第6話 ねじれた愛情 前編 In the Wee Small Hours: Part 1
脚本／Rene Balcer、Stephanie Sengupta
監督／Jean de Segonzac
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マンハッタンに修学旅行に来ていた高校生たち。
クラブで踊った後、外で着替えをする3人の生徒たち。
引率の教師の一人、マット・ヌーハウザー先生は生徒たちが
ホテルから抜け出さないかどうかを監視していた。
ティムとジェシーに対して3時間前に消灯時間が過ぎているので
早く部屋に戻れというが、三人の女性、ベサニー、アレキシス
ジョーダンが戻ってくる。生理なのでアイスが食べたくなった
ので買いに行ったと嘘を付くと、教師も呆れつつ早く部屋に戻れ
と語る。
この日高校生たちはリンカーンセンターやニューヨークの公立
図書館を回る。教師はロビーにあるシャガールの2枚の絵の
壁画は1966年作、”音楽の泉”、”音楽の勝利”だとし、公立図書館
は世界5大図書館の一つなんだと説明する。1911年竣工式は5月23日。
タフト大統領による落成式が逢ったと語る。
そんな間にもベサニーは携帯電話でメールを受け取って居た。
「いいケツをしている」そしてベサニーはメールの指示から
ライオンの像に置いて有る封筒からプレゼントだとするチェーン
のネックレスのようなものを手にする。教師のマットはベサニー
に対して携帯は弄るなとして度々注意していた。
“レーザータグアリーナ”で生徒たちは体感ゲームで楽しむ。
一時間後にホテルに戻って荷造りをするよう教師は生徒に告げ、
明朝空港行きのバスは6時15分に出発すると語る。
翌日ベサニーが居ないというアレキシスとジョーダンはベサニー
は夕べから部屋に戻ってきていない事を語る。
また調べると二人の生徒、ティム・ステントンとジェシー・ミル
トンも居なくなっていた。
ゴーレンとエイムズも居なくなった生徒を捜すために現場に
いく。ミラン刑事に居なくなった3人の生徒の写真はあるのか
尋ねるとデモインから親たちが向かっているので持って来て
くれるという。ベサニーの基本情報としてとても優秀な生徒
で成績はオールAで動物好き、先日16歳の誕生日を迎えたのだ
という。
ベサニーの二人の親友・アレキシスとジョーダンから話を聞く。
レーザータグの外で待っていたがベサニーに会えなかったこと。
居なくなったティムとジェシーと出かけたのではないかと
するが、彼らとは親しくなかった事を語る。携帯は留守電になっ
ているとのこと。ゴーレンは自分の電話を取りだし掛けてみて
欲しいと頼むと、近くから彼女の着信音が鳴る。
マット教師のバッグに電話が入っていた。マットは遊技場に入る
前に取り上げたことを説明する。
携帯のメールには8件の謎のメッセージが入っていた。
「もっとセクシーになりたくないか?」「ライオンの前で驚く
贈り物を」と書かれていた。見方によっては少年たちの恨みに
も見えるという。
レーザータグの店主から話を聞くと3体分の装備が無くなって
いるという。出口は一カ所、備品室には鍵を掛けているとする
が鍵は開いていて、3つの装備がそこには置かれていた。
しかしSサイズのベサニーのものだと思われる装備がボロボロ
にされていた。
警察署には居なくなったそれぞれの両親が来ていた。
ティムは家出はしないという。ゴーレンはこの町に親戚関係者
はいるか尋ねるとティムもジェシーも初めての町だという。
ティムの親は月曜日に会話したのが最後だという。ベサニー
の母は水曜日の23時頃話をした事を告げ、ホテルの隣でアイス
を買ったのでタイムズスクエアの夜景を見ながら食べていると
言っていたとのこと。ティムとジェシーのことには一切触れて
いなかったとし、何か有れば隠し事はないので話しているハズ
だという。
ローガンとバレクは男子生徒の荷物を調べていた。
母親はパンツの替えを持たせないのかと呟く中、Lサイズの
ボクサーとMサイズのブリーフが一緒に入っていることを知る。
同じ部屋に泊まっていたA.Jから話を聞くゴーレンとエイムズ。
嘘をつくと共犯者になると脅すと、今朝ティムは公衆電話から
電話してきた事を告げ、ホテルに戻る時間が無いので荷物を
詰めろと言われ荷物を運んだのは自分だという。空港で待ち合
わせるハズだったと。
そんな中、ティムとジェシーを空港で発見したとの連絡が入る。
二人に話しを聞くと、レーザータグを出たら二人組の男に
連れて行かれバンに乗せられたという。サイフと携帯を取られて
ブラウンズビルに置き去りにされたとのこと。
しかしゴーレンは備品室には君たちの装備品が有ったとことを
指摘する。ジェシーが二人に声を掛けられたとし、良いマリフ
ァナがあると言われたのだという。なのにブラウンズビルで
置いてきぼりにされ死ぬかと思ったとのこと。ベサニーとは
一緒ではないのかとするが、あんなうぬぼれやと遊ぶことはない
と語る。エイムズは打ち解けようとしてメール交換をしていた
のではないか?とするが、彼女は優等生の振りして無断外出を
していたとし、夜中の2時にアイスを持って戻って来たという。
水曜日の夜でアイスは溶けていたとのことだった。
ホテルの隣で買ったのであれば溶けるはずはないというゴーレン。
アレキシスとジョーダンに改めて話を聞くと、実はクラブに
行っていたのだという。ベサニーはそこで男性と遭っていた
とのこと。昔風のスーツを着たイケメンだったという。途中で
ベサニーは口を押さえていたとのこと。後で聞いたら唇を
噛まれていたという。昨日の夕食の際にプレゼントをもらった
として見せてもらったが彼女はネックレスだとしていたが、
実際にはクリップの付いた鎖で、乳首を挟むヤツだという。
夕食前にスケジュールを見ると公立図書館に行っていることから
メールに有ったライオンとはそこの前にある像のことだと語る。
テレビではベサニーが行方不明だとして、有名なニュースアン
カーのフェイス・ヤンシーが事件を取り上げていた。
アイオワの16歳の少年が旅先で友人を殺すか?という疑問に
対してヤンシーは寧ろ妖しいのは教師のマット(43歳)・独身
だと語る。彼女の携帯も持っていたのだと。
クラブで見かけたとされる青年の似顔絵を作成。
背は中くらいで年齢は17歳から20歳。女の唇を噛み、SMグッズ
を贈り、下品で挑発的なメールを送る人物だという。
不良少年かワルを演じている男だとバレク。
赤いバーのある地下の店だと言っているが何処のことなのか
とエイムズ。ハリソン通りに有るショック&オウだというバレク
はそこに知り合いのDJがいると語る。
クラブで聞き込みする中で、友達のスージーが二週間前にナンパ
されて唇を噛まれたことがあったという。
更にローガンはクラブに張り出されている失踪者を探している
というボスターを目にする。そこにはティアナ・ピーターソン
が二ヶ月前に失踪している事が分かる。
9月7日(火)・ユーニス・ピーターソン家
9月8日(水)・ストイフェサント高校
9月10日(金)・リバティー私立高校
9月10日(金)・ガンズボート通りの画廊
9月14日(火)・ハロルド・ギャレット家
9月14日(火)・グリーンヘイブン矯正施設
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修学旅行でオハイオからニューヨークにやってきた学生3人が
居なくなる。
女性はベサニー、男性はティムとジェシーだか、両者の間には
わだかまりが有り、失踪事件に何らかの関係が有るのではない
かして捜査を開始する。しかし男性二人はすぐに見つかり、
ドラッグを試そうとして誘われた際に、黒人に連れ去られて
サイフと携帯が盗まれていた事が分かる。
ベサニーの流れとは関係がないことが分かり、改めて捜査を
開始する。ベサニーの携帯を引率の教師・マットが持っていた
ことで、マスコミは無責任にも容疑は教師ではないかとして
報道。しかし彼女が受け取っていたメールの流れと当日の
足取りから、彼女と一緒にクラブに居たのは年齢17歳から20歳
の白人男性で女性の唇を噛み、SMグッズを贈り、下品で挑発的
なメールを送る人物だということが分かる。聞き込みをした
結果同様の被害を受けた女性がいること。そのウチ、同じクラブ
で2ヶ月前には失踪した黒人女性のティアナという人物がいるこ
とを知る。
このドラマにして初めてのゴーレンサイドとローガンサイドの
流れが融合した流れだった。シーズン5から導入されたシステム
だけど、早くも両者を同じフレーム内で活躍させるとは思わなか
った。
一番気になったのは、ローガンが「髪切った?」(c)タモリって
ことかも(笑)
相変わらず前回の流れを汲んで、差別問題を取り上げている所が
有り、黒人の捜査には消極的で白人の事件にはマスコミ各社が
総力を挙げて報道するという流れがある。それは警察もまた
然りといったところが有るようだ。
ディークス自身、刑事局長からベサニーの捜査に集中しろという
指令が出たことも有るし、今回のそんな意図を象徴する人物として
アンカーの女性・フェイス・ヤンシーを登場させた。彼女は無責任
な発言も多く、テレビでの取り上げ方も偏向的姿が有るけど、
被害者の母親・ユーニスから指摘されてようやくマスコミとしての
本分を取り戻したのか、
容疑が判事の息子・イーサンだということを知った際には、
母親たちを登場させて判事の息子に情報提供を呼びかけるという
流れを演出する。
ドラマとして興味深いのは、ゴーレン&エイムズ、ローガン&バレク
という構図だけでなく、ゴーレン&ローガン、エイムズ&バレク
という組み合わせでの捜査が有ったこと。
ゴーレン&エイムズ、ローガン&バレクという構図の際には、ちょっと
したライバル心も有り、先にローガンサイドが動き出した流れを
エイムズが敏感に察知する姿が有ったし、
ゴーレン&ローガンが捜査に向かうという際には、エイムズが
自販機の栄養補助食にかじりつきながら、「オーシャンズ2」と
表現して二人を送り出していた。益々エイムズさんが母親では
なく男っぽくなっていく(笑)
事件は今時の内容っぽく、blogを使った事件捜査の流れとメール
を使った捜査の流れが有る。
最近エイムズさんは相手のセリフの言葉尻を引用することが多く
「無謀で不適切なメールを見られたの?」と繰り返し引用して
発言するシーンも有る。
blogを使って連続殺人犯の如く戦利品を掲示しているという
犯人像。blogやメールに綴られるその表現を見て犯人はフランク・
シナトラファンだとして見破っていたけど、シナトラファンには
興味深い言葉遊びが含まれていたのかな。
正直世代ではないので、その辺のシナトラを象徴するような
セリフや場所が語られても何のことか分からなかった。
バランス的に見るとローガンとバレクの方が意外と今回の流れ
では鋭い視線を投げかけていた感じにも思える。
クラブの名称を当てたのもバレクだったし、シナトラの知識では
ローガンの方がゴーレンよりも深い感じがした。
ゴーレン&ローガンが捕まえてきたイーサンを取り調べる際には
ゴーレンが主導し、シナトラは50年代には孤独で傷ついた男の
歌が多いことを指摘し、その心情はイーサンにも該当するのではない
かとして動揺を誘っていたし、ローガンはコーラの缶を無言で持ち去り
DNAに回すというお約束のシーンを演出。
カーバーの元にはイーサンの父・ギャレット判事が現れたので
カーバーとしてもやりづらいところが有ったのだろうか。
カーバーは「LA W&ORDER」のメイン検事であるアーサー地方検事に
電話してイーサンの処遇を巡って頼もうとしているところが有った。
人種差別かと思えばドラマでは判事が関わってくることでの
特権階級としての人種差別的事態に発展。
犯人は性交リストを作成して一つずつチェックをして達成感を
得ているのか。
判事の息子のイーサンが犯人だとされているけど、どう考えても
裏で手を引いているのは父親の方に見える。やり方とか考え方は
どうしても17歳の青年が考えそうではないし、テレビでイーサン
に容疑が掛かっていることを指摘された際には、判事の父親は
息子に対して遺体が見つからなければ事件にはならないことを
言って聞かせていた。
父親と思わせて案外母親が関わっている・・とも思うけど、
それではちょっと変化球が過ぎるか。
取りあえず遺体が発見されたのと、被害者の膣内から陰毛(DNA)と
コンドームに付着する防止剤が見つかったのでイーサンの嫌疑
は間違いないけど、カーバーが語る様に、証拠が足りないのも
確かだった。
殺人鬼のコニーを使って自供を引き出そうとする。
コニーはS3-8に逮捕した犯人だ。
何処まで証拠として利用出来るか分からないけど、マスコミに
リークして後押ししていく流れを通して上手いこと判事に対する
容疑を追求していくのかな。
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ロバート・ゴーレン (Vincent D’Onofrio) 天才刑事
アレクサンドラ・エイムズ (Kathryn Erbe) ゴーレンの右腕
ジェームズ・ディーキンス (Jamey Sheridan) 警部
ロン・カーバー (Courtney B. Vance) 検事
エリザベス・ロジャース (Leslie Hendrix) 検視局
マイク・ローガン (Chris Noth) 刑事
キャロリン・バレク (Annabella Sciorra) ローガンの相棒刑事
— (Steven Zirnkilton) Opening Announcer (voice)
ハロルド・ギャレット (Colm Meaney) 判事
イーサン・ギャレット (Matt O’Leary) 高校生17歳、ハロルドの息子
エリース・ギャレット (Lucinda Jenney) ハロルドの妻
フェイス・ヤンシー (Geneva Carr) テレビアンカー”整形女”と
リーアン・ランデン (Kathleen McNenny) ベサニーの母
ベサニー・ランデン (Naomi Aborn) 高校生、行方不明に・・
ティム・ステントン (Jake Weary) 居なくなった男子生徒
デュアン・ステントン (Patrick Frederic) ティムの父
スー・ステントン (Lindsay Brice) ティムの母
コンロイ・スミス (Billy Lush) “コニー”、殺人鬼
ユーニス・ピーターソン (Oni Faida Lampley) ティアナの母
マット・ヌーハウザー (Jordan Lage) 43歳独身教師
アレキシス・キッペス (Phoebe Strole) ベサニーの友人
ジョーダン・フェーンホルツ (Shana Dowdeswell) ベサニーの友人
ジェシー・ミルトン (Henry Glovinsky) 居なくなった男子生徒
ジム・ミルトン (Brian Keane) ジェシーの父
スチュワート・エリコット (Harry Zittel) リバティー私立校生徒”サミー”
ダーウィン・モンデイル (Jeff Ward) リバティー私立校生徒 “ディーノ”
Mrs.リンドストロム (Shannon Koob)
スージー・アームストロング (Alexandra Daddario) ナンパされたが助かる
Mr.アームストロング (Robert Prescott) スージーの父
デビッド・ラングドン (Joseph Adams)
マック・ミラン (Kevin Mambo) 刑事
マーティン (Jon Norman Schneider) ストイフェサイト高校、ティアナ友
ナイキーマ (Carolyn Ratteray) ストイフェサイト高校、ティアナ友
A.J. (Ryan Postal) ティムとジェシーの使いっぱ
ナンシー (Portia Reiners)
ランス・デービス (Frank Sallo)
ラスティ・ジョーンズ (Ray Garvey)
ドーン (Brooke Sunny Moriber)
ミンディ (Rebekka Johnson)
— (Craig Alan Edwards) 航空警察
— (Colleen Broomall) The Teenage Clubgoer
— (Stacy Asencio Sutphen) Forensic Detective
— (Paula Rittie) CSI
— (Ric Sechrest) パークレンジャー
— (Stewart Summers) 捜査官