クイーン・メアリー ~愛と陰謀の王宮~ Reign シーズン2 第3話 苦難の戴冠式 Coronation

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第3話 苦難の戴冠式 Coronation
(aka.戴冠式)

脚本/Harley Peyton
監督/Holly Dale

【これまでのあらすじ】

馬上での槍試合対決でアンリ王は対戦に敗れる。カトリーヌは陛下
の怪我を気にするが、国王はご逝去されたと。乳母のカロリー
ヌ(Jane Spidell)は突然フランシスの前で”子供の頃よく抱いた
もの。自分の父も”分からなくなったのか?”と言われる。正気に
戻った乳母は自分が語ったことを何も覚えていなかった。王族に
は生まれるか嫁ぐかでなれるがその権力をもたらすのは貴族だと
カトリーヌはメアリーに語る。村人たちに感染者に感染者が出て
家に火を放っているという。エドゥアルドを処刑に近い形で殺さ
せたことで、カトリーヌは当てにしていた農地が焼けていると
語る。メアリーは食料も途絶えると呟く。メアリーはエドゥアル
と父ナルシス(Craig Parker)にエドゥアルド殺しの首謀者はもう
知っているのでしょうと。ナルシスはあなただとし、あなたも
二度と私に逆らえなくなると警告する。

【ストーリー】

祝宴の為に用意した料理は1200人分。軍隊用のパレードの軍服は
私のデザインで作り直したとカトリーヌ。赤のサテンがポイント
だという。余興の目玉には象のダンスにしようと思ったが、最終的
に金の角のついたユニコーンに決めたという。フランシスはペスト
が沢山の命を奪い収まったばかりなのに・・それに続く飢饉で
民が飢え死にしているし、父の葬儀で大金を使い、戦争で巨額の
借金もしているのにこんなに贅沢してと呆れる。カトリーヌは
王の戴冠式が不謹慎か?というと、メアリーは不謹慎なだけでなく
滑稽で贅沢すぎて恥ずかしいという。それは私が意図した通りの
効果だという。この戴冠式には私たちが生き残れるかどうかが
かかっていること。今週50カ国の君主たちが一堂に介し、ここに
滞在するのだという。私たちを観察し弱みを探るライオンのよう。
規模を抑えたり躊躇えば私たちは傷を負った鹿に見える。攻め
込めと頼んでいるようなもの。そうなれば槍の先に私たちの首が
刺さるのは時間の問題だという。破産してまで見栄を張ることに
どんな利点があるのかとメアリー。この話に何故彼女が口を挟むの
かというカトリーヌ。黙らせる約束でしょとしナルシス卿にも
約束したハズだとフランシスに言う。彼は地域の穀物の9割を牛耳
っている。飢饉の今宮廷より権力だというカトリーヌ。ナルシス
卿にはまだ麦の一つも持ってきていないし言い訳ばかりされて
いるというメアリー。息子を殺さなければ協力だったわよという
カトリーヌ。私は当然の罰を与えただけだというメアリー。
戴冠式が終わるまで遠慮すべきだとメアリーも分かって居るはず
だというフランシスはナルシス卿を騙す時にも協力してくれたし
これからも自分の立場を弁えてくれるハズだと。
穀物については考えがあるというフランシスは、デュカス卿
(Cyrus Lane)に収穫を分けてもらえないか交渉中だという。
ナルシス卿に黙ってやれば面白くないのではないか?とカトリーヌ。
国民を養えると証明するのに戴冠式は絶好の機会だというフラン
シス。

メアリーはフランシスに従順な妻を演じて欲しいのかと問う。
ナルシス卿を黙らせて穀物を手に入れる為だという。年配貴族
たちに僕に従っていれば安心だと思わせたいという。権利者は
みんな不安なのか?とメアリー。
そんな中目の前のテントの中では降霊者(Romano Orzari)が
死者が話しているので静かにして欲しいと周りの人たちに語る。
メアリーはフランシスが興味を示しているのを知りあなたも霊
から話を聞きたいのかと問う。それを否定するとフランシスは
デュカス卿に話を聞いてくると行ってしまう。

貴族の女たちが集まる中にローラとケナも居た。
もうすぐフランシスも正式な王になられること。陛下の子供も
正式に認知されて領地と爵位を授かるのよね。あなたは満足で
しょうという貴族の女性たち(Emily Bartlett)(Courtney Deelen)
は嫌みを告げる。寒くなる前に私は別荘にいきとし、ローラも
新しい城に行くんでしょ?と。小さな男爵もきっと喜ぶわと。
ケナは気の毒だとしてペストで家を焼かれたのでしょうと。
貴族夫人はまた正装するとは思わなかったとし戴冠式ではまた
一張羅のドレスを着ると語る。

ケナは不公平だとしてバッシュに告げる。
私たちの城は?と問うとあなたは国王の副官だという。
ローラは好きだが名もない赤ちゃんが広大な領地をもらえること。
しかしバッシュはその領地も馬で2日もかかる場所だと語る。
それでも爵位が付くのだというケナ。俺にも爵位が有ればねと
いうと庶子と男爵とでは大違いだという。ローラたちの贈り物に
妬まずに喜ばないと・・。あなたら親子と同じにならずに済んだ
のだからと。

グリアはメアリーにあれは?と問うと、コンデ公(Sean Teale)
も戴冠式に出席する為に来てくれたのだという。ルイにお連れが
するとはねとして、新しい友達だという女性は派手なブロンドで
目が特徴的な人だった。僕を歓迎しに来てくれたのかという彼
にグリアは必要無かったみたいねと。先月も女友達とアムステル
ダムに送り出していたと。レディ・ドゥツェンのことよとグリア。

グリアはあのルイの隣の女性は娼婦だという。それに彼女の目
はブルーとグリーンだったと。ルイにはがっかりだと
しローラの相手に良いかと思っていたというメアリー。見た目は
ステキだがローラも愛は金で買う人は好きじゃないというグリア。

ローラはフランシスに対して王なら人を好きに首に出来るので
しょうが乳母を首にするなら相談してという。誰の事かという
フランシスに対してカロリーヌ(Jane Spidell)のことだとし気に
入っていたのだという。赤ちゃんの扱いは優しかったというと
ボクが行った時には赤ちゃんを放っていたのだという。フランソワ
は今は育児の話に付き合う時間が無いと語る。

■感想

フランスではペストが全土を襲い、ペストの流行こそ収まるもの
の、その関係で食糧不足、人材不足が続いていた。
土地を牛耳る貴族たちが王族に仕入れる食料が頼りとなるが、
宮廷に食料を運ぶ9割はナルシス卿に力のある貴族のものだった。
ナルシスとは取引を行いこれまで通りに食料を融通することにな
っていたが一向に宮廷に運ぼうとしないナルシス卿に痺れを来す。
この地域の食料の9割を担っているのがナルシス卿でほぼ独占
状態に有った。

そんな危機的状況の中で、フランソワが国王となる戴冠式が
行われる。母親のカトリーヌはこれまでにない程に盛大な戴冠式
で諸外国からやってくる50カ国の君主たちを前に弱みを見せる
ことは出来ず無理してでも盛大な戴冠式をすることに違和感を
唱える。

フランスは前国王の父親の葬儀で多額の金を使い、更に彼の
生前無理な戦争を仕掛けた為に多額の借金を抱えていた。

ナルシスの傲慢さはアンリみたい。
とにかく人を殺して領土を広げ、ライバルになる相手は脅して
従わせる。
その為にフランス宮廷も仕入れ先がナルシスによって牛耳られて
いる為に、渡さないと言われるとそこで終わる。
ただフランシスは国王なんだから、それなりに暴利を貪っている
彼のことを処罰しても良いと思うんだけどね。彼に反感を持つ
貴族は多そうだし。

今回のドラマでは愛するもの、身近に居るものに対して相談もなく
独断で次々と自ら求める答えを望んで決断していってしまう流れ
が有り、それが問題の元になっていく。ただそれぞれの持つ信念
に近い決断に対して常に衝突する要素として存在していて、どち
らか一方を取るという決断の難しさというものを表していた。

■食料の仕入れルートの多角化を狙う

当面のことに関してはフランソワはデュカス卿(Cyrus Lane)に
収穫を分けてもらうように交渉しようと考える。ただナルシス
としては面白くないのではないかと心配される。

この機会に国民を養えるという証明をすることが大事ではないか。

フランシスとしても年配貴族たちには従っていれば安心である
ことを思わせたい意図が有る。

何せ冒頭では泥棒とはいえパンと鶏一羽を盗んだ男を殺害する
衛兵の姿が有り、そうとう困窮していることが伺える。

■女官

・ローラとケナ

貴族の金持ちの女性たちが事も有ろうかローラやケナに噛みつく。
やはり貴族にとってのステータスは土地をどれだけ保有している
かであり、そして城を持っているかどうか。そして総合的な金の
問題が有る。

これは日本の歴史上でも武将たちと全く似ているね。

ローラには一応城が与えられたが、ケナは残念だがペストで屋敷
を焼かれてからは、新しい領土や城を与えられていない。

ケナはバッシュに対して国王の副官なのだし、あのローラでさえ
も名もない赤ちゃんが居るだけで領地がもらえている現実。

バッシュは当時の自分とアンリとフランソワとの関係を考えて、
庶子ではなく男爵としての地位を受け取れることの方が幸せ

・ローラ

ローラはフランシスが勝手に乳母のカロリーヌを首にしたことに
対して不満。一言相談して欲しかったと。
ただフランソワは馬上槍試合に於いて、モンゴメリ卿の変わりに
試合に出て槍を頭に刺してしまったことがある。
その乳母が突然憑依して自らをアンリ王だと名乗りだしたことで
フランシスとしても隠したい事実が明かされないかという思いも
有って気が気でない。

■ナルシス卿

散々フランス国王たちをバカにし続けている貴族。
約束を守らないのは当たり前。
借金返済すればすぐに届くかも知れませんよなんて言葉を投げか
けるが、金に困っている訳がないとして権力が欲しいだけだろう
と。ナルシスはカトリーヌに接近してきた。

■ルイ・コンデ公

戴冠式に呼ばれてやってきた。当然出席する権利はあるのだろう
けど、そこには何と娼婦の女性を連れて来ていた。
それを見たグリアとメアリーは失望していた。
コンデ公の相手はローラと考えて居たところも有り、ここまで
遊び人だとは考えてなかったのだ。
先日はアムステルダムにレディー・ドゥツェンなどを送り出して
いる。

■デュカス卿

妻のモニークと息子のギイ(6歳)と共にやってきた。
穀物の準備は整っているということでいつでも渡せるものの、
他の貴族が穀物を提供しないことには理由が有るとしてナルシス
のことを語っていた。
フランシスは僕は国王だとして君は恐れることはないと告げる
が・・

■モンゴメリ卿

馬上槍試合でアンリ王をケガをさせたことになっている。。
罪を許されて宮廷を出た後にはボヘミアでハプスブルク家の傭兵と
して雇われたとされていたが、帰国していない状況だというバッ
シュ。フランシスはモンゴメリ卿の関係者が仕返ししているので
はないかと考えてする。

■シューラー卿/ドイツ

メアリーはシューラー卿を見かけて声を掛ける。
カトリックの国のフランスとプロテスタントの国のドイツ。
対立していたがフランソワは関係を修復したがっていることを
告げ、穀物が豊富に有りナルシスからの影響がないシューラー
から穀物の提供を受けて、なんとかナルシスばかり頼らない政策
を取りたがるのは、フランシスではなくメアリー。

シューラーは関係修復を願うならばアンリ王の投獄された
プロテスタントたちの解放を求める。
当然シューラーもフランスが飢饉に喘いでいることを知っている
ので一歩も譲る気は無く新国王にその約束をもらいたがっている。
ただ新国王に確約をもらいたいのであれば”戴冠式”には出席すべき
であり、それまでは国王とはいえ正式なものではないのではないか。

■バーナール卿とドワノー

バッシュに夫人が助けを求めてきたのがレディ・ドワノー。
バーナール卿によって夫を殺されたという。
冒頭でケナやローラに嫌みを語っていた貴族夫人に対して、
逆に優しく声を掛けてきた女性がレディ・バーナールだ。

■使用曲

・Hills To Climb by Tim Myers
・Wraggle Taggle Gypsies by Dominic Ashworth

■出演者

メアリー・スチュアート (Adelaide Kane) スコットランド女王
キャサリーン・デ・メディチ (Megan Follows) カトリーヌ王妃、イタリア系
セバスチャン・デ・ポワティエ (Torrance Coombs) “バッシュ” フランソワの異母兄。庶子
フランソワ2世 (Toby Regbo) フランス国王
グリア・ノーウッド (Jenessa Grant) SC。メアリ女官
Lady ケナ・デ・ポワティエ (Caitlin Stasey) SC。バッシュの妻
Lady ローラ (Anna Popplewell) SC。メアリー女官

レイス・バヤール (Jonathan Keltz) 衛兵

Lord ルイ・コンデ (Sean Teale) フランシスと縁遠いが一族
Lord ステファン・ナルシス (Craig Parker) コンデと国王に会う父
チャールズ・シューラー (David A. Jansen) ドイツの公爵
カロリーヌ (Jane Spidell) 乳母、アンリの霊が乗り移る
Lord デュカス (Cyrus Lane) 南部の国境の領地を与えられた貴族
Lady モニーク・デュカス(Diana Cofini) デュカスの妻
Lady バーナール (Kathryn Alexandre) ケナに声を掛ける
Load バーナール (Kent Sheridan)
Lady ドワノー (Nicole de Boer) バーナール卿に殺されたと訴え
(Karl Westerholm) 少年 / 葬儀見習いの子
アンドレ (Noah Davis) 看守
フランク (Harry Judge) 看守
王室警備 (Adrian Griffin)
モンゴメリ アンリ王と槍試合のハズだった
ギイ・デュカス 6歳
ロブション卿 ナルシスの息のかかった男
ブシャール=ドワノー卿
Lady ドゥツェン 拿捕された

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