ダウントン・アビー ~貴族とメイドと相続人~ Downton Abbey シーズン2 第8話 突然の悲劇 Episode #2.8

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第8話 突然の悲劇 Episode #2.8

監督/James Strong 脚本/Julian Fellowes
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第1次世界大戦が終わりそれぞれ新しい道に進む。
マシューは奇跡的に歩けるようになり、献身的に支えてくれた
ラビニアとの結婚を決意する。リチャードはメアリーのマシュー
を見る視線に嫉妬して、まだマシューのことを好きなのかと
尋ねるが、私以外の人を好きな相手に好意を寄せる訳がない
と一蹴する。シビルは運転手のブランソンに自分の気持ちを
語る。その直後二人は駆け落ちするがメアリーとイーディスは
二人の行動に気が付き水際で阻止して、シビルを連れ戻す。
トーマスは復員してダウントンの闇市が物を売ろうとしていた
ものの騙されてしまい一文無しになる。
戦争は伯爵夫妻の心にも変化をもたらし、コーラは誰かの役に
立ちたいとするが、ロバートは寧ろ逆だった。一体何の為の
戦争だったのかとして悩む中、ロバートはメイドのジェーンに
思わずキスしてしまう。しかしどうか許してくれとロバート。
*****

マシューとラビニアの結婚式をダウントンの城で行う事に
決めたことを受けて城では飾り付けのためにせわしくしていた。
マシューに声を掛けるメアリーだが、マシューは未だに杖なし
では歩けないことに苛立っていた。ラビニアは数ヶ月前の自分
を思い出してと告げると、マシューは式までには補助無しで
歩きたいのだという。メアリーはまだ3日間も練習することが
出来ると語る。
イザベルはそろそろ帰宅するというと、ラビニアも送っていく。
マシューはご機嫌取りだとするが、嫁が姑にご機嫌取りする
のは当然でしょと語る。

ヒューズはカーソンに対してブライアント少佐の母親・ダフネ
から手紙が届いた事を語る。夫と二人でチャールズの赤ん坊に
逢いに来たいと言っていること。ヒューズはあまりエセルに
期待を持たせるのもどうかというが、カーソンはエセル以上に
子供の将来を考えるべきではないかという。

シビルは今夜ブランソンと共にみんなの前で発表しようと考え
ている事を告げる。彼の仕事が決まったこと。新聞記者になる
のだという。メアリーとイーディスも少し冷静に考えた方が
良いと告げるが、私は何度も考えたという。シビルはアンナに
何とか助けてと語ると、全てを捨てることは大変なことだと
いう。シビルは何も捨てる気はないとし、捨てさせようとして
いるのはみんなの方だという。みんなとはこれからも仲良くし
たいとするが、運転手と結婚すると言ったら父は何というか
としてみんな頭を抱える。とにかく今日はクローリー一族が
集まるので話をしたいのだと語る。彼は夕食後にくると。

トーマスはカーソンの元にいく。
カーソンはそろそろ出て行ってくれないかとしてトーマスに
語る。自分は使用人ではないと豪語していただろうとすると、
金に困っているのだという。カーソンは同情する気にもなれない
とし、闇市に手を出すヤツなんて・・と。”いつまで居座る
つもりですか軍曹”と皮肉ると、人の親切につけ込むなと語る。
トーマスはきっと役に立つとするが、さっさで行き先を決める
のだと語る。

ブランソンは食事が終わって歓談しているクローリー家に
やってくる。シビルから来いと言われたことを告げる。
バイオレットはどういうことなのかと問う。

一方厨房ではパットナムはカーソンを探す。
デイジーはウィリアムの父から手紙が来た事を告げ、私に逢いたい
と言っていることを語る。義理の娘なんだから当然だろうという
パットナムやヒューズに対して私は違うとして、複雑な心境を
吐露する。

ブランソンとシビルの件でメアリーが知っていたことにロバート
は怒る。しかしメアリーはシビルが目を覚ませば家族の対立は
避けられるかと思ったという。ロバートはブランソンに対して
今まで働きながら媚びへつらい裏では娘を誘惑していたのかと
すると全くバカらしいことだというロバート。しかしブランソンは
それを全て否定する。バイオレットはシビルに対して何か考えが
有るからブランソンを呼んだのでしょと問うと、どうしたいのか
と尋ねる。するとトム(ブランソン)は新聞社で働く事になったと
し、マシューの結婚式まではここにいるが、その後はダブリンに
いくという。彼と未婚のまま同棲するというのか?と問うと、
彼の母の元で住むという。結婚後は看護師の仕事をするという
シビル。ブランソンの母はなんと言っているのかと問うと、僕たちは
愚かだと言っているという。ロバートは娘の人生を棒に振るのを
見過ごせないとするが、この決意は変えられないと一歩も引かない
シビル。金で言いくるめるつもりか?それとも私を一生解禁する
つもりか?と問うと、明日になっても気持ちが変わらないことは
確かだというシビル。

ヒューズはエセルの家に行きブライアント少佐の両親の件を話す。
エセルはこんな場所で会えない事を告げると、あなたは本当に
チャーリーを両親に引き合わせる気はあるのかと確認する。月曜の
4時にクローリーの屋敷に呼ぶ事を語る。

オブライエンとトーマス。まさか追い出されるとは思わなかった
というトーマス。仕事を探さないといけないのではないかという
オブライエンだが、誰もが仕事を探している状況だという。
しかもオレは戦争で手を負傷し弱点があると語る。

使用人たちはシビルとブランソンの件で会話していた。
もっと前に話すべきだったというブランソン。シビルと結婚する
ということ。しかしカーソンがやってくると、恥を知れと激怒。
ブランソンはカーソンは良い人だがでも僕は恥じることはしていない
という。寧ろ彼女を愛することに誇りに思っていて幸せにしたいの
だという。二度と口に出したくないとして、カーソンは今すぐに
屋敷から出て行くようブランソンに語る。彼女の出発の準備が出来る
まで村の宿(Grantham Arms)にいる事を語る。

ラビニアは屋敷に蓄音機を持ってくる。
従兄弟から結婚の為にもらったという。バイオレットは危険物から
は離れていた方が良いとして去っていく。
バイオレットはイーディスの元に行くと、彼女は部屋の掃除をして
いた。バイオレットはシビルはどうしたのかと尋ねると父と一緒
だという。涙で終わるわねというバイオレットに対して、イーディス
は父の涙でねと語る。バイオレットはメアリーの相手も不釣り合い
に思えたが、今ではハプスブルク家の貴公子に見えると皮肉る。
バイオレットはイーディスの番もくるというが、私はこのまま未婚で
終わりそうだとし、姉と妹の準備で終わりそうだと語る。

ロバートとシビルは口論していた。
脅しても無駄だとし、社交界や宮廷から拒まれてもそんなのどうで
も良い事だという。そんな中バイオレットもやってくる。
コーラは現在寝込んでいるとのこと。バイオレットはシビルに対して
こういうのは小説の中ならば素敵なことだが、現実には上手く行か
ないものだと語る。無礼ではなく間違っているだけだという。
シビルは一週間はここにいる事を告げ、家出だとは思われたくないか
らだという。そしてマシューたちを祝いたいこと。でもその後に
ダブリンで結婚式をあげるとし、誰が来ても歓迎すると語る。
ロバートは金は一切やらないとし今までの人生が一変するぞと
語る。

そんな中カーソンも働きすぎて体調が悪化する。
ヒュースは部屋で休むべきだとして語る。モールズリーに頼めば
良いとするが、カーソンはいい加減な接待を戦争の責任には出来ない
と語る。
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第一世界大戦が終わり、ダウントンの人もそれぞれの道へと進む。
マシューは献身的に支えてくれたラビニアとの結婚を控える身
であり、メアリーとリチャードも結婚式を計画する。しかし
戦争によってそれぞれの価値感は変わり、ロバートとコーラの間
にもそれぞれの考え方には微妙な差として現れていることが
分かる。

一度レビューを途中まで書いていた際に突然自宅のブレーカーが
落ちてしまい、もう二度書きたくないってことで簡潔になります。
こういう時に限ってノートPCで感想を書いていなかったりする
ものなんだよなぁ。
契約するアンペア数を上げればブレーカーが落ちることもないの
だろうけど、ウチは長年このブレーカーが落ちるかどうかの
ところで戦っているもので・・(^_^;

どのエピソードもドラマとしてはつまらないと感じるシナリオの
流れがないところが流石というか、以前にも書いたかも知れない
けど、それぞれの階級、それぞれの立場の間で対となって葛藤して
いる辺りの設定が絶妙なバランスの元で面白く描かれている。

ドラマではそれぞれの人たちの間に抱える戦争の傷跡が癒す時間も
ないのに、間髪入れずにスペイン風邪の恐怖がクローリー邸を襲う
というのだからなんとも言えない。
一番体力的に問題が有りそうなバイオレット辺りがまるで
病気にかかりそうもないくらいに元気で躍動感をもって活動して
いる辺りがなんとも頼もしいけど、この人、蓄音機などに見る
新時代の新しい価値感には懐疑的なところが有るけど、人間関係に
於ける人を見る目は確かなところは有るな。
シビルの件でも冷静になって話を聞くような態度に出るし、その辺
は相手の情報なり心境を知った上で行動を起こすという策士らしい
一面を持っているところがあるよね。

当初思い描いていた人たちの結婚とか、生死の問題が、冒頭の頃
に想定していたものと違って別人にそれらの事象を当てはめていく
ところが有ったけど、モチベーションを保たせ続けながらも、
サプライズ的演出を見せるのが本当に上手い。

戦争が終わってもクローリー邸の忙しさと人不足は相変わらず。
世間では求人不足で使用人を辞めたトーマスは職探しをすること
になる。カーソンとの関係は相変わらずで、互いに不信感しか
抱いていないのだけど、カーソンが倒れる中で、トーマスが活躍
することによって取りあえず信頼感というよりも貸し借りの関係
が成り立ってしまった感じ。まぁトーマスはカーソンよりも立場が
上の時にも思った程に”コキ使う”ようなマネはしなかったので、
今回カーソンは丁重に追い出そうとするも、それでも今の場所に
しがみついていたトーマスの粘り勝ちというところなのだろうか。
驚くのはメアリーがトーマスに対して不信感を抱いていたところ
かも。まぁカーソンとは仲がいいので、自然とトーマスが野心
を持っていてカーソンを悩ます存在であることを認知していた
のかも知れないけどね。

今回病気で倒れたのは、ラビニア、コーラ、カーソン、モールズリー
だった。
一番容体として大変なのはコーラとカーソンで、カーソンは元々の
持病が有る上に城内ではスペイン風邪が流行しているというのだから
合併症になる危険性が有る。コーラに至っては相当状況としては
酷く、体力的にも落ちて免疫力が最悪の中で病気にかかってしまった
というところなのかな。ラゴニアは幸せオーラを持っていたので
免疫力的には病気をはね除けるだけのものが有りそうだと思った
けど、メアリーとマシューの会話を聞いてしまい、まさに二人が
殺したことになってしまったのかな。
メアリーとマシューが蓄音機の音楽が流れる中で、踊る姿など
良い感じに思えただけに、ちょっとこのシーンはラビニアには
気の毒だった。
これと対な関係に思えるのは、ロバートとジェーンの関係でも有る。
この関係はシビルとブランソンの関係にも繋がって居る要素が
含まれているのだけど、ロバートの場合には寸前のところで
自制心を発揮した。妻が倒れている中で、それこそ男女の関係に
なっていたら取り返しが付かない気がしたけど、取りあえずはキス
だけの関係に治まって良かったと思う。

パットナムがトーマスとオブライエンの姿を見て”変わった”ことを
口にしていたけど、オブライエンは随分と変わる姿を見せている
けど、トーマスの中にはまだまだ野心は存在していそうだ。
コーラに対して献身的に介抱するオブライエンの姿。
彼女が抱えている罪悪感は、ベイツのことをヴェラに話したもの・・
ではなく、メアリーの件を外部に漏らしたことによる裏切り行為
なのかなと思うけど、基本的に広めたのはトーマスの下僕繋がり
が有ったことだよなぁ。

罪悪感は色んなところで発生する。
デイジーがウィリアムの父・メイソンと面会する中で、愛のない
結婚をしたことに今でも引きずっていること。
罪悪感は存在していないけど、似たような立場の中、親族問題で
苦しんでいるエセルのエピソードなども、興味深く、チャーリー
を労働者階級の子として育てるのか、貴族階級の子として育てる
のかの選択に迫られた。そんな流れを中立的立場で眺めている
ヒューズがまた複雑な心情で眺めていたけど、エセルを応援する
立場だろうね。

ラビニアの死、コーラの生還、ジェーンとの別れを経験した
ロバートはシビルとブランソンが結婚することに最終的には
認める格好となった。自分だって誤ることは有るのだし、人生
は本人のものだし、認める方向にいくのは必然的だった感じ。
「娘を不幸にしたら野犬にけしかけて体をバラバラにするぞ!」
というのが精一杯。
貴族とは幸せそうに見える中でも、シビルのように好きな相手と
結婚出来ないものがあるし、イーディスもまた自由恋愛が出来ず
に早くも結婚を諦めようとしている流れが有る中で、本当に
幸せなのかどうかは謎なものが有る。まぁ金の心配をしないで
過ごせるという意味では楽なものがあるんでしょうけどね。

それにしてもラビニアが亡くなるとは思わなかったな。
葬儀の場でマシューがメアリーに対して語っていた。

「僕らが踊っていたのを見て彼女は結婚を辞めようと言った。
自分とではなく君と一緒になれといった。彼女は僕らが殺した
のだ。僕はもう幸せにはなれない。呪われた人生を歩むしかない。
強くなろう。そしてこれでホントに終わりだ。」

二人が踊っていた際には
「ラビニアは僕の為に全てを犠牲にしようとしてくれた。子供も将来
もね。そんな人と歩けるようになったからと言って捨てられない。」

この言葉ってマシュー自身に突き刺さるよりも、マシューに継承権
が有るかないかのところで求婚を破棄したメアリーの方にこそ
突き刺さるような言葉に思えるけどね。

モールズリーは相変わらずコメディで使われるね。
ジェーンが辞めてしまうのは惜しい感じがする。

ああっ結局また長くダラダラと感想を書いてしまった。
簡単に書くとかいってそれが出来ないのは性分なのか(笑)

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ロバート・クローリー (Hugh Bonneville) グランサム伯爵
シビル・クローリー (Jessica Brown Findlay) 三女
イーディス・クローリー (Laura Carmichael) 次女
メアリー・クローリー (Michelle Dockery) 長女
コーラ・クローリー (Elizabeth McGovern) 伯爵夫人
バイオレット・クローリー (Maggie Smith) ロバートの母
マシュー・クローリー (Dan Stevens) ロバートの遠縁
イザベル・クローリー (Penelope Wilton) マシューの母

Mr.カーソン (Jim Carter) 執事
ジョン・ベイツ (Brendan Coyle) 従者
サラ・オブライエン (Siobhan Finneran) 侍女
アンナ・スミス (Joanne Froggatt) メイド長
デイジー・メイソン (Sophie McShera) メイド・新人
トーマス・バロウ (Rob James-Collier) 第一下僕
Mrs.ヒューズ (Phyllis Logan) 家政婦長
Mrs.パットモア (Lesley Nicol) 料理長
エセル・パークス (Amy Nuttall) 新人メイド
ジョセフ・モールズリー (Kevin Doyle) イザベルの従者
トム・ブランソン (Allen Leech) 運転手
ジェーン・ムアサム (Clare Calbraith) 子持ち、メイドの面接に・・

ラビニア・スワイア (Zoe Boyle) マシューの婚約者
Sir リチャード・カーライル (Iain Glen) メディア王、メアリーと婚約
ホレイス・ブライアント (Kevin McNally) 少佐の父
ダフネ・ブライアント (Christine Mackie) 少佐の母
Dr.クラークソン (David Robb) 医者、少佐

トラビス (Michael Cochrane) 牧師
Mr.メイソン (Paul Copley) デイジーの父
— (Stephen Omer) Registrar
— (Anton Saunders) Arresting Officer
— (Teresa Mahoney) Villager
レジー・スワイア (Ed Pearce) ラビニアの父

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