ダウントン・アビー ~貴族とメイドと相続人~ Downton Abbey シーズン2 第7話 奇跡 Episode #2.7

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第7話 奇跡 Episode #2.7

監督/James Strong 脚本/Julian Fellowes
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戦地で負傷を追ったマシューは車椅子での生活を余儀なくされ
メアリーは看病する。2人の関係に苛立ちを覚えるリチャード
はコーラに対してメアリーに子を持って欲しいのであれば、
ラビニアを呼び寄せてマシューの世話をさせるべきではないか
と告げる。ラビニアは例えマシューの足が動かなくとも世話した
いとして訴える。タイタニック号で沈没して亡くなったとされ
るパトリックが伯爵家の相続人を名乗る負傷兵として突然現れる。
メアリーは偽物に決まっていると突き放す。イーディスもまた
パトリックに対して確証が欲しいとして、今は待つしか無いと
するが、証拠を探す中でパトリックは居なくなってしまう。
離婚の話合いから戻って来たベイツは最悪な事態になったと
して深刻そうな顔で戻ってくる。妻・ヴェラが亡くなったという
ものだった。そんな中戦争は終わる。車椅子のマシューも含めて
戦争が終わったことを全スタッフで大広間で祝杯を挙げる中、
マシューは一瞬だけ足の感覚が戻った気がした。
*****

1919年。
イーディスはダウントンハウスから最後の荷物が運び出される
姿を見送る。戦争時に臨時として城が将校の療養所として機能
していたのである。ヒューズはこれで応接間は元の状態になった
ことを語る。
一方ロバートは村に行きトラビスと話をしてくると語る。
コーラはリチャードが来ると言うが、夕食までには戻るとして
告げる。ベイツの件はどうするのかと問われ、ヴェラが自殺を
したのは悲しいが、解雇の理由になるとは思わないと語る。
やっと終わったのだというが、コーラはまだマシューがいること
を告げそろそろ帰ってもらっても良いのではないかという。
ロバートはその発言に耳を疑うが、コーラとしてはマシューには
自立して欲しいのだという。メアリーにも自分の人生があると
告げると、ロバートはメアリーとマシューの間に何かあるのかと
問う。ロバートは結婚させることでメアリーが守れると思うことは
場掛けで居ることだと語る。

ラビニアはマシューの車椅子を引いて散歩に行こうと語る。
カーソンは下僕が戻るのを待つばかりだという。リチャードならば
幾らでも雇うだろうが・・と。
ジェーンは城に食料を運ぶ途中リンゴを落としてしまい。それを
見かけたロバートが声を掛けて手伝う。息子のフレディは元気か
と問うとリポンの学校に推薦状を書いたと語る。亡くなった夫が
恋しいか?と問われるとジェーンは私は息子がいる分だけ幸せな
法だという。ロバートはこの村でも30人が亡くなった事を告げ、
エルコット家では息子が4人中3人を失い、カーター夫人の一人
息子も終戦一ヶ月前に亡くなった事を語る。ウィリアムにして
もマシューにしても重傷であること。一体何の為の戦争だったの
かとロバートは呟く。

リチャードがやってきた為にロバートは出迎える。
「新世界へようこそ」とロバートは声を掛ける。戦争が終わり
人々はホッとするが、その次はガッカリするものだという。

一方パットナムは城が療養所ではなくなったことに関して、
この方が仕事がやりやすい事を告げ、食料なんてみんなの食材
を集めるのは大変だという。神様は弱いものに味方したのだろう
と。デイジーはトーマスに対して下僕を辞めた今、どうするのか?
と問うがお前に関係無いという。オブライエンもトーマスのこと
を気に書けて声を掛けると、ビジネスを始めるという。闇市
なんて大丈夫なのかと問うと、売人を見つけたとし、金を払えば
物資は手に入るという。そしてそれを収めておく小屋も用意して
いること。次は商売用の車を手に入れるとし、世の中は食糧難
なのでこの商売はうまくいくという。警察の監視も戦争後のこと
なので弱いこと。十分に稼いだ後に適当なところで真っ当な仕事
に戻るという。その頃には大金持ちだろうと。

銅鑼の音が鳴る。
バイオレットが来る音だった。ロバートは略式の礼服を着るべき
なのかとしてベイツと話す。ベイツに対して奥さんの件で進展は
有ったのかを尋ねる。自殺の理由はわからないこと。衝動的だろう
というベイツだが、ロバートはそれならば毒を買っておくものだ
ろうかと告げる。

リチャードはアンナが見かけると声を掛け部屋に来てもらう。
彼女に頼みがあるという。君はメアリーや妹たちの世話係だろう
とし、給料に見合った仕事なのかと問う。私ならばもっと高い金
を払えるという。新居で働けという件ならば私には婚約者の
ベイツがここの従者なので無理だという。しかしリチャードは
その件ではなく私はメアリーを幸せにしたいとし、彼女のことを
今よりも知りたいという。ここには妙な仕来りのせいで結婚式
前はなかなか二人きりの時間を持てず困っている事を告げ、
彼女が今何に興味が有るのか、何処へ行き、誰と逢って何を話して
いるのか報告して欲しいという。そんな時間はないとして断ると、
リチャードはメアリーには黙っていて欲しいと頼む。

バイオレットがやってくると、一同集まる。
ロバートは略式礼服を着るか迷ったというが、バイオレットは
貴族としての礼儀を忘れたロバートにガウンやパジャマでくれば
良いのではないかとチクリ。イザベラは活発に動くのであれば
最新の服に限るという。
シビルはバイオレットに対してまた元の生活に戻りたいのかと
問うと、当然だという。ロバートはどう思っている野か。戦争
前のように自分の人生が価値あるものだと思いたいと語る。
メアリーは現在パリでは女性が男性のような髪型をしているようだ
と語る。リチャードはメアリーには女らしくして欲しいと語る。
そんな中ブライアント少佐の両親が手紙で金曜日にヨークシャーに
来るのでここに立ち寄りたいことを話しているとしてコーラは語る。
息子と最後に逢ったのがここなのだという。ここに来れば少佐を
知っている人に会えるとし、留まるのはランチの時だけだという。
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戦争が終わりまた元のダウントンハウスの姿や町並みに戻りつつ
ある中、戦争の後遺症は至るところで現れていた。
戦死したものと残された家族。そしてマシューなどに見る戦争に
よって傷ついたものたち。ダウントンハウスのものたちは
そんな痕跡を今すぐにでも取り除こうとして、療養所を廃止して
また古き良き時代の静寂と優雅な時を求めて行動する。
しかしこれまでせわしく動き回っていたものたちにとって、長椅子
に座ってドレスに着飾るばかりの生活が必ずしも求めるものとは
違うということに気が付き、何か人の為に行動を取りたいとして
意識の変化を感じさせていく。

ドラマは1年進み1919年が舞台。
戦争後の身の割り振りに関してどうするのかということを
問われる流れが有り、変わろうとしているものと変わりたくないと
思うもの、変わりざるを得ないものたちの間で色々とドラマが
動いていく。
ドラマとしてはそれぞれ人たちの立場や状況、そしてその人となりの
意識の変化というものに着目すべき流れが有る。

戦争によって変わってしまったけれど、「元通りにしたい」と思う
流れは幾つも有る。
バイオレットは生活の形態そのものを元通りにしたい人物で、貴族
としての地位や生活に固執したいであろう思惑が存在する。

マシューが元通りにしたいと考えるのは脊椎損傷による下半身不随の
状態から元通りの歩ける生活になることだった。
メアリーとの関係性以上にそんな現状からの打破を求めているけど、
歩けるようになればまた別の欲求が生まれてきてしまうのか。
バイオレットが虎視眈々として、自分の為、孫のためにメアリーや
マシューの幸せの為に画策しようと近づいて来る。
マシューとラビニアの結婚を目の前にして、本当にこれで良いのか
どうかを問いかけて、またまた心の奥底に閉じ込めていた感情を
呼び起こそうとしているバイオレットの罪な一面が有るし、バイオ
レットが語るように偽りつつ結婚生活を送ってもいいのかどうかを
投げかけてくる。
権力を持つものでも恋路だけはなかなか上手いこと行かないという
辺りは、同情すべきものが有るし、地位が邪魔して自由に恋愛が
出来ないとする辺りの窮屈さを感じるところ。まぁこの流れは寧ろ
三女のシビルに当てはまるところかも知れないけどね。

リチャードの嫉妬心や支配力からやってくる彼の中の人間性も見え
隠れし始めた。元々きな臭い人物だったし、庶民故のちょっぴり
下劣な方法で人を操ろうとする流れがあるけど、貴族のバイオレット
も結局は自分の都合によって人を動かそうとしているので、
どっちもどっちなのか。ただリチャードは敵に回したくない事情が
多すぎるのが困ったところだよね。

「結婚は長く続くお勤めよ。私たちのようなものは途中で抜け出せ
ない。この先、40年から50年をどちらかの女性と過ごす事になるの。
よく考えて正しい方を選ぶことよ。」
またしても愛のタネに水を与えたバイオレット。
一番苦しい時に献身的に尽くしてくれたラビニアを捨てることが
出来るのか。ラビニアがかつて「マシューと結婚出来なければ死ぬ」
と語っていたセリフがなんとも不気味なものとして、ここに来て
念頭に過ぎるところが有るなぁ。

客人としてクローリー邸にやってきたブライアント少佐の両親の件
も興味深く、先週パトリックを疑惑の目で見ていたクローリー家
の人たちの流れを踏襲するかのようにして、今回両親は血のつながり
の有るエセルと少佐の子に対して否定的見解を見せていた。

ヒューズが意外と義理堅く未だにエセルのことを心配して行動を
取る辺りがなんとも言えないけど、ブライアント夫妻が語るように
将校相手に金目当てで近づく人がいるというのは否定出来ないところ
なのだろう。シーズン1の頃に金の無心の為にクローリー家に近づいて
来た人物なんかもいたと記憶するけど、こういう輩との区別が
終戦直後の今は冷静にはなれないところが有るのかも知れないね。
唯一の希望はヒューズが語る様に母親が少し息子の子と
いうことに興味を示した点か。証拠がないというのは実に厄介な
もので、その辺は”法的な証拠は何も無い”とするリチャードと
メアリーがやたらと現実的では有った。
“結局はエセルが選んだ道で、誰だって選んだ道は引き返せない”
とするメアリーのセリフは、なんでも自己責任を主張する日本の
行きすぎた個人主義にも似ているところが有るけど、このセリフ
はメアリー自身の決意表明のようにも感じるし、ある意味では
今後新世界で色々と騒動を起こしそうなシビルに対するメッセージ
性にも思えるところ。まぁ誰にでも大人ならばそれに該当する言葉
なんでしょうけどね。

トーマスの闇市の流れはちょっぴり可愛そうなところが有ったな。
あまり同情出来ないキャラクターではあるけど、それ以上に
憎むべき相手や悪意が発生すると、トーマスもまたチームクローリー
の一員として感情移入する出来るところが有るのが面白いね。
トーマスはずっと賢いと思っていたので、こういうところで騙される
ことはないと考えていただけに意外な形での転落だったけど、
結局トーマスにはまたまた捻くれるだけの題材と人生の
教訓を与えただけで、より”恨”の矛先が何処に向かうのかは恐い
ところがあるな。案外リチャードと繋がってヤバイことをして
いきそう(笑)

ベイツとヴェラの件では、ヴェラは自殺ということで処理された
けど、ベイツが帰宅した時の額の傷が気になるし、大変なことに
なったとする前回のセリフが意味するところがなんなのかが
気になる。ヴェラのベイツに対する何らかの”恨”は、自らの命と
引き替えに、ベイツを苦しめるものとして存在していくのかどうか。
ネズミの殺鼠剤を過去に頼まれて購入していたこと。そして手紙
を死ぬ前に出している内容から、明らかにその意図は感じられる。
「今度こそ片をつける」「聞き分けのないお前が悪い」
そんなベイツの手紙の内容がどう警察に受け取られるかだね。
子供の血縁やパトリックの件を通して”証拠”云々が語られていた
だけに、こういう残って欲しくないところで証拠のような形で
残ってしまうところが皮肉だ。

デイジーはウィリアムの死から回復して、ケーキ作りに興味を
持ち始めた。手に職があればどこででもやっていけるハズので
今のウチにパットモアから吸収して欲しいところかな。

シビルは一度は駆け落ちの格好で家を出た。
グレトナグリーンに向かっているとしていたけど、早くにメアリー
とイーディスが気が付いたのが良かったところ。

そしてなんと言ってもロバートがジェーンと思わずキスしてしまった
こと。メアリーのことを言えないような状況になってきたけど、
ジェーンに悪意のある人ならば相当ヤバいことになりそうだし、
こういう時に限って誰も見ていない。いつもならオブライエンが
見ているハズなのに(笑)。カーソンはハクスビー家の近代化した
厨房や浴槽を「セダ・バラの映画に出てきそうだ」としていたけど、
結局はリチャードの人間性に疑問を唱えてこの城に留まることになる。
ただその理由として尊敬出来る城主かどうかというカーソンなりの
モラルの基準があるので、ロバートがそれを裏切る事にならなければ
良いのだけどね。

■検索用キーワード

Downton Abbey – The Suite
Performed by The Chamber Orchestra of London

ロバート・クローリー (Hugh Bonneville) グランサム伯爵
シビル・クローリー (Jessica Brown Findlay) 三女
イーディス・クローリー (Laura Carmichael) 次女
メアリー・クローリー (Michelle Dockery) 長女
コーラ・クローリー (Elizabeth McGovern) 伯爵夫人
バイオレット・クローリー (Maggie Smith) ロバートの母
マシュー・クローリー (Dan Stevens) ロバートの遠縁
イザベル・クローリー (Penelope Wilton) マシューの母

Mr.カーソン (Jim Carter) 執事
ジョン・ベイツ (Brendan Coyle) 従者
サラ・オブライエン (Siobhan Finneran) 侍女
アンナ・スミス (Joanne Froggatt) メイド長
デイジー・メイソン (Sophie McShera) メイド・新人
トーマス・バロウ (Rob James-Collier) 第一下僕
Mrs.ヒューズ (Phyllis Logan) 家政婦長
Mrs.パットモア (Lesley Nicol) 料理長
エセル・パークス (Amy Nuttall) 新人メイド
ジョセフ・モールズリー (Kevin Doyle) イザベルの従者
トム・ブランソン (Allen Leech) 運転手
ジェーン・ムアサム (Clare Calbraith) 子持ち、メイドの面接に・・

ラビニア・スワイア (Zoe Boyle) マシューの婚約者
Sir リチャード・カーライル (Iain Glen) メディア王、メアリーと婚約
ホレイス・ブライアント (Kevin McNally) 少佐の父
ダフネ・ブライアント (Christine Mackie) 少佐の母
Dr.クラークソン (David Robb) 医者、少佐

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