カリフォルニケーション Californication 第4話 人魚姫 Fear and Loathing at the Fundraiser

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カリフォルニケーション ある小説家のモテすぎる日常
Californication

第4話 人魚姫 Fear and Loathing at the Fundraiser

監督 / Michael Lembeck
脚本 / Daisy Gardner

【ストーリー】

■ハンクの家

朝ベッドでクロスワードをするハンク。
犬のヨセフに四文字で悪戯っ子の意味は何かを尋ねる。
“わんぱく”。

そこに一晩を共にしたメレディスがコーヒーを持ってベッド
に戻ってくる。
ハンクは彼女に夕べのことについて話をする。

「夕べの俺たちはハチャメチャ過ぎたのではないか」
「やるだけでは面白くない。思い出してはもう一度味わいたい。追体験
だよ」

「話し合いましょう」
「私たちはベッドで過ごしてばかり。それはそれでいいが例の彼とも
ベッドルームばかりでウンザリしていたから・・」

「わかる。たまには外で二人で過ごしたいこと。腕を組んだりして・・」
「行きたいところがあるなら言ってくれ。何処でもいいよ」
「チャリティパーティー」
「ごめん、そこだけは無理だ」
「あなたのエージェント主催なのに?」

人助けという柄ではない。
社会貢献などする気もない。

■ビルとカレンの家

ハンクは彼女の元を尋ねると玄関先での対応。
カレンは、ドレスを着て化粧もばっちり。
その姿にハンクもメロメロ。
娘のベッカの様子を尋ねると、落ち込んでいるという。
どうしても外せない用事が出来たんだというハンク。
本来今週はハンクが娘と一緒に暮らす日だった。
ハンクは一緒に居られない代わりにベッカに対して携帯電話を
プレゼントする。
その行動を見てカレンの顔が曇る。

「携帯を持たせるのはまだ早いと話し合ったでしょ」

ベッカはハンクに今日のデートの事を色々と質問する。

好きなのか?
素敵な人だ。
ママよりも?
ママより素敵な人などどこにも居ないよ。
ただのデートでなくちゃんとしたデートなら許す

カレンと二人きりになると彼女からも色々と詮索される。
「好きなのか?」「何処に行くのか?」「レッドロブスター?」
「デニーズ?」

エージェント主催のパーティーだ。

■チャリティパーティー会場

ファシスト建築 / Fascist architectureだな。
ハンクはここで何をすればいいのか分からず、メレディスに尋ねる。
会話を楽しむのよ。

チャーリーとトッドが会話しているのを目にする。
ハンクはクズ監督に胡麻をするなとエージェントに語るが、
彼は売れっ子の監督。君が嫌っていても構わない。ぜひ
ウチと契約してほしいというチャーリー。
変わりに俺が逃げても良いのか?
俺のクライアントは君だけでない。

チャーリーはメレディスに尋ねる。
「きみは凄い人だ。このひねくれ野郎をどのようにしてパーティーに
連れてきたのか?」
「手練手管を駆使したの」
「それにアナルプラグ(butt plug)もだろう」
「アナルと言えばマーシーはどうしたのか?」
「脱毛の予約が入った。今頃しかめっ面でAngelinaのアソコを
覗き込んでいるハズだ。」
「少し時間をくれ、そのシーンをじっくり想像したい」

メレディスは想像している間に知り合いに挨拶してくるとして
その場から離れる。

メレディスはマトモだろうというがハンクはそうでもないこと
を口にする。それについて深く知りたがるチャーリーに
対して、俺がお宅ら夫婦のことに立ち入ったことはないだろう
として彼を遠ざけようとする。

どういう系統の淫乱なのか? S&M方面か?軽めのB&D?

そんな二人の会話中にダニーがやってくる。
原稿の下読みが終わったので帰っていいかと尋ねる。
レポートはまだ書いていない。
それは仕事が終わっていないという意味だ。

二人の会話を聞いていたハンクはチャーリーに対し
あの子と何か有ったのかを尋ねる。
しかし妻が来ているので止せとしてチャーリーはほかの客に
あいさつ回りにいく。

・トイレ

ハンクが用を足していると監督ビルが隣のトイレに立つ。

ナニを出している間は喧嘩をしないようにしようと提案する
ハンク。
(その大きさで)出している?
喧嘩するつもりはない。
この前押しかけて暴れただろう。
お前さんの時はお前さん自身のことだ。
礼を言いたいくらい。離婚する踏ん切りがついた。
サンディと別れることにしたのか?
酷い女だからな
二度と白人とは結婚しない。
今から話そうと思う。

■感想

中年になって、そこそこの安定した暮らしが出来るようになった
今、色んな人の人生の転換期を迎えている。

安定感から生み出される幸せとは退屈なものなのか。
長く一緒に居ることは信頼感を生むものとばかりは言っていられ
ないのが人生なのではないのか。

新しいことにチャレンジすることはそれらの安定感から抜け出し
自分の身を危険なところにさらして置かねばばならないのか。

秘密は一つの人生におけるカンフル剤とはまではいかなくとも
スパイス的な役割は果たす。
しかしここセレブの集まる世界では秘密はすぐに白日の下に
晒される。時間の問題。そのタイミングがすべてだ。

チャーリーの秘密の鍵はあっさりハンクによって開けられた。
秘書の下着写真をオフィスで撮影している姿。

安定な人生を望むメレディスの感情の抑制は素晴らしいものだが、
今回それを越えて滅茶苦茶する必要に迫られる。
不条理なことをされた上に、ばばぁ呼ばわりされる。
ビルは安定を望むタイプなので世間の視線を気にして殴るタイプ
ではない。

今回もいくつかの場面で衝突するシーンが有った。
ハンクは約束をどれだけ守る人物なのか分からない。
バカばかりやってきたことがあるのは確かだ。

ただパーティー会場内でのハンクは直接的には攻撃的な態度
は見せなかった。肝心の時には暴力を振るう。
パーティー会場の外での一幕であり、一番その思いが届いて
欲しい相手に、深く心に刺さったのではなかろうか。
それでもカレンはビルよりもハンクを好きだと考える。

■チャリティパーティーでの組み合わせ

ほぼ主人公のハンクと誰かという構図だけど、いろいろと
汚い言葉満載の男女関係を通した会話劇が楽しめる。

・ハンクとメレディス

ハンクとメレディスの関係は進展していきそうな感じもする。
何よりも一番気になっていたのは娘のベッカのことだけど、
メレディスとデートすることに反対はしていなかった。
寧ろ真面目な付き合いならば良いとする当たり前だが模範的回答
をもらった感じだ。

ハンクはチャリティパーティーに行くような人間ではないと
しながらも彼女と共にそこへと向かう。

・メレディスの秘密

彼女はまともな人なのか。
ハンクはチャーリーに対して「そうでも無い」と語る。
そう考える意図は何なのだろうか。浮気している事実を知っている
からなのか。

・チャーリーとダニー

この二人が妙な関係になった。
チャーリーはまじめ人間だと思っていたけど、意外なところで
自分の趣味に気が付いた様子。堅物の男も一皮禿げれば欲望
によってタガの外れる人物である。

よく分からないけれど先日のあの会話の調子だと、チャーリー
がサディズム側の人間であることをダニーは見抜いている
印象もあって心理的に誘導されていた感じ。

上司として怒ったり指示を出したりしていく中で、そういう性
的な性分とか傾向性を見抜いていたのかな。

・チャーリーの秘密

秘書ダニーとのオフィスでの関係。
チャーリーが彼女の後ろ姿を見て嫌らしくにやける。
一連のチャーリーを観察して何かあると察している。

・トッドとサンディ

トッドとハンクのトイレでの会話。
ハンクはトイレにもグラスをもって飲みながらおしっこして
いた。先日のエピソードでもおしっこしている寝起きのハンク
がミアに詰め寄られたシーンが有ったよな。

今回監督とハンクの間で喧嘩は無かったけど、争いがきっかけ
トッドは妻・サンディと離婚する決心が出たらしい。

・ハンクとカレン

カレンを見つけたハンクは彼女の事を元Mrs.Moodyだと声をかける。
更に彼女はいつも不機嫌で気分屋という意味でmooodyという言葉を
使っていた。
不機嫌だった原因は結婚式をせずにいたみたいだが、ここでは
4時間でラスベガスに行けるので今すぐ結婚式をあげようと
語る。
そんな感じで彼女にアプローチのハンク。
カレンは今夜は行儀良くしてくれとハンクに頼み、彼はその約束
を守ることになる。

・ハンクとニッキー

メレディスからハンクにマンデル夫妻を紹介される。
夫のジョナサン(Robert Merrill)はメレディスの同僚で
妻のニッキー (Kathy Christopherson)は実はハンクの同僚
らしい。女性向けのエロ小説を書いている。
あんな小説でもストーリーが勝負。いつも題材を探している。
夫とメレディスは何年も前から寝ている。
ハンクはメレディスに腹いせの為に連れてきたのか?と追及する。

メレディスは5年もジョナサンを愛しているのにまるで愛に
応えてくれない。その5年の気持ちはカレンのハンクへの気持ちの
ベクトルと似たようなものなのか。それを聞いたハンクの
気持ちはどうなのか。

「つまみ食いしたいなら好きにすれば良いさ。そんなのあんた
の勝手。でも一人の女を何年も縛り付けて女ざかりを無駄に
させるな」

「メレディスのことは本気で愛してる。君の話が出た時に
どういう男か聞いてみた。つまらない男よ。負け犬。
あなたに会えない寂しさを紛らわせる為だけの相手。
つまり消えるのはあんたの方だ」

確かにジョナサン役のRobert Merrillは中年としては格好いい。
あまり役には恵まれなかったのかな。

■その他

・あなたは何をするのか分からないのが困ったところ。下半身方面は。

パンツを脱いでパーティーで踊ろうかと言ったハンクに対するカレン
の言葉。

・エスカレートするダニー

チャーリーが奥さんと電話で会話している際にダニーは脱ぎ始める。
「僕が言えば何でもするのか?」
「だってボスですから」

のちにハンクから秘書に手を出すのは一番やってはいけない
ことだと警告される。これっきりにしておけ。

性生活について上手くいっていないのであればマーシーと話し合え
という。思い切って頼んでみろよ。やってくれるかも知れない
ぞ変態プレイ。

・今の言葉聞いた? Oprah Winfreyに伝えてよ。ハンクの言葉だって。

チャリティを貶すハンクの言葉。blogに書こうとしている?

・40歳までバージンで居たい
セックスするようになったらつまらない人生になるから。

ベッカがミアに話すセリフ。
ミアが既に体験済みだと知ってベッカはどんな感じか尋ねる。

ベッカはパパが恋しい。
ミアはママが恋しい。

そういえばミアの母はまだ誰か分からないな

・君はドンキホーテか? いやドンファンでもない

・君は筋金入れの環境保護家だから・・

・Johnny Deppに感じる気持ちはもう感じないの

ベッカがベッドに居るところに帰宅したカレン。
そのカレンにハンクへの愛やビルへの愛について尋ねた際の
カレンの言葉。

・眠れないとき・・

海の人魚を数えてくれた。日本では羊を数えるみたいなものなのか。
人魚はハンクが経験してきた女性のことなのか。

■使用された曲

・Lenda by Ce’U
・El Cielo by Radio Citizen
・Brown Town by 8 Bold Souls
・Ha Dias (There Are Days) by Luca Mundaca
・Popcorn 2006 by Arling & Cameron
・Meu Esquema by Mundo Livre
・Peace of Mind by Mindy Smith
・Lullaby by Arco

・Californication Main Theme by Tree Adams and Tyler Bates

■出演者

ハンク・ムーディー (David Duchovny) 有名な小説家
カレン (Natascha McElhone) 建築デザイナー、ハンクの元彼女
レベッカ(ベッカ)(Madeleine Martin) 12歳、ハンクの娘
チャーリー・ランクル (Evan Handler) ハンクのエージェント
マーシー・ランクル (Pamela Adlon) エステ店、チャーリーの妻
ミア・ルイス (Madeline Zima) 16歳、女子高生、ビルの娘
メレディス (Amy Price-Francis) マーシーが連れて来る女性
ヘザー (Michele Nordin) 修道女

メレディス (Amy Price-Francis) ハンクと寝る。弁護士
ダニー (Rachel Miner) 22歳、チャーリーのアシスタント
ビル・ルイス (Damian Young) カレンの現在の恋人
サンディ・カー (Camille Langfield) トッドの妻
トッド・カー (Chris Williams) 映画監督
ジョナサン・マンデル (Robert Merrill) メレディスの同僚
ニッキ・マンデル (Kathy Christopherson) ジョナサンの妻
(John Scarangello) カレンの服にワインをこぼす

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