スーパーマン&ロイス Superman & Lois
(2022年・アメリカ)
原作/DC Comics
制作/Warner Bros. Entertainment Inc
Berlanti Productions
https://www.nhk.jp/p/supermanandlois/ts/J9VXR22WY8/
脚本/Katie Aldrin、Michael Narducci
監督/Alexandra La Roche
第12話 たとえ死の谷を歩むとも Through the Valley of Death
【STORY】
・Previously on ..
・スモールビルに引っ越したのは家族のため(Lois)
・カル=エルが俺の世界でしたことをここで食い止める
(Irons)
・町の為を思って居る。今はエッジが町に雇用を生み出
す事が一番(Kyle)
・エッジがパワーを与えて町人をコントロールしようと
した(Lois)
・町の人たちは答えを知りたがる。そしてみんな誰かを
責めようとする。俺が一番の標的になるだろう(Kyle)
・到着に備えろ。もう期待しても無駄だ(Edge)
・ジョーダンはエッジに対してパワーを使うも返り討ち
にあう。
・カル=エルが服従すると誓い、エラディケイターも手
に入れた(Edge)
・「あなた(Irons)の言った通り始まった。スーパーマン
は変わった」(Lois)
・メトロポリス工科大
(Metropolis Institute of Technology)
アイアンズはある人が来るのか見守るが来なかった。
車に戻ると人工知能から声を掛けられる。
「彼女は見付かりましたか?」
「自宅に行って見るのはどうですか?」
「目的地は東へ25M。彼女は左のタクシーに乗って
いる」
「この世界の妹さんと接触したいのでしたら今が
そのチャンスです」
色々と情報を提供する人工知能。
そんな中、ロイスから電話が鳴る。
「ジョン、始まったわ。スーパーマンが変わった」(Lois)
・砂漠の城
エラディケイターから他人の思考の転送をされた
スーパーマンは、自我と他人の思考の間で痛みを伴う
闘いをしていた。
「痛みは弱みになる」(Edge)
エッジはその痛みは父親が取り除いてくれたとのこと。
それまではひたすら終わることを願っていたという。
「お前はただ服従すればそれで楽になる・・約束
しただろう。」(Edge)
しかしクラークはそんな彼に告げる。
「兄さんを助けたい」(Clark)
その言葉にエッジは戸惑い激怒する。
「お前は私を拒んだ。お前は家族・同胞を捨てて奴
らを選んだんだ」(Edge)
拒むだけ痛みは長引く。好きなだけ抗えば良い。
結局新しい意識の意思には抗えない。
・ケント家
夜、家族は父親・クラークが連れ去られた件を話し
合っていた。
「何かをやらなければ・・」
「恐れる気持ちは分かるが大丈夫」
「パパはもっと酷い状況をくぐりぬけてきた。
20年間一緒に居る私を信じて・・パパは闘い抜いて
必ず勝利する。」
・サム(ロイスパパ)がやってくる。
双子と会話が終わり部屋に戻ると、入れ替わるように
して父がやってくる。
国防総省の衛星で上空を捜索していること。
現在はここ出たのは分かっているがその後に見失って
いること。
「スーパーマンがよく行く要塞に居るのではないか?」
「場所を秘密にしているのは分かっているがそこを
捜索すべきではないか」(Sam)
そう主張するサムに対してロイスはそこには居ない
ことを告げる。
『エッジもまた砂漠に自分の要塞があると言って
いた事』を語る。
ロイスが涙するとサムは彼女を安心させるように
ハグする。
・クッシング家
ラナとカイルは会話する。
ラナはカイルの体調を心配する。意識の移行から
解けたばかりな為に、ダウンタウンにまで行って
軍の身体検査を受けなければならなかった。
喉に綿棒を突っ込まれて洗脳された件を聞かれる。
「俺たちの頭がまだ俺のものなのかの確認」(Kyle)
サラは仕事を休んで家族と一緒とゆっくりとしたら
どうかと声を掛けるが、カイル自身もそうしたいが
そろそろ生活のリズムを戻さないといけないことを
語る。消防署に行ってチーム連中と逢って日常を
取り戻す。
・タメラ・ダーリーがやってくる。
彼女はカイルが今日から復帰することを聞いて一つ
心配なことがあると告げる。それは・・
署長はエッジを推していたのでみんなが怒っている
こと。
カイルは雇用を生み出そうとしてやった事であり投資
を町に呼び込めないかと考えたのだという。
タメラはそれを理解しながらも今は暫く休んで
落ち着くのを待った方が良い事を語る。
・ケント家/納屋
二人の子供たちは何とかしなければならないとして
話し合う。兵士たちは語っている。
「最先端技術も打つ手は無い。」(Jordan)
ジョナサンは過去に父親がアイアンズによって拘束
された際にジョーダンは声を聞いて居場所が分かった
事実があるとし、今回もそれで分からないのか尋ねる。
ジョーダンは近所ならばともかく探しているのは
世界中であることを考えればそれも難しいことを
告げる。
パパが言っていたことだとしてジョナサンは語る。
「集合的・・音域帯の中の振動を掴む」(Jonathan)
しかしジョーダンはこうも言っていたとして
「要塞で何年も訓練が必要である」(Jordan)
納屋で訓練用の丸太をパンチした時と同じで出来る
と信じれば出来るとし、自信を持て!と語る
・アイアンズがケント家に来る
スーパーマンが最後に居たのがこの農場なのか。
エッジは軍隊を連れてやってきてスーパーマンは
それを殲滅させてみんなを救った後、黙ってエッジ
の命令に応じたというのか?
意識の入れ替えをされたのは私たちを救う時間を
稼ぐためだという。その後クラークが言ってきたのは
アイアンズを呼べばエッジを見つけ出せば、阻止
できると言ったという。
「砂漠の何処かに居る」
「一緒に『救出プラン』を考えて欲しい」
そう告げるロイスに対してアイアンズは、
「自分が変わる危険性を知っていたはず」
「この世界を救うには彼を倒すしか無い。どんな
手を使ってでもだ」
ロイスはそれを聞いてあなたを呼んだ意味を語る。
スーパーマンを殺すためではないことを告げ、
彼は決して諦めないことを語る。
「彼は自分の状況を知り世界の終わりを防ごうと
している。」
「彼を助ければそれが叶うという。」
更にスーパーマンはエッジと戦う上で最強の味方で
ありこの状況で彼の救出を諦めるのは【戦略的ミス】
だというサム。
しかし【戦略的ミス】を言うならこのアースの破壊を
緩いことであり、あっちでヤツが7分でメトロポリス
を破壊したのだという。時間が経つ程ヤツが変わる
確率は上がってしまうというアイアンズ。
「彼は絶対に変わらない。私がそれを証明してみせる」
(Lois)
その為にもまずは彼を見つける方法を考えて欲しい
と語る。
サムとアイアンズは二人で語る。
ロイスには話していないがいざという時に備えて
【プロジェクト7734 / Project-7734’s arsenal】の
武器庫から兵器をかき集めているというサム。
“クリプトナイトより効果的な武器を持っている”とい
うアイアンズ。
【感想】
放送日(6月19日)と連動して視聴したのは結構前に
なるので忘れていること多しなんですが、
幾つかのテーマに仕分けることが出来ます。
その中でも気難しさを感じる要素として、
・見えない相手とのコミュニケーションの難しさ
・痛みは誰にでも形を変えて現れる
・未熟さの認識
・人間の表と裏 (信用・信頼関係の脆さ)
・秘密裏に進む上層部の決定
今回のドラマを見ているとみんながみんな、『誰かの
為』に行動している。
単純に言えばカイルは町の人の為。
サムとアイアンズは地球に起こりうる危機から国民
を守る為。
双子は父親を助ける為。
あのエッジでさえも種の保存のためなのか、クリプト
ン人の生存の為に生き残ろうとしている。
問題となるのは国家の存続に関わる決断・決定権の
判断であり、この一件は流石に結論無き問題だと
思う。様々な意見に割れる事は想像に難くはない。
アイアンズというのは部外者感が強く、個人的な
過去の怨恨が強く表れ、そもそも率先して口を出す
人物なのか分からない。勿論強力な仲間であることは
分かるのだが・・
ディグルの存在によって益々物語は分からなくなっ
て来た。彼は「ARROW/アロー」に出てきた人物で
ARGUS (Advanced Research Group United Support)は
メタヒューマンなどに対応する米国の政府機関の一つ。
ドラマでは最終的に様々な人の力によって説得し、
スーパーマンの殺害も無かった。スーパーマンは痛み
にも強く、精神的に強かった。
■世の中は問題であふれている
・ケント兄弟
ジョーダンが能力を引き継いだことで、まだ本物(訓練
を受けた)のパワーを持つ相手との対戦は無理だとし
ても頭を使って何か抗うことは有るハズだ。
その一つが親の声を耳を澄まして聞くこと。
僅かな叫び・呼びかけで良い。とにかく父親の声が
何処から発したものなのかをスーパー聴力という名の
高性能人間レーダー装置で傍受することになる。
ジョーダンは未だに頭痛で悩んでいる。
しかしジョーダンがスーパーマンからの助けの信号
を受け取り居場所が特定される。
アイアンズたちがスーパーマンを倒しにいくことに
なるが、様々な人物がアイアンズにスーパーマンを
倒さないように説得していた。
最初はロイス、そしてディグル、そして意外にも
最後はジョナサンだった。
ジョナサンはアイアンズのアースでの立ち位置を
知っていて、ロイスと夫婦関係に有り、ナタリーと
いう娘も居て、そこにスーパーマンによって殺害
されてしまっている。その悲しみを今度はアイアンズ
自身の手によって引き起こそうとしていること。
・サムとアイアンズ
スーパーマンを倒したらゲームオーバーなんですが、
それが今回可能だという。「別のアース」から来た
男が、「別の惑星から来た男」を倒すというのだから
不思議な話だけれど、アイアンズによるとクリプト
ナイトよりも効果的な武器を持っているという。
最新鋭のロケット弾。
名前は【赤い太陽/Red Solar ROCKET】
作ったのはアイアンズとレックス・ルーサー。
過去に一度使おうとして“Icarus Protocol”を起動させ
たまでは良かったけど防弾シールド(Ballistic Shie
lds)が壊された後。大気圏に突入したことによって
結局そのロケット弾の使用があやふやな状況になって
いる。
果たして二人は赤い太陽/ARGUSの弾薬を使用するのか。
・カイルの存在
今まで消防署の署長をしていたし、装置でスナッチ
ャーされることは本人の意思でも有ったんだよね。
弱みにつけ込まれた部分があるにしても怒りの矛先の
全てをカイルに押しつけてしまうという人間の方が
信用出来ない所が有る。私は最初からクッシング家は
信用していなかったけど。
帰宅すると家には嫌がらせのペンキ。
「町から出て行け (Get out of Smallville)」
カイルは激怒するが家族としてのキズナはここで復活
していく。
・ロイスはカイルの味方をする
検査前にロイスはカイルとラナに話を聞く。
エラディケイターに入ることによってどんなことに
なるのか。
その話は夫で有りスーパーマンも同様にその過程を
踏んでいる為のものでロイスには参考になる。
「他人の思考」が入ってきた後の「自分の存在」は
どうなっていたのか。
「消えたり現れたり・・抗うことは少しは出来た。」
・スーパーマン
今回は終始苦しんでいたな。
少しずつ侵され始めた頃に外に飛んで行きジョーダン
に話しかける。
「バッドランズだ / The Badlands」
ジョーダンたちはその事実をサムたちに話す。
彼らが父親たちを殲滅させるかどうかの問題で葛藤
しているというのに・・・
そしてジョーダンの言葉はその論争に火・油を注ぐ
ようなものになってしまった。
「私の立場に選択肢はない。」(Sam)
・ロイスの告白
アイアンズに対してロイスはスーパーマンが人類を
襲わない理由について断言できるとする裏付け的
発言をすることになる。
「彼はただの取材対象じゃ無い。私の全てだから。」
「私の最愛の人、大事な息子たちの父親・・
私の夫なの」(Lois)
しかし息子が能力を使えると分かっている時点で
察することは出来ないものなのかね。
・ジョン・ディグルの存在の是非
レイン将軍の元にライラが作った兵器を持っている。
ロイスとは顔なじみ。
ディグルは「ARGUS」に属している。
ライラ = ディグルの妻だ。
「ドッペルゲンガー、他の世界、光る箱、愛する人
たちを失うのももうウンザリだ」
「オリバー(「ARROW/アロー」のキャラクター))
も仲間も同じ意見です。」
・その他
・映画「1984」みたい。
避難誘導エリア(Attention Evcuation Processing AREA)
にカイルとサラが行った際にサラが語った言葉。
カイルとのやりとりで盛り上がっていた?
「これもBig Brotherの仕事だ。すぐに居なくなる」
・アメリカ仕込みの筋肉
台詞では「Some Good Old American Muscle.」だった。
その筋肉で何とかなるの?とサラと水の掛け合いに
なるところが良かったね。雨降って何とか・・
・スーパーマンが自我を取り戻す
それと同時にゾッド将軍も消滅してしまう。
ゾッド将軍って誰なんだ?
・決戦は金曜日・・いや宇宙空間
常に超人同士の闘いのロケーションは宇宙空間に
なるな。スーパーマンに使おうとしていた赤い太陽
は結局エッジに使うことになった。
・エッジは生きている。
しかしレスリー・ラーは何処かに行ってしまった。
クリッシーも最近出ていかないな~
ソフィーも出ないと思ったら最後に登場。
そういえばこの世界でのアイアンズの妹って誰なんだ
ろうか。
・地球に来た使命を果たせ!
エッジはまたカイル同様の収容ケースに入れられて
いる。「Marvel’s Agents of S.H.I.E.L.D.」での
グラント・ウォードを思い出す。
【SOUNDTRACKS】
・Enough for Now (feat. Phoebe Bridgers)
by Ethan Gruska
【出演】
クラーク・ケント (Tyler Hoechlin) スーパーマン
ロイス・レイン (Elizabeth Tulloch) クラークの妻
ジョナサン・ケント (Jordan Elsass) クラークの息子
ジョーダン・ケント (Alex Garfin) クラークの息子
カイル・クッシング (Erik Valdez) 消防士
サラ・クッシング (Inde Navarrette) 長女
ジョン・ヘンリー (Wole Parks) ストレンジャー
モーガン・エッジ (Adam Rayner) クリプトン人タル=ロー
サム・レイン (Dylan Walsh) ロイスの父・将軍
ラナ・ラング・クッシング (Emmanuelle Chriqui) 銀行員
**ジョー = エル (Angus Macfadyen) クラークの父
ゼータ= ロー (A.C. Peterson) エッジの父
**クリッシー・ベッポ (Sofia Hasmik) スモールビルガセット紙
レスリー・ラー (Stacey Farber) エッジの秘書
ゲインズ (Danny Wattley) アメフトコーチ”CROWS”
ジョン・ディグル (David Ramsey) ARGUSの元高官、米陸軍の軍曹
タメラ・ダーリー (Victoria Katongo) 消防士
エミリー・ファン (Leeah Wong) 町人・母
ダック・ファン (Jay Zhang) 町人・父
エイヴリー・ファン (Kennedy Chew) 町人
(Daisy Torme) AIデバイスの声
ソフィー・クッシング (Joselyn Picard) 次女
(Zen Lim) 国防総省(DOD)・兵士
ロペス (Miguel Castillo) 国防総省(DOD)・兵士
ジャスパー・タウンズ (Shawn Stewart) 町人
19歳の頃のエッジ (Ben Cockell)
オリバー ()