May 17, 2010
第2話 スケボー少女 Selfish
脚本/Eli Attie
監督/Daniel Attias
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チャリティスケボー大会で、デラ・カーはみんなの前でスケボー
の腕前を披露する。兄のヒューゴはそんな妹に鼻高々。ビリー
もヒューゴの妹は凄いと絶賛する。クレアとジョージもそれを
見守る中、デラはヒューゴの車椅子を押して一緒にコースを
廻る。ヒューゴは先天性の筋ジストロフィーを患っていた。
しかし倒れるのはデラの方だった。
ハウスとカッディは駐車場で今後の二人のことをどうみんなに
話すか語り合う。まずは人事部に二人の関係を報告するという
カッディ。ケツを触るのは入り口までだとしてカッディはハウス
に忠告。しかし障害者は特別だろうという。しかし互いに仕事
に影響する恋愛はしたくないという。
二人はわざとらしく別々に来た風を装う中、カッディはハウス
に14歳の故が心臓停止で運ばれて来た事を告げる。
カッディはハウスに午後までは絶対に二人の関係を話すのは辞
めてよと釘を刺すが「もうママ~」とハウスはじゃれる。
ハウスはご機嫌な状態でチームの元にいくと、早速カッディと
付き合っている事を告げ、しかも裸の関係だという。「想像
してみろ、あのデカイケツを!」というハウスに対して、その
場にいたウィルソンは、そんなことを言うときのハウスは
大抵僕のオフィスにイタズラをしているハズだとして確認しに
戻る。タウブは本当なのかと問うとハウスはフォアマンにその
意味を聞いて見ろという。フォアマンはタウブにああなるのが
寧ろ遅いくらいだとすると、タウブは指揮系統に影響を及ぼす
という。
ハウスは患者であるデラのカルテを見る。
趣味はスケボー、バスケ、科学部にアザラシ狩り・・・不整脈
で突然倒れた患者だという。心電図とエコー、頭部CTは異常なし
で神経系は異常がないというチェイス。
ハウスはそれぞれの部下の態度が違うことに興味深いことを
語る。それぞれ”興味無し”、”賛成”、”怒り”、”無関心”だという。
ハウスはサーティーンはどうしたのか?と問うと、退職届が
出ていたとし、ハンチントン病の治験かと思って連絡をしたが
ウソだったという。電話もアパートも引き払った後で分からない
というフォアマン。戻るのを待とうとハウスは語る。
発作性不整脈の患者のデラ。患者の兄・ヒューゴは先天性筋ジス
トロフィーだというチェイス。妹も保因者ならば平均寿命は25歳
だという。しかし急に発症することはないという。
ハウスはタウブとフォアマンがカッディとのことを気にしている
のを知って、診断が終わった後に好きにオレのことを分析すれば
良いが今は診断をしろと命じる。QT延長症候群かも知れないこと
を告げると、それならばビビらせてQT間隔を調べろと語る。
信号拳銃を使って驚かすのかとし命の危険のある検査だとすると
すぐに蘇生できる体制を整えておけば良いという。
タウブは寧ろそんなことよりもハウスとカッディの火遊びに問題
があるとフォアマンに告げると、フォアマンは遊びでは終わって
欲しくないという。ハウスが穏やかであることを語る。しかし
タウブはこの先ハウスはカッディと別れることになるとし、
50倍は嫌なヤツになるだろう事を語る。
ハウスはウィルソンのオフィスにいくとイタズラは仕掛けて
有ったかと尋ねる。確かにイタズラはないが、カッディと付き
合っているという証拠にはならないという。君は僕を心配させ
たいだけだろうとすると、それならば杖にカッディの、カッディ
に杖のタトゥーでも入れて証明するかと告げる。
そんな中オフィスにカッディがやってくると、そろそろ人事部
にアポの時間だとするハウスに対して、6週間に74回も呼ばれて
いるだろうと語るウィルソン。カッディはウィルソンに対して
ハウスが言っていることは本当だとして、キスしている姿を
見せる。僕と大叔母のキスの方が熱いとするとメイベル伯母さん
のことかと告げる。するとカッディは突然ハウスの股間を握る
とこれでどうかという視線を投げかける。
ハウスとカッディは人事部のアーネストに報告する。
二人は正確にはどんな関係なのかと問われ、交尾の後頭を食いち
ぎる虫みたいな関係だとし、性的関係にあると語る。今後も
問題はないとしハウスのことを監督できるというが、全ては
病院の方針に従うと語る。二人には恋愛合意書にサインをして
くれと言われると、ハウスはセクシーパンティー条項は納得が
いかないと語る。ハウスを優遇もせず、偏見も行けませんと
言われるのだった。
心停止誘発テストをすることを語ると、カッディはそんなの
危険だとして、血管造影とEP検査にしてと語る。ハウスは
その場でタウブに検査は中止だとして、安全第一の検査をしろと
語る。
タウブとフォアマンはデラに対してこれから検査をするが
始まれば暫くトイレにはいけなくなるので行って欲しいとする
が行きたくないという。2.5リットルも点滴をしたのに夕べトイレ
に行ったのが最後だと聞いて腎臓に問題が有るとフォアマンは
語る。
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いよいよハウスとカッディが関係を持った後の病院への仕事
が開始される。ハウスはがれきで死を目の当たりにした患者
とのショックもカッディとの関係で帳消しになり、幸せ生活
を満喫するが、二人の関係が指揮系統に大きく関係し、ハウス
の診断にも異常が出るとする心配ごとも現れ始める。
案の定、ハウスはカッディの指示通りに動くようになり、
その結果イマイチハウスの幸せが仕事に於いては邪魔な要素
として存在している事が分かる。
やたらとケツ(尻)ネタが多かったな。
カッディのケツが一体何度ネタにされたのかって感じ。
これまで懸念されていたように、ハウスが才能を開花させら
れているのは痛みのせいでも有り、そして人嫌い故の孤独さ
から来る珍しい病変への拘り感によって、ハウスの頭のロジック
がフル活動としていた訳だけど、解き明かす過程でいつもの
自分の行動とは違う決断を下していくことで、ちょっとした
微妙なペースの乱れを感じていくもの。
ウィルソンは相変わらずハウスの言動を信用せず。
でもカッディとハウスが尻や股間を触れあっているウチに
一応は認めることになったのだろうか。
ハウスが幸せになることに関して、ハウスが語っている様に
様々な反応が示された。
特に反抗期を迎えているのはタウブで、タウブの言うことも
一理有って、カッディとは上手くいかない時には、50倍ひねくれた
姿で戻ってくるとする心配も分からないでもない。
そしてその才能を邪魔する存在としてのカッディの立場を
懸念するところに繋がっている。
フォアマンは早い所ハウスが幸せになり、嫌みばかりを語る
彼の性格を更生して欲しいと考えている様だ。
サーティーンが居なくなったことでも気にしている姿がある
けど、ハウスが戻ってくるまで待つしかないとしているので
どうしようもない。
チェイスはまるでハウスの恋愛話には食いつきもしなかった。
サーティーンとの件で何かを握っているとすればチェイスな
感じだけど、彼の前からも何もせず消えてしまったのだろうか?
タウブとの会話で”1/4″としていたけど、この色男さんは4人の女性
と付き合っているのかな。その中の一人にサーティーンがいたら
びっくりだな。
カッディと結ばれたことでハウスの対応は変わっていた。
危険な実験を回避したこと。血胸に陥った際にも、リスク
を取らずカッディの言いなりになる姿がある。
「やっぱり無理だ。彼女のイエスがノーに聞こえる」として
ウィルソン自体は彼女を思って譲歩しているのは良い事だと
しながらもルールを決めたらどうかと言われる。
気がつくとハウスはカッディを避けていて、逢った時には
ランチに誘われるもランチの時には服を着ているとして
断ろうとする姿。
患者にステロイドの投与か抗生物質の投与かで判断を求め
られる中、タウブはハウスは患者を殺しかねない薬の投与
を推測で行っているとして非難していた。
「どうせカッディはその治療方針に反対し、先生は折り鶴の
ように折れる。本当の指示が出るまで待ちます」というタウブ
って気が強いのか弱いのか分からないキャラクターだよな。
「お前が変わりにカッディにバカと言え。安全ばかり気にして
良いケツしてるが役人顔負けのけつの穴の小さい女」だと。
言葉をそのまま伝えたタウブはしてやったりの顔をしていた
けど、ハウスらしくタウブの責任に押しつけたところは笑えた
な。
人々は自己中の方が幸せになれるとのことだけど、その人
本人だけが幸せになるだけで周りは全然幸せではない。
その不幸せが結局自己中の人間を幸せにするとは思えない
けどね。
ハウスとカッディで激しいケンカをしたときにはダメかと思った
けど、「残酷なほど正直になったらまたツキが回るかも」
として可能性を残した格好だった。
■今回の患者
・デラ
14歳。スケボー中に心臓が停止して運ばれた患者。
発作性の不整脈ではないかとして心停止誘発テストをしようとする。
しかしテスト前にまるでデラが尿をしていないことに気が付き
腎臓にも問題を抱えているという。
ファブリー病か、アミロイドーシスか。
骨髄移植が必要だとするが、兄のことを傷つけたくないという
デラ。
更に血を吐き始めたことから血胸だとし、病気は【不整脈】
【腎不全】【肺出血】へと進んでいく。
サルコイドーシスなのか、グッドパスチャー症候群なのか。
自己免疫疾患ならば免疫抑制剤と血漿交換で治すこと。腎生検を
しろという。
しかし検査の結果、グッドパスチャー症候群ではなくリンパ脈管
筋腫症(LAM)が陽性だとし、肺の移植が必要になる。
移植するが肺は結局悪化していく傾向に有り、
ステロイドを投与するか抗生物質を投与するかの選択に迫られる。
Dr.スースの教えだとして「最悪を想定してかかれ!」と告げる
ハウスはまずは超悪性拒絶反応の治療を優先し、それで駄目ならば
広域抗生物質に切り替えようとする。
拒絶反応を示すが感染はしていないとして、逆に良い兆候だという。
メチルプレドニゾロンを投与。
しかし肺がボロボロでなかなか実体が掴めない。
患者の会話の中に過去に風邪一つ引いた事がないということから、
それがウソだと思い問い詰めると、「耳が時々痛いことがある」
「胸がズキズキしてつかえた感じがすることがある」とし1年前から
その症状があるとのことで、標高の高いデンバーで起きたもの
だとして、鎌状赤血球形質だという。
しかし一度交換した肺を再度入手することは難しいということで、
移植すれば生き長らえるのにそれが出来ないもどかしさ。
兄貴から移植すれば良いとするが、両親はその決断は出来なかった。
デラは事情を知って自殺しようとした。
会話を聞いていた兄が、妹と両親を説得し、お前の中で生きること
でオレも同じ体験が出来るとした兄と妹の自己偽性の精神と
気遣い合う姿にちょっぴり感動する流れが有った。
・シドニーとモーリス
外来出来た患者。
互いに親離れ子離れが出来ないと思っている親子。
なかなか本音を語り会えないことで自己偽性を感じて居る。
ハウスに仲介役になって、父を施設に入れてくれとして金を
受け取るが、結局は本人達に決断させるような流れを作った。
■使用された曲
・AM/FM Performed by !!!
グレゴリー・ハウス (Hugh Laurie) 偏屈な医者
リサ・カディ (Lisa Edelstein) 院長
エリック・フォアマン (Omar Epps) 黒人
ジェームズ・ウィルソン (Robert Sean Leonard) 冷静
ロバート・チェイス (Jesse Spencer) 金髪・美形
レミー・”サーティーン”・ハドリー (Olivia Wilde) ERから来た医者
— (Bobbin Bergstrom) Nurse
デラ・カー (Alyson Stoner) ヒューゴの妹
シドニー (Allan Rich) 102歳
クレア・カー (Stephanie Courtney) 母
モーリス (Murray Gershenz) シドニーの息子
ヒューゴ・カー (Cody Saintgnue) デラの兄、先天性筋ジストロフィー
ジョージ・カー (Dwier Brown) 父
アーネスト・グリフィン (Sean Smith) 病院の人事部
ビンセント (Reggie De Leon) 食堂の店員
ビリー (Chase Austin) ヒューゴの友人
— (Amanda Berning) College Student
— (Shane Schoeppner) EMT