コールドケース 迷宮事件簿 Cold Case シーズン5 第16話 チャンス Bad Reputation

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第16話 チャンス Bad Reputation

脚本/Christopher Silber
監督/Alex Zakrzewski
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1997年9月7日。
ピートはフラックヴィル刑務所で刑期をまもなく終えようとし
ていた。刑務所内では集団カウンセリングのような更生プログ
ラムを導入していて、ピートはこれまでの罪について懺悔する。
元々アルコール依存症で昔はノースフィリーイチの強盗だった
こと。成功の決め手は銃ではなく態度だったこと。獲物の目を
見て静かに語りかけるのだという。「ヒーローを考えたら、
Xmasは来ないぞ、かみさんの笑い声も聞けないし子供も抱けな
い」と言えば効果的に強盗が出来た事を告げる。しかしここに
入って12年、アルコールは一滴も飲んで居ない事を告げ、
乗り切れたのは5歳の息子からの手紙だという。フットボール
をしたことが書かれていたとし、手紙の返事を書いたが最近は
返信が来ないこと。しかしそれを責めることも出来ず、アイツ
にはアイツの人生が有るという。しかし今日、ここを出たら
会えるという。仕事の宛てもあるとし、神がくれたチャンスを
大事にするという。
しかし出所後2週間程度が経過すると彼は射殺される。
現場には凶器の銃も落ちていた。

— 現在 —
リリーとミラーは現場にいく。
ヤジ馬がいると告げると、ミラーは麻薬課の刑事だという。
軽い感じの男・エディ・サッカルドに対して、リリーはここは
犯罪現場なので出て行くよう告げる。
「あんたも居て良いぜキャグニー」(E)
「フン、そんな名前聞いたことないなセルピコ」(Ly)
なんとなく彼のペースに乗せられるリリー。
スティルマンに事情を聞くと彼は麻薬特捜班のリーダーを
しているとし、ストリートの事情を通じてて悪党よりも情報通
なのだという。ピート・ドイルについて知っているか?と尋ね
られると、10年前5つの殺人で凶器に指紋を残した男で居場所は
不明だったが、彼の手が冷凍庫の中から見つかったのだという。

取調室でその持ち主だったマニーから話を聞く。
トレードマークだとし、オレの名はハンディマニーだと語る。
エディは彼はオレのドラッグディーラーだという。
取調室での見学を許されたとしてエディはマニーの事情聴取の
様子を見ていた。マニーに対してピートが借金を返さないので
殺したのか?と問うが、殺しては居ないが遺体を見つけたのだ
という。5丁目リーハイの先にある昔のシマだという。
10年前の秋に見つけたがその時は体全部が有ったとのこと。
道端に遺体があると商売に響くのだとし、アイツの指紋を売って
随分と稼がせてもらったのだという。銃は売って手を頂いたの
だという。ジェフリーズとスコッティはピートについての情報
をマニーに聞く。昔ノースフィリーで強盗しており、ピストル
ピートと言えば超人気ものだったという。地元の人には気前よく
金を出して現代のジェシー・ジェームズのようなヤツだった
という。1985年に強盗で逮捕されたこと。ノースケンジントン
の小切手換金所を襲った時に逮捕され、その時彼は44口径の
銃・S&Wを所持していたという。刑期は20年だが模範囚で12年で
1997年9月に出所し、数週間後に死亡しているという。
ジェフリーズはピートは誰を怒らせたのかと問うと、ピート
にはトミー・コネルという相棒がいたという。エディによると
トミーはクズでタップハウスという店で20年毎日飲んだくれて
いるという。ピートの妻はジュールズ・マーフィという人物で
若い頃はパーティーガール。デキ婚の挙げ句ピートが刑務所に
入り激怒していたとのことだった。ジェフリーズはトミーから
話を聞くとし、スコッティはジュールズから話を聞くという。
エディはマニーを引き取りたいと告げるが、リリーは捜査が済んだ
ら連絡するという。

ジュールズの元に話を聞きに行くと、現在の夫・バーニーも
一緒に付き添っていた。ピートが死んだという日を待っていた
という。スコッティは子供と二人残されたことで相当苦労した
でしょと問うと、ピートは初恋の相手だったとし、彼は優しいが
家族を顧みない人だったという。ピーティJrのことを尋ねると
バーニーはピートは家族を仕事の邪魔だと思っていたのだとし、
子供は何をしているのか知っていたという。バーニーはとても
良い父だったこと。ピートが帰ってきて新しい父の存在を知った
ので問題は起こらなかったのかと問う。すると出所1時間後に
ピートは玄関の前に立っていたとして、当時のことを語り出す。
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ドラッグディーラーを逮捕すると彼のアジトの冷凍庫の中から
クローバーのタトゥーの入った手が見つかる。被害者はピート・
ドイルで、85年に小切手換金所を襲い、1997年9月に出所した
人物で、当時地元ではピストル・ピートとして名を馳せていた
人物だと分かる。その後の消息が知られていなかったが、実際には
出所後2週間で殺害されていたことが分かる。彼の生前の頃の
家族や仲間から話を聞いていく。

地元で武勇伝を持つ犯罪者のピートとその家族の物語。

今回のエピソードも基本的には前回と同じだけど、1997年の世界と
2008年の2つの世界として描かれていた。俳優に関しても子役以外
は変わりなくメイクによって棲み分けた格好で、キャスティング
の妙というものを感じるものではなかった。

時代設定からするとバブル全盛の時代に起こした犯罪者が、その波に
乗って犯罪者としての名前を馳せていたものの、ソレが更生の足枷
になってしまうというものが有る。足枷ではなく手が枷になるという
皮肉を感じるところだけど、そもそも伝説とは死んでから語り継がれる
もののように思うけど、今尚彼が生きているかのようにして、
その指紋が犯罪に使われていたという辺りの皮肉さがなんとも言え
ないストーリーの妙を生み出している。
かつてアメリカ同時多発テロ事件の首謀者とされるビン・ラディン
の生死の情報が錯綜していたことが有り、中には末期がんで亡くな
った説なんてものも流れたけど、2011年に潜伏先で殺害されたことが
確認され、その潜伏先がよく取材で取り上げられていたのを思い出すな。

かつての華やかな時代の名残から、当時の時代を再現しようとして
犯罪を繰り返す人は多いけれど、時代は移り変わっているにも関わら
ず、ピートを眺める周りの視線に変わらないものとして冷めた目で
見る人たちが多いこと。それに対して卑屈になり、また犯罪者として
の道へと舞い戻ったものなのかどうかということがストーリー上、
興味深い争点として浮かび上がってくる。

資本主義云々がこれまでのストーリーの演出に組み込まれていること
が多かったけど、それが犯罪の世界に於いても例外なく現れている
という辺りがなんとも言えない。
現代の犯罪の世界では指紋までもが商売の道具・金になるという
辺りの不気味さを感じるし、噂とは身勝手なものだとは思うけど
生きている人たちが勝手に誇張したり歪曲してしまったりする部分
も有るのだろうことを感じさせるな。

継父バーニーはとても善良で性格としても大人しい人物だった。
そんな彼が息子・ピーティのことを教育していたけど、血は水よりも
濃いものなのか。最も悪影響を与えたのは、父親そのものという
よりも、ピートの相棒であるトミーだと思うけど、幼少期から犯罪者
の息子という視線が投げかけられて卑屈になってしまうというのも
ある程度は理解出来なくもない。
閉塞感のある息子が、かつての父親の犯罪武勇伝に思いを馳せて
虚像を作り、父親は息子に対して自分に出来る最後の教育とばかりに
死をもって教育したというところなのか。

アメリカの刑事の形も当時の捜査とは違っていて、当時を知る
スティルマンとかジェフリーズ辺りの人物がちょうど時代の狭間と
いうものを経験している年代なのだろうか。
犯罪を犯したオリアリーのしてきたことにも有る一定の理解を
示しつつも、時代と共に上手く順応できた人ってことなんだろうね。

リリーの前にエディ・サッカルドという麻薬捜査課の刑事が現れた。
妙に軽いヤツでズカズカっと人の心に入り込んで来そうな人物
だけど、リリーは彼と関係を結んでいくのだろうか。
今のリリーにはそんな価値感の違う人が必要だとは思うけど、
麻薬課の刑事だしなんだか危うい感じはするね。

ピート役を演じたオーストラリア出身の俳優John Pyper-Ferguson。
「Brothers & Sisters」のジョー・ウェルドン役。
エディ役のBobby Cannavaleは、シドニー・ルメット監督の娘と
実生活で結婚していたことが有るけど、「サード・ウォッチ」
では消防署隊員のボビー・カーフィー役、「ウィル&グレイス」
のシーズン終盤の頃に出てきたヴィンス役、「ナース・ジャッキー」
ではシーズン4から登場するクルス医師役で出演している。

■使用された曲

・Santa Monica by Everclear
・Bad Reputation by Freedy Johnston
・Everything to Everyone by Everclear
・Swallowed by Bush
・Cumbersome by Seven Mary Three
・Recovering the Satellites by Counting Crows

■検索用キーワード

リリー・ラッシュ (Kathryn Morris) 殺人課の刑事
スコッティ・ヴァレンズ (Danny Pino) 殺人課
ジョン・スティルマン (John Finn) リリーの上司
ニック・ヴェラ (Jeremy Ratchford) リリーの同僚刑事
ウィル・ジェフリーズ (Thom Barry) リリーの同僚刑事
キャット・ミラー (Tracie Thoms) 麻薬課刑事 s3#8から

ピート・ドイル (John Pyper-Ferguson) “ピストルピート”、犯罪者、父
ピーティ・マーフィー (Gregory Mikurak) 1997年、息子
ピーティ・マーフィー (Paul Wesley) 2008年、息子
バーニー・マーフィー (Rob Nagle) ジュールズの夫、現金輸送車
ジュールズ・マーフィー (Gigi Rice) 元パーティーガール
マニー・ヘルナンデス (Joe Nieves) 麻薬ディーラー、ピートの手を持つ
トミー・コネル (Maury Sterling) ピートの相棒
ダニエル・オリアリー (Gordon Clapp) 元警察官
エディ・サッカルド (Bobby Cannavale) 麻薬特捜班のリーダー
ギル (Sean Moran) 1997年、店主
— (Reed Anthony) Bartender
— (Yoni Tabac) Brett
— (Norman Deesing) Alcoholics Anonymous Meeting Attendee

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