Helix 黒い遺伝子 第5話 ホワイトルーム The White Room

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第5話 ホワイトルーム The White Room

脚本/Cameron Porsandeh 監督/Duane Clark
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ジュリアとジェイは倉庫でジュリアの描いたサインが壁に
書かれているのを目にする。サラはアイゲンから検査は本当
に陰性なのかと問われる。既に皮膚に症状が出始めていた
アイゲンに対して病人はここに置いておけないとするが、
サラも腫瘍なんでしょと問われる。ドリーンはウイルスの作者は
人間を根本から作り替えようとしていたのだとして、実験の
結果判明するが、その直後に少佐に注射を打たれて殺される。
ドリーンはネズミによって喰われてしまう。
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5日目。
外には凍ったサルが研究所から逃げようとして大量に凍って
いた。少佐はガソリンをつけてそれらサルに火をつけて処分する。
少佐は携帯用に衛星アンテナを使って本部に「任務完了、撤収
する」とメッセージを送るが、返信されてきたのは、「ヴィット
博士を回収せよ」というものだった。そんな少佐は燃やしたサル
たちの泣き声が聞こえてくるのだった。

アランはデュシャンに対して見せたいものがあるとして呼びだす。
ピーターの件なのかと問うが、彼は植物状態だと語る。アラン
は例のソドラを使った治療計画の実験中に化合物を応用したこと
を告げる。2つの結合部位で複数の残留物を置換し、それぞれに
酸塩とトリアジン環を加えてステアリン酸による相互作用を
軽減させたのだという。それならばソドラの効果が持続可能だ
とするが、でもまだ根絶は無理だった。培養実験は十分行った
ので、生体組織での反応が見たいと語る。動物実験をしたらどう
かとして、早ければ一両日中に結果が出るという。CDCの獣医
病理学者のドリーンが居れば大きな助けになるだろうという。
先ずはラットで試そうとのこと。成果が有ればハタケも封鎖する
理由がなくなるとし、レベルRを開放してジュリアや感染者たちに
再検査を行えるという。
そんな中ダニエルがアランの元にくると提示の報告を怠っている
としてクレームをつけにくる。

サラはアイゲンが痛みを抱えて声をあげているのを知り、
このままだと職員にあなたが病気だということが発覚してしまう
と語る。そうなればレベルRに連れて行かれると。私はラボに
いきモルヒネを取ってくると告げると、ウィスコンシン大学の
研究では美味しい食べ物を思い浮かべると痛みが軽減するという
研究結果が出ているという。サラは焼きたてブラウニーだが
アイゲンはカップケーキだという。しかしアイゲンはこのまま
待つだけなんて辛いとし、突然死ぬ方がマシだという。
じっと向き合うだけなんて嫌だと。サラに対して何故あなたは
耐えられるのかと問うと、人は誰でも死ぬとし、私は早いだけだ
と語る。

少佐はハタケのオフィスに入りヴィット博士について検索する。
しかし施設にそのような人物はいなかった。そこにダニエルが
やってくると一体何をしているのかとして出て行くよう告げる。
少佐はヴィット博士と話したいとするが、そんな博士はいない
としてダニエルは否定する。すると少佐はダニエルを挑発し、
ハタケの飼い犬になっているのではないかと告げる。リオデジャ
ネイロでは、スラム街のギャングはファミリアといって、家族
を辞める時は死ぬときだという掟があるという。10歳前後の
少年に人殺しをさせてギャングの絆を結ばせる「血の契り」を
結ぶが、組織はそんな少年を兵隊で使い捨てのようにするが
本人たちは気が付かないのだという。逆らえば「血の制裁」に
よって殺されるのだという。ハタケはレベルRで何かしているのだ
ろうとし、ダニエルはここを任されたのか、それとも注意を逸らす
為に使わされたのかと問う。

一方レベルRにいるハタケは意図的に腹部にナイフを刺して
襲われたフリをする。
ジュリアはドアの中にいる研究者たちに室内に入れるよう説得
するが、誰も開けようとはしなかった。ジェイは話しても時間の
無駄だとするが、みんなで結束しないと生き残れない事を語る。
ジェイはさっきの場所に戻らないかと告げ、壁にあなたのイニシャル
が有った場所だという。あれは幻覚だというジュリアだが、私も
目にしたのだというジェイ。幼い時にここに来た事はないのかと
問うが、ここは北極圏だとして、家族旅行で気軽に来られるところ
ではないと語る。私が覚えて居る旅行はモンタナ州の南西部に
いったことくらいだという。ジェイがジュリアのことをジュールズ
と読んだことに違和感を覚える。そう呼ぶのは私の母とアラン
くらいだという。そんな中ハタケは二人の前に負傷したフリをして
現れる。

一方アランはドリーンの元に行くと殺されているのを目にする。
口からはネズミが出てきていた。
一体何が有ったのか・・ベクターに襲われたのか。少佐はラット
に襲われたのだという。ケージが倒れて居たこと。心臓発作で
棚を掴んだら倒れてきたのではないかという。しかしアランは
誰かが意図的に倒したのだろうと語る。心疾患の兆候があれば
ドリーンは今回のチームには入れていないと語る。しかしダニエル
はこの施設でこれまで殺人が起きたことはないが事故は頻繁に
起きていると語る。しかし事故ではないと言い張るアランに対して
証拠がないとなんとも言えないという。地球の片隅で外界から遮断されて
最も優秀な科学者は地下に閉じ込められて死にかけていることを
告げ、CDCの友人は殺された可能性が高いというアランはここは時限
爆弾だという。みんな危険を直視せずこんなシールドを被れば
助かると思っていること。現時点での最大の敵はウイルスではないと
語る。
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いよいよCDCが北極観測研究所に来て5日目が経過する。
アランはデュシャンが開発していた「ソドム」の効力を持続する
為の方法を模索する中、一定の成果が出たので生体組織を使って
の実験をしたい事を語る。ドリーンが詳しいということで、
ピーターが開発していたウイルスの件を調べているドリーンに
協力を仰ごうとするが何者かによって殺害されている事を知る。
ダニエルは自分たちの関与していないことだとして、防犯カメラ
映像を調べる中、何故かその部分だけが消去されていることを
知る。

研究所は相当大規模なものが有るのに、他の研究者たちは一体
何をしているのかって感じ。

ドリーンを殺した少佐に対して命令を下している人物が一体
誰なのか。
少佐がしていることを知った時の、アランたちの態度はどうなる
のか。サラはいつまで生き残れるのかなど、気になるところは
沢山有る。

少佐がドリーンを殺害した事実を知った後にはダニエルは罰する
ような行動は取らなかったけど、研究所と軍の関係はどうなってい
るのだろうか。

サラが匿っているアイゲンの中に徐々にベクター化していく流れ
が有り、感情の制御が出来なくなる。
騙し騙し来ていたけれど、制御出来なくなったと知るやサラに
対して安楽死を求める流れなど、なんとなく最近「Dr.HOUSE」でも
似たような流れが有ったので、複雑なものを感じた。

またドラマとして気になるのは、レベルRにいるものたちがどんな
役割をもって存在しているのかということか。
ハタケは勿論、ジェイにしてもジュリアにしても、どの人物も
怪しい過去なり思惑は存在していそうだ。
ジェイに至ってはジュリアと過去に精通していそうな感じだし、
ジュリアにしても過去にこの施設にいたのではないかとする思惑
も存在する。

ベクター化する直前にピーターやアイゲンが幻覚を見て過去の記憶
が呼び起こされる中に、何かジュリアの過去の件と関係するもの
が有るのかだね。

ハタケにしても信用される為に襲われることを装っていたのだろう
けど、あそこまで酷く”切腹”しなくても良いのにね。やっぱり外国
人には日本人=ハラキリ・芸者みたいな思想が有るのかな。
ハタケの過去が語られ、京都の住んでいた頃に娘を失った話を
していたけど、それが本当かどうかも分からない。ハタケがジュリア
を見る視線の中には、娘に似ていることをあげていたけど、それに
しては怪しい。
ジェイにしても完全にベクターによって襲われたかと思ったけれど、
実際には助かっていた。彼女自身既に、ピーターが開発していた
ウイルスの完成系を投与されて「人間を根本から作り直されている」
状態なのだろうか。

ヴィット博士とは一体誰なのだろうか。
過去にはデュシャンと共同論文を執筆したとのこと。
少佐がヴィットを探し回る過程で、ホワイトルームにいるとか、
特殊な免疫不全に陥って、意思疎通が図れないとかいう噂がある
としていたけど、誰も何処に居るのかは分からずにいる。
極寒の外に有る装置の中に顔だけがホルマリン漬けのように
されていたけど、極寒なのに凍らないのかとか色々と突っ込み
どころは有るな。何故この顔を処分せずに取っているのかも気になる。

■検索用キーワード

・White Room
from Wheels of Fire (1968) by Cream

・レベルD 血液学研究室 コード852
・レベルE 神経学研究室 コード517
・レベルR 隔離室
・ガバペンチン

Dr.アラン・ファラガット (Billy Campbell) CDC研究主幹
Dr.ジュリア・ウォーカー (Kyra Zagorsky) CDC研究主幹
Dr.サラ・ジョーダン (Jordan Hayes) CDC研究員
Dr.ピーター・ファラガット (Neil Napier) 北極バイオシステムズ研究者
Dr.ヒロシ・ハタケ (Hiroyuki Sanada) 北極バイオシステムズ研究所所長
セルジオ・バリエセロス (Mark Ghanime) 少佐
ダニエル・エアロフ (Meegwun Fairbrother) 北極バイオシステムズ警備主任
Dr.ドリーン・ボイル (Catherine Lemieux) CDC研究員

Dr.ヘイブン (Chimwemwe Miller) 研究所員、隔離室、”ベクター”
Dr.ラエ・バン・アイゲン (Miranda Handford) サラの前に現れる
ジェイ (Amber Goldfarb) レベルRにいる研究員
Dr.フィリップ・デュシャン (Patrick Baby) ソドラを持つ研究員
Dr.トレイシー (Leni Parker) “ベクター”、ジェイを襲う

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