コールドケース 迷宮事件簿 Cold Case シーズン5 第10話 掲示板 Justice

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May 6, 2007
第10話 掲示板 Justice

脚本/Veena Sud 監督/Agnieszka Holland
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1982年5月18日。
パウエル大学の卒業式。卒業生総代のマイク・ディレイニーは
卒業生の前でスピーチする。「問題に口を閉ざした時、人生の
終わりが始まる。」キング牧師の言葉を引用し、これから出る
社会は貧困や戦争、不正などの困難があるかも知れないが、勇敢
に立ち向かおう!として、卒業の言葉とする。
しかしその夜、マイクは会場の跡地で胸を銃で撃たれて死亡する。

リリーは撃たれて手術する時の悪夢で目覚める。

スコッティとリリーはある墓の前にやってくる。
スコッティはリリーがまたやつれた顔をしていることを知り、
夕べも酒をあおったのかと問うとマルガリータの飲み過ぎだと
いう。ジンって苦手だというリリーにマルガリータはテキーラ
だよという。もしかして眠れていないのかと問う。
リリーは答えをはぐらかすとスコッティこそ早く現場に来ている
事を指摘。どうしてもオフィスに居づらい事を告げ、ジェフリーズ
はボスのオフィスに入ろうともしないのだという。ボス・スティル
マンは後2週間で戻ってくるという。

リリーは今日の案件のことについて尋ねると、82年当時マイク
という大学生が何者かによって撃ち殺され、その彼の墓が荒らされた
という通報を受けたのだという。25回忌なので大学側は当時人気
ものだった彼の追悼式をするのだという。相当当時、捜査官も
調べたが結局犯人は見つからなかったのだという。マイクは成績は
オールAでスポーツマン、ボランティアグループの支部長をして
いたという。周りの人を自己嫌悪に陥らせるような人物だなと
スコッティ。しかし女性関係は相当派手だったようだというリリー。
そんな二人は墓に書かれた文字”レイプ犯”とスプレーで書かれて
いるのを知る。

ジェフリーズによると大学周辺は治安の悪い地域だったので、
当時は強盗による犯行だとされたという。しかし口論とか銃声
を聞いたものは誰一人居ず、卒業式の夜だったので酔っていた
のだろうと。警備員が翌朝遺体を発見。3ブロックの地点に犯行
に使用された9mmのS&Wが発見され、線条痕は一致したが指紋は
見つからなかったという。製造番号も消されていたとのこと。
ジェフリーズは今ならば全国規模のデータベースで何か出るかも
知れないと語る。今朝の墓地での監視カメラ映像を借りて
誰が落書きをしたのか調べようというリリー。被害者の銃弾の
入射角から犯人は157~163cmの人物だという。レイプ犯の女に
よる復讐なのか。
そこにミラーがやってくると、犯人を見つけたかも知れないと語る。
82年に西分署にレイプ被害を届けた人物がいるという。加害者
はマイクだが被害者の名前が書いて無いとのこと。担当刑事は
当時性犯罪課にいたマギー・ラファティだと言うと、スコッティは
“ロックンロード・ラファティ”だと語る。警察学校時代の射撃教官
でとにかく恐い女性だという。

ミラーとヴェラはマギーの元へと向かう。
ヴェラは5時にあがるのでチャッチャとやろうというと、ミラー
は9時5時男になったのかと問う。アンドレに家族団らんを味わわ
せたいのだというと、ミラーは完全に尻に敷かれていると笑う。
マギーに逢うと、82年当時のことを聞く。
するとマギーは性犯罪課とは名ばかりの部署だった事を告げ、
デスクと電話1つを支給されただけだと語る。当時は事件に追われ
て忙しく、上司は女の方が翌朝後悔しただけだったと言っていた
という。まともに話を聞けなかったとのこと。どんな女性だった
のかと問うと、テスとかテシーという名前でケンジントンの子だ
という。奨学金をもらっていた苦学生で弟と二人暮らしをしている
という。大学でマイクに誘われ、紙のバラをプレゼントされたとの
こと。

— 1982年 —
マギーの元にテシーがやってくる。弟も西分署に連れてきたテシー。
マギーにレイプ事件なのに弟・ジミーを連れて来るのは不適切
ではないかというが強盗事件だと言ってきたのだという。マイクに
よってレイプされた事を告げ、1度だけデートしたことを語る。
レイプされた場所は?と問われウチのアパートだという。食事した
後に彼に送ってもらい、トイレを借りたいというので部屋に
あげたら押し倒されたという。隣で弟が寝ていたので悲鳴をあげる
ことも出来なかったという。マギーのぶしつけな質問にテシーは
憤りを感じるが、告発の手続きは出来るが、今みたいなことを
延々と聞かれるのだと語る。アルコールは飲んで居たのか、服装は
どうだったのか、どうして部屋に入れたのか、男とよく誘うのか、
男好きなのか・・・etc。そこまで聞かれても男は無罪だろうと。
今度部屋に押し入られたら通報してというマギーは家に鍵を
かけておくことだという。テシーは警察がまともに取り合って
くれないことを知り、彼は去り際に「笑顔の方が可愛いよ」と言った
のだという。

— 2007年 —
当時はデートレイプという言葉もない時代で、被害者保護法が
有っても犯人が知り合いの場合はその保護も該当しないのだと
いう。

スコッティとリリーは当時被害届けを出したテシー・バートラムを
尋ねていくと仕事にいく直前の彼女の姿が有った。
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82年に殺害された大学の卒業生総代・マイクの死から25年が経過し、
大学側としては彼の為の追悼式を行う事になる。しかしその日
の前日に彼の墓が荒らされることになり、墓石には”レイプ犯人”
と中傷する言葉がスプレーで書かれていたことが判明する。
マイクの事件が未解決であることを知り、レイプ犯による復讐殺人
だったのかということを追求していくことになる。

前回に引き続いた形で、チームリーダーのスティルマンが休職の
中、リーダーを引き継いだジェフリーズがこの殺人課チームを
臨時に率いていくことに対して葛藤の有る話だった。ジェフリーズ
としてはスティルマンこそリーダーであり、彼が戻ることを待ち望んで
おり、リスペクトの意味も含めて彼のオフィスを使えずにいる
というところなのだろうけど、みんなから”ボス”だとからかわれて
いたりする姿も有り、正式に受け入れればリーダーと部下の関係が
成り立つのだろうけど、今のジェフリーズの立場的からすれば
スコッティやミラーと同じようなヒラ刑事の一人として横一線のもの
があるのかなという感じだった。
休暇中のスティルマンの元を尋ねるジェフリーズ。
赤い帽子を被って釣りや船で休暇を満喫する彼の姿が有るけど、
その隣に奥さんや孫の姿がなく、休暇の楽しさを演出しようとして
見てもやはり空しさみたいなものを感じる。
それを見るとスティルマンは仕事人間であり、他の刑事と同様に家庭を
犠牲にしてきたことの痕跡というのが見え隠れしていそうな気がする。
そんな彼とは対照的にしてヴェラが家庭を大事にするという決意の
元で9時5時男を気取る辺りもまたミラーにはからかわれていたけど
今の彼には充実感で満たされるものが有るのだろうね。

リリーが今尚、発砲された時の悪夢に悩まされていることに対して
今回の被害者の言葉は、今のリリーにとっては悪夢の内容こそ
違うモノの心の傷を背負うものとしてシンパシー的には通じるところ
も有るのだろう。そんなリリーが刑事としての正義の方に重きを置いて
いるところにドラマとしては興味深さが詰まっており、正義に対する
刑事たちの見解の違いに、ジェフリーズとしてはその舵取りに難航する
ところが見所だった。リリーの見解がドラマ開始時と終わった時では
180度変わっていくところに、被害者であり加害者の罪の重さという
ものを感じるところに繋がって居る。

さて今回のエピソードは1982年に起きた事件が描かれた。
携帯電話やインターネットが全盛の時代の中、当時のコミュニケー
ションの方法を通して、上手く時代性というものを盛り込んだ形の
エピソードだった。

今尚アメリカでの大学のスターは、何をしても許されるという
ものがあるのかも知れないが、その辺りは実際に在籍してみない
ことには分からない。ただアメリカの学園ものドラマを通して見る
限りでは、スクールカーストの頂点に立つものたちの傍若無人さは
感じるところが有り、その頂点が大学スターであり、金持ち集団
である。

事件としてはなかなか立証出来ない犯罪に対する犯罪者に対して
どのような行動を取る事が最善の策なのかということを問う流れ
が有る。当時の情勢なども鑑みてそれぞれにすべきことをした
という感じでは有るけど、法の裁きを下すのは被害者でもなければ
警察官でもないという主張が有り、何処かで歯止めをかけなければ、
止めどなくレイプを繰り返している今回の犯罪者の流れと一部
同様のものが有るのではないかとするものも有った。その歯止めを
行うのが、刑事なのか、それとも弁護士としての義務なのか、
それとも個人の心の倫理感なのかというところを問うところが有る。
当時の事件を今の価値感で罰することが可能なのかというところ
にも繋がっていてなかなか興味深いエピソードだった。

特に当時の刑事を演じたマギーの行動の是非は事件の概要や
当時の時代性・地域性などを考慮しないと判断は難しいものが
有る。

時代の流れを感じさせるといえばやはり風貌の違いが思いっきり
表れているところか。25年も経過すれば体型が変わるというのも
分かるけど、パーティーガールだったカリンは随分とストレス
太りしたのか恰幅がよくなっていた。当時22歳ならば25年経過
した現在、47、48歳くらいなのか。(因みにスティルマンは31年
刑事としての人生を過ごしたことを口にしていたね。)
レイプ被害者のそれぞれの行動というのも言葉は悪いかも知れない
けど興味深いものが有った。

事件を解決に導いたのは当時の日記であり、そして被害者同士に
繋がりが有ったと証明するトイレの落書きだった。
携帯やネットのない時代のことをなかなか想像出来ない時代性に
なってきたけど、昔のトレンディドラマでは駅の伝言板なども
面白いコミュニケーション伝達の一つとして利用されたことが有った
よね。人気漫画で実写化もされた「シティハンター」は駅の伝言板
にXYZと書くと依頼できるというものも有る(笑)

便所の壁紙が剥がされると同時に当時の事情が判明していく所
など、ネタとしては時々見られるネタだけど、最後の最後まで
ドラマは反転していくということで面白く出来ていた。

「切迫した危機」というものを利用して無罪にしようとしたけど、
結局あの場にいたものの総意というのは、弁護士という倫理感
を持っているジミーに伝わったのだろうか。

■その他

マジ死んでくれて良かったと思わせる悪党っぷりを感じた
Justin Hartleyは、「リベンジ」ではヴィクトリアの息子・パトリ
ック役、「ヤング・スーパーマン」では億万長者オリバー・クイーン
役として出演。

■使用された曲

・Space Age Love Song by A Flock of Seagulls
・Sister Europe by The Psychedelic Furs
・Love Will Tear Us Apart by Joy Division
・Secrets by The Cure
・Love My Way by The Psychedelic Furs
・Save A Prayer by Duran Duran

リリー・ラッシュ (Kathryn Morris) 殺人課の刑事
スコッティ・ヴァレンズ (Danny Pino) 殺人課
ジョン・スティルマン (John Finn) リリーの上司
ニック・ヴェラ (Jeremy Ratchford) リリーの同僚刑事
ウィル・ジェフリーズ (Thom Barry) リリーの同僚刑事
キャット・ミラー (Tracie Thoms) 麻薬課刑事 s3#8から

2007年
マギー・ラファティ (Diane Delano) “ロックンロード”、射撃教官
テッシー・バートラム (Michele Greene)
メリンダ・レビ (Eve Gordon)
ジェイソン・マクナルティ (Mark Hutter)
レジー・クンゼ (Deirdre Lovejoy)
ジミー・バートラム (Brian Poth) 弁護士
カリン・ヘンズリー (Elizabeth Sampson)

1982年
マイク・ディレイニー (Justin Hartley) パウエル大・卒業生総代
レジー・クンゼ (Betsy Beutler) 学長に訴えた
カリン・ヘンズリー (Annie Campbell) “パーティガール”
テシー・バートラム (Nikki Deloach) 苦学生、警察に被害を訴える
メリンダ・レビ (Zoe Perry) レイプは無かったと思い込む
マギー・ラファティ (Kristin Proctor) 西署・性犯罪課
ジェイソン・マクナルティ (Clint Carmichael) シェイナの父
ジミー・バートラム (Jack Weber) テシーの弟・12歳
— (J. Teddy Garces) Uniform Cop
リサ (Stephanie Katz) カリンの親友・ルームメイト

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