カリフォルニケーション Californication 第5話 乱れた言葉 LOL

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カリフォルニケーション ある小説家のモテすぎる日常
Californication

第5話 乱れた言葉 LOL

監督 / Bart Freundlich
脚本 / Susan McMartin

【ストーリー】

■教会 (夢)

ハンクは教会にやってくる。
キリスト像を前にして黒人のイエス様もなかなか良い。

ピアノの椅子に座っていた神父さんから何か用かを尋ねられる。
その神父はビルだった。

「相談に乗ろうか?」
「セクハラとかで忙しいのではないか?」

神父がハンクの下半身を見て、思わず1話の修道女ヘザーのことを
思い出す。

女の事で来た。床上手な女性だが、カレンとは違う。
カレンは君を愛していない。私のものだ。

そこにカレンが表れるとビルとキスする。

■ハンクの家

「彼はゲイの神父だぞ!!」
と叫ぶが、気が付くとそこは自分のベッドの中で、隣ではメレディス
がいた。あなたはよく変な夢を見るのねと微笑まれる。

「LOL (laugh out loud)」
「それって大笑いの事? ネットで使う言葉じゃないか」
「LOLの何が悪いのか? あなたもネットをするでしょう」
「そういうくだらない略語が広まることでマトモな言葉が破壊される」
「LOLを使う女にフェラーリされてもよくない?」

■ランクルの家

妻のマーシーと夫のチャーリーに性的行為を求める。
生理が終わってからずっとしていないというマーシー。
なんならアナルでもいいわ。

しかしチャーリーは明るい時にやることではないとして断る。
朝からヤルのは大好きだったハズなのにここのところどうしたのか。
ストレスがたまって疲れているというチャーリー。
昏睡状態プレイをしましょう。何も抵抗しないので好きにしてくれて
良いとマーシー。しかしマーシーが突然ズボンの尻の中に手を入れて
きたためにチャーリーは興ざめてしまう。

■ハンクの家

ビルがハンクの元にやってくる。
電話では話せないことだった。ミアの件。
娘は高校生だ。ハンクはミアとの行為・関係がばれたかと思って
謝罪する。ずっと後ろめたかったのでバレてホッとしている。

「一体何の話をしている?」

ビルの方はハンクに頼みたいことがあるとの事。

「ミアの学校で特別授業をやる予定だったが急用が入った」
「ピンチヒッターとして代わりに行ってくれないか?
作文の授業でレクチャーする。」

「ビルは出版の話するつもりだったが、作家としての話で良い」
「スランプで書けない話でもいい。」

見返りは?
結婚式の中止
それ以外で・・
それは良いジャケットだな

■ミアが通う高校 MAYFLOWER SCHOOL

ハンクは生徒たちに他の仕事をするよう勧める。
「電話セールス」「製薬会社の営業」「道路工事」「野球のアンパイヤ」

物書きよりは遥かにマシだ。一生毎日宿題が出ているようなもの。

・生徒から質問を求めるハンク

「独身ですか?」(Amy Okuda)

しかしその時授業の終わりを知らせるチャイムが鳴る。

教師のニック・ロウリー (Lance Barber)からはハンクの授業が凄かった
として褒められる。

「盛りのついた女子高生なんて竿とタマが付いていれば誰だって
良いのではないか?」
「それもそうだ。最高の職場だ」
「ムラムラするのも分かるが下手すれば刑務所行だぞ」
「花畑の花を見逃すなんてばからしい。僕たち外ではモテない
だろ・僕も作家で三本も書いた。ただ引き出しに突っ込んだまま
だけど書いた。テレビの脚本家を目指すよりも教師になって若い
世代に書くことの素晴らしさを伝えていこうと思った」
「ミアはかなり文才があるね。プロ並みだ。しかも良い体をして
いる。人物描写や文体はまだまだだけど・・」

裏口から出ていこうとするとミアがその行動を見て待っていた。

「あの先生とはどんな関係なのか?」
「気をつけろよ」
「自分は私と寝ておいてよく言うわね」
「あれはアクシデントだ」
「ぼんやり大通りを歩いていたらペニスがたまたま私に突っ込んだの
でしょ?」
「くだらないことを言わずにとにかく用心しろ。男は狼だ」
「嘘みたい。もしかして心配してくれているのか?」
「それはそうだ。いかれたガキだが根は良い子」
「でももう抱いてくれないのでしょ? だったら先生で我慢しておく」

■ビルの家

カレンの元にベッカがやってくる。
ベッカは着飾ってくると母に感想を聞く。

「とても似合っているがファッションショーではなくギターのレッスン
でしょう」
「ROCKとFASHIONは切り離せないの」

・ギターの先生のデイヴ (Joaquin Pastor) がやってくる。

カレンは彼が着ているシャツが気になる。
“fuck sting”(スティングくだばれ)

ミアはいけてると語るが、カレンはベッカの前ではちょっと遠慮して
欲しいことを告げる。彼女はまだ子供だが才能がある。
ミアは裏返せばいいだけだとすると、デイヴはその場でシャツを
脱いで裏にして着る。

■ラジオ局

ハンクはラジオショウにゲスト出演。
ラジオショウのホスト(Henry Rollins)からリスナーに紹介される。
一部に熱狂的にファンが居て代表作には、

「South of Heaven」
「Seasons in the Abyss / 奈落の季節」
「God Hates Us All / 神に憎まれし者」

新作の話がないことを指摘され、Guns N’ Roses のアルバム並みに
待たされると言われている。どっちが先に出るのか・・

もちろん先に出したい事を告げ、TVシリーズの”Oprah’s Book Club”で
紹介されたいからだという。ステッカーをもらって番組に出演し、
Oprah winfreyに聞いてみたい。
「原作 Toni Morrisonの映画化「愛されし者」(Beloved)で彼女が
しゃがんで小便をするシーンは本当にやっていたのか」

ホストは話題を変える。

Hell-A Magazine中でハンクが書いているblogがかなり評判になって
いること。自分も読んでみたいが面白かったという。しかしエッセイ
というよりも日々感じたことを書いているだけ。むかついたことが
あればブログで吐き出すだけなんだと。

「一番むかつくことは?」

「人がどんどん馬鹿になっていることだ。
こんなにテクノロジーが進んでいるのにコンピュータは値が張る
エロ本と変わらないこと。自由と民主主義の象徴だったネットが
気に居られない政治家をボコボコに叩きのめしたり、児童ポルノ
を楽しむために使われている。今の連中はまともな文章を書かず
にブログを垂れ流し、会話せずにメールする。文法も滅茶苦茶。
LOLだのLMFAO (Laughing My Fucking Ass Offの略語)。
俺に言わせると馬鹿同士が記号をやり取りしていてコミュニケー
ションをとったつもりになっている時代。これは言語を操る
人類として大いなる衰退だと思う。」

「しかし君もブログを書いている・・」

「そうだ自己嫌悪だ」

■感想

本命の相手から少しずつ気持ちが離れているのではないか。
主人公の罪悪感が不思議な方に向かって歩いていく。

冒頭での教会の描写はミアへの罪悪感・自己嫌悪がねじ
まがった形で不思議な状態になる。
ビルが現実にハンクの元を訪れた時にはその件で怒鳴られる
のかと思えば実際にはミアとの関係については特にバレる
ものではなかった。

・セックスに於ける特殊な趣味・趣向なども現れてくる。。

その顕著な例としてはチャーリーと秘書のダニーの関係だが
チャーリーは後ろからの攻めに対して守りに於ける防御態勢
はかなり弱い。マーシーがチャーリーを攻めた際には、
彼は興ざめしてしまった。

・小説家の小説以外の仕事

ビルからの頼みでミアの学校で作文のレクチャーをする事に
なる。元はビルが引き受けた仕事だが、意図してハンクに
仕事を流したのだろうか。

ミアが通う学校はなんと言っても女学校だ。
フロリダの教室は色んな人種が入交、髪の毛や肌の色は
様々。

ハンクは小説家には決してならない様に生徒たちを導こうと
する。
教師は男性。その教師は最高の職場だとして目を輝かせる。
教師もまたテレビ脚本家の道を目指していた様で、結局
諦めて今の道に進んでいる。

ミアの文才についてもハンクは教師と話のやり取りがある。
教師は小説を書いていたというだけ有って、単なる嫌らしさ
だけを持ち合わせているわけではなさそうだ。

不埒な教師に対してハンクはミアに注意するよう語る。

・ラジオ局

ゲストとしてハンクは招待される。
新作が長いこと出ていない事でのDJからの皮肉を交えつつ
会話する。
Hell-A Magazineのblogの評判についての言及。
ハンクにとってはこのブログがむかつく事での掃き出し場所
になっている。

問題は「どんどん馬鹿になっていく人々」の事を話題にあげる。

会話から聞こえる内容から見れば、小説家はアナログ的感性を
持ち、デジタル的な知識を持つものこそ理想的な書き手に
なれるみたいに思う。しかし彼の主張を見ると無駄にブログを
垂れ流している私も人の事は言えない感じで少々突き刺さる
ものがあるな。

PCの利用とかネツトの利用を誤ったことに人類は使っていること。

『俺に言わせると馬鹿同士が記号をやり取りしていてコミュニケー
ションをとったつもりになっている時代。これは言語を操る
人類として大いなる衰退だと思う。』

・相談

マーシーからチャーリーとの関係について相談を受けるハンク。
朝に尻の穴に指を突っ込もうとしたことはダメだというが
マーシーの男性経験からして時々こうすることで喜ぶ男が多かった
という。

チャーリーとメレディスが合流。
メレディスはハンクが出演したラジオを聞いていた様で、
今朝のLOLの件を公共の電波で笑いものにされたことにいら立ち。

「いつもこうやって女を捨てる? 人間としての理想に合わない
からという理由で?」
「人の欠点ばかり論わないで少しは自分の身を振り返ったらどう
か?」

メレデイスがそこまで怒る事って何が有るんだ?
朝の件でも実際には大したことではなかった気がするし。

「BRB、ハンク」

●それぞれの最後

・ハンクはパソコンに向かってブログ更新
・チャーリーとマーシーは同じベッド。
・ミアはデイヴと出かける(デイヴの車は70年代のFord社製Bronco U15)
・カレンとベッカはそれを見ていた。

・レベッカは朝、鍵を置いていこうとする。

彼が離婚する。あなたのおかげ、彼の背中を押してくれた。
ただハンクは先日会った際にその彼は退屈・俗物の白人の男だとし
あいつはクズだ。

レベッカもこれは認めていた。
「時期が悪かった・・タイミングが・・」

「遠くから幸せを祈ってる。33回の性交。彼が妻と別れたら戻って
来なよ」

・ベッカは恋の悩み。胸が痛いとして朝の犬の散歩時にハンクに話す。

その痛みはいつまでも治らない。
ハンクは「ジョン・キーツ:慈悲のない美しい女性」の一遍を詠む
も彼女は既に知っていた。

他にこういうときに何かないかを尋ねる12歳の娘に

BOB DYLANの「血の轍 / Blood on the Tracks」を進める。

■その他

・ハンクはビルに急な仕事を頼む変わりにジャケットを貰う

・ロックとファッションは切り離せない

・”fuck sting”(スティングくだばれ)

ベッカのギター指導する若者のTシャツに書かれている。
その場で脱いで裏返しにして着替える

・ハンクの作品

「South of Heaven」
「Seasons in the Abyss / 奈落の季節」
「God Hates Us All / 神に憎まれし者」

・ベッカの流れ

気になるのはベッカがギターを始めたこと。
ベッカが好きなのはギターなのか、それともそれを教えてくれる
デイヴを好んでいるのか?

カレンとの会話の中で父親が音楽好きでカレンはバンド活動を
していた過去があると分かる。
何処かデイヴはカレンを計画的に刺激して言っている感じも
受ける。
更にデイヴは庭でプールに入るミアに声をかける。
Radioheadが好きだというデイヴ。

ベッカは自分が好きな曲を集めて作ったCDを渡そうとしていたが
ミアの壁は厚い。ベッカはミアに睨みを利かせていたけど
果たして一人の男性をめぐる争いはどうなるのか。
まぁベッカは12歳だからね。

一日の終わりにカレンの元に行きベッカの様子を聞く。
ベッカはギターの先生に恋しているみたい。
かなりホットな子。
ベッカを連れ出したいが既に寝ているという。

・一緒に暮らしていた頃の俺(ハンク)についてカレンに聞く

メレディスに言われたことを気にしているのか、その質問を
カレンにも聞く。「君を傷つけたか?」「馬鹿にされている
と思ったか?」
「そんなことはないが棘が有ったのは確か」

・メレディスが語るハンクの欠点

お酒ばかり。ろくに何も書かず運動はセックスだけ。
そんな自分を嫌っている。自分に惚れる女はバカばかりだと
そう思っているんでしょ。要するに私で無くても良いの。

■使用された曲

・Reversed Mantra by Marsmobil
・While You Wait by Mark McAdam
・Little Round Mirrors by Harvey Danger
・If You See Her, Say Hello by Bob Dylan
・Toccata and Fugue in D minor, BWV 565

・Californication Main Theme by Tree Adams and Tyler Bates

■出演者

ハンク・ムーディー (David Duchovny) 有名な小説家
カレン (Natascha McElhone) 建築デザイナー、ハンクの元彼女
レベッカ(ベッカ)(Madeleine Martin) 12歳、ハンクの娘
チャーリー・ランクル (Evan Handler) ハンクのエージェント
マーシー・ランクル (Pamela Adlon) エステ店、チャーリーの妻
ミア・ルイス (Madeline Zima) 16歳、女子高生、ビルの娘
メレディス (Amy Price-Francis) マーシーが連れて来る女性
ヘザー (Michele Nordin) 修道女

ニック・ロウリー (Lance Barber) 女子高の教師
メレディス (Amy Price-Francis) ハンクと寝る。弁護士
ダニー (Rachel Miner) 22歳、チャーリーのアシスタント
ビル・ルイス (Damian Young) カレンの現在の恋人
(Henry Rollins) ラジオショーのホスト
デイヴ (Joaquin Pastor) ギターの先生
(Amy Okuda) ミアのクラスメイト

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