Dr.HOUSE ドクター・ハウス シーズン7 第6話 院内政治 Office Politics

リンク広告 テスト




May 17, 2010
第6話 院内政治     Office Politics

脚本/Seth Hoffman
監督/Sanford Bookstaver
——————————————————–
政治家のジョン・モレノは投票に際して有権者たちにCMで呼び
かける。来る投票日にあなたの一票が国境を決めるというもの。
不法入国者を我が国に招き入れて、我々の仕事や我々の医療を
与えようとしているとし、彼らにはアメリカンドリームを与えて
あなたに犠牲を求めてくる。
そんな選挙文句を見ていた対立候補のハロルド・アンダーソンと
選挙コンサルタントのジョー・デューガンは、政策や今後の
投票日までの戦略を話合っていた。このCMを流せば再選出来る
というジョー。しかしアンダーソンも不法入国者に対して
就労ビザを与えようとしていることも有り、規制をゆるめよう
としていることは同じだという。しかし相手は市民権を与えよう
としているのだとして説得する。アンダーソンは自分を支持して
いる5割がラテン系だと告げ、今まで君が選挙参謀をして来た
街とは違うという。ニュージャージー州は穏健派が票を集める
のだという。しかしこのCMを流さないと負ける事を告げ、現在
リードを許していることを語るジョー。そんな中、ジョーの腕に
発疹が出ているのを目にする。

ハウスは陽気に病院にやってくるとカッディに声を掛けられる。
一体何の臭いかと問われ、ソーセージ祭りに行っていたのかと
問われると、ハウスに対して一刻も早くチームの後任を雇うよう
告げる。マーサ・M・マスターズという優秀な人材がいるので
彼女を雇うよう告げると、ハウスは履歴書に目を通し、彼女は
博士で有って医者じゃないと語る。カッディは医学部3年生で
15歳で高校を卒業し、医学部に入る前には応用数学と美術史の
博士号も取っているという。次の患者がエッシャーのだまし絵
ならば適任だなと語ると、俺のソーセージを喰っているからと
言ってもどのチップスを喰おうとしているか決めて良い訳じゃな
いと語る。しかしカッディはそれでも私は上司だと語り強引に
決定させる。

コンサルをする。
タウブは患者はジョー・デューガン(42歳)。症状は紫斑で、
ALTとASTが高度上昇しているという。発疹と肝障害かという。
アンダーソン議員から直々に見て欲しいと言われたのだという
フォアマン。ハウスは黒人が共和党を支持するのかと問うと
オバマは知っているのかと皮肉る。直通電話にかけたが出なかった
というフォアマン。そんな中、マーサがやってくると、
ハウスは、フォアマン、チェイスのことを”退屈野郎”、”スケベ”
“ちびっこ”だとして紹介する。チェイスはまだ学生なのかと問う
とカッディ曰く天才だという。ハウスは凄いことを言ってみろ
と語ると、
アゼルバイジャンの首都は?・・・バクー。
ベートーベンの死の年は?・・・1829年。
オイラー定数の20桁目は?・・・6だという。
それを聞いたハウスはまるでオッパイのついたインターネットだ
と語る。フォアマンは肝障害で発疹ならば、血中のクリオグロブリン
は説明出来るが肝障害の原因が不明だと語る。薬やアルコール依存症
ではなさそうだというと、ハウスは誰が退屈野郎か分かっただろう
と語る。ハウスは試しに2004年に優勝したモンスタートラックは?
と問うが、答えられず正解はバージニアジャイアントだと語る。
チェイスはC型肝炎ではないかとするが検査はシロだったという。
ハウスはマーサに自由に会話に割り込んで良いとするが静かだった。
タウブは毒物中毒ではないかと問うと、テトラクロロエチレン
ならは有ることだとするとチェイスもサッサフラス油の可能性
もあるという。ハウスは自宅を調べてこいと語る。
ハウスはマーサに対して残りたいのであれば自分の意見を持てと
語る。

ジョーの自宅へとやってくる。
マーサは自宅はチューダリバイバル調だとして色々と建築について
ウンチクを語り始める。フォアマンとタウブに対してマーサは
ハウスは有名人なので萎縮したが凡人の前では平気で話せるという。
フォアマンが勝手にドアの鍵を開けようとしている事を知ると、
フォアマンは元々患者には家を訪問するとは言っていないのだと
語る。予め話したら毒物を隠す可能性があるからだという。
しかしマーサは不法侵入になるとして、入る事は出来なかった。
フォアマンはタウブに新人なのだから大目に見ろとするが、医学生
で実地経験がないことは問題だという。天才だから嫌なのでは
ないかと問うフォアマンは、自分よりも賢いヤツがいたら俺だって
気分は良くないという。
そんな中サイダーに大腸菌が含まれていることが分かる。

帰宅するとタウブはハウスにマーサが家の中に入らなかったと
報告。ハウスはタウブが彼女に嫌悪感を抱いていることに対して
弾ける若さが腹ただしいのではないかという。サーティーンと
同じ年頃だとし、髪の毛があり、筋肉が有って前立腺が元気な頃
を思い出させるのだろうという。フォアマンは理にかなっている
といるが・・・サイダーに使われたリンゴに菌がついていたのかも
知れないとすると、ハウスは乙女と抗生剤と血漿交換をしろと
語る。

タウブはマーサにこれからしようとすることを説明するが、
彼女はセルソーターを使って分離し毒素やクレオグロブリンの
除去をするのでしょと問う。マーサは患者に不法侵入のことを
話すべきだと語る。

マーサはジョーの元にいくと不法侵入したことを告げるが、
ジョーは気にしないとばかりに政治も医療も同じことで、大事なのは
結果だという。しかしマーサは相手への敬意であり誠実で
高潔であることも大切だという。そんな中、ジョーが突然麻痺を
起こす。
——————————————————–

カッディはハウスがなかなか新任医師をチームに入れない為に
自分が選んできた優秀な大学生で医学部に進学したマーサ・マスタ
ーズをチームに加えるよう告げる。相変わらずハウスはマーサを
牽制していく中、マーサはハウスとは対象的に倫理感・道徳心の
高さを備え持っていた。患者の家に無断で侵入すること、患者への
告知義務違反などを指摘していくが、同時に15歳で高校を卒業したと
する秀才さも見せていく。

また新しくチームハウスにやってくる女性・マーサの登場。
といってもまだ医学校の3年生だというし、診断チームに入れたと
しても実際治療をすることは出来ない立場のようだ。

ハウスは以前にチェイス、フォアマン、キャメロンらが辞めて
新しくチームを選考した際に、似たような思想・信条・視点を
持つような人材は不要で、違った角度から見られる医師を求めて
いることを語っていたので、マーサはある意味この中の誰でも
ないようなキャラクターなのではないか。

カッディが彼女を選んだ理由の中には彼女の持つ倫理感と道徳心
が有ったからだろうか。フォアマンにしても彼女がハウスの
ブレーキ役となれば、自分が求められているハウスへの監視的
役割が分散されるので、便利だと思うところが有ったのかも。
ハウスは「まるでアインシュタインとメリーポピンズの子だぞ」
とカッディに反論していたし、マーサに対して「患者を救う為
にはウソを付くか?」と問うものの、「賢いのになんでくだらない
道徳心を持つのか」として訴えかけていた。

タウブがマーサに対して何故か突っかかりを見せるのかが一つの謎
として存在していた。

タウブがマーサを牽制している理由として

1) マーサが秀才なので自分の存在を脅かすこと
2) 弾ける若さに嫉妬

とフォアマンがタウブに絡んでいた。
検査する際にフォアマンがタウブに対して、
「年を取ると検査にも時間がかかる」としたことで、タウブはそれが
違うことを証明する為に、フォアマンにバスケで勝負を挑むという
辺りがまた斬新だった。身長を自覚しているのか?というフォアマン
に対して、白人でユダヤ系ということも自覚していることを告げ
互いに皮肉りながらもこの二人の関係の妙味さ加減が面白く描かれ
ている。

結局バスケ対決は11対7でフォアマン勝利だったけど、思った以上
にタウブが奮闘していたね。

ステロイド剤か放射線治療かという選択の中で、馬鹿正直なマーサ
を首にしたハウスに、フォアマンは反発して、「歯止め役が必要で
有り、私たちは感覚を麻痺しているかも知れない」ことを口にして
いたけど、ここでもタウブは「長くつ下のピッピが居なくても問題は
ない」と語る姿が合った。

カッディから度重なる「チャンスを与えて」という言葉でハウス
もその都度考え直すも結局3度4度首を言い渡していたり、また
彼女を使ったりと忙しかった。彼女はそのことを「まるでメビウスの
輪だわ」としていた。

ハウスとマーサが一緒の時に、テレビでアンダーソン議員が
ジョーがインターネットに対立候補のネガティブCMを流したこと
に対する会見を行っていたけど、その際テレビに見入るマーサが
ハウスに対して「シーーッ」(黙って)という態度を見せたシーンは
前回の展開で先輩フォアマンに対してタウブが行ったやりとりと
似ていて、ハウスが俺様に「シーーッだと!!」見たいな流れが
有り面白かった。ある意味年齢差があると、ハウスにとっても
やりづらさというのが有りそう。

“三バカトリオ”のチェイス、フォアマン、タウブが不法侵入で
逮捕された。これって内通者はマーサだったりするのかな。

この”三バカトリオ”に対して、ハウスはそれぞれ”退屈”、”スケベ”、
“ちびっこ”と称していたけど、なんだかレトロゲーム大好きな
私としてはNAMCOのドットイート系のゲームPAC-MANを彷彿とさせる。
黄色いPAC-MANが4匹の色分けされたモンスターたちから逃げつつ
ドットを食べていくというものだけど、モンスターたちには
それぞれ性格付けが行われていて、それぞれにオイカケ、マチブセ
キマグレ、オトボケなどの名前が付いている。

結果的にタウブが彼女に対して拗ねたような行動を取っていた
裏には、「どうでも良い事を覚えて居るクセに、かつてジョンズ・
ホプキンス大の入試で面接したのに覚えて居ない」ということだと
判明する。タウブって以外と女性に関しては細かいところを覚えて
いたりするのね。寧ろ覚えて居る方が驚きだ(笑)

これからは望んで嘘をつけるようになるんだというハウスに
「無理です!」とマーサはキッパリ言っていたけど、最後にロッカー
室で、タウブに対して面接のことを告げた辺りはやはり「優しいウソ」
だったのだろうか。

また今回の政治を巡るアンダーソンとジョーのやりとりもメインで
はないにしても、CMを流したのがアンダーソンなのかそれともジョー
なのか。当然冒頭からジョーが流すべきことを主張していたので
アンダーソンがそれを使うかどうかということで悩んでいたという
ことだろうけど、結局ジョーはハウスと同様に結末がどうなるかと
いうことが分かった上で、敢えて議員の為に濡れ衣を着せられたと
いうところだろうね。

■今回の患者

・ジョー・デューガン

政治コンサルタントをしている42歳の患者。
演じているのは、「HEROES」でクレアのパパ役でお馴染みの
Jack Colemanだった。
背景で描かれている民主党と共和党の対立する「移民政策」の是非
に関しては、アメリカでは欠かせないものだけど、やはりオバマ政権
での移民政策に対するメッセージ性が含まれていたものなのかな。
同様のことは現在Dlifeで放送中の「スキャンダル」でのフィッツ
政権が「ドリーム法案」として取り上げているけど、アメリカでは
不法移民の子供に対して、市民権を与えるべきかどうかで意見が
激しく割れている。

症状は、発疹に始まり、肝障害も併発。
薬物、ドラッグ、感染症、細菌性の何れが原因なのか。

家宅捜索から未殺菌のサイダーが発見され、抗生剤と血漿交換。

そんな中で突然麻痺を起こす。
血栓が詰まり一過性脳虚血発作で起きたとのこと。

マーサが初めて診断を口にしたのは、「門脈血栓症はウィルソン病が
原因ではないか」というものだった。
神経内分泌症なのか否か。
CTで神経内分泌腫瘍を調べて、血液検査で播種性血管内凝固症候群
(DIC)を調べることになる。しかし腫瘍は発見されず。患者本人の
判断力も正常だと分かる。

フォアマンが検査で調べていると選挙運動中に毒にサラされている
可能性を指摘されていたので、アンダーソンに盛られたのかと
思った(笑)

悪いのは肝臓だけでなく腎臓も同様であること。
血尿が出たことで血栓性血小板減少性紫斑病(TTP)を疑う。
血管炎の原因にはなり得るということで、化学治療かステロイド
治療かの選択。

更に肺水腫を起こしたことでヘノッホシェーライン紫斑病ではない
ことが分かる。室内の水槽にいた巻き貝から住血吸虫症にかかった
のではないかとするが巻き貝は居なく。

ハウスは3人が逮捕されている間、マーサと二人で意見を交わす。
彼女から原発性硬化性硬化症ではないかとするが、ビタミンAは正常値。
胆嚢炎なのか。
テレビでの記者会見でアンダーソン議員もまた同様の症状が出ている
ことが分かり、二人してC型肝炎が出ていることを指摘。
二人はホモなのか、それともドラッグの注射器・ストロー感染なのか。

インターフェロンで死を遅らせて病気の根本的なものを探そうと
する中、マーサは治験でC型肝炎にはA型感染させた菌で相殺させる
という症例があり、15%は治り、85%は亡くなるというものだった。
一か八かの賭け。でもそもそもC型感染だということを証明するもの
がないということでカッディは危険な治療を許さず、結局ハウスは
偽陽性を出す為にアンダーソン議員を利用した。

ハウスがカッディに対してこれまで1万回のウソをついてきたけど
恋人と部下の間で揺れる状況の中で、ウソをつくことへのリスクが
あることをウィルソンに相談していた。

カッディにはウソを付いたが、患者には本当のことを話して説得
するマーサの姿。
なんとか治ったようだ。
それにしても肝臓がやられると、目や顔が真っ黄色になるところが
恐いな。

■使用された曲

・I Start to Run
Performed by White Denim

■検索用キーワード

グレゴリー・ハウス (Hugh Laurie) 偏屈な医者
リサ・カディ (Lisa Edelstein) 院長
エリック・フォアマン (Omar Epps) 黒人
ジェームズ・ウィルソン (Robert Sean Leonard) 冷静
ロバート・チェイス (Jesse Spencer) 金髪・美形

レミー・”サーティーン”・ハドリー (Olivia Wilde) ERから来た医者
— (Bobbin Bergstrom) Nurse
レイチェル・カッディ (Kayla Colbert) カッディの娘・2歳半
レイチェル・カッディ (Rylie Colbert)

マーサ・M・マスターズ (Amber Tamblyn) インターン
ジョー・ドゥーガン (Jack Coleman) 選挙コンサルタント
レジーナ (Tracy Vilar) 看護師
ハロルド・アンダーソン (Pat Finn) 議員
— (Skye P. Marshall) Patient Visitor

スポンサーリンク
レンタグル大336

シェアする

フォローする

スポンサーリンク
レンタグル大336