第1話 新天地 Separation Anxiety
監督/ 脚本/
【ストーリー】
聖歌を歌う一同。聖職者はドイツ語で聖杯に祈りを捧げ信者
たちにホスチアを配る。アーメンとして口にするキャリー。
教会の後ろの席に座ると心を落ち着かせる。
ヌーマン(Atheer Adel)は電車から降りてクラブ”キングジョージ”
へと向かう。中に入ると彼に対して時間を守れ、ここはドイツだ
と忠告の声がかかる。楽屋を通り抜けてコーズニック
(Sven Schelker)が待つ店の防犯室にやってくる。ヌーマンはお前
の父さんに遅いと言われたと語る。頼んで置いたものは出来たか
と問うと、コーズニックにUSBメモリを渡す。それをパソコンに
接続すると、そこにはアラビア語でイスラム教を皮肉る動画
アニメが入っていた。「不信心者から逃れよ」「ゲイの乱交パー
ティに集まれ」「男同士でぶっとぼう」「君を待っている」と。
ヌーマンたちは笑う。何処に投稿するか?というとコーズニック
は兵士勧誘サイトなのかと問う。安全な投稿法があるのだという
ヌーマンはアホったりが思い知れ!と。「サイバーカリフ」と
偉そうなに名乗るならパスワードくらい変えておけという。
二人はサイトにそれを掲載すると大笑いする。
しかしその二人はパソコンにアラート音が鳴ることに気がつく。
コーズニックは誰なのかと問うと分からないという。
一方CIAベルリン支局ではプログラマーのミルズ(Micah Hauptman)
に対して支局長のアリソン(Miranda Otto)は何者なのか?
と問う。「ゲイブクッドゥ」とは何か?。ミルズは
「ゲイブHクッドゥ(GabeH.coud)だとしドクーシュバックの
逆読み・・「クソったれ」だという。アリソンは聖戦士じゃない
わよねと語る。このハンドルならば違うだろうと。PINを打って
という。一方コーズニック側も相手が誰かを模索する中PINを
打てという。正体を探れというが、こっちの身もバレるという
ヌーマン。しかしコイツたちの侵入者だろうとし俺たちと同じだ
と。同類とは限らないという。向こうもPINだという。IPアドレス
はたどれない独自の体系だとすると何処かの政府機関だという。
下手したら尻尾を掴まれるというヌーマン。
CIAのミルズは相手はファイアウォールの外で様子を伺っている
という。発信元の特定は無理だとしproxyサーバーを経由して
隠している。ただドイツ国内だろうと。そんな中ミルズは侵入
してきていると語る。ヌーマンはこのファイアウォールには穴が
あることを見つけて力尽くで突破を試みる。後はパソコン次第だ
として店中のパソコンの防犯用のパソコンをハッキングの為に
利用する。コーズニックは辞めろとし父に殺されるぞと。
ミルズは攻撃されて侵入されたとし電源をすぐに切るんだと
みんなに告げる。相手も侵入先がCIAだということが判明して
ヤバイとするがファイル転送してデータを盗み出す。
キャリーは娘のフラニー(Luna Pfitzer)(Lotta Pfitzer)を
幼稚園に連れて行く。友達のJJやシェニーも居るわとして今日は
あなたの誕生日・・おめでとうと語る。
キャリーは娘を預けると職場であるデューリング財団へいく。
するとオットーの秘書(Chris Theisinger)からレバノン大使が
来ているという。
オットーはキャリーがオフィスにやってくるとジャミル大使
(Adnan Maral)に対してウチの警備責任車のキャリー・マシソン
だと語る。来週に来るはずではなかったのかと問うがオットー
は予定が変わったことを語る。
ジャミルはヨナス(Alexander Fehling)に対して私の弁護士になれ
よと語り帰って行く。オットーはレバノンに行くという。大使に
は3日後には発つと伝えたという。ヨナスはISIS(アイシス)が
ラッカで政府軍への攻撃を計画していて想定外の事態だという。
大量の難民が国境に押し寄せて大混乱しているので、難民キャンプ
に行くのだというオットー。キャリーと私、警備班も行くという。
キャリーは反対すると会議のお供とは違うのだという。彼らでは
交戦地帯で役に立たないと。装備もないというとまだ3日あるとい
うオットー。
■感想
取りあえずシーズン5がスタート。
既に日本のCSではシーズン6の放送が終わった状態なのかな。
シリーズ的に既にシーズン8の製作まで決まっているとか居ない
とか言って居るので、息の長いシリーズになりそうだけど、
正直な所、一度ブロディ家編が終わったら少しタイトルを変えて
仕切り直しをすれば良かったのではないかという感じもする。
今回の舞台は今の所ドイツで、教会やバーではドイツ語で飛び交う
流れがある。しかしドラマではイエメンの話が何度となく繰り
返し出ているようで、中東を舞台としたドラマからはこのシーズン
も離れられないのかな。
難民キャンプの話など随分とタイムリーな流れもあるし、
随分とリアル感を出す為に設定を考えて居るんだなと。
シーズン4の最終話で親を失う中、キャリーとしては娘のフラニー
を育てる為にドイツの土地を選んだのか。
随分と大きくなって幼稚園だか保育園に通う娘の光景。
あれだけお世話になったキャリーと姉との関係はどうなったんだ
っけか?
キャリーは同僚のヨナスと良い感じの関係があるようだ。
クインと結ばれて欲しいと思ったけど、やっぱり無理が有るのか。
■キャリー他、今の立場
キャリーはCIAを辞めてデューリング財団の警備主任を行っている。
レバノン大使のジャミルはキャリーを見たら急に帰ってしまった
けど、女の警備主任だとバカにする格好だったのか、それとも
キャリーという人物が中東で起こした情報が耳に入っているのか。
この財団はどちらかというとCIAとは反対的な立場で監視対象に
入っているのかな。
バージニア州CIA本部に居るのはダールとソール、そしてピーター。
ダールはシリアで起きている現状をみんなに生の声として伝えて
欲しいということで今回ピーターを現地から呼び出した格好
だったけど、今の所アメリカ軍は一貫して空爆で標的を叩き、
特殊部隊が地上戦で仕留めるという形を続けているという。
ピーターが関わったのは、アサド政権、アルヌスラ戦線、イスラム
国との戦い。それは止むことは一切無い。未だにアサドは
生きて居て、ISIL(アイシル)も増殖しシリアとの戦いは終わりの
ない状態。アメリカはこんな戦いの中にベトナム戦争を
見たりするのだろうか?
そもそもイスラム国は7世紀から戦略が一貫していて異教徒の
居ない世界を築くという怖い発想がある。
当面の戦いはカリフということになるのだろうか?
ソールは現在CIAヨーロッパ担当部長の座。
キャリーの作戦が成功していれば長官になれたんだっけ?
またキャリーが居るドイツにはCIAのベルリン支部が有る。
そこを仕切っているのはアリソン。
■問題発生
ドイツ連邦情報局にはシーズン4のバグダッドの時に随分助けて
もらっていなかったっけか。
そのドイツにあるCIAのベルリン支局ではハッカーの男性・ヌー
マンとコーズニックとのサイバー戦争になる。
たまたまサイバーカリフを共に監視して、反対的立場を取って
いたけど、そこで互いに衝突し合ってヌーマンが先にCIAの
施設へと潜入していく。そして機密文章を幾つもコピー(1361FILE)
されてしまい中には、CIAとドイツ国の間で交わした密約が有っ
たという。
ドイツが個人情報保護法の抜け道としてアメリカに監視を委託
していたという契約書。それが表に出ればドイツ政権も危ういし
CIAがドイツ国内が活動していることに良い顔をしない人も多そう
だ。
ローラはキャリーにその変の事情を探って欲しいという依頼を
する。キャリーはCIAを辞める代わりに機密アクセス権だけは
一応もらっている状態なのかな。ローラにその機密文章が送られて
きたが本物かどうかの確認が必要だということ。
■レバノン/シリアに行く本当の目的は?
レバノン大使、そしてオットー社長自らが国境に行く為に、
その脅威を取り除く為に色々と部族やら現地との調整が行う必要
があるようだ。現在の所敵対する武装組織はイスラエル国も
含めて1000以上有り、その中でも12の組織が突出していると語って
いた。
キャリーはアリソンなんかと面会してその辺の事情を探ろうと
するが残念ながら機密だとして言えるハズがないとされる。
一見すると財団は食糧不足などを補うために物資の輸送などを
行い助けるとしていて良い事をしているように見えるが、やはり
ただでそういうことをするハズも無いだろうしね。
その難民を支配しているビズボラのアル・アミンに接触する為
キャリーはイスラム教徒の尊子であるハファズの助けを経て
会う事に。マスクを被らされた時にはヤバイと思ったけど・・・
一度は断られたかと思ったら、結局護衛してもらえることにな
ったのか。
■クインはソールから指令
悲しいかな。この件ではCIAは関わっていないということにしなけ
ればならない。
その為にクインの存在時代もなく援護は期待出来ないというもの。
クインは孤軍奮闘することになるが、ハッカーを突き止めて
敵対するものたちを壊滅していけるのか。
■使用曲
・Downtown by Cazwell
・Homeland Theme by Sean Callery Feat. Chris Tedesco
・Enigma Variations: Variation IX (Adagio) Nimrod
Written by Edward Elgar
・2010 Istanbul by Eylem
■出演者
キャリー・マシソン …… デューリング財団
ピーター・クイン …… CIA職員
ソール・ベレンソン …… CIAヨーロッパ担当部長
ダール・アダル …… CIA職員
オットー・デューリング …… デューリング財団
アリソン・カー …… CIAベルリン支局
ヨナス・ホランド …… デューリング財団
ローラ・サットン …… デューリング財団
アストリッド …… ドイツ連邦情報局
ヌーマン …… ハッカー、クラブ”キングジョージ”ヒゲ
コーズニック …… ハッカー、クラブ”キングジョージ”
ミルズ …… CIAベルリン支局
ジョー・クロッカー …… 議員
フラニー・マシソン …… キャリーの娘
フラニー・マシソン …… キャリーの娘
アル・アミン …… ヒズボラの司令官
シーク・ハフィズ …… イスラム教徒・尊子
アドラー …… BND Officer / ドイツ
アブドラ …… イスラム教徒
ジャミル …… レバノン大使
アリ …… テロリスト
コメント
最近また更新されないので心配です。夏ですから 暑さに気を付けてくださいね、
squidさん、書き込み&ご心配おかけしてすみません。
今週は親戚が来て夏休みを実家で過ごして、ずーーーーっと姪っ子の面倒をみてました。
下の子がまだ生まれて間もないことも有り、上の子はもう遊びたくて仕方が無いようで、
叔父の自分がずっと面倒見る他なかったのでパソコンに触れることがホントに全く
出来ませんでした。
先週の水曜日の分から更新が停滞しているので徐々にアップしていきます。
しばらくお待ちください~