September 29, 2006
第9話 恐怖の落とし穴 Waste Not
脚本/Julie Hebert
監督/J. Miller Tobin
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危険廃棄物1300万トン、罰金96億ドル、廃棄物処理場124カ所
陥没事故1件。
マシソン小学校のベルはデュークに対して校庭の運動場の工事
はいつまでに終わるのかと催促する。月曜日には新しい運動場
が出来ると告げる。少年マリークはデュークが操縦する
ミニショベルが掘削するのを見ていた。ベルは監視している
教師のトゥルーディに生徒をフェンスの外には出さないでと告げる。
ラリーとチャーリーとアミタは新しい学部長が決まるという
事を受けて、物理・数学・天文学部長として呼びだされる。
ラリーは変化は良い事だとし、不可避なことだという。順応
出来ないと生き残れないという。でもラリーは終身教授だと
いう。
ポロヴォストから集まった教授陣たちの前で新しく学部長として
就任することになったミルドレッド・フィンチ博士(ミリー)を
紹介される。チャーリーはアミタに対して何か有れば君のため
に闘うという。
ミリーは挨拶の後、ラリーたちの前にやってくる。この大学を
活性化させようとして、今後は学科間の協力に勤めることにする
という。アミタ・ラマヌジャンに対してミリーは共同研究のこと
は考えてくれたかと問うとアミタは喜んで受けるという。ミリー
はアミタにはカリクキュラム委員も兼任して欲しいという。
大学には突然アランもやってくる。
ラリーたちはミリーが南極で一年半も研究していたことをアラン
に伝えると氷やペンギンの研究でもしていたのかと問う。
ニュートリノ望遠鏡・アマンダに携わっていたのだという。
そこで大事にこととそうではないことを学んだとし、大事なのは
時間を無駄に使わないことだと分かったとのことだった。
デュークは掘削を続ける中、地面がひびが入り始める。
なんとそのひびはフェンス内にいた生徒たちの方にも続いて
いくと、突然陥没穴に開いて中へと落ちてしまう生徒たちが
いた。
すぐに通報を受ける。マシソン小学校の敷地内で地面が陥没したこと。
児童の5人が落下で2人が未だに穴の中に居て、郡立病院に運ば
れたという。またペレスさんが生き埋めになっているとのこと。
デビッドとミーガンはどうしてFBIが捜査に乗り出すのかとする
と、この学校の敷地内の工事を担当したケントウェル建設会社
は2年間の間司法省の捜査対象になっているという。贈賄・電信詐欺・
手抜き工事にまつわる買収だという。そんな中ドンと共に連邦検事補
のハワード・ミークスがやってくる。運動場を建設したのは10年前
にケントウェル建設会社が担当したものだという。詐欺事件は起訴に
持ち込むのが難しかったとし、現地の調査を頼むという。殺人容疑
での起訴を控えさせる確かな証拠を掴むのだという。現在病院に
運ばれたトゥルーディ・ペレスは助かりそうにないことを語る。
ケントウェル建設会社の手抜き工事を調べようという。工事は生徒
の親・デュークがしていたこと。だが責任はケントウェル建設会社
に有り、金の為ならば法も犯すようなものだちだという。
建設会社の責任者と話すというデビッド。アランも得意分野
なので協力を仰ごうと告げ、工事を請け負った経緯を調べよう
という。学校の誰とケントウェル建設会社は取引をしているのか。
現場にいくとデュークが個人的にこの工事を引き受けてくれた
のだというベル校長。デュークはこの学校の運動場はデコボコで
ボールさえ蹴れない状態だったという。表面を掘っただけでドカン
と穴が開いたという。そんな中、ダリア・サムソンがベルに対して
声をかけてくる。ベルが教員委員会に許可もなく行ったことが問題
だというサムソンに対して、私は何年もお願いをしてきたのだとい
う。サムソンはベルに責任があるような言い方をし、トゥルーディ
が亡くなった事を語る。
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ロサンゼルスの小学校の校庭で工事をしていたところ、突然
運動場が陥没し、教師を含む5人が穴に落下する。
この界隈の学校の校庭の工事を担当しているのは、悪名高い
建設会社・ケントウェルで2年前から司法省の捜査対象になっている
という。死者が出たことで、FBIも連邦検事補と協力して捜査を
していくことになる。
勝手に思い込んでいるだけかも知れないけど、これってFBIの管轄
の事件捜査なのかという感じがするのと、チャーリーの数学の分野
とはまるで違うような専門の分野を要する案件だということで、
不自然な感じの内容だった。
正直ドラマとしてもパッとしない感じがしたし、現在進行している
リアルタイムの殺人事件の捜査ではなく、企業が関与している案件
なので、FBIが担当だとしても部署としてはドンのチームとは別の
チームの案件じゃないのかな。
アランが都市計画などを担当する建築家だということも有り、活用
するのは悪くないけど、チャーリーが地質学とか有害物質の件で
関与するのは不自然過ぎたな。
アランはロサンゼルスの土地柄故に自然に陥没穴が出来ることは
少ないことを指摘していたり、地下下流を変えると穴が開きやすく
なるということを語る姿が有った。
土のサンプルと地質図を使えば地下水流の図式化が出来るとするけど
チャーリーのやることではない。
地下水流なんて高度な数学じゃないとしてミリーが語る姿が有った
けど、全くもってその通りだ。
私生活周りの流れでは、チャーリーらの大学の新しい学部長として
ミルドレッド・フィンチ博士が就任。本人は”ミリー”と呼ばれたがって
いるようだけど、新しい人材を積極的に投与して、若者・生徒を
活性化させようとしている。相当ウザったらしい役柄だけど
シーズン3一杯の登場なので我慢しよう。
でも数式を見ただけで”カッツムーディ代数”?と語っていたところ
は流石なのかも。
事件捜査の流れと連動させる意味も有るのだろうけど、地下トンネル
の流れをラリーに当てはめて、ラリーが大学の地下トンネルに
住むことを止めようとしたり、相変わらず定住地のないラリーの
生活スタイルに対して、色々と難色をつける姿が有った。
本人はバスタブがあるとずっと居続けてしまうので他人の家には
お世話になるのを拒んでいるというよく意味が分からないものが
有るけど、その辺は独特の感覚を持っている人なのか。
更に中途半端になっていたチャーリーとアミタの関係にも言及され
た。アミタとしては中途半端なまま関係を続けることへの違和感を
唱えて、この機会に別れて自分のキャリアの為の行動を取ろうと
していたけど、それもなんだかあやふやな流れ。公私の区別が付け
られないとのことだけど、確かに今の状況ではそれも難しい。
というよりもチャーリー自身がFBIに属する科学捜査機関なのか
大学教授なのかの区別が付かないぞ(笑)
ミリーはチャーリーのことを活用しようとして、彼の事を
この大学の教授の中ではショーン・コネリーのような存在だと
語っていた。ミリー本人は映画「007」の大ファンのようで、
ピアース・ブロスナンでもロジャー・ムーアもコネリーの比では
ない事を告げ、ティモシー・ダルトンやレーゼンビーなどの名前も
挙げていた。ただ正直チャーリーってハンサムっていうよりも
面白い顔している気がするけど(笑)味のある顔という意味では
確かにイケメンタイプではないのでショーン・コネリーに該当する
かもしれない。
冒頭では陥没穴の流れの捜査だったけど途中からは、容疑の掛かる
建設会社が担当した土地で、子供たちが神経障害やガン患者が多い
ことが明らかになっていく。発見病患者は1万人に1人の確率だと
していたけど、この地域ではその7倍だと語っていた。
不等式や地震探査法を使って土壌の酸の出所を探ってみたり
する姿が有ったけど、数学や方程式というのは殆ど登場しない
エピソードだった。
そういえばコルビーも出なかったな。
唯一捜査らしいと感じたのは、デビッドが潜入捜査したって感じ
だけどこうも簡単に盗聴して証拠を引き出せるのであれば最初
からやっていれば良かったのにね。
・ミークス検事補演じるJoshua Malina
現在Dlife放送中のドラマ「スキャンダル」でも同様にデピッド
検事補役で出演中。いずれ見ようと思って録画してある
「ザ・プロテクター / 狙われる証人たち」でもピーター役
で出演。「ザ・ホワイトハウス」ではシーズン4より副大統領首席
補佐官・ベイリー役として出演している。
・Tonight by Deccatree
ドン・エップス (Rob Morrow) FBI捜査官
チャーリー・エプッス (David Krumholtz) 数学者
アラン・エップス (Judd Hirsch) 父
デビッド・シンクレア (Alimi Ballard) FBI捜査官
ラリー・フラインハート (Peter MacNicol) 物理学者
アミタ・ラマヌジャン (Navi Rawat) 学生
メーガン・リーブス (Diane Farr) FBI捜査官
コルビー・グレンジャー (Dylan Bruno) FBI捜査官
ハワード・ミークス (Joshua Malina) 連邦検事補
リード・パークマン (Gabriel Olds) ケントウェル建設の弁護士
ダリア・サムソン (Deirdre Lovejoy) 教育長
アモス・シャバス (Lawrence Gilliard Jr.) マリークの父
マリーク・シャバス (Terrence Hardy Jr.) マシソン小学・生徒
リヴァ・ベル (Erica Gimpel) 校長
ボイド・レズニック (Bob Gunton) ケントウェル建設CEO
Dr.ミルドレッド・フィンチ (Kathy Najimy) 物理・数学・天文学部長
デューク・ピアミント (A. Russell Andrews) 生徒の保護者、工事作業
トゥルーディ・ペレス (Christine Avila) 教師
ポルヴォスト (Julian Barnes) 教授
デビッドソン (Joel Stoffer) 捜査官
Mr.ボウデン (Kim Estes)
— (Matthew Yang King) Technician
— (Cesar Flores) Battered Latino Kid