第11話 Hot Mitzvah
原作/Pamela Redmond Satran
監督/Tricia Brock
脚本/Dottie Dartland Zicklin
Eric Zicklin
【Story】
●高級時計店
ケルシーはライザと買い物。ケルシーはあの時計をサッドに
買うつもりで、彼が欲しがっているという。それって浮気の
罪滅ぼしのためか?と問うと、皮肉混じりに裏にはビヨンデル
のアレでも掘ってもらえばどうかとライザ。サッドは1mmも
気がついていないのに今更白状して意味があるか?無駄に彼を
傷つけてしまうというケルシー。それでも正直に話す方が
二人の仲は深まるというライザ。それは過剰な情報公開よと
ケルシー。でも高価な時計でも浮気は許されないこと。
さんざん泣いて貯金を減らした挙げ句記憶に残るのは憎い人
を思い出させる価値の無い時計だけだと。
そんなケルシーの元にローレンから電話が鳴る。
「どこに居るの?ビッチ/Where are you skanks?」(Lauren)
「今行くよ、尻軽/We’re on our way, you ho」(Kelsey)
何でそんな風に呼び合うのか?とライザ。
「その娼婦に言って。黙って歩け/Tell that hooker to stop」(Lauren)
「OK、アバズレ!/Okay.Slut-bag Finally Sit」(Liza)
●韓国BBQ 「KORILLA」
ケルシーとライザはローレンに合流すると、彼女は既に
ビビンパを注文しておいたという。ローレンはライザに
対して招待状を送ったが戻ってくるので検索したら何もHIT
しないという。まるで幽霊みたいだと。ライザはあまり
目立たないようにしていると語る。
ローレンはホット・ミツバ(HOT MITZVAH)をやるという。
バッド・ミツバ(13歳)の時き最悪だったので、倍になった
今度こそ楽しいものをすると語る。
「ダビデの星が付いたビキニ?」
「帽子をビキニに縫い付けた」という。
ローレンはライザにマギーとジョシュを連れてきてと語る。
レズのフクロウ姉さんとフクロウのように賢い。
●エンピリカル出版
ダイアナは「ニュートリック」の広告が完成した事を告げ、
stand-ups、the wall hangers, the Amazon Banner,
the Kindle banner, the NOOK bannerを作るようライザに
言う。ソーシャルメディアも盛り上がっているとし、
Facebook、Book Riot、Goodreadsも・・とライザ。
マーケティング分は準備完了だとし後は本の中身だという
ダイアナ。
ケルシーはチャールズに原稿が届いたことを語る。
しかし内容が酷いこと。一つの章にイチモツ(man root)の
言葉は12回も使っていること。上手く申請出来る優秀な
ブックドクターを選んでいるところだという。早くしないと
発売延期になるぞとチャールズ。ケルシーは大丈夫だと語る。
ライザはケルシーにコーヒーを買いに行く事を告げオフィス
に顔を出す。現在メーガン・バーノフ(Nadia Dajani)の
ブックドクターを探しているとのこと。いつも頼む人はセレブ
の本にかかりきりだという。やるのは大体専業主婦とか、一流
大学を卒業してバリバリ働いていた人。子供のために仕事を
諦めたので、今は働きたくてどんな仕事にでも飛びつくもの
だという。女性も働き続けなければ駄目ってことだという。
ライザは小説を書いたことがあるとし、大学で文芸雑誌の
編集をしていた事を告げると、これを私が挑戦してみたい
という。40代の女性のSex Lifeなんて書きたいか?という
ケルシーは私ならば吐き気がするという。。
ギャラさえ良ければどんな吐き気も抑えられるというライザ。
それを聞いて第一章を直して見てと語る。
【Impression】
今回の2話の中では常に
「ライザの年齢が周りにバレたのではないか?」という不安の
中での色々なサプライズがある。どっきりにも使い物がある
けどね。
ローレン演じるMolly Bernardさんを日本語で声を吹き替え
ているのが庄司宇芽香さん。彼女が声を当てているアニメ
とゲーム名を見たけど一つも見たこともなくやったこともない。
ただドラマに限れば、結構あるな。
「ゴースト」はエイミー役、「チューダーズ」ではジリアン役
「ジョナス」系ではステラ役、「MAD MEN」ではサリー役。
それ以外にディズニーのシットコムで子役の声とか当ててな
かったかな。何処かで耳にしたことがある。
不思議キャラというか特徴があるまさに声優さん向きの声。
自分はこのローレンを見ると「サニーwithチャンス」の
ゾーラを思い出す。声は佐藤美保さんでしたが・・
今回は色んな国際色溢れた内容だった。
韓国のバーベキュー店でビビンバを食べていたし、ローレンは
ユダヤ教の人らしく、13歳の時のユダヤの成人式
「バル(バット)・ミツバ」での失敗を教訓にして「ホット・
ミツバ」を行おうとする。そこでは「正直に生きる」という
ことを宣言していた。
仕事での校正・編集作業/ブック・ドクターに於いて、ライザ
がその仕事を請け負おうとし2度目のチャンスを迎える。
相手は40代の主婦をターゲットにした本を書いているのに
果たして20代を演じているライザを受け入れてもらえるか否か。
そして最後にはもの凄いサプライズがあった。
これが薬の力なのか。ハイになるというのは実に恐ろしい。
【Work / Mission】
・エンピリカル出版としてメーガンの「ニュー・トリック」
を出版することが決まる。
・メーガン・バーノフが執筆した小説をライザがブック・ドク
ターとして活動しようとする。それを受けてダイアナはライザ
の変わりの人員を雇おうとする。
・ローレンが仕切るユダヤの儀式の変則版「ホット・ミツバ」
そこでローレンは常識/宗教を越えたパーティーを行う。
ローレンはこの儀式で自分に正直に生きることを宣言。
年齢を偽るライザもそれに共感していく。
・ジェネレーション
ここらで随分と年齢差で得するパターンではなく損するパター
ンも描かれてきた。
得しているパターンは言うまでもなく「仕事」で雇われた事。
そして損しているパターンは常に本当の年齢相応の仕事が
回ってくるのに、それが嘘のために成立しないということが
あげられる。
・浮気と嘘
私は正直サッドという人物が大嫌いなんだけど、ケルシーは
なんでこんな人物と関係を持つのか。
冒頭ではケルシーがビヨンデルと浮気した為に高級時計を
買おうとしている。しかし唐突にプレゼントすれば、何か
見返り的なものだったり、謝罪・贖罪の意図があると思われて
も仕方が無い。
色々とライザのアドバイスを聞いて正直に話すべきかで
葛藤する。
ホット・ミツバのパーティーで最初にプレゼントを渡したのは
なんとサッドの方だった。
【メーガン・バーノフの小説】
・メーガンの小説とはこんな感じだ
「40代の女性が再びsexに目覚める話。」
「主人公の女性は夫との仲が冷え切ってsexとは無縁。そんな
人がまた女性として目覚める。きっかけは息子の空手の先生」
ライザが志願してブック・ドクターを考える。
これは40代の主婦層をターゲットにしたもの。
それ故に20代と思われているライザが作者のメーガンに
気に入られるのかということがポイントとなる。
実際彼女に会う。
チャールズからは作者との相性が必要だとされ、
ケルシーはブッグ・ドクターをするのは専業主婦、一流大学出
で元々は働いてた人がほとんどだと言われていた。
・ライザのブック・ドクターのそれぞれの評価
・ケルシー
彼女はよく40代の主婦の心を掴んでいるとしていた。
「妊娠線を必死に彼から隠そうとする」下り。
「40代はクシャミする度に尿漏れする・・出産した人が主」
・チャールズ
ちょっとしたサプライズがある。
年齢がバレたか・・と思われたが、彼は「君は物書きだ」と
するくらいに修正作業は上手かったみたい。
リライトする力は十分ある。
・メーガン(作家)
彼女と会うといきなり「あの小説の何処が嫌いか」と問われ
る。恐らく表現を色々と変えてしまうというのは作家にとって
は不条理で怒りを感じるものなんだろうね。
ライザは二人(ミンディとジョーイ)の初Hの時にロマンチック
な描写を求めた。
「出産がどういうものか」
あなたに分からないでしょと問われる。
ライザの答えは・・
・出産を奇蹟のように感じるのは嘘
・例えるならば交通事故。何週間も痛む
・授乳は乳牛気分。(搾乳時は特にそう)
・いつも疲れている。二の腕の裏は白いブツブツ
・シャツはシミだらけ。夫はその苦労に気がつかない
・sexなんて考えたくない。二度とそんな気分にはなれない気が
【Happy Hot Mitzvah Lauren】
ローレンがユダヤ教だとは知らなかった。
色々と教壇で両親がローレン自慢する中、突然ローレンは
まずは礼拝だとして語り出す。
「イサクとリベンの子供であるヤコブの一説。」
「ヤコブは自ら父を欺き本来兄に与えられるべきだった祝福
を不当に奪う」
これを聞いたジョシュが「ゲーム・オブ・スローンズ」に
こんな話がなかったかと語る。
そして彼女は「愛する人に正直である事は何よりも大切」
と主張して、ハイな勢いでマギーにキスしていた。
ハイになっているのはライザも同じ。
水を持ってきてくれたジョシュに愛している事を告げると
彼も盛り上がる。しかしそれを聞く中で、ローレン同様に
正直になるべきと考えたライザは「自分は40歳だ」と彼に
語ることになる。
【Used songs】
・Rose Trumpets by Alexander McCabe
・Feelin’ Alright by Farmdale
・Antigravity by Bullyheart
・Change the World by Farmdale
・She Got It All by Marc Williams, Paul Fletcher, Patrick Sturrock, Russ Keffert
・BackTrack by Passport
【Cast】
ライザ・ミラー (Sutton Foster) 40歳・エンピリカル出版・ダイアナのアシ
マギー・アマト (Debi Mazar) 40歳、ライザの親友、ルームメイト
ダイアナ・トラウト (Miriam Shor) 43歳、エンピリカル出版のマーケティング責任者
ジョシュ (Nico Tortorella) 26歳、タトゥーアーティスト
ケルシー・ピーターズ (Hilary Duff) 26歳、エンピリカル出版のエディター
ローレン・ヘラー (Molly Bernard) 25歳、ヘクター・アンド・ドーフの広報担当
メーガム・バーノフ (Nadia Dajani) “ニュー・トリック”著作者
チャールズ・ブルックス (Peter Hermann) エンピリカル出版チーフ
デニース・ヘラー (Kathy Najimy) ローレンの母、宝石デザイナー
トッド・ヘラー (Josh Pais) ローレンの父・ヘッジファンド経営
サッド・ステッドマン (Dan Amboyer) 証券マン、ケルシー彼
ゲイブ (Jon Gabrus) ジョシュと同居人、ゲーム好き
K-ロン (Sydney James Harcourt) DJの男性
ヘイリー (Allison Paige) ダイアナが面接。友人の娘さん
(Eve Rudin) 牧師
(Charlene Smith) K-ロンの後ろの二人の一人