LAW & ORDER : クリミナル・インテント シーズン5 第7話 ねじれた愛情 後編 In the Wee Small Hours: Part 2

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第7話 ねじれた愛情 後編 In the Wee Small Hours: Part 2

脚本/Rene Balcer、Stephanie Sengupta
監督/Jean de Segonzac
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ニューヨークに修学旅行に来ていたベサニーが戻って来ないと
して捜査するが、捜査しているウチに別の失踪者もいることが
解る。会長と呼ばれる人物で、17歳の性の狩人。そしてギャレ
ット判事の息子だと解る。ティアナも行方不明になっている為
にテレビ局のアンカーのフェイスや刑事が彼女の母・ユーニス
に事情を聞きに行ったところ、白人ならば表舞台で黒人は隅っこ
に追いやられるとしてクレームをつける。その頃ギャレット家
では判事のハロルドは息子のイーサンたちに死体が出ず過去にも
事件は免許になったことがあるとし、死体が出ないと事件には
ならないという。しかしローガンとバレクはblogに書かれたシ
ナトラのメッセージから遺体がある場所を見つけそれがティアナ
だと解る。性交渉が有った形跡こそあるが、それが強制かどう
かは判断が付かなかった。ベサニーの母・リーアンはエリース
に対して、イーサンに自供するよう説得して欲しいとするが
息子は殺人犯ではないとして断られる。
そんな中、ゴーレンたちは殺人鬼のコニーと司法取引して、
留置所に同室になるイーサンと会話する内容を盗聴させて欲しい
事を告げ、殺しの話に繋がるようなことを引き出して欲しいと
告げる。
サイコたちの6時間の呟き・・・

ゴーレンは盗聴器に耳を傾ける中、死んだ犬の話をしていると
してエイムズやバレクたちに話す。そこでは死体を消すなんて
簡単にはいかないという話になっていた。イーサンは昔別荘
近くの塩沼地帯で飼っていた犬が消えたことがあり、3年後に
出てきたのはタッカーの首輪だけだったという。
更に死体が出なければ事件じゃないことを口にしていた。
エイムズはその話から塩沼のあるところに住んでいた経験が有り
遺体もそこにあるのではないかという。しかしバレクはバーク
シャー地方に塩沼はないという。会話の中で子供の頃の話をして
いた事を指摘すると、彼は子供の頃イーストハンプトンの別荘を
持っていた事を知る。
チャーリーらは現場で塩沼を人海戦術で調べる。
テレビ局も多数詰めかけていて、フェイスもまたいつでも遺体が
見つかった時の為に準備していた。
そんな中見つからないのではないかと思われたが、捜査隊のチャ
ーリーはリトルメリック池で見つけたと無線連絡してくる。
ベサニーの遺体が発見され、リーアンは涙する。エイムズと
ゴーレンも遺体を確認にいく。

エリザベスは検視すると、死因は窒息死だという。顔を塞がれた
痕が有るとのこと。体内からはコカインとエクスタシー、大量の
スコッチ、そしてコンドーム/シープスキンの防腐剤が検出され
たという。ティアナと同じだが、今回は膣と直腸にはラテックス
製のコンドームの潤滑剤が検出されたという。イーサンは調べる
際に俺がしていたゴム手袋を避けていたとゴーレンは語る。

エイムズとゴーレンは一連の事をディーキンスに報告する。
被害者から2種類のコンドームの痕跡があること。ゴーレンは
イーサンは拘留時に肛門検査を拒んでいること。ラテックスに
触れるとアレルギーを持っているのだという。またもう一人
現場にはいたのだと語る。

イーサンの取り巻きの一人・エリコットから木曜日の件で話
を聞く。イーサンは家にいたという。両親は留守だったこと。
イーサンとベサニーは二人きりではなかったという。ゴーレン
はblogの写真を見せると君とイーサンは戦利品を分かち遭うのが
好きなのだろう?と問う。エリコットはあの日両親はいつも
激しいケンカをしていたので僕は妹の面倒を見ていたのだと
いう。相手にしていたのはコールガールだという。
イーサンは父からの16歳のプレゼントだとして、その女性を
連れてきたことが有ったこと。しかもイーサンの父はその場に
いてパーティーの間中ずっと家に居たのだという。イーサンの
後に彼もサービスを受けていたという。イーサンは自慢をして
いたが、自分はどん引きしていたとのこと。

そんな取り調べ室の会話を聞いていたローガンは、俺の時はラジオ
しかもらわなかったぞと語る。父と子の連携プレイは他にもある
のかも知れないとし、判事の木曜日のアリバイを調べるのだと
語る。

9月22日(水)・刑事裁判所記者室
判事と関係を持っていると噂されている女性・シャーロットから
話を聞きにいくローガンとバレク。すると確かに木曜日に彼と
ホテルで飲んだが彼は昔の男だという。性欲さえ処理出来れば
満足というタイプで私は単なる穴でいることにウンザリしたの
で捨てたのだという。大きなテーブルクロスだったこと。彼を
立たせて発射寸前にストップして別れたという。

エリースから話を聞くと一時に帰宅したこと。
息子は二階の部屋で寝ている様だったとし、夫は芸術振興に
理解がなく同伴してくれなかったのだという。玄関ホールに
カバンが有ったので書斎にいるかと思ったが確認はしていない
という。翌朝私と息子は二人でバークシャーへ行ったという。

ゴーレンとエイムズは判事の書斎に見せてもらう。
そこにはレコード盤が有った。エリースの話では義理の父の
ものだという。ゴーレンはレコードの中にシナトラの
「At the Sands」がある事を知る。シナトラの曲を聴いて酒を
飲むのが好きだったのかと問うとその通りだというエリース。
それは会長の会長ねというエイムズ。

ローガンは彼は夜9時半に爆発寸前で捨てられたことを告げ
10時に帰宅していること。家には息子と半裸で酔った女性・
ベサニーがいたこと。イーサンとベサニーが関係している
際に判事も参加したのではないかという。しかしカーバーは
それでも誰が殺したのかは解らないという。夫人は判事の
姿を見ていないこと。しかしベサニーは強姦罪は適用される
だろうとのこと。ローガンは法律のプロが衝動的に人殺しを
するだろうかと語るとゴーレンは変質者で合同は短絡的な人物
だという。それは息子は同じことではないのか。しかしイーサン
の場合ティアナの時みたいに逃げるだけだろうと語る。二人
の犯行という可能性も有るが、取引して自供を聞き出すかと
問う。それならばイーサンの方が適当だろうという。ティアナの件
の自供テープが利用出来るという。

9月23日(木)・アーサー・ブランチ検事局長のオフィス
12月13日(月)・刑事裁判所第46公判
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修学旅行の為にニューヨークに来ていた少女のベサニーが失踪
したことで捜査が開始され、同じクラブでは他にも黒人の失踪者
がいることが解る。マスコミも白人のベサニーが失踪したことで
事件を取り上げ、皮肉にも黒人のティアナの遺体が発見された
ことで、その嫌疑がギャレット判事の息子のイーサンに向けられる。
ベサニーの遺体も探す必要が有り、凶悪犯であるコニーと取引
して拘留中のイーサンとの会話を監視・盗聴する。すると遺体は
イーサンか幼少期に別荘として持っていたイーストハンプトンに
ある塩沼地帯にあるであろうことを示唆された為に、人海戦術で
遺体を探すことになる。しかしそれでも誰が殺害したのかに関する
証拠は弱く、相手は判事の息子である為に、検事局では裏付け作業
を求めていく。

失踪連続殺人事件の後編。
イーサンが事件のことを知っていることは明らかなものが有る
中で、果たしてイーサンが直接関与している犯行なのか。それとも
共犯者がいるのではないかとして捜査は開始される。

なんと言ってもゴーレンの家族と、ゴーレンとエイムズの関係性に
触れたというところが一番興味深かった。

前者はこの一連の事件に於けるゴーレンの捜査に対する適正を
図る為に利用された感じだし、後者のコンビの関係性については
新たに台頭し始めたローガン&バレクに対する牽制的役割も果たして
いて、過去に問題があれども、それを乗り越えて今の強固な関係が
あることを示唆したのかも知れない。

裁判はその人の暗部も含めて、色々と暴かれてしまい為に傷つく事が
多いとされるけど、ギャレット元判事は責任への回避のために
刑事のウィークポイントをついて抜け道を探ろうとしていた。

ゴーレンの人間性とか、その養育・生育環境いうのを通して
彼のことが剥がされていく格好だったけど、ゴーレンにはカーメル
リッジという精神科施設に母・フランシスが今でも入院していて健在
のようで、死んだ父親のことを今でも恨んでいること。そして兄は
ギャンブル中毒者で助けようともしていないとすることで、ゴーレン
家の事情がさらりと語られた。

ゴーレン側の正気を失わせる為の行動だったみたいだけど、寧ろ
ゴーレンも相手のウィークポイントをついて、ギャレットのことを
慢性病だらけの年老いたピエロで、ヒザはボロボロで股間はヘルニア
だとして、普通の付き合いが出来ないので売春婦を雇うとしている
ことを語る。
更に若くて権力のあるイーサンに脅威を感じていたこと。
都合良く愛人としていた女性に振られていたということを利用した
格好で、皮肉にもその別れ方がゴーレンの主張を裏付けるものと
なっていたね。
男性で権力を持つ相手に対して、そういう所を否定されると途端に
血が上って話をしてしまうという辺りは、解らないでもないのだけど
明らかにゴーレンが怒ったフリして誘導しているだろうことは見て
取れた。”誘導”していることに関して、裁判では過去の事例を
上げて不当性を訴えていたけど、結局自分も誘導されてしまうという
マヌケさが有って笑えるところ。

塩沼に浸しておくと遺体は消えて無くなるものなのだろうか。
体中の水分が抜けだして、ミイラのような格好で残りそうな気が
するけど、少なくとも遺体に付着した証拠は汚染されて使えなく
なるような気がする。

それでも検死官はラテックスとシープスキンの防腐剤を検出して
いたし、コカインやエクスタシー、スコッチなどを検出していた。
イーサンが拘留時に肛門検査を拒んでいたということは、今でも
尚、父親からはそういった虐待を受けて居たということなの
だろうか。
今回はかなり表現としても際どいものが多くて、困るものも有ったな。

犯人側には「会長の会長」が出てきました。
検事局側にも「会長の会長」としてまさかのアーサー・ブランチ検事
局長の登場。クリミナルインテントでは唯一このエピソードだけ
に登場していた。このエピの放送が2005年11月6日。
当時は本家の「LAW & ORDER」も同時に放送しているので、本家の
放送ではちょうどシーズン16の6話と7話を放送していた辺りだ。
選挙選のある年の一大事だとしてアーサーは逮捕令状を破り捨てるか
と思えば、現職の判事を殺人罪で逮捕するならば検事局長の令状が
一番効果的と称して、「善行は目立つようにやらんと」と呟いて
いた。
アーサーからカーバーは君は次期支局長候補だとしていたけど、
管理職は向いていないとして断る姿。

ローガンは判事が衝動的に人を殺すかどうかで疑問符を投げかけて
いた。ゴーレンは変質者だし行動が短絡的なので可能性があること
を示唆していたように思う。結果としてはローガンの方が正しい
見解を見せていた。

ローガンは黒人がまた白人の有罪の確定に利用されることに嫌悪感
を示していた。ティアナの母に絶対に犯人を捕まえると約束して
いたのもローガンだしね。

取り調べによる駆け引きでは、イーサンに司法取引を持ちかけて、
父親の関与を語らせていた。「裏切りものめ!イアーゴめ」と立ち去る
ギャレット。そんなギャレットは自己弁護すると語っていたけど、
結局強姦罪が立証された後には弁護士資格も失い、弁護人がついて
いた。

エイムズも証言に立つ。
過去にゴーレンの件で、手紙を書いていたことが暴露されて、
二人の関係にひびが入るのではないかとする懸念も有る。
手紙の内容には5年前に上官に書いたもので、パートナー交代
の希望の要請書だった。
「ゴーレン刑事は非社交的な奇人である。激しく奇抜な尋問スタイル
に接し、彼の判断と精神状態に疑問を感じる。」

カーバーがこれまでの恩返しとばかりに再尋問の要請をして、撤回
した理由を語られていた。
「ゴーレン刑事は独創的で徐々に良さが解るタイプです。」
「彼の行動は人間心理の深い洞察に基づいている」
「今は彼を道徳的な人間で有能な警官だと心から思っている。」

俺は徐々に味が出るんだろうとして当時撤回していたことが
結果的には関係をつなぎ止めた。ただこれまでゴーレンの捜査を
見ても着眼点は独特だけど、尋問スタイルに変な行動というのも
なかった感じはするね。

結果的に証言に於いてイーサンが言い間違いしたことがきっかけ
で、土地勘があるかどうか、遺体を一人で運べるか否か、などが
検証され、母親が関与していることが判明する。
父親が息子に愛情を持たない性格を知りつつ、生んでしまったこと
への罪悪感。金も権力も有るのに悲しい人たちの話だったね。

そういえば、「グッド・ワイフ」でS4からS6にかけてレギュラー
で出演するロビン役のJess Weixlerが何処に出ているんだ?って
感じだったけど、どうやらカーバーの助手として法廷に立ってた
ようだ。どこに居るのかまるで解らなかったぞ(笑)

■検索用キーワード

ロバート・ゴーレン (Vincent D’Onofrio) 天才刑事
アレクサンドラ・エイムズ (Kathryn Erbe) ゴーレンの右腕
ジェームズ・ディーキンス (Jamey Sheridan) 警部
ロン・カーバー (Courtney B. Vance) 検事
エリザベス・ロジャース (Leslie Hendrix) 検視局
マイク・ローガン (Chris Noth) 刑事
キャロリン・バレク (Annabella Sciorra) ローガンの相棒刑事
— (Steven Zirnkilton) Opening Announcer (voice)

ハロルド・ギャレット (Colm Meaney) 判事
イーサン・ギャレット (Matt O’Leary) 高校生17歳、ハロルドの息子
エリース・ギャレット (Lucinda Jenney) ハロルドの妻
フェイス・ヤンシー (Geneva Carr) テレビアンカー”整形女”と
リーアン・ランデン (Kathleen McNenny) ベサニーの母
ベサニー・ランデン (Naomi Aborn) 高校生、行方不明に・・
クレバーランド (Gerry Becker) 弁護士
ユーニス・ピーターソン (Oni Faida Lampley) ティアナの母
アーサー・ブランチ (Fred Dalton Thompson) 地方検事
エイミー・バックリー (Jess Weixler) カーバーの助手
シャーロット・キッペス (Colleen Clinton) 刑事裁判所職員
アレキシス・キッペス (Phoebe Strole) ベサニーの友人
ジョーダン・フェーンホルツ (Shana Dowdeswell) ベサニーの友人
スチュワート・エリコット (Harry Zittel) リバティー私立校生徒”サミー”
ジャスパー・リドリー (Carl Capotorto) カーメルリッジに会いに来る
ミリアム・ガードナー (Irene Glezos) 判事
ローランド (Sean Grennan) 捜査官
パディ・キャロル (John Knox) Lt
マックス・ゴールドウィン (George McDaniel) イーサンの弁護士
— (Anne Kanengeiser) Court Reporter
— (Candice McKoy) Receptionist
チャーリー (Michael McCartney) 捜査官
— (James Lloyd Reynolds) First TV Reporter
— (Kate Williams Stone) Second TV Reporter
デビッド・ラングドン (Joseph Adams)
— (Paula Rittie) CSI捜査官

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