドラマって度々あるよね。
迷い込んでしまった世界で試行錯誤してなんとか自分の世界
に戻ろうとする。「12モンキーズ」みたいな感じになって
しまっているけどまぁ仕方が無い。

新聞にも載っていたけど、あのインカ帝国の異物に触れること
で扉は別の世界に通じているのか?

リックは警察関係者ではないので、捜査に参加させてもらえ
ないけれど、それでも食いついてなんとか捜査に加わろうと
する姿がある。分署内をこそこそと嗅ぎ回る姿が笑えるかな。

・捜査に協力

パラレルワールドではあったけれど、大体のことは似ている。
それ故に事件を解決するのを手伝い、異物に触れようと考え
る。
少しずつ事実が発覚する流れが有る中で、ダレがケースを
盗んでいるのか。その黒幕がダレなのかということに焦点が
当たる。そもそも空港からラモント=ドハティ研究所に行く
ルートのことを知っていた人物はダレなのか。

防犯カメラ映像からリックはタトゥーはオーストラリアの
ラグビーチームのマスコットだという。
ケイトはリックにデートに誘われたかと思って
Nicky st.Hubbinsというスポーツバーで会話していたが、
リックはそこに犯人が来るものだと思って捜査がてら話に
来ていたようだ。しかし彼を逮捕したことでケイトとしては
事件は解決したと思ってしまった様子。

・ケイトの意識の変化

リックの居ない世界のケイトは警部になっていたが書類仕事
に追われて居るウチに一介の上層部になっていた感じ。

「オレのいた世界のケイトはこれを勝ちとは呼ばない。どんな
状況でも真実を求めて決して妥協しなかった」

ゲイツとラニが出てこなかったけど、ゲイツの代わりにケイト
がそのポジションについたということなのかな。

■結論

リックが警察署で会話していた内容を弁護士が聞いていた様
で、別の世界から来たことを黒幕の男も知りたがる。
その黒幕の男とはマーカス・ラークだった。
金も名声もある男がなんでそんなものを使って別の世界に
行きたがったのだろうね。

最後に意識が戻ったリックはケイトに別の世界で起きたこと
を話して今すぐにでも結婚したいことを語る。

リックが恐れて眠れなかったのはケイトに二ヶ月も結婚を
待たせてしまったことへの影響だったけれど、前に進むべき
ことを告げ結婚しようと語る。

二度目のプロポーズ。
エスポやライアンなども居ない中、家族と牧師だけで
結婚することになった。

ケイトが長々と最初にリックに対する気持ちを述べていた
部分があったけど、ケイトからリックに告白するのかなと
思っていたら今度はリックからケイトへの言葉も挿入され、
ケイトが語った言葉を上手くもじって愛を誓う。
「君という名のミステリーを一生かけて解いて行きたい」

踊る際にはIn My Veinsを流して踊っていた。

■使用された曲

・Castle Theme Song
Written by Robert Duncan
・In My Veins by Andrew Belle featuring Erin McCarley

■出演者

リチャード(リック)・キャッスル (Nathan Fillion) 作家
キャサリン(ケイト)・ベケット (Stana Katic) NY市警12分署殺人
マーサ・ロジャーズ (Susan Sullivan) キャッスルの母親。女優
アレクシス・キャッスル (Molly C. Quinn) キャッスルの一人娘
ハヴィエル・エスポジート (Jon Huertas) ベケットのチーム
ケヴィン・ライアン (Seamus Dever) ベケットのチーム
ラニ・パリッシュ (Tamala Jones) 検視官
ヴィクトリア・ゲイツ (Penny Johnson Jerald) 主任・警部

マーカス・ラーク (Jeffrey Nordling) 開発社、黒幕
マリア・サンチェス (Daniella Alonso) ペルー政府から指名手配
ジム・ベケット (Scott Paulin) ケイトの父
チェルシー (Jacqueline MacInnes Wood) 妄想世界の娼婦
マサイアス・ゲンスラー (David Harris) スイス国籍、スーツケース
ジャック (Scott Anthony Leet) ラークの部下
クリムソン・リノ (Michael Scovotti)
レンソ・コンラッド (Julian Scott Urena) 運転手
(Clyde Yasuhara) 日本人の男

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