アストリッドとラファエル4 文書係の事件録
(Astrid et Raphaëlle) 2023 , FRANCE
制作/FRANCE TÉLÉVISIONS,JLA PRODUCTIONS,
Be-FILMS、RTBF (Télévision belge)
第2話 千夜一夜物語 1001 nuits
脚本/Alexandre de Seguins
Laurent Burtin
監督/Éric Le Roux
【STORY】
■ムサビ家
室内でペルシャ語の会話が聞こえる。
シャフリヤール(Hossein Taheri)は慌てて警察に
電話するが、電話を受けたオペレーターの女性は
それが何語なのか分からず、とにかく住所を教えて
ほしいと語る。
シャフリヤールはドアの下から何か手紙が入って
来たのを知り怯えながらペルシャ絨毯の上で手を
合わせて祈る。
「偉大なる神よ!悪霊からお守りください」
■パリ警察署 / commissariat de Police
アストリッドとラファエルは現場へと向かう。
アストリッドは朝から時間が気になって仕方がなく
腕時計に何度も目を向ける。
ラファエルに対して「遅刻はいけません」と語る。
アストリッドが何処かに行こうとしていることを
知り話を聞くと、社会向上クラブ
(Groupe de parole des autistes)だと語る。
しかし今日はその日だったのか・・
アストリッドによるとウィリアムにお願いして、
ニルス・ラングレ(Handy Gedio)と彼の叔父・
シャルル(Philippe Chevallier)と会う約束が有り
場所を借りていた。
「アンヌ・ラングレの息子とついに会うことにしたの?」
「私の意思ではなくアンヌと約束した」
アストリッドはなぜ遭わせたいのかわからないこと
を語る。
「ニルスは異母姉弟で記憶は共有していない。」
「生物学的な繋がりだけだ」
■現場へ
ラファエルはニコルと挨拶をする。
昨日と同じ服だと指摘されると、外泊をしたので
はなく引っ越ししただけという彼女。
「15日前にね(ヒソヒソ)」
ニコラから状況を聞く。
被害者の名前はシャフリヤール・ムサビ(50歳)。
出身はイラン、昨夜警察に通報している。
その通話内容を再生し、通訳によると「イフリート」
だと言っている。「ジン」のことだというニコラ。
「ジンってランプから出てくる魔神?願いを叶えて
くれる」
ペルシャ文化ではイフリートは「火の精霊」と言われ
ているという。
・室内の遺体発見現場へ
フルニエが既に調査していた。
燃え焦げた遺体。妙なことはまるで体から発火した
ようだという事。所見は「人体自然発火」になりそう
だがそれはありえない。しかし他に説明が付くか?
とアストリッドに問うフルニエ。
アストリッドは「ロウソク効果」を例に出す。
「人体の脂肪がロウソクの様に燃えていく現象の事」
「ゆっくりだが確実に・・」
犯罪資料局でこの種の事件資料を複数見たという。
ホームレスや会社から阻害された人が多いのが
特徴。酒や麻薬で朦朧としててタバコを吸ったまま
寝るとこうなる。
しかしフルニエはそこが疑問だという。
1) 被害者にも家がある。小綺麗なアパート。
2) イスラム教徒なので酒を飲まない
3) ロウソクの芯に火をつけた物が発見されていない
燃えたからには火元があるはずだがタバコの吸い殻
もライターも無く、電気器具などでショートした
訳でもない。
アストリッドは「便箋」を見つける。
この封筒に入っていたように畳まれている。しかし
何も書かれていない白紙だった。「透明インクの
通信手段」って事もあると語るニコラ。
しかし火をあぶって見たものの何も文字は浮かび
上がらなかった。
■フランス・パリ警察署
ノラは被害者の蔵書がすごく興味深いことを語る。
「ルーミー」「ハーフェズ」「ガーザーリ」
イランの詩集だというニコラ。
ラファエルには何を意味するものか分からず
ニコラはスピリチュアル・・「スーフィズム」の
ものだという。被害者はイラン南部で羊飼いを
していたが5年前に出国しフランスに保護を求めて
いる。スーフィー信者だからなのか。
「スーフィズムはイスラム神秘主義」
「実践主義が教義に合わずイラン政府に迫害されて
いる」
※彼の身辺は?
彼は非の打ち所がない。みんな慎み深くて親切
だったと言っている。
※仕事は?
慈善活動だ。唯一の楽しみは週3回のプールに通う
こと。夢中でありスタッフは初めて来た日まで覚え
ているとのこと。
しかし50歳で水泳を始めたことが気にかかる。
山で羊を追っていた人が水泳パンツを履くか?とノラ。
彼に殺意を抱く人は居ないとも聞いたというニコラ。
彼の娘は外出していて話が聞けないし、亡くなった
ことも知らないかも知れないという。
※居場所は?
スーフィーの人たちのコミュニティで活動している。
■スーフィーのコミュニティ
赤いドレスを着て舞台上で踊るドニヤ・ムサビ
(Sofia Sena)と演出家のウムツ。ウムツはドニヤに
対して警察が話したいと言ってきていることを語る。
※あなたはイラン人なのに活動しているのはトルコ人
のコミュニティ。イラン人のスーフィーのコミュニ
ティは無いのか?
ドニヤはあることにはあるが【旋回舞踊】はない。
これは「神と一体化出来る大事な儀式」だという。
父とイランを出た後、トルコで何ヶ月も足止めされた。
そこでスーフィーの人に助けられた。
金も無く密航業者はいい加減だという。
※父親と最後に会ったのは何時か?
1周間前だというドニヤ。
アストリッドは死にましたとし、状況から見て他殺
であることを語る。
■法医学研究所 Médecin légiste
フルニエに現在までに判明していることを聞きに
いく。
・燃焼はしたが人体の内部からではない
・毒を盛られていた(多量のトロパン・アルカロイド
が検出される)
【感想】
ペルシャ語で警察に通報してきた男性が屋内で
焼死して発見される(9月25日)。
被害者はイランから5年前にフランスに亡命した
シャフリヤール。
被害者が所蔵する蔵書を見るとスーフィー信徒で
ありイスラム神秘主義(スーフィズム)である事から
イラン政府に迫害を受けていて亡命したことが
分かる。
遺体を見ると人体は焼けているが、その焼け方は
通常に火をつけたものとは違い、自然発火に近い
ものであることが分かる。
異国の物語で宗教観に関しても日本のものとは
かなり異なることも有って、気難しい印象を受ける。
殺された動機は何か。
どのようにして殺害されたのか。
被害者は非の打ち所が無いほどに人格者で誰一人
悪く言う人は居ない中、科学捜査と過去の経歴の
流れを追うことで次々と事実が明らかにされていく。
※現在アジアカップが行われており、それを優先
して見ているので、見直す時間など殆ど有りません。
間違えていたらすみません。読みにくいです。
■意外と多いケース
難民・亡命していることを考えれば、政治的理由や
宗教・民族の対立関係の中に危険が及んでいる
ことは必至なはず。
殺害されるに至る根本的な原因を知りたければ、
フランス内で起きたことよりも、寧ろ元の国籍の
有った国で亡命に至る流れを追うべきかも知れない。
また異国で生活する上で元同国で女性同士である
ならば協力し合って生きていると見るのが自然では
ないか。
●ペルシャ / イラン
イランというと漠然としたイメージしかないが、
イスラム圏であることかな。
スポーツ強国でも有って、力を入れているスポーツ
は必ずアジア上位圏に入ってくる。
そしてイスラム教として思い浮かぶのは、宗教・
慣習、民族・男尊女卑のイメージがどうしても強い。
イランはイスラム教徒の国で、シーア派、スンニ派
で分かれているが大勢派は9割の信徒を持つシーア派だ。
興味深いのは、世界のイスラム教徒の9割はスンニ派
であること。
違いは原理主義的か実践主義的か。
信仰する主も大きく変わってくる。
●サブタイトルは「千夜一夜物語」
私の中で「千夜一夜物語」の内容に関する認知不足は
常識の範囲(以下)ではあるが少しは分かる。
導入部くらいは目にしたり耳にしたり・・
詳しく知りたい方はググってくり。
その中で語られる個々の説話については、正直よく
知らないが固有名詞はファンタジー系の物語やゲーム
に接していれば、何処かで耳にしたことがある事
がある人が多いはずだ。
「千夜一夜物語」の中ではやはり男尊女卑的で有り
非道な物語に有って、今回はその中とは違って被害に
あった女性の無念を晴らすべくして悪行の限りを
尽くした男に復讐するような形として描かれる。
■捜査
●殺害方法
焼死したのは間違いない。
しかしそれまでの過程はどうだったのだろうか。
・体内から検出されたもの
被害者の体内から毒物が検出された。
多量のトロパン・アルカロイドが見つかる。
スコポラミンとヒヨスチアミンなどのことで
ベラドンナ(ナス科の多年草)に含まれる成分。
そこから抽出することも出来るが、入手のし易さ
を考慮すればシロバナヨウショチョウセンアサガオ
からも同等のものが抽出出来るとされるので、ここ
から出来たものだろう。これを飲むと幻覚作用が
起こるが、直接これが人を殺すものではない。
冒頭で被害者が騒いでいたのは誰かがこれを飲まして
幻覚を引き起こしたものだが、なぜそんな面倒な事
をして回りくどい殺し方をしたのか。
・シャツから検出されたもの
繊維の分析結果、「過マンガンカリウム」が検出。
単体で燃えることはないが「グリセロール」と
混ぜると化学反応を起こして、1時間後くらいに
発火するらしい。
「過マンガンカリウム」を入手した人のリストを
作るもイラン系の名前は一つも無い。
その中で購入した人物としてクロエ・デネケーの
名が浮上する。フィアンセをカゼミによって拷問・
殺害された。
・室内から見つかったもの
被害者宅を調べたものの「グリセロール」のみが
検出。
部屋からコーヒーの染みがついたシャツが見つかっ
た事から、何者かがシャツを着替えさせたと推察。
「チョウセンアサガオ」は被害者のティーカップに
入っていた。
また少しずつ事件解明に向かう中で、鍵から型取り
されたような粘土の跡が見つかる。
●登場するイラン女子
・マルジャン
被害者が頻繁に連絡していた女性。
彼女のオフィスには民族心理学者とあるが、カウン
セリングをしている。
捜査に協力はするが、患者のプライバシーは守ると
して話は殆ど聞けずじまい。
亡くなった人物がシャフリヤールではなく、バハラ
ームだと判明した。この事はカウンセリングをして
いた彼女ならば知っている筈。
バハラームという人物はとても難しい立場の人物で
正体を知られれば庇護を受けられなく鳴り、国に戻れ
ば民衆からのリンチされるか反逆罪で処刑される。
職業倫理を重視していたという彼女。
しかし彼女は医者ではなく民族心理学者。
刑法第226条の13・・・「守秘義務違反は適用され
ない」
「人は全てを吐露することで生まれ変われる人は
多い。バハラームもその一人。」
彼の心から怪物は居なくなったがその代わりにそこ
に居座ったのは罪悪感だった。過去の亡霊に取り
憑かれて怯えていたという。
「亡霊」「ジン」「イフリート」は罪悪感の化身と
して現れていた。
「トラウマの浄化と純化」
マルジャンは社会活動センターでボランティアをして
いて週に2回移民の心理面のサポートをしている。
・ジャスミン
8年前にフランスに来た女性。
出身はイランのタブリーズ。
配車タクシーのドライバーをしている。
車種はオペル・インシグニア、グランスポーツ
1.6ディーゼルかな。
被害者が焼けた当日に搭乗していて、ラファエルが
乗ってみる。するとコーヒーが出てくるサービス
っぷり。また車も洗ったばかりで小綺麗。
イラン時代のことを調べると彼女は弁護士をしている。
最後に手掛けた事件は死刑判決が確定した反体制派
の弁護。判決に反対した彼女は鞭打ち50回の刑。
執行人の名前が「バハラーム・カゼミ」
・ドニヤ
被害者だとされるシャフリヤールの娘。
父と共に亡命してきたとされる。
イラン人であるがトルコのコミュニティに入って
いる。
亡くなった人物がシャフリヤールではない事が判明
した後に話を聞きに行くと、彼は実の父親同然で
4年間彼女の身を守ってくれたバハラーム・カザミだ
と分かる。
シャフリヤールはバハラームの「贖罪」を信じて
おり、更にドニヤは「革命の守護者」と言っている。
5年前までバハラームは「革命防衛隊」に居て、
政府は反体制派によって殺されたと思われていたが
実際には脱走していた。
■閃きと努力の人・アストリッド
・現場に落ちていた便箋。
不可視インクで書かれたものだとして炙り出そうと
していたが、実際に可視化する方法は冷やして見える
ようにされていた。
「お前が流した血の代償を払わせる」(ペルシャ語)
被害者は過去何らかの加害者であったことを匂わせる
メッセージ。
「どうやら”ムッシュ完璧”の過去には汚点が有って
誰かがそれを思い出させたかった」
イランに居た当時のことを調べるが何も出ない。
「きっと周囲を欺いていたんだ。ジキル博士の影に
ハイドが隠れていたのかも」
・立ち入り禁止の資料室
アストリッドはニルスの面倒を一時的に見なければ
ならなくなる。
そこで資料室の中でもアストリッドが誰も入れない
部屋に入れることになった。
そこには事件捜査資料が分類して並べていたが
ニルスが色分けしたとして円形に資料を並べ替えて
しまう。アストリッドは涙ぐんでいたが、
「枠からはみ出した」ことで閃きを得た。
●過去の事件
被害者が海を渡ってきた当時の資料・調書が出てくる。
「地中海での移民を乗せたボートの遭難事故」
4年前の6月17日
救助をしたトロール船の乗組員と密航業者の共謀が
無かったかを警察は調べていたらしい。
この遭難事故に乗っていたのが被害者のシャフリヤール
と娘のドニヤが乗っている。
OFPRA (フランス難民及び無国籍者保護局)に行って
庇護希望者の名前や母国の政治状況に関する資料を
見るためのデータベースへのリンクを教えてもらい
アストリッドが調べる。
ボートで死んだ難民の一人はシャフリヤールで有った
ことがは判明。2018年でのこと。
・2022年8月9日、15時29分
カゼミは趣味のスポーツ施設 / プールに行く映像が
ある。
女性が彼の後に入り、10分程度で施設から出てくる
映像。ジャスミンかと思われたが、その映像は
マシード・ハタニだった。
8年前にバハラームによって父親を殺される。
■全員が犯人です
ジャスミン、マシード、クロエの三人。
・クロエがカリウムを入手
・マシードはプールにまで後をつけて合鍵を作る。
調剤助手の知識が有った彼女はシロバナヨウシュ
チョウセンアサガオの毒を扱う方法を理解していて
シャツに染み込ませてジャスミンに渡した。
そして自宅に忍び込んでお茶に毒を混入。
・トルコ文化センターに行く際に配車タクシーを
利用するがその際にはアプリを使う。
・タクシー運転手をしているジャスミンはカゼミに
コーヒーをこぼさせシャツを渡し、後にTシャツを
着替える際に2つのシャツが合わさるようにする。
更にここではカゼミの「習慣」が鍵になる。
シャツの下に必ずTシャツを着ることを知っていた人。
日曜日にトルコ文化センターに行き、帰りはアプリで
タクシーを呼ぶことを知っていた人。
マルジャンは社会活動センターでボランティアをして
いた。クロエ・ゲネリーは活動化として文化センター
に来ていた。
■社会を形成する倫理・宗教・慣習
今回の事件は宗教とか慣習とか教義だったりす
るのだけど、宗教に関わらず、心に負った傷を癒やす
ことは、加害者であっても被害者であっても難しい。
しかしいざそれを行動に起こすのは個々人で有り
後押しされる集団主義の抑圧感である。
日本は集団主義的だと言われるが、個人主義でも有り
集団を形成せずとも一人で暮らせるような基盤もあり
発言の自由も保証されている。
アラブ・ ムスリム社会もまた同様なものがあると思う
が、人の善悪は何をもってその境界線となるのか。
違う意見を持つだけで処罰の対象になる事もあれば
古くからの教義を反対することが出来ずにいる
象徴さ加減である。
ある国では正しいことをしているかに思われても
別の国にいけば違う正義感が有り、罪悪感も同様に
存在する。
民族心理学者のマルジャンは殺人教唆をしていた。
3年前に半年間の休業をしている。
休業の引き金はトラウマ。ある相談者が自殺した。
心の傷が深すぎて救えなかった事実。
マルジャンはひどい仕打ちを受けた三人をその気に
させて復習の炎に火をつけた、彼女自身はその着火
となっただけでその後は何もしていない。
原理主義を貫くものたちは変化を嫌う。
アストリッドでさえも価値観を変えて社会生活を
よくする努力をしている。
個人と社会の違いはあるが、せめて同じ国の人たち
は仲良くしてほしいものだ。
■その他
●透明インクの通信手段
「紀元前一世紀の古代ローマの博物学者の記述にも
ある古い手段。ペンの代わりにレモン汁でメッセージ
を書くと何も書いてないように見える。メッセージ
を読みたい時は手紙に熱を加える」
●火の精霊 「イフリート」
イフリートというと「ロードス島戦記」が真っ先に
思いつくな。
イランの民族信仰によるとイフリートは悪霊。
「コーラン」では預言者ムハンマドを焼き殺そうと
するし、「千夜一夜物語」では情け容赦無く描かれて
いる。
心理学的に見るとイフリートに取り憑かれていると
思っている人物は「罪悪感」を抱いているとされる。
精神分析に於いては「罪悪感」とは象徴的なもので
欲動と結びついているという。
●OFPRA (フランス難民及び無国籍者保護局)
移民たちの庇護申請を受け付けている組織。
通訳のテハン、申請の手続きの手伝い、証言の記録
などをしている。
「国境で夜になるのを待って走りましした。警備隊
に見つかり発泡された。予想外でした。鳥に襲われ
るシンドバッドのように・・」
●ラファエルの私生活
何と言っても今回は前回のラストでニコラとの間に
見せた異性交流から来るすれ違いの問題が挙げられ
る。
ラファエルはバーの店主と関係を持っていたし、
ニコラはアルチュールの妹との間でキスする光景が
有り互いにそれを目にしてしまった。
友達としても恋人としても同じ職場の人物としても
やりづらそうな印象が有るが、意外と捜査している
間に以前と変わりない関係のまま時が進んだように
見える。
また今回は月曜日がやってきたので、アストリッド
との食事のシーンが有るが、ラファエルのガサツさ
故に15日前に引っ越したものが全く整理されて
居ない。
レンジから料理を掴みだすのはなんと下着。
フォークや取り分ける皿もなし。
最後にニコラとの関係が復活しそうな感じの言葉
をかけられた。
「君は最高の刑事。人間らしく公平で真摯で
適度な距離も保てる。裁くのは俺たちでははなく
裁判所だ」
●アストリッドの私生活
アストリッドの母親アンヌ・ラングレはシーズン3
ではアストリッドが捜査に同行することが出来る
資格を得る為に通っていた警察学校の教官であり、
ラストでアルチュールから奪った銃を使って
憎むべき相手を殺害した女性で現在刑務所に服役中
の人(判決は最長30年の禁固刑)。母親が同じなの
かなと思っていたけど、今回のエピソードでニルス
とは異母兄弟で生物学的な繋がりしかないと語って
いた。
ニルス(7歳)と会うと彼の叔父さんが連れてくる。
叔父さんが用事のためと称して仕事中のアストリッド
の元にニルスを置いていき、更にはラストで彼は
アストリッドの部屋に許可もなく入ってきてしまう。
大人嫌いのニルスだけど自閉スペクトラム症で有り
正直さを持つアストリッドのことは大のお気に入り
となった様だ。
残念ながら今回はテツオの出番がない。
ニルスが私生活に割り込んで来たならばテツオとの
同棲も遠くなるのか。
【SOUNDTRACKS】
・
【出演】
アストリッド・ニールセン (Sara Mortensen) 犯罪資料局・文書係
ラファエル・コスタ (Lola Dewaere) 刑事・警視
ニコラ・ペラン (Benoît Michel) 刑事
カール・バシェール (Jean-Louis Garçon) 刑事・警視正
アンリ・フルニエ (Husky Kihal) 監察医
ノラ・モンスール (Sophia Yamna) 警部補・デジタル
*ジュリアン・フレデリック (Julien Frédéric) 鑑識課
*マティアス・フォレスト (Hubert Delattre) 検事
*テツオ・タナカ (Kengo Saito) タナカ商店
*アンヌ・ラングレ (Valérie Kaprisky) 警察学校・犯罪科学担当教官
*マチルド・ニールセン (Elisabeth Mortensen) 母
*テオ・コスタ (Timi-Joy Marbot) ラファエルの息子
ニルス・ラングレ (Handy Gedio) 7歳、アンヌの息子、アストリッドの異母弟
ウィリアム・トマ (Jean Benoit Souilh) 社会力向上クラブ
*マックス (Clément Lagouarde) 社会力向上クラブ
*アリス (Lizzy Brynn) 社会力向上クラブ、メガネ女性
*ブノワ (Clément Langlais) 社会力向上クラブ
シャルル (Philippe Chevallier) ニルスの叔父
マルジャン・ナジャフィ (Nassima Benchicou) 民族心理学者
(Mylène Tombolato) OFPRAの職員
ジャスミン・ファルハニ (Shady Nafar) 38歳、イラン人運転手
ドニヤ・ムサピ (Sofia Sena) シャフリヤールの娘
ジル (Laurent Lévy) 犯罪文書作成職員
シャフリヤール・ムサビ (Hossein Taheri) トニヤの父
マシード・ハタニ (Parissa Palavan) バハラームに父を殺された
クロエ・デネリー ()
バハラーム・カゼミ ()
コメント
[…] 私に降りかかる奇跡は、「千夜一夜物語」が最近 見た海外ドラマ「アストリッドとラファエル」S4の 2話「千夜一夜物語」でも取り上げられていることだ。 https://dramatimez.sakura.ne.jp/blog/?p=8330 […]