[New] Helix 黒い遺伝子 第1話 始まり Pilot

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第1話 始まり Pilot

脚本/Cameron Porsandeh 監督/Jeffrey Reiner
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— 2日前 —
吹雪が吹きすさぶ中、北極バイオシステムズでは施設全体に
汚染警報を知らせるアナウンスが流れる。防護服に身を包んだ
二人、ダニエルとハタケは施設内の一室で多数の人が倒れて
いるところを目にする。その先に唯一生き残っていたピーター
を見つけると、ハタケは彼に水を飲みたいかと問うと無条件に
「水」を口に入れる。ダニエルは何なのかと問うと、ハタケは
「進化だ」と語る。

アトランタ、疾病対策予防センター(CDC)本部。
職員のサラ・ジョーダンはアラン・ファラガットCDC研究主幹
のオフィスを尋ねると、5分後に会議である事を告げる。
しかしアランは160年前に井戸用のハンドルを無くしたといって
探していた。以前にはシーホルグ賞のメダルを机の下に落として
いたことが有ったのでそこにあるのではないかというサラだが
書類の中に紛れ込んでいるのを見つける。

アランはCDCの研究員たちの会議の場で発言する。
1854年ロンドンはコレラが大流行し、医師たちが推測したのは
「瘴気」・・つまり悪い空気だと思われたこと。そこで対策と
してお香を焚いたり花の販売が推奨されたが効果はなく死者は
600人に達したこと。その後1人の医師と聖職者が犠牲者の情報
を地図にしたことで史上初の疫学研究となり、被害者の集中する
場所を特定。ブロンド通り・公共の井戸がある場所が感染源で
井戸のハンドルを外したのだとして、そのハンドルを見せる。
大流行は収まったが、その結果教訓は活きていること。残念
ながらコレラもまた活きていること。外科医がミスすれば患者の
命がないように我々が失敗すれば何千人も死ぬことが有るとし、
これから君たちは任務の為に世界各地に送られるが、大惨事を
目の当たりにして犠牲を払うこともあるかも知れないが、君ら
ならばやってのけるだろうと語る。これは決して遊びではない
とし本物の危険であると忠告し健闘を祈るという。

そんな中アランの元にジュリア・ウォーカーがやってくる。
アランの元妻でCDCの主任研究員の一人。
アランとサラは会議室に連れて行かれるとそこでバリエセロス
少佐と逢う。ジュリアは昨日の深夜民間の製薬会社の研究所
「北極バイオシステムズ」から軍へ救難連絡が入ったというもの。
レトロウイルスの集団発生が起きたものだとされているが、
現在2人が死に3人の感染が確認されているという。CDCの研究員
の一人・ドリーンはバリエセロスのことを尋ねると、自分は陸軍
工兵隊出身・感染症研究所の少佐だという。アランら早期対応
チームに対してレトロウイルスが原因なのかどうかを調べて
欲しいとする要望が届いたという。国際領土扱いの場所なので
管轄権争いは発生しないが、アランは何故私のチームが呼ばれた
のかと問う。CDCには他に6人の主幹研究員のチームがいるとの
こと。すると少佐は研究所がジュリアを指名してきたのだとし、
ジュリアがあなたを連れて行くべきだとしたのだという。3人目
の感染者がピーターなのだという。サラは誰なのかとすると、
アランの弟だということを知る。

— 1日目 —
ヘリコプターで「北極バイオシステムズ」のある施設へと向かう。
アイゼンハワー基地から320kmの地点にある場所だった。
アランは到着までの間に、スタッフたちに説明する。
第一の目的は病原体を特定すること。疾病の程度を調べるのだ
とし、それをサラとアランで担当するという。ジュリアには原因
を調べてもらい、ドリーンはピーターのラボを調べ、動物サンプル
の採取と検査、発生源を調べて欲しいという。
少佐は建物のインフラを調べるとのこと。空調や上下水道から
のウイルス感染がないかを調べるという。アランは今回はバイオ
セーフティレベル4として扱うとし、防護服の着用を義務づける。
ジュリアはそれでは時間が掛かりすぎるというが・・
サラはドリーンにアランの家族のことはあまり知らないことを
口にすると、アランの元妻のジュリアとアランの弟のピーターが
ベッドにいるのを見て離婚してしまったのだという。これは最高
に気まずい家族の再会ねと語る。

「北極バイオシステムズ」に到着すると、そこでは警備主任の
ダニエル・アエロフと研究所所長のハタケ・ヒロシが待っていた。
アランに挨拶する中、ピーターは現在隔離室にいる事を告げ、
8時間意識混濁状態だという。みんな同じラボにいたが、3人だけ
が感染したもので、施設中に蔓延していない事を考えれば
空気感染の可能性はないとハタケは告げる。
ダニエルはみんなの皮膚下にICチップタグを埋め込むと、この
施設を自由に動き回れる為の措置だと語る。この施設には36カ国
から106人の科学者が集まっていてサポートスタッフは15人いる
とのことだった。
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疾病対策予防センター(CDC)では、思わぬ事態・未知なる病原菌
に備えて研究者たちを育成指導している中、アランたちの元に
民間の製薬会社・北極バイオシステムズから救助の知らせが届く。
なんとそこにはアランの弟・ピーターが勤務しているという
ことで、アランの元妻・ジュリアらCDCチームと共に北極圏の
極限地域に研究員たちを派遣することになる。

ドラマとしては「リ・ジェネシス」+αって感じの内容だった。
舞台が施設内を背景に限られた空間内で殺し、殺されの状況と
して描かれているところを見ると、映画「エイリアン」を
思い出させるところも有るけど、まだ初回なので何とも言えない。
サルを媒介にして感染が広がるという辺りは映画「アウトブレイク」
って感じだしね。

ラストに夢見るシャンソン人形のようなフレンチPOPテイストな
音楽が流れたので何事かと思ったけど、ディオンヌ・ワーウィックの
Do You Know The Way To San Joseだった。そういえば
イーサン・フォーク主演で映画化された雪山での旅客機墜落事故
の映画化「生きてこそ」でも同じ音楽が流れていたけど、
まさに舞台は似たような感じに思える。

「エイリアン」と同様にすぐには逃げられない空間での事件発生
なのでサバイバル的なものに繋がっていくのか気になるけど、
逆に隔離されている分、外で凍っているサルの軍団のように、
ボーダーがあるのでその点は安心していられるのかな。
初回に空気感染ではないと言い切ったところで、ある意味無秩序で
混沌として状況から一歩脱したところから始まるので、その辺の思い切りの
良い設定も良かったと思う。

真田広之さん演じる研究所の面々が何処まで自分たちのしている
ことを隠しつつ、事態の収拾を図っていくのかってところに
繋がりそうだけど、自分たちが抱えている民間の科学者たちだって
相当優秀なものが有るのだろうし、そんな人物たちが解決出来ない
ところをCDCの面々が解決していけるのかどうか。

そもそもこの状況は感染していくものというよりも、何者かが人為的に
注射とか薬でも飲まして今の状況に陥っているのではないのか
と思う所も有るので、その辺の事情は気になる。

初回なのでキャラクター紹介色が強いところも仕方がない。
ダニエルとヒロシは養子の養父の関係のようだ。
ジュリアを巡りアランとピーターの兄弟の確執も有ったようで、
ピーターと浮気したジュリアはその後すぐにラバスに行っていて
ピーターとは話していないことを語っていた。
プロに徹して関係を貫く辺りは何とも言えないけど、アランはそう
簡単に感情的になりそうもないし、そもそもピーターがこの状態では
三角関係も何も有ったものではない。

ドラマでは感染すると瞬時に皮膚が溶解してしまうようで、
黒いドロっとした液体になっていた。よく人は死ねば肉の塊
みたいな表現を使うけど、これだと液体だね。
「BONES」だとよくあること(笑)
血管が浮き出る様とか喉の辺りがうごめいている辺りは実に不気味
だけど、こういう研究所施設故に、変な動物たちも沢山出てきそう
だし、クリーチャーを作る人たちの苦労を感じさせるもので、結構金が
かかっていそうなドラマだ。今時のCGを使えばそういう問題も
多少は解決出来るのだろうか。

それとアクセス出来ない柵の中に液体窒素を使って勝手に入っていく
けど、ヤバイからこそ檻に封鎖しているのに勝手にドアを壊して良い
のか?。でもこの兵士の男は施設や研究に精通しているみたいなので、
ある程度の情報が有る中での行動なので大丈夫なのか。

因みにピーターが研究していたのは、変異原で、突然変異の促進
を扱っていたとのこと。
室内に動画ファイルの入ったUSBが有り、そこには兄弟にしか分から
ない手旗信号によるメッセージが込められていた。
「父が酔ったり起こったりした時の合図」で「急いで逃げろ」と
いうこと。そう言われましても・・・って感じだけど、今後も
兄弟の絆から何かを見出していくところに繋がっていくのか。

主人公演じるアラン博士役のBilly Campbellは
「The O.C.」のシーズン2の後半に登場したカーター・バックリー役、
「The 4400」でのジョーダン・コリアー役、映画「ドラキュラ」
では主人公のミナの親友ルーシーの友達でテキサス男・クインシー
役を演じている。

・Do You Know The Way To San Jose By Dionne Warwick

Dr.アラン・ファラガット (Billy Campbell) CDC研究主幹
Dr.ジュリア・ウォーカー (Kyra Zagorsky) CDC研究主幹
Dr.サラ・ジョーダン (Jordan Hayes) CDC研究員
Dr.ピーター・ファラガット (Neil Napier) 北極バイオシステムズ研究者
Dr.ヒロシ・ハタケ (Hiroyuki Sanada) 北極バイオシステムズ研究所所長
セルジオ・バリエセロス (Mark Ghanime) 少佐
ダニエル・エアロフ (Meegwun Fairbrother) 北極バイオシステムズ警備主任
Dr.ドリーン・ボイル (Catherine Lemieux) CDC研究員
Dr.ヘイブン (Chimwemwe Miller)
ジョセフ・キニーザ (Pierre-Luc Pigeon) 32歳、警備チーム、アラスカ・タルキートナ出身
Dr.ブライス (Alain Goulem)
— (Raiden Integra) Meeting Attendee
— (Benoit Priest) Security Guy

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