第2話 Liza Sows Her Oates
原作/Pamela Redmond Satran
監督/Darren Star
脚本/Darren Star
【Story】
ライザは家を売ることになり、ブルックリンのマギーの
アパートに転がり込む。
ライザは壁に自分史年表を作り、また40歳から26歳と
偽り”エンピリカル出版”に就職が決まる。更に年下の
26歳の男性ジョシュとデートする関係になり、偽りの
年表を同時に覚えることになる。
1988年ライザ誕生、2005年初体験は自宅で「きみに読む
物語(The Notebook)」を見ながら関係を持ったこと。
今まで作ってきたSNSのデータの削除をフリオ
(Anthony Ramos)に依頼する。
ライザとデビッドがバハマに行った時の幸せそうな雅俗。
カジノでケイトリンの大学資金を全てすったのだという。
フリオからホントにもう削除しても良いのか?と問われ
ネットから存在を消すと戻せないという。ライザは
職場の人に私生活を知られたくないという。ケイトリン
からメッセージが入った瞬間、彼は削除してしまう。
家の外から改めてケイトリンに電話する。
彼女は先日帰国すると言っていたのに学年が終わるま
では居ることを告げる。
理由はアルジャンという彼と出会ったこと。その彼は
医学部に進む天才で唇は枕のようで、今度ゴアにある
ビーチに連れて行ってくれるのだという。ライザはゴアに
行っては駄目だと告げるが、ニュージャージーからどう
やって止めるの?としてケイトリンは電話を切ってしまう。
電話後ジョシュから声をかけられる。
「ご近所さん、ブルックリンを散歩しない?」と。
しかしライザはこれから仕事だとして断るが20時にどうか
と告げる。
●エンピリカル出版(Empirical Press)
ダイアナは電話で文句を言う。
ジョイス・キャロル・オーツの最高傑作の発売日に
ミステリー作家スー・グラフトンの新作をライバル社が
ぶつけてきたというもの。
それを聞いたライザはオーツは別格で、自分も過去論文
を書いたという。
「オーツと女性の性的欲望の実態」
書評は良かったんですよね?と問う彼女にダイアナは、
「書評で本が売れるとでも?」
「あなたの世代は書評に一目置くこともしない」
という。書評にNewYork Times誌のミチコ・カクタニは
どうか?と問うが、書いてもらうよりもお尻を振って
もらった方が売れるという。オーツなら発売初登場一位
は当然。若い読者に売らなければならない・・あなたら
ヒヨッコ世代に・・良い手を考えるよう言われる。
【Impression】
2話目は冒頭から40歳の自分を25歳と偽る為に、別の性格
を持つライザという人物を作り出そうと努力する。
夫婦関係が破綻したのはデビッドという夫がカジノで
金を使い果たして破産したというもの。
人生の全ては偽りであると誰かが言ったかどうかは
分からないけど、少なくとも人生の一寸先は闇である
ことは確かな様だ。まさか今のライザもこんな偽った自分
を演じることは考えも及ばなかっただろう。
例えニュージャージー州の郊外でも平穏な生活の日常を
歩むことにどれだけ否定するものが有ったのか。
娘はインドに留学することになったし、夫もいて家も
有った。それが一夜にして家も金も全てを失った。
そんな時には偽りの鎧を身につけて戦闘モードにならな
ければならない。それもニューヨークでの出版業者だ。
住むところはブルックリンだが一昔前のブルックリンの
イメージは無い。
今回はそんな武装モードをしている彼女たちは徐々に
若者から吸収する出来事などが有った。
女性の権利の為に戦う姿。
「ニューヨークではトップレスは合法。女性の権利。
胸を見せても良い。ディアーナ」
【Work / Mission】
Joyce Carol Oatesの最高傑作の発売日にSue Grafton
の新作ミステリーが同時に発売される。
何とかしてJoyce Carol Oatesの小説を売るために
ダイアナはアシスタントのライザにも求めてくる。
一方でケルシーはスウェーデンの作家Anton Bjornberg
の新作が翻訳されたばかりの状態でやってくる。
Stieg Larsson以来の最高にホットな作家。作家本人
が出版社を選びにNewYorkに来ているので何とか接触する
為にも彼の本を読んでアピールしようとする。
・ジェネレーション
ケルシーは当初Anton Bjornbergの本をライザの前に
持ってくる。ライザも少し読ませて欲しいことを告げ
るとケルシーの方はPDFをタブレットに入れているので
持って行っても良いとし、ライザにもPDFを送ろうかと
するがまだまだライザにその手の流れは難しいのか。
原語ではipadと kindleに入っていると語っていたけど
ね。
・広報の為のヒント
ケルシーはローレンとランチに行く約束をしている。
しかし本が読みたいので彼女の相手をライザがやること
になる。
ローレンのすごさ。
彼女が勤めるHector and Dorf社の広告が面白いとして
最初は毛深いアレが写っているように見えるが実際には
ゴールデンレトリーバーの子犬。それが受けて一気に
拡散したとのこと。
ライザがその動画を見たいとした際にはその動画を送っ
てあげるとしたけれど、目尻に皺が出来ているとして
モイスチャーライザーも一緒にねと語る。
その際には娘が行くことに反対していたゴアのビーチの
ことを引き合いに出してごまかしていた。意外と娘の
役割が見えたところではないか。
更に凄いことに突然女性の権利と称してトップレスに
なりだすローレン。若さ故なんでしょうか。
近年アメリカ発のエセセレブっぽい人たちの売名的
ヌードなのかリベンジポルノなのかハッキングなのか
コラージュなのか分からないような裸の写真が出回る
ことが多い。Youtubeだったか多くの女性が胸を
振る動画を作成する人も居れば、最近ではハッシュタグ
をつけて容易に賛同者を求めることも可能だ。
彼女は今回
「#ToplessTuesday」「#LunchWithTheGirls」という
名目でヌードを披露して行き交う人にも撮影させていた。
ドラマではモザイクだったけど(笑)
「Rihannもやっている」
「たまにはフォロワーにエサをあげなきゃ。35000人も
居る」とのこと。
以上のことを受けて「あなたのオーツを見せて」「#ShowUsYourOates」
ということで火曜日に便乗して売ろうとする。
・広報は大成功!?
しかし悲しいことに「あなたのオーツを見せて」に参加
していた一人の中には娘の姿が有る。しかも禁止していた
枕唇の男・アルジュンと一緒にゴアにあるビーチで
撮影したものだった。
【Love & Private life】
・ライザ
ブルックリンの近所で会話していた時のこと。
ジョシュの事が語られた。
彼はウェストバージニア州の小さな町で育ったこと。
映画「ウィンターズ・ボーン/Winter’s Bone」(2010年)
の舞台となった町で、早くから町から出たかった。
高校卒業後には2年程度世界を放浪して欧州やアジアを
周り最後は東京のタトゥーアーティストの下で修行した
という。
しかし彼が居なくなった時にミッシェル
(Heidi Armbruster)とトム(Tim Bohn)が現れてライザ
にリチャード(John Patrick Hayden)を紹介したいという。
この二人は年齢をごまかしていることは勿論彼女が
年下のジョシュとつきあっている事は知らない。
毎回年齢がばれるのではないかという恐怖は存在して
いてドラマをピリリと辛いものにしている。
仕方なく会うが先日ライザはケルシーに忠告したような
男性像で女性を下に見ているような人だった。
ジョシュには仕事を優先したいとして距離を取ろうとして
いたけれど、そんなリチャードと食事中にジョシュから
メールが有って彼の元に戻ってキスをする。
・ケルシー
サッドはずっとケルシーが本を読んでいることに欲求
不満になっている。
仕事だけでなく恋愛が充実することも重要な要素では
あるが・・
【Used songs】
・Give it to Me by Just Kait
・Million Dollar Life by Wizardz of Oz
・Beyond the Sea by Bobby Darin
・You Know by Elaine Faye
・Wham Bam by Clooney
【Cast】
ライザ・ミラー (Sutton Foster) 40歳・エンピリカル出版・ダイアナのアシ
マギー・アマト (Debi Mazar) 40歳、ライザの親友、ルームメイト
ダイアナ・トラウト (Miriam Shor) 43歳、エンピリカル出版のマーケティング責任者
ジョシュ (Nico Tortorella) 26歳、タトゥーアーティスト
ケルシー・ピーターズ (Hilary Duff) 26歳、エンピリカル出版のエディター
ローレン・ヘラー (Molly Bernard) 25歳、ヘクター・アンド・ドーフの広報担当
ケイトリン・ミラー (Tessa Albertson) ライザの娘。高校3年生でインドに留学中
サッド・ステッドマン (Dan Amboyer) ケルシーの彼、ヘッドファンド
ミッシェル (Heidi Armbruster) ライザの友人
トム (Tim Bohn) ミッシェルと居た
アンソニー (Anthony Delia) 写真を撮影した人??
リチャード (John Patrick Hayden) ミッシェルに紹介される
(Pat Patterson) Joyce Carol Oatesのファン
フリオ (Anthony Ramos) パソコンデータの削除
(Danny Vaccaro) “ロベルトス”ウェイター