パーソン・オブ・インタレスト 犯罪予知ユニット Person of Interest シーズン2 第21話 カウンター・ゼロ Zero Day

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第21話 カウンター・ゼロ Zero Day

脚本/Amanda Segel、David Slack
監督/Jeffrey G. Hunt
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「4116日目」。
ウイルスコードを解析した結果、デシマテクノロジーズに行き
着いたとフィンチはリースに語る。
「4111日目」。
ウイルスを作った目的はあるターゲットに感染させる為・・
マシンだと。
「3321日目」。
CIAと違い私の組織は感じとって次に何が起きるかを予測すると
グリーア。
「3178日目」。
万が一の為にオフスイッチがすると思ったというネイサン。
「4120日目」。
まだ遠くにいると思っていた嵐がとうとう来たようだとフィンチ。

「航空機爆弾テロ未遂」。
という新聞記事に目を通していたフィンチ。リースは外から
フィンチに電話し、まだマシンから番号を送ってこない原因は
分からないのかと尋ねる。10日間も番号を送ってきていないと
いう。カウンターがゼロになったらどうなるのかなんて見たく
ないという。そんなウイルス発症カウンターは20時間に迫って
いた。リースはフィンチにその内番号は出るのか、それとも
マシンは死んだのか?と尋ねると、フィンチはダメになった
とは思わないとし、アクセスして来られないだけだろうと語る。
マシンの在処が分かれば、実は再起動で直ったりするんじゃな
いかと突っ込むも、そうシンプルな設計はしていないという。
フィンチはどうして警察無線など聞いているのかと問うと、
先回りとはいかないがせめて警察と同時でも良いので現場に
駆けつけたいからだという。

一方カーターの元にターニーがやってくると、ついにファスコを
見捨てたのかと問われる。カーターは別件を捜査しているだけだと
告げる。事件がまた発生し、三角関係の縺れのようだという。
被害者はイライアスの手下が2名、あと一人は一般人だという。
カーターは殺したのはロシア人なのかと問うと、イライアスには
的が多いので分からないという。ターニーはまだキャル殺害犯
の事件を調べているのかと尋ねると、私が非番の時に何をしよう
があなたには関係無いという。
事件現場にはリースが現れた為にカーターは話を聞くために
裏路地に行く。カーターにリースは大丈夫かと尋ねると、
キャル殺しの手がかりは何か掴めたかを尋ねる。何も見つかって
はいないがHRが絶対に関わっているという。リースはキャルが
いい奴だったのに残念だと語る。カーターはそれよりも2週間
で8件目の事件が発生した事を告げ、現在どうなっているのか
をリースに尋ねる。最近の事件は計画的なものばかりで、
これまでならばアナタたちが警告してくれたでしょと告げる。
リースは問題が発生している事を告げる。ロシア人はイライアス
以上にタチが悪いとし、駒が多くて掟が少ないのだという。

政治家・”特別顧問”の男もまたマシンからの番号が送られて
こないことに苛立ちを覚えていた。関係者に電話すると、
今回の爆破テロは素人故に爆発が起きなかったので被害を
出さなかったが、プログラムは想像以上に危険にさらされている
という。アリシア・コーウィンの体に埋め込まれていたチップ
は解読に成功したこと。その結果ウイルスに繋がる組織として
デシマテクノロジーズに繋がって居ること。上海が拠点の
民間諜報集団だという。アリシアによると何者かがデシマテク
ノロジーズにノーザンライツのソーイコード入りラップトップ
を渡したというものだった。デシマテクノロジーズはプログラム
を潰そうとしているのだという。
そんな中、秘書のメイ(ルート)は、”特別顧問”の前に立つと
銃口を向けて情報が欲しいと語る。私の質問には考えて答えて
くれとし、有能な秘書はボスの嘘が見抜けると語る。

ベアと散歩に出るフィンチ。
一体何が有ったのかと呟く中、近くの公衆電話が鳴る。
マシンはニセ情報の雪崩に埋まっているが、何とか次の番号を
送って来たとしてリースに伝える。番号の該当者はアーネスト・
ソーンヒル。データ入力の会社のCEOで最近ニューヨーク州の電話
会社を買収していて、資産は2000万ドルを超えているという。
ソーンヒルは相当用心深く会社のデータベースにアクセスを試みて
いるが侵入に苦労していること。パスは規則性のない10桁の英数字
だが解析に時間がかかるという。フィンチはリースに直接会社を
尋ねないかと告げる。

ソーンヒル・コーポレーション。
リースは”ジョン・ルーニー”と称して、社長に会いたいと秘書の
クラウディアに告げる。しかし社長は出張中だという。
フィンチもまた会社の中を調べていて。何かこの会社は変だと
告げ、フィンチは捨てられたゴミの中から社員たちが必死に入力
しているものを目にしていた。コードは昔ながらの方針のデータ
コードで、実に無駄なことを延々と繰り返しているという。
リースはこの会社はダミー会社で裏では何か怪しいことをしている
のではないかという。そんな中、フィンチの元にはルートから電話
が鳴る。”あなたのマシンが攻撃されているのは分かっている”と
いう彼女は、何故自己修復機能がある丈夫なシステムが単純な
ウイルスに抵抗できないのかと問う。損傷を与えるようなことを
したのかと問うルートは、私たちが組めば問題は早くに解決出来る
のではないかという。ウイルスが発症するまでに数時間しかない
のでしょという。チームで動くのは苦手だとすると、ルートは
確かにリースはスキルがあるが、今回の件では役には立たない
という。広い視野で眺めるのが苦手そうだという。あなたたちは
ソーンヒルの居場所を掴んだのかと問われると、フィンチは
驚いた顔をして何を知っているのかと問う。

「2013年 4138日目」
「2010年、3177日目」
フィンチはネイサンのオフィスにいく。
フィンチはネイサンの部屋にあるクスリに目を通すと、スカッシュ
のやり過ぎで痛めたのだという。フィンチはネイサンがいつも
オフィスにいないことを指摘すると、ネイサンはこの7年間の
ことを立て直そうとしているのだという。フィンチは実は今の生活
を変えようと思っていること。ある人と出会ったとし、グレイスに
あるプレゼントを買ったのだという。Jane Austinの「分別と多感」
だった。ネイサンは気に入るだろうというと、フィンチは明日
プロポーズしたと思っているという。しかしフィンチには名前の
問題があるとし、いつまでも隠しておけないという。

「2013年 4138日目」
◆ウェイファーラーカーサービス。ソーンヒルが空港からオフィス
までハイヤーの代金を払った形跡

◆コロンバスサークルから二日前アクセスした形跡
・彼は亡霊。
・スパイじゃないない。生存本能の副産物

「2010年 3178日目」
◆フィンチはプロポーズ

「2013年 4138日目」
◆あと6時間でウイルスカウンターはゼロ。
◆ソーンヒルが町中の公衆電話を買い占めている理由は?
◆「ワシントンスクエアまで来て」byルート
◆リースはショウと対面
◆ターニーに対してカーターを排除しろと命令

「2010年 3178日目」
◆ネイサンに結婚報告の電話・・無視。尾行する。図書館へ

「2013年 4138日目」
◆クラッシュした時の為にリモートでバグ修正機能”ゴッドモード”
◆マシンをクラッシュさせたら最初に電話に出た人間が無制限の
24時間アクセス権を得る
◆真実はその中間だ
◆カーターとターニーはキャルを殺した犯人のいる現場へ。
カーターは脱走する犯人を射殺
◆ショウとリースはグリアと対面。ノーザンライツ計画
◆中国のオルドスでのカーラとリースのラップトップ回収任務の
ラップトップを見つけたとグリア
◆ウイルスコードを書いたオリジナルは私ではない
◆ラップトップを売ったのはハロルド・フィンチだよ

「2010年 3178日目」
◆フィンチはネイサンがマシンを改造してフィンチが無用だとする
人助けをしていた。
◆図書館15カ所
◆「無用だから死ねと言えるのか?」(N)「申し訳ない。大義の為
なんだと言うよ」(Fyn)

「2013年 4138日目」
◆ニューヨーク公立図書館 ウイルスまで4分
◆”シャットダウン”、”システム再起動”、”デバッグモード起動”
“管理者探索”
◆ジョンにメール、電話に出てくれ。マシン「聞こえてますか?」
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いよいよハルマゲドンが迫ってくる。
ウイルスが発症しマシンに何らかの影響を与えるのは午前24時。
マシンからの番号の送信が無くなってから10日目が経過し、
フィンチもリースも気をもんでいた。
一方その状況はマシンをテロ対策の防止に役立てている国防総省
でも同様で、マシンからの情報がない為に、飛行機爆破未遂テロ
事件を容認してしまった格好だった。幸い素人が起こしたことで
爆発物は爆発しなかった為に事なきを得ていた。
マシンからの番号が無くてもリースとしては居ても立っても居られ
ずに、現場で警察無線を傍受していたが・・・

なんだかドラマ「フラッシュフォワード」みたいだね。
多くの人が夢に見ていた4月29日がついにやってきた・・・
で、その結果、どういう自体が起きるのか。
コンピュータが2000年になると世界中で問題が発生するとされた
Y2K問題に見る人間の未知なる時代への脅威や不安な心理を巧みに突い
ているとは思うのだけど、結局このドラマの中ではそんな脅威は
分かる人にしか分からず、一部の人間だけが奔走している感じ。

キャラクター的にルートが大嫌いなので、ショウが早々に片付けて
くれないかなとか思っているのだけど、この人のクレジットを
見るとシーズン4でも堂々と居座っているし、きな臭い民間諜報組織
のグリアもまた同様なので、延々と引っ張るのかな。

国家レベルの大規模な問題を取り上げると、H.R問題とかイライアスと
ロシア人マフィアの関係とか影の存在になりがちになり、
どうもその辺に面白さを見出しているものとしては、巨大な陰謀は
脅威の警鐘を鳴らし続けているだけの存在・状態の方が正直面白い
気がする。

マシン頼みの捜査を続けていたものたちにとっては、突然の腰砕け
になる。いざマシンが無くなると、人間という存在が如何に順応
出来ず混乱に陥るものなのか。飛行機爆破テロを未然に防げなかった
という流れを見ると、相手は素人だった為に未遂に終わったが、
逆を言えば素人にセキュリティを突破されることへの未熟さを際立た
せている。この流れを見ると、フィンチやルートに見るソフトウェア
エンジニア(マシン側) vs リースやショウに見る実際に行動を起こす
人間側の対決の構図になっている感じに思え、チームは同じ種類の
人間同士が集まることへの利点と弱点わ露呈したようにも思える。

2010年のフィンチは仕事の為に淡々とマシンを開発した経緯が
有りそうで、そこにはあまり人としての情はなかった感じ。
しかしグレイスという人物と出会い、その意識や自分の価値感を
変える事態が発生したこと。
元々のフィンチからすると、ネイサンのしていることが信じられない
ということだけど、これまでフィンチが行っていたことは、実は
ネイサンが元々は行っていたと思うと、なんだか不思議だね。
フィンチはネイサンに対して、エンジニアとしての腕はもう役に
立たないようなことを言っていたので、ネイサンなりに”人間側”
の視点で上手く関わろうとしていたのかも知れないし、ルート
とかショウ、リースなどに見る人の行動は、他人に必要とされる”目標”
とか自分自身に課せられた”目的”が必要な部分があるので、
それを遂行していたということなのかな。

マシンを扱う主導権争いとしては興味深いものが有り、またその中
で起きている主従関係に関しては、ドラマとして深いものが有る。
マシンはあくまで”従”の存在でしかなく、扱うのは”主”である人間
であるハズなのに、忠実であるハズのマシンの命令を無視した
予想外の行動やトラブルは往々にして存在するもの。何故そんなこ
とが起きるのかと言えば作る側・それを使う側の人間が元々完璧な
人間などいないからで、マシンに対して自己防衛システムという名
で色んな例外的防衛措置などを施していることも関わって来ているの
だろうね。

皮肉なもので時代の転換点には、マシン開発者にとって重要な
人物が警告の対象となっていること。2010年当時にはネイサン
が”無用なもの”として検出されたのに対して、2013年の世界では
カーターが検出されていた。大切なものを守れなくして、何の
為の大義なのかというところにも繋がって居るし、フィンチの中
にも守りたいとする特別な相手が出来たからこそ、無用の人の
存在が無視出来なくなったのかも。

元々のマシンの管理者はネイサンであり、サブ管理をしていた
フィンチはリセットをかけて自分を管理者として入れ替えていた
様だ。その結果、マシンが自分の子供のようにして甘え始め、
その中に心地良さを感じたのかどうかは分からないけれど、不思議
な愛情なり関係性が生まれたのかな。しかし愛情もまた時として
壊れる時が有るのだろうし、マシンそのものを”人間”のように
して大切なものとして扱っているルートなどの行動に見る特異な
ケースを見ていると、そんなものたちが力を持ったとなると
どういうことになってしまうのだろうか。

今後はリースが管理者となるのかそれともルートなのかという
感じの二択になったけど、その辺はフィンチが上手いこと、
アナログ的方法でルート主導の流れを絶ったということなのかな。

フィンチの忠実な犬としてベアが居たり、ルートにしてみれば
リースそのものも忠実な使いッパみたいな扱いだけど、飼い犬に
主人というのは噛まれるのが常だということで、今後はリースが
主導権を握ってのドラマが始まるのだろうか?

しかしみんなフィンチ以上に凄い腕・凄い組織を持っているのだ
からシステムを作れば良いんじゃないか。
政府が絡まないと全米中にある監視システムとの接続自体は難しい
ものが有るので、それも限界があるのだろうか。

なんでフィンチがラップトップコンピューターを渡していたのか
とか色々と疑問は有るし、ショウの立場が何処に有るのかが
イマイチ分からないのだけど、まぁその内分かってくるのかな。

ジョン・リース(Jim Caviezel) 元兵士、恋人ジェシカを失う
ハロルド・フィンチ(Michael Emerson) 犯罪防止システム開発者
ジョス・カーター(Taraji P. Henson)刑事
ライオネル・ファスコ(Kevin Chapman) 腐れ刑事、情報屋

犬 (Graubaer’s Boker) Bear the Dog
パトリック・シモンズ (Robert John Burke) 捜査官、HR
アロンゾ・クイン (Clarke Peters) 市長の主席補佐官、HR
ルート (Amy Acker) “グローブス”
ネイサン・イングラム (Brett Cullen) フィンチのビジネス・パートナー
— (Jay O. Sanders) Special Counsel / 特別顧問
レイモンド・ターニー (Al Sapienza) 捜査官、HR
サム・ショウ (Sarah Shahi) 暗殺者

グレイス・ヘンドリックス (Carrie Preston) フィンチの元恋人
ジョン・グリア (John Nolan) 謎の組織、計画を遂行中
エド・ソリス (Kevin Morrow) 内務調査・IAB Detective
クラウディア・シュガーマン (Opal Alladin) 秘書
ドローン (Carter Gill) 捜査官
— (Mike Masters) ESU Captain
— (Sydney James Harcourt) NYPD Uniform
— (Zoli Dora) Big Russian
ベネディクト (Adrian Matilla)
— (Jon Douglas Rainey) 捜査官

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