パーソン・オブ・インタレスト 犯罪予知ユニット シーズン2 第10話 スーツの男 Shadow Box

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September 27, 2012
第10話 スーツの男 Shadow Box

脚本/Patrick Harbinson
監督/Stephen Surjik
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“ママ、パパ、これを見てるなら分かっているでしょ?。これま
でずっとルールを守ってきたがひれから破ることになる”と。

ライダースーツの男は中古バイク店に押し入り鍵の入った
ガラスケースを破ると、バイクを盗んでいく。

犬のベアを洗うフィンチとリース。
今回マシンが割り出したのはアビー・モンロー(26歳)。
大学では優秀な学生で卒業後去年から慈善団体で働いている
という。帰還兵支援団体で、恐らく一年半前に弟・ジョシュ
をアフガニスタンで亡くしていることからそのような道を選んだ
のだろうという。一週間前から都市計画局に臨時職員として働
いているが、5日前に携帯を解約し家を引き払っているという。
何か危険が迫っていることを知り逃げようとしているのか。

カーターの元にビーチャー刑事がやってくる。
先日のディナーデートは楽しかったという彼は今夜もデートに
さそう。しかし現在カーターは追っている人物がいることを
告げ、昨年から行方不明になっている内務調査局のイアン・デビ
ッドソンのことを語る。先日タレコミがあれ、警察官に殺された
と言っていたのだという。HRに関わっていたのかも知れないと
すると、ビーチャーは51分署のグループがディーラーを殺して
奪った品を売りさばいていたことが有るという。カーターは
その人物の名前を聞き出そうとするが、カーターの元にFBI捜査官
のドネリーがやってくる。
ドネリーと二人きりで話すと、彼はHR件は落ち着いたのでまた
スーツ男の件のことを追い始めた事を語る。
FBIでは新たな組織の情報が入ったとし、スーツの男が属している
組織だろうという。民間の諜報ネットワークが捜査対象で営利目的
のCIAのような会社であり、裏では中国が関与して人材を漁って
いるのだという。その中の一人がマーク・スノウ元CIA捜査官で
あり、スーツの男によって取り込まれたようだという。ドネリーは
カーターの功績からFBIに出向させる様要請しており、そのまま
FBI捜査官として所属して欲しいのだと語る。
カーターはフィンチに電話すると、リースがマズイことになって
いる事を告げる。リースに逢いたければ都市計画局にいけば
逢えるという。

都市計画局で”ジェニングス保安官補”として話を聞いているリース
の元にカーターも合流する。所員にリースに対して、ここのスタッ
フであるアビーが違法にデータをダウンロードして持ち去った
のだという。今から2時間前のことだという。そのパソコンには
ウォール街の該当ブロックのビルの図面などが入って居るという。
そこには変電所、法律事務所、投資銀行本部などがあるという。

カーターはリースに対して連邦保安官に成りすますなんて大変なこと
だと忠告する中、ドネリーがまたスーツの男を追い始めた事を語る。
中国が絡んでいる組織がどうとか言うヤツだろうと告げる。
カーターは何故知っているのかと驚くが更にリースは最近カーター
が綺麗になったのはキャル・ビーチャーのお陰なのだろうとし、彼が
君を泣かせたらオレが締め上げてやるという。それを聞いたカーター
は私生活まで監視されていることに不快感を示すと、境界線を決めよう
という。しかしリースは子も言ったことになれば消えるよと語る。
リースは都市計画局の外に有る監視カメラの映像を手に入れて欲しい
とカーターに頼む。

VTRをフィンチたちと調べる。
アビーはライダースーツの男の後ろにまたがりバイクの後部座席
に乗って逃げている姿が有った。バイクの男はクイーンズの中古
バイク店から盗まれたものだとし、単独犯だという。信管を使って
鍵を壊してキーケースのガラスケースを素手で割っていること。
それを見たリースは義手をつけているようだと語り、犯人は
元軍人である事を語る。盗難バイクは3日前にニュージャージー
の監視カメラに写っている事を告げ、付近の建設現場から機材が
盗まれたのだという。9kg文乃セミテックスと信管だという。
アビーがウォール街の基盤図面を盗んでいることを考えると共犯
だろうという。カーターはそれを知り、アビーのことを指名手配
リストに載せると語る。
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今回マシンがはじき出したのは、大学では優等生で、卒業後には
帰還兵支援団体で働いている女性・アビー・モンローだった。
一週間前から都市計画局の臨時職員となっている彼女を調べて
見ると、それと同時に口座を解約したり家を引き払っている姿が
有る事。更に捜査していくウチに、バイク泥棒をしている男性
と連んでいることを知り、今回は加害者としてマシンが検出した
のかと思われる人物だった。しかし彼女のことを調べていくウチ
にとても犯罪を犯すような人物には思えないものが有った。

アビー・モンローを演じたのはJessica Collins。
AXNミステリーで放送されていた「ルビコン 陰謀のクロスワード」や
NBCのドラマ「レボリューション」に出演していた彼女だけど、
「Tru Calling / トゥルー・コーリング」でメレディス役を
演じていたJessica Collinsとはまた別の役者さんだ。

アビーがリースに捕まった際に、微力ながらも抵抗心を見せる為に
スネを蹴るというシーンが意外と効果的なんじゃないだろうか
と思うとなんともいえない笑いを誘う。

今回は色んな思惑が入り乱れて、また状況としては複雑なものが
有った。
暫く影を潜めていたHRの復活劇と同時に、新たなターゲットを
HRからスーツの男に転化したFBI捜査官のドネリーの流れ。
そして行方不明になった内務調査局のデビッドソンを捜索する
カーターの流れが有る。

NYPD内部も汚職の流れは未だに止まっておらず、カーターと関係
が始まった55分署刑事のビーチャーには”金ピカキャル”というアダナ
が付いている程に、金回りの良さというものが存在している。
潜入捜査官が麻薬の取引を暴く為に捜査しているウチに、ミイラ採り
がミイラと化してしまったものなのか。元々HRと精通していて、
潜入捜査とは名ばかりのことをしていたのかどうか。

そんな彼に対してファスコがビーチャーの携帯をペアリングすること
を通してHRの繋がりを調べていく流れは、シモンズによって操られる
ことに嫌気の差した彼なりの反乱なのだろうけど、急に頼もしくなった
感じにも思えるし、結果的に天敵化しているカーターを助けること
にも繋がりそうだ。そして何よりも今回ラストでリースが捕まって
しまうものの、「俺に任せておけ」というファスコの台詞がある意味
神様・ファスコ様の声に聞こえてくるものがあり、殆ど”蜘蛛の糸”状態
だけど、なんとか救いの手をさしのべて欲しいところ。

今回はなんと言っても下劣なことをしている慈善団体という名の詐欺
集団に対して、その事実を知った職員だったアビーと被害者のシェーン
がウォール街の基盤図面を盗んで、マートン・ワッツ銀行投資銀行
の貸金庫からその証拠を盗み出そうとしていることだった。

人間の心を取り戻してしまったリースが最も敵愾心を持ち、肩入れして
いきそうな相手が帰還兵をカモにする人物であり、そんな相手に闘う
ものたちだ。リースは自らの犠牲も厭わず闘う姿が有るけれど、敵は
そんな詐欺集団のチャップルだけでなく、フィンチが開発した特殊な
周波で交信している通信回線を傍受しているFBI捜査官たちの流れが有り、
相当な困難が予想される中、現場を取り囲まれてしまう流れをどう
回避していけるのか。
マックイーンの映画のリメイク版の「トーマス・クラウン・アフェア」
での絵画を盗んだ後の逃走シーンの如く、複数人の同じ格好をした人物
を登場させることでカモフラージュ的な状況にはなったけど、
全員が捕まってしまったのでそれも叶わず。

気になるのはリースとカーターは何度も通常回線を通して会話して
いる姿があるし、ファスコとも同様のものがあること。それを利用
して協力者扱いしていくことも可能なのだろうけど、なかなか
複雑な状況では有るね。

そして何よりも民間の諜報機関が存在しているという流れが提示
されたり、HRがイライアスとの協力が得られないと見るや、ロシア系
マフィアと手を組もうとする流れがあること。
そしてシモンズ自身もHRのことをどのように見ているのかは
謎な感じがするし、色々と思わせぶりなネタフリの多いエピソード
だった気がする。

「誰かの死が人を変える。」
「危険のない人生は無いよ」」
リースの言葉には実感がこもっていたけど、フィンチとリースの
大義を巡ってその目的意識の違いというのも改めて描かれた
格好だったね。

ジョン・リース(Jim Caviezel) 元兵士、恋人ジェシカを失う
ハロルド・フィンチ(Michael Emerson) 犯罪防止システム開発者
ジョス・カーター(Taraji P. Henson)刑事
ライオネル・ファスコ(Kevin Chapman) 腐れ刑事、情報屋

アビー・モンロー (Jessica Collins) 26歳、都市計画局臨時職員
パトリック・シモンズ (Robert John Burke) 捜査官・HR
シェーン・コールマン (Brian J. Smith) 伍長、爆発物処理班
ニコラス・ドネリー (Brennan Brown) FBI捜査官、スーツの男を追う
アロンゾ・クイン (Clarke Peters) HR、NY市長のスタッフ
カルビン・T・ビーチャー (Sterling K. Brown) 麻薬課刑事、”金ピカキャル”
フィリップ・チャップル (John Bedford Lloyd) 慈善団体”英雄たちの家”
ウェイン・F.パーカー (Creighton James)
— (Jeremiah Birkett) Planning Office Manager
オルソン (Allan Louis) 警察署員、ファスコはビーチャーのことを聞く
ブライアン・ケリー (James Knight)
— (Jason Babinsky) Uniform
— (Douglas Taurel) Uniform
— (Austin Durant) SWAT Sergeant
— (David Adams) SWAT Captain
— (Tim Falter) FBI Agent
チャールズ・マックアボイ (Brendan Griffin)

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