パーソン・オブ・インタレスト 犯罪予知ユニット Person of Interest シーズン2 第12話 尋問 Prisoner’s Dilemma

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September 27, 2012
第12話 尋問 Prisoner’s Dilemma

脚本/David Slack
監督/Chris Fisher
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スーツの男を追っているドネリーはカーターに対してまだ
君はスーツの男を追っているのかと問われる。
銀行の地下で貸金庫を狙ったスーツ姿の犯人は4名いて、その
一人はリースだった。SWAT隊によって4人共逮捕され、ライカ
ーズ刑務所へと連行される。72時間の拘束時間が終わるが、
FBIのドネリーは”国家に対する脅威ではないと確証が出るまで
ここからは出すな”として、法律を越えた権利を行使して
引き続き収監される。リースの指紋はカーターが消しており、
更にはFBIに厳重に保管されていたDNAもカーターが上手く
施設に潜入して入れ替えするが、ドネリーは”出来過ぎている”
としてカーターが軍で尋問を経験したことを理由に彼らを
尋問する様求める。

カーターたちに4人の囚人デビン・クラーク、ビンセント・フォ
ルト、ワッツ、ジョン・ウォーレン(リース)に現状を説明する。
テロに対する武力行使権限法、国防受検法が適用され、無期限
に拘束されること。弁護士を呼ぶ権利もないという。あなた方
が何者か証明され、国家の脅威がないと認められない限りは
永遠に拘留されること。ここから出たければ質問されたことに
答えるしかないと語る。

ファスコの携帯に電話がなる。
“ワンダーボーイか?”と問うが、フィンチだという。一体どう
なっているのかと問うとカーターも刑務所から戻らず誰も電話
に出ないのだと。みんな忙しいということだというフィンチに
対してオレだけベンチで待機なのかと問う。でもついに出番
ということかとして、「脱獄させる」のだろう?と問う。
しかしフィンチはそれとは別件だとして、君に名前と住所を
送るのでブルックリン在住の若い女性を助けて欲しいと告げる。
マズイ状態に巻き込まれて殺されそうだということ。
ファスコはそんな仕事してられねーという態度だったが、
フィンチが顔写真を送る。カロリナ・ウルコヴァ。それを見た
瞬間、仕方ねーなとばかりに守ってやるとしてファスコは担当
する。

いよいよライカーズ刑務所では尋問が開始される。
デビン・クラーク・・害虫駆除会社を経営しているとのこと。
銀行にはローンを申し込みに言ったのだという。
ビンセント・フォルトは自分は弁護士で有り、投資ファンドの
投機対象だったので地下物件の調査していただけだと語る。
ここでの仕打ちはそっくりそのまま仕返しするという。
リースに対して、あなたは監視されているので黙って居るとマズイ
としてカーターは語ると、リースに名前を問う。
ジョン・ウォーレンだと告げる彼に月曜日は銀行で何をしていたの
かと問う。顧客と約束していたとし、投資銀行家であることを
語る。当日爆発音が聞こえて、階段から煙りが上がったので
昔軍隊にいたので役に立ちたいと考えて階段を下りたら銃声が
聞こえてそのまんまSWATに床に押さえられたのだという。有無
を言わさず手錠をかけられたとし、最初からテロ犯扱いだという。
何故逮捕されたのかとし、オレは一体誰だと思われているのかと
問う。私のの人生を取り戻したい事を告げ、弁護士が呼べないの
であれば君だけが頼りだとしてカーターに語る。家に帰して欲しい
と。

司法省には”スーツの男”にカンする書類が上がってくる。
FBIがスーツの男らしく人物を拘束したということ。すぐに男
はハーシュに連絡すると、スーツの男の追っ手が他にも表れた
事を告げ、彼らを止めないといけないことを語る。見つけ出して
消すのだと語ると、現在FBIがライカーズ島で4人の容疑者を
拘束していてその内の一人だと語る。ハーシュは全員消します
というと、突然街中でハーシュを真上に向かって銃を乱射して
意図的に逮捕され、ライカーズ島の刑務所に連行されていく。

刑務官のハッチンスはドネリーのしていることが法を犯して
いることを指摘していつまで拘束するのかと問うが、自分は
規則は曲げていないとし、君の法こそ囚人に対して州法に15も
違反していると指摘して黙らせる。

カーターはドネリーに対して囚人たちの手錠を外すよう求め、
信用させる為にも必要だという。ドネリーは4人共IDチェック
ではクリアしたが、スーツの男のバックには政府に匹敵する
強力な情報網を持つものがいる事を語る。
報告書でも「諜報業務は民間の時代へ」と書かれていた。
完璧なニセの身分を用意することなど当然のことで免許書
程度の照会では解放は出来ないという。クラークとホッツ、
ホルトの三人は他の州のものだとし、ウォーレンだけが
ウォール街の人間だということ。ドネリーは彼のオフィスを
調べて見ようと語る。カーターは出て行く際に、フィンチに
対してこれからオフィスの査察がある事を告げるが、既に手を
打っているとの返信が有った。

■2007年・プラハ
空軍基地のサーバーから盗まれたデータ。無人攻撃機の情報
をアメリカ人技術者が中国人に売るヤツを殺すリースとカーラ。
■2012年
■2009年・パリ
バーにいる男女のカップルを殺害するリースとカーラ。
■2012年
■2009年・パリ
カップルの家の証拠を消す、ボーイスカウトか殺し屋かハッキリ
しろとカーラはリースに迫る。
■2012年
■2010年・モロッコ・CIAの秘密軍事施設
ある重要なソースコードの入ったPCを企業に売った人物がいる
それを取り戻す為に、中国の内陸の町オルドスに行け!とリース
とカーラにスノウとアリシアが指示する。
中国・オルドスのエピソードは(S1-20へ)
http://itawind.web.fc2.com/kaigai/p/personofinter120.htm
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リースはFBI捜査官の執拗な捜索の中、ついに銀行爆破の流れ
で捕まってしまうが、運が良いのか悪いのか、彼と同時に
現場にいたスーツの男3人も捕まり、激しい取り調べが行われる
ことになる。ドネリーはこれまでの捜査の流れの中、誰も信用
出来ず、容疑者の取り調べをイラク・アフガニスタン
の戦地で尋問を担当してきたカーターを指名する。

前回に続いて今回もまたリースがライカーズ島の刑務所に収監
された状況でのエピソード。

ネタとしてはてんこ盛りだけど、ドラマとし物足りなさを感じる
のは、リースが周りから取り囲まれた上で、狂喜乱舞してピンチを
切り抜けた後に訪れるマシンが割り出した人物を平穏な日常生活に
戻した後の達成感・爽快感が皆無な為だろうか。

そんなリースの役割を今回ファスコ刑事とモデルのカロリナ・ウルコ
ヴァに当てはめて描いた格好だったけど、この二人が演じると何処か
コメディ化してしまう。
激しく銃弾を受ける車の背後に隠れる二人が絶体絶命の中、ファスコ
の潜在能力が覚醒したのか見事に助けて愛を勝ち取る流れを見ると
何処かの映画やドラマで見た様なワンシーンって感じも受けるけどね。

ドネリーの執念が初登場後8エピソード目にしてようやく実ったという
ところだったけど、結局最後は命を奪われてしまった様だ。
ドネリーもまた目的の為にえげつなさはあったけど、ここまでリース
を追い詰めたという能力と執念にはある意味脱帽するところ。
チームフィンチの面々もドネリーの能力を侮っていたところがあるの
だろうし、リースやカーターも最近は何処かぬるい環境に慣れすぎて
脇が甘いシーンが多かったようにも感じる。カーターなんて妙に色め
きだっていて美に磨きがかかっていたしね(笑)

ラスト前にフィンチの元に鳴り響くマシンからの電話が何とも
言えないものが有り、正直先の展開を知らなければ、この番号が
リースとかカーターに該当してしまうのではないかという恐怖感が
出てきたと思うのだけど、取りあえずこのシーズンで二人が亡くなる
ことはないので安心して見られるところは有った。

取り調べに於けるやりとりに関しては、ドネリーもほぼリースに
しか興味がないような感じに思えた。
ただ一応他人への視線を向けては居たようで、三人は共謀している
のであっさり「囚人のジレンマ」で履いてしまいそうな気がする。
ドネリーがカーターとリースが繋がって居ると感じた瞬間は、リース
が囚人たちに囲まれた際に戦闘能力を発揮するハズだとするテストを
した際のカーターの本気で心配する目だったという。
カーターが尋問することが決まった前回のエピソードからして、
カーター自身がリースを痛み付けるというシーンを想像していた
けど、それがなかったところは幸いだったけどね。

今回のフラッシュバック映像の中で、リースが”この道”を選んだ
光景の中に、カーラから「殺し屋」「ボーイスカウト」の
違いのようなものを指摘されていたけど、カーターはリースに
対する視線の中にボーイスカウト的なものを見せてしまったのだろう。

リースとカーターのやりとりも興味深かった。
何処まで互いに本音のやりとりが行われているか分からない状況の
中、「人を殺したことが有るのかどうか」「軍隊時代の経験」
「除隊した理由」「人を愛したことが有るのか」「何故今の状況に至る
のか」という流れを通して、その人となりの人生というものが
語られた。

何処まで本当の情報かは分からないけど、リースが語る

・1995年平和維持部隊に居た際にボスニアのクラタニの町で
人を殺した事が有ること。
・1995年から2001年まで第一機甲師団・3等軍曹として活動し
2001年9月11日のアメリカ同時多発テロ事件の直前まで所属して
いたこと。
・父は職業軍人でリースが11歳の時に除隊、母はワシントン州
サラナーの農場主。
・除隊は任期が終わった為。除隊後にMBA(経営学修士)を取得。
・ある人が人生の目的を与えてくれた
・アリソン・ウエストを愛していたこと。911の時にはナイアガラ
のホテルに居てベッドで座りながらビルが崩れるのを見たこと。

カーターに至っては

・軍隊では一等准尉。第四歩兵師団でイラクとアフガニスタンに赴任。
・イラクで奇襲攻撃を受ける反乱軍の表れる前にテロリストの容疑者
を尋問する予定だったが、その夜誰かが制圧に失敗し、目の前に
表れた銃を持った男を咄嗟に撃った。

忘れた頃にやってくるということで、消息・安否が気になって
いたカーラが突然現れた。
その登場の仕方は、アメリカのドラマでは定番になりつつある
「真横から車に体当たりしてターゲットを捕まえる」というもの。
あれだけの衝撃が有れば、普通死んでるって(笑)
カーラはどういう意図が有ってリースに近づいて来たのか。
司法省の大物たちがリースを追っている流れがあるけど、この組織
とカーラは繋がって居るのか?

イライアスが出たけど、今回のエピソードの中では挨拶程度のもの
で他のエピソードがインパクトが有ったのでどうでも良いキャラ化
していたな。

■アリシア・コーウィンの登場エピソード

S1-11、S1-14、S1-20、S1-22、S1-23

■マーク・スノウの登場エピソード

S1-10、S1-11、S1-15、S1-20、S2-3、S2-7、S2-13

ジョン・リース(Jim Caviezel) 元兵士、恋人ジェシカを失う
ハロルド・フィンチ(Michael Emerson) 犯罪防止システム開発者
ジョス・カーター(Taraji P. Henson)刑事
ライオネル・ファスコ(Kevin Chapman) 腐れ刑事、情報屋

ニコラス・ドネリー (Brennan Brown) FBI捜査官、スーツの男を追う
カール・イライアス (Enrico Colantoni) 犯罪組織・刑務所

— (Jay O. Sanders) Special Counsel / 政府の人間
ハーシュ (Boris McGiver) 政府の人間、”スーツの男”を殺害する為逮捕される
バイロン (Terry Serpico) S2-1でリースに捕まった男
本人出演 (Karolina Kurkova) アルメニア系に狙われる女性
ウェイン・F・パーカー (Creighton James) 囚人
チャールズ・マカアボイ (Brendan Griffin) 囚人 “クラーク”
ブライアン・ケリー (James Knight) 囚人、元ネイビーシール

ハッチンス (John Sharian) 看守
メーガン (Charlotte Maier) リースの勤務する事務所
ドウソン (Tom Titone)
ラガッゾ (Tony F. DeVito)
カール・スタントン (Annie Parisse) CIA
マーク・スノー (Michael Kelly) CIA
アリシア・コーウィン (Elizabeth Marvel) CIA
— (Nick Nappy) FBI Agent
— (Richie Noodles) Inmate
— (Toshiko Onizawa) Office Lady
— (Delano Paisley) Prisioner
— (Wayne Petrucelli) Prison Thug 2
— (Alex Ziwak) Prisoner

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