キャッスル/ミステリー作家のNY事件簿 Castle シーズン7 第19話 弁護士の正義 Habeas Corpse

リンク広告 テスト




第19話 弁護士の正義 Habeas Corpse

脚本/Rob Hanning
監督/Kate Woods

【ストーリー】

男・リッチー・ファルコ (Scott Broderick)は路地裏に
車で追いかけられ追いつめられる。話合おうというが・・

アレクシスはケイトの前で語る。
「「犯罪」とは社会の規律を侵害する刑事上の違反で有り、
「不法行為」は個人を侵害する民事上の違反である。」
ケイトはそれを聞いて試験対策はバッチリねと語る。リック
はアレクシスに中間試験だろうと語るとケイトと直前のおさ
らいをしていたのだという。
出かけたアレクシスを見てあの子は頭が良く優秀で弁護士に
なれそうだというケイト。リックはもう口では勝てなくなっ
たと語る。ケイトは法の学位を取りたかったか?と問うと
「私は悪人を守るよりも捕まえたい」という。君なら最高裁
長官になれたという。頭が良いし威厳があるしローブを
まとえば誰よりも似合うこと。休廷して執務室に行かないか
とケイトが誘うとリックも乗り気。しかし事件を知らせる
電話が鳴る。
「審議はお預けね」(Kate)・・「異議あり」(Ric)・・
「却下します」(Kate)。

・事件現場へ
話題は警察組合でやる一芸大会のことだった。
ジョン・レジェンドのオール・オブ・ミーで受け狙いをいる
のか?と問うと、金曜日のネタだという。エスポと組んで
何をするか言わないとリックにいう。昨年のダーティダン
シングは最高だった。あれをどう越えるのかとケイト。二度
優勝した実力を持ってすれば今回も圧勝だという。リックは
俺が刑事で出場資格があったらケイトとペアを組んで負かす
のに・・と。

ライアンは清掃作業員が今朝発見した遺体。
サイフと携帯はなく身元不明だという。死因は?と問うとラニ
は後頭部を鈍的外傷て凶器は多分パイプか野球バットだと。
皮膚の色からして夕べの24時から2時の犯行だという。
目撃者は?とリックは尋ねると近所の男性が25時頃悲鳴を聞い
ていて外を見たら車が走り去ったようだと。スポーツカー
タイプの車だと。ライアンは目撃者と防犯カメラを当たると
いう。この辺はカメラは少なそうだと。ケイトは被害者を
観たことが有るという。深夜に宣伝している弁護士だと。
“ピットブル”ことリッチー・ファルコのことだとし、顔が男
で体が犬のCM。
「事故ですか?この私に連絡を」とリックはCMを真似る。
「私が居れば買収金はグーンとアップ」とラニ。「法は
あなたの・・味方です」とライアン以外の人が口を揃えて
語る。「スペイン語にも対応」とエスポ。ライアンに見た事
が無いのか?エスポはお前はその時間、バイトしているか
ねんねしているんだろうと。鑑識が凶器を見つけてくれる
と良いが・・。ケイトたちは被害者のオフィスに行くと語る。

・事務所へ
人の不幸を利用して商売繁盛かと。お手軽に賠償金をもら
いたくてくるのだという。リッチーみたいな者はそんな
人たちを食い物にしているとケイト。その半数は詐欺だと
リック。

アニー・クレイン (Nikki Deloach)が事務所で働いていた。
リッチーについて尋ねるとここ数日彼は様子が変だったと
いう。怯えていてオフィスから出る時には窓から覗いて
確認してたこと。昨日は電話してきて仕事を休んむとしていた
という。3年前から働いているというアニーは彼が休んだのは
初めてで、事情は教えてくれなかったという。抱えている
案件のせいか?と聞いたが心配するなとしてすぐに片づくと
していたというアニー。依頼人や恋人とのトラブルは無か
ったのか?というリック。リッチーに恋人は居ないとし
アニーは狙っていたという。人身傷害の弁護士は腐りきって
いると思っているだろうがリッチーは違うとし法律は人々を
守る為にあるとしていたこと。資金有る企業の為にあるわけ
ではないとし依頼人に尽くすので信頼されていたという。

■事件

路地裏で作業員が発見した身元不明の男性の遺体。
サイフや携帯はなく死因は後頭部の鈍的外傷で恐らくバット
かパイプだという。皮膚の色からして死亡時刻は夕べの24時
から26時の犯行だろうと。目撃者によると25時頃悲鳴を
危機現場から走り去るスポーツカーを見たという。
ケイトは遺体を見て深夜のテレビで宣伝している弁護士では
ないかとのこと。ライアン以外の人物は”ピットブル”こと
リッチー・ファルコだとし、CMでは顔が男で体が犬の格好を
していて、みんなで彼の宣伝文句を語る。
人の不幸を利用して商売している

■感想

冒頭でのキャッスル家では弁護士の話が行われていたし、
雑談的話では警察組合での毎年恒例の一芸大会のネタに
よる探り合いが行われた。
趣味と実益を兼ねているような話の混在の仕方をしていて
一見するとマジメか不真面目かという話だけど、実際には
結構マジメなシナリオだった。

ただ弁護士も悪徳ならば、それを焚きつけて安易に相手から
賠償金を取ろうとしている輩が多いし、アメリカの法曹界が
本当にマトモに機能しているのかどうか実に怪しいものだ。
凄い額の賠償金と企業や民間人が損失を被り搾取されたら
利益の全てを還元することになり、やる気を失う気が
するんだよね。

基本的にドラマは夕べのリッチーの行動をトレースしていく
ことによって判明していく流れ。一体彼は何をして何に
怯えていたのか。

■被害者の関係者と行動

被害者はリッチー・ファルコという弁護士。

・アニー・クレイン (Nikki Deloach)

受付嬢をしている。彼の様子が変だったこと。昨日は仕事を
休んでいたし、何かに怯えていた痕跡が有る。
3年で休んだのは機能が初めてだと。

リッチーに恋人が居ない。

人身傷害の弁護士が腐っていると思われているがリッチーは
違うと否定する彼女。依頼人に尽くすから信頼されていた。

関係していた案件を見せてもらう。

リッチーの自宅はブルックリンのパーク・スロープ。
遺体発見はハミルトンハイツ。
何故そこに言っていたのか。聖サイモン病院にいて営業を
かけていたとのこと。

・聖サイモン病院

防犯カメラ映像は駐車場。午後23時のもの。スポーツカーが
来てリッチーを車に押し込む。
車のナンバーからデレク・ボルトが連れ去ったと分かる。

・デレク・ボルト(Roshawn Franklin)

ライトニングと呼ばれるだけに車が雷のマーク。
アメフトの選手なのでタイホするのは大変そうだけどエスポ
が凄い勢いでタックル。アスファルトの上でやるには相当
痛そうだったぞ。
借金がある。
暴力歴があり、車を傷つけられた人物を殴り賠償金を取られ
る。

車に乗せたのは雇ったこと。親子鑑定のことだとしていた
が実際には妻と会うはずなのにすっぽかされたことに怒って
いたようだ。
負債整理の仕事をしていてダイナーまで送ったことを語る。
誰かの命がかかっているとのこと。
アリバイもジムで判明する。

・アーチー・ブロンステイン (Don McManus)

通称:サヴァンナ・ハンマー

弁護士のライバルでダイナーでケンカしていたことが判明。
顧客の取り合いをしていた。
アーチーはまるで病院の霊安室にやってくる葬儀屋みたい。
患者に声を掛けていたけど病院がよく許すよな。

トラックの部品がぶつかって怪我した女性の訴えを巡り
リッチーと争っていたようだ。
アーチーによるとリッチーはハーバード大卒をひけらかして
裏稼業をしていたというが・・

■捜査に於ける重要要素

・ラニの分析

ラニは検視の結果を話そうとするが、ライアンとエスポの今年
の一発芸ネタを話の材料に利用していた。そんな場合じゃ
なかろうに(笑)

パンツのくるぶし当たりに黄色い粉が付着。フキタンポポの
花粉でコルツフットとも言うもの。街には生えていない。

またテーザー銃の跡が有った。

・リッチーが死亡日に電話していた人物

元妻のエリースに電話。
彼とは疎遠だった。出逢ったのは企業法務の事務所。
彼は仕事の重圧に負けて依存症になってという。

・リッチーのオフィスが荒らされる

これは如何にもダミーっぽい。
パソコンとファイルが盗まれたとされるがあまりに不自然。
鑑識のアジア系の一人(Ali Chen)が壁の裏の不自然な穴を
蜜向ける。ロープ、ダクトテープ、布、テブクロ、クロロ
ホルム、ケミカルライト。
ケミカルライトが光のは2日程度。布からはクロロホルムが
検出。

ワイヤーカッター、配線図、暗視ゴーグルも見つかる。

何処かに押し入った形跡がないか。
メモが残されていて以下のことが描かれている。

2009年1月3日・シアトル
2011年3月18日・タルサ
2012年6月16日・ダラス
2013年2月6日・ポートランド
2014年4月23日・オハイオ
2015年3月17日・ニューヨーク

5年以内に6件の事件。
大体この辺で何がネタなのかは分かりそうなもの。リックは
意外と推理力が足りなかったのではないか?

ゴーグルの持ち主はサンプソン(探偵)だと名前が書いてある。

・サンプソン

ゴーグルと配線図の見方、遺体の処理の方法を被害者から
聞かれたという。

■トリーの捜査

リッチーの件で元妻にかけた電話はクロトンオーハドソンに
近い基地局から電話。モントローズの森の駐車場。
死体を遺棄するのに最適な場所だと。

・現地調査

遺体を運んだならそう遠くまで運ばない筈。

タンポポが見つかる。ラニが花粉が付いていたことを言って
ことを思い出す。リッチーが埋めたものなのか。

遺体袋が見つかり引きずり出す。
しかし後ろから銃を突きつけられるハメに・・
後ろ手に結束バンドをされた。こういうバンドを取る方法と
して尻にぶつけるのだと語る。探偵業をしていたリックの
スキルが役立った。

死体袋は無くなってしまう。一体誰だったのか。

■エスポのこざかしいマネ

今回は弁護士からして胡散臭い流れが有った。
捜査の過程で被害者の弁護士のオフィスに行く際に待合室に
いる怪我人をリックはウソだと思ってゴミを投げつけて
キャッチさせようとしていたよね。でも本当に怪我していた
のでぶつかる(笑)

エスポはデレクにタックルする時に確かに凄いぶつかり方を
していたからな。松葉杖でリックたちの前に現れる。
大会には出るという。脚が一本でも楽勝だと。

・パフォーマンスの勝敗

賭けるか?という事になる。
アメリカの男たちは必ずこういう展開になるね。
特に刑事ドラマは多い。

・エスポたちが勝てば・・
本を書いた時に献辞に「私よりも良い男で全てに於いて私に
勝る二人へ」というメッセージを書かされることに。

・リックたちが勝てば・・
一ヶ月リックを陛下/殿下と呼ぶ。

ケイトとライアンは止めるがチキンだとしてケイトにも楯を
突いていた。

・取り調べ室

警察官(Jan M. Janssen) が見張りしていた。
エスポとライアンが取り調べしているとしていたけど
実際にはダフトパンクの曲で踊りの練習。
怪我していたことはウソ。絶対に勝とうと。

■結論

野生動物用のカメラにサンプソンが写っていた。
タイホしてトランクを調べる。遺体ではなく衝突実験用の
ダミー人形。

ラニにダミー人形について聞く。
胸の穴・・金属片。自動車や航空機のテストに使われる。
3つの金属片・・リッチーが接触していた病院の少女ジョディ
のケガと一緒。モデッサの事故と一緒だと判明。
またジョディは女の人が話を聞きに来たことを語っていた。

モデスト社の車のエアバックが欠陥だった。
タカタ製のエアバックの問題を取り上げたようなエピソード
だった。

アメリカ人はトヨタ潰しには大失敗したけどタカタ社を潰す
ことに成功した。因果関係が分からないものも含めて17人が
命を落としたけれど、そもそも現代社会はエアバックを過信し
すぎではないかという気がするんだよね。

モデスト社の法務をしていたのは元妻のエリース。
サンプソンを雇ってダミー人形を回収したのではないかと
疑っていた。

しかしアーチーが犯人だった。サンプソンに報酬を払って
人形を奪わせた。アリバイがあるとしていたけど実際には
偽証だった。凶器は車の中に有り血痕はカーペットについて
いた。動機は何か・・正義の追求は青二才のすることだと
弁護士が語る。

■その他

・警察組合の一芸大会

金曜日に警察組合で行われる一芸大会。ライアンとエスポの
二人は昨年は「ダーティダンシング」を行い二年連続で優勝
していた。そして今年の出し物が何かを気にするリック。
ジョン・レジェンドの「オール・オブ・ミー」なんだろう?と
問い詰めるが・・

ゲイツは客寄せのために呼んでいるKimmelが来ないことが
分かるとリックはケイトと一緒に出演することを語る。
僕らも審査対象にするという条件。そこでエスポたちと対決
の火花がバチバチとなり始める。

リックとケイトは練習しなくても直感でわかり合えるから
大丈夫だと。心底ケイトは迷惑そう。リックのこういう
ところ嫌い(笑)。リックはいつも裸で歌っているときのもの
を歌えば良いと。

・練習

マーサが練習に付き合う。
上手く演じていたしマーサも観衆に残るのはケイトの天使の
歌声だけだと言う。
しかしケイトは極度のあがり症だった。

・三連覇

エスポたちは結局三連覇。
リックは大口を叩きまくって俺が出なかったようなことを
言っていたが・・
今決着をつけるか?と言われて結局退いた。
翌日にKimmelに頼んだのはリックだった。
結局リックとケイトのパフォーマンスは二人だけの世界・・
シャワーを浴びながら行われていた。

■使用された曲

・Castle Theme Song
Written by Robert Duncan
・Get Lucky by Daft Punk featuring Pharrell Williams & Nile Rodgers
・I’ve Got You Under My Skin by Nathan Fillion & Stana Katic

■出演者

リチャード(リック)・キャッスル (Nathan Fillion) 作家
キャサリン(ケイト)・ベケット (Stana Katic) NY市警12分署殺人
マーサ・ロジャーズ (Susan Sullivan) キャッスルの母親。女優
アレクシス・キャッスル (Molly C. Quinn) キャッスルの一人娘
ハヴィエル・エスポジート (Jon Huertas) ベケットのチーム
ケヴィン・ライアン (Seamus Dever) ベケットのチーム
ラニ・パリッシュ (Tamala Jones) 検視官
ヴィクトリア・ゲイツ (Penny Johnson Jerald) 主任・警部

トリー・エリス (Maya Stojan) 鑑識・分析課

アーチー・ブロンステイン (Don McManus) “サヴァンナハマー”
マイク・サンプソン (Brian McNamara)
エリース・レスナー (Meredith Monroe) リッチーの元妻、モデスト社主任法務
デレク・ボルト (Roshawn Franklin) “ライトニング”、アメフト元MVP
アニー・クレイン (Nikki Deloach) リッチーの弁護士事務所
ジョディ・エヴァンス (Brina Palencia) 聖サイモン病院
リッチー・ファルコ (Scott Broderick) “ピットブル”
(Ali Chen) CSU Tech
(Jan M. Janssen) Uniformed Cop

スポンサーリンク
レンタグル大336

シェアする

フォローする

スポンサーリンク
レンタグル大336