第4話 The Exes
原作/Pamela Redmond Satran
監督/Tamra Davis
脚本/Darren Star
【Story】
彼の部屋で紆余曲折したもののセックスすることになる。
しかし突然ベッドの底が抜けて二人は大笑い。
そして朝を迎える。
私はあなたに相乗りしただけだとしてベッドを壊した事
を否定する。最初に相乗りした人は?と問われ、トミー・
アモロッソだという。Nirvanaのコンサートで二人に
なり父の車で2分だけのことだったという。それって5歳
くらいの話なのか?と問われ、ライザは慌てて再結成の
時だという。一度限りのコンサートでKurt Cobain
(故1994年)はホログラムで登場したという。それって何時
のことなのかと問われると、ライザは「過去」「未来」を
考えずに気楽に楽しまないか?面倒な話はなし。二人は今を
生きている妖精。セックスに一生を捧げてきた妖精。
すると早速妖精が目を覚ましたというと、もう一回開始
する。
朝帰りのライザ。
ゲイブ (Jon Gabrus)がゲームをしている横をすり抜けて
部屋に入っていく。そしてマギーに相談する。
「26歳の振りしたモンスターに化けてしまった。」
セックスは良かったのかと問われると、
「臨死体験のようなものを経験した。あり得ない体位だ」
最高ね、おめでとうと言われるが、ライザはややこしい
ことになってしまったという。事実を言おうとしていた
のにセックスが良すぎて・・・打ち明けたら二度とでき
なくなる。これからも若い女の振りをする。「肉食おば
さんモンスターよ」とライザ。打ち明けなくても良い
というマギーは、誰も傷つけていないのだから楽しめば
良いという。
●エンピリカル出版(Empirical Press)
ケルシーはブリーフィングの席でみんなに嬉しい報告が
あると告げる。アントンの小説「人生は万華鏡
(KALEJDOSKOP AV LIVET)」の翻訳本を我が社で出版出来る
ことになった。既に契約済み。秋の発売に向けスケジュ
ールはキツクなる事を告げる。翻訳は一からやり直した
方が良いこと。明日朝一でアントンと打ち合わせが入って
いるので必ず間に合うようにしようと。マーケティング
表紙デザインを今週末までに仕上げてと。そしてライザ
もマーケティングチームに入ってというケルシー。
そんな彼女はライザに今夜お祝いしようと語る。
●バー
ローレンとケルシーとライザの三人で契約出来たことに
乾杯する。ケルシーも成長したというのはローレン。
パジャマパーティーをした時、誰と結婚するか話していた
のに・・”Jonathan Taylor Thomas”か”Andrew Keegan”か。
夢中だったわねというと、ライザに対してどっち派か?
と尋ねる。ライザは適当にキーガン派だという。
二人ともそれはあり得ないという。他に
“Mark-Paul Gosselaar”と”Tiffani Amber Thiessen”も・・
と言うローレン。
そんな中ケルシーはライザに対して明日はビヨンベリ
と打ち合わせなので飲み過ぎないように見張っていてと
語る。一線を越えると暴走するんだというケルシー。
そこにサッドがやってくる。ブルックリンで女体盛りを
するパーティーに行くというローレンと入れ替わる形で
彼が参加する。
【Impression】
ついに二人は関係を持つ。安心して気を許した時が一番
年齢の嘘がばれる時だ。初めて「相乗り(体験)」した時
のことを聞かれたライザはニルヴァーナのコンサートの
時だと答えてしまうが、ジョシュが知る限り5歳くらい
の時だと指摘される。
過去や未来を考えず気楽に楽しまないか?という提案を
出したライザ。
クーガーって言葉は以前流行ったし今でもそれは進行中
だけど、このドラマの場合は年齢差は有っても対等な関係
を求めている。今回のドラマの中では「肉食おばさん
モンスター」と自虐的な言葉をつぶやいていたライザ
だけど、どう見ても彼女は若いし魅力的だ。
そんな中でいよいよケルシーがアプローチしていた
アントンの小説の出版をエンピリカル出版が担当する
ことになりこれから忙しくなる予感。
しかしサッドが来たこともあり、ケルシーはたがが外れて
テキーラをがぶ飲みして失敗をやらかしてしまう。
一線を越えないように監視していて欲しいと頼まれた
ライザだがあまりの身勝手な行動に呆れてしまう。
テーマとしては「セカンドチャンス」って感じだね。
ケルシーもアントンにそれを求めたし、ライザにしても
ジョシュにしてもセカンドチャンスを求めてやり直す
ことになった。ついでに翻訳小説も最初から翻訳し直す
ことになる。
3話のエピソードの中でライザの夫・デビッド(離婚予定
中)が語っていたのは
「過ちを犯したが、いつかはいい人と思える時が来る
かも知れない」
と立ち去っていった。
サッドはバブル期で言うところのサゲマンタイプで、
自分本位の身勝手な男。
この人のせいで不幸になる人は多い。
ケルシーは頭の回転が速いのに、サッドの性欲の処理相手
とされている感じしかしないし、言いなり状態。
しかしそのケルシーも自分で起こしたことを全てライザ
に押しつけようとするところを見るとやはり若さという
ものがにじみ出る。
しかしそんなケルシーにライザは年相応の素晴らしい助言
を与えて彼女を立ち直らせるところは良かったね。
【Work / Mission】
・アントンとの契約が正式に結ばれたということで
打ち合わせしようとするが、ケルシーは前日に浮かれて
酒を飲んだ為に遅刻してアントンを怒らせてしまう。
再び交渉テーブルにつかせることが出来るのか。
・性交渉を行ったライザだが罪悪感を持つ。
しかし夜中に彼の家にケルシーと訪れた際に綺麗な女性
が一緒に居たことが判明する。
・ジェネレーション
・ついに年の差を乗り越えた関係に・・
ライザは自分をモンスターのように言っていたけど、
お互い大人だし別に良いのでは無いか。
ただこれは逆の立場になると問題になることもあるよね。
女性には妊娠適齢期があるからなんだろうけど、
遊びの関係で何年も過ごせばすぐに30歳になり・・そして
婚期や出産を逃してしまうかも知れない。
・ギルモア・ガールズでも見れば!!
サッドは「ギルモア・ガールズ」が好きなようだ。
彼女がブルックリンに行くというとサッドはそこは嫌い
なので先に帰ってしまう。その時に発した彼女の台詞
だ。私はギルモア・ガールズがメチャクチャ好きなん
ですよ(笑)。
・二択
バーでケルシーの成功を祝う際に
“Jonathan Taylor Thomas(JTT)”と”Andrew Keegan”という
二人の人物のどちらが良いかの話し合い。
何故この二人の選択だったんだろうね。
因みに
Keegan派 = Liza
JTT派 = Lauren & Kelsey
・ハメの外し方
とにかくアメリカ的な若者像なのかな。
確か契約を急ぐケルシーに対してアントンは
「アメリカ的」と発していた。26歳と言えばまだ大学
卒業して3年程度なので、ノリが残っているのは仕方が
無いとは思うけどね。
自分で飲み始めたら止めてと釘を刺していたのに
いざ彼氏が来ると彼に合わせる為にテキーラをがぶ飲み。
その後ライリーが帰ろうとして手を引っ張るときには
ケルシーはブルックリンでジョシュからタトゥーを入れて
欲しいという。無理矢理タクシーに乗り込むと、
ケルシーは酔った勢いでアントンに対して、
「あなたは超セクシー(U R HOOOOTTTTT!!!!)」
と送信。
この勢い有るメールの送信の仕方は、3話でマギーが
ライザの代わりにメールしたメールにも通じる。
・寝坊して遅刻
驚くのは翌朝二日酔いのケルシーは大事な仕事があるのに
目覚ましを無視した。
ダイアナがマーケティングのことを話して引き留めよう
とするが駄目だった。
遅刻したケルシーが悪いのに全てはライザの責任に
されそうになる。そんな彼女にライザはアドバイスを
する。
「自分のせいだと認めれば取り戻せるかも知れない」
彼の泊まるホテル?の一室に行くとキスされてしまった
ケルシー。ただケルシーはまんざらでもないという
顔をしていた。サッドは自己中男なのでこの二人の関係
を見たら契約も何のそのぶっ壊す可能性は否定できない。
・言い訳? 現実?
このドラマの冒頭では性的関係を持った朝にジョシュは
ライザの初体験を聞いていた。
そして深夜12時過ぎに訪れたライザはジョシュがブロンド
の女性と一緒に居るのを目にする。
その二人の関係をジョシュの方から話してきた。
元彼女で時々突然やってくること。
そしてライザ自身もデビッドとのことについて言及した。
最後につきあっていた人のことを聞かれてライザは
「だいぶ前のこと。彼は詩人で才能が有った。生活の
ために金が必要になり彼は夢を諦めた。当時私には世話
しなければならない親戚(娘のこと)が居て私は変わった。
彼に浮気をされて別れた」
そしてインドへ行ったとされるが、そんな凝縮した濃厚
な人生を大学生の恋愛として受け止められ、ヘビーだな
と言われた。
【Used songs】
・Wild for You by Sleep Machine
・Nothing’s Gonna Stop Us by Blackout Cash
・Shake Ya Body by Cut One, Meg Cottone
・Feel the Rush by Company
【Cast】
ライザ・ミラー (Sutton Foster) 40歳・エンピリカル出版・ダイアナのアシ
マギー・アマト (Debi Mazar) 40歳、ライザの親友、ルームメイト
ダイアナ・トラウト (Miriam Shor) 43歳、エンピリカル出版のマーケティング責任者
ジョシュ (Nico Tortorella) 26歳、タトゥーアーティスト
ケルシー・ピーターズ (Hilary Duff) 26歳、エンピリカル出版のエディター
ローレン・ヘラー (Molly Bernard) 25歳、ヘクター・アンド・ドーフの広報担当
ケイトリン・ミラー (Tessa Albertson) ライザの娘。高校3年生でインドに留学中
サッド・ステッドマン (Dan Amboyer) ケルシーの彼、ヘッドファンド
ゲイブ (Jon Gabrus) マギーの家でゲーム
(Rachel Hilbert) イケテル女性、ジョシュの元彼女
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