Helix 黒い遺伝子 第3話 274 274

リンク広告 テスト




第3話 274 274

脚本/Misha Green 監督/Steven A. Adelson
——————————————————–
****
ピーターは何故こんなことになったのか。病原体のせいで何故
怪力になるのか。解剖によって病原体の感染源を特定したと
確認出来ると報告。サラは突然変異が起きるのはサンプルの
一部だが統計的に偶然起きたものではないのかもと報告。
ブライスらは外に出せとして隔離室から逃げだす。グラフは
研究所の真実を伝えるべきだとして外に飛び出すが、少佐によ
って射殺される。ジュリアは除洗する為にシャワーを浴びている
と突然ピーターが現れ、ジュリアに強引にキスをする。
****

3日目。
シャワー室でジュリア気絶しているのをアランが見つけて
介抱する。一体何が有ったのか。除洗の為にシャワーを浴びて
いたというがジュリアは記憶が曖昧でハッキリと応えることが
出来ずにいた。目眩が起きたので思った以上に疲れが溜まって
いるのかも知れない事を語る。2、3時間寝ると良いとし、
アランは部屋まで送ると語る。

アランは天井の換気ダクトから音が聞こえるのを知り、それが
室内へと続いていくことを知ると、室内を捜索する。すると
ピーターが倒れており、「助けてくれ・・頼む」と語り倒れる。

サラは防護服を着て待機する中で、手の震えの症状が出ていた。
隔離している感染者予備軍たちに対して、何らかの皮膚病変、
インフルエンザと似た症状、黒い粘液の嘔吐が有ったら言って
欲しいとドリーンは説明する。マリン博士は抗ウイルス薬の
摂取はしないのかとし、オセルタミビルとか有るだろうと語る。
しかしそれは新型インフルエンザ用であり、間違った薬を
摂取する方が危険なのだと語る。見つけ次第全力でウイルスを叩く
と約束。私たちは敵ではないという。

ダニエルはハタケに対して警備チームは捜索しているが依然と
して失踪者やピーターの行方が分からないと語る。
バリエセロス少佐はレベルGで新たな襲撃が有ったことを報告し、
二人が観戦の危険性があるという。厳戒態勢を敷いて32時間が
経過しているのでパニックの兆しがあるとし、研究所の秩序が
乱れつつある事を語る。ハタケはジュリアの居場所が何処なのか
気にしていた。

アランがピーターを隔離室に連れてきていたことを知りハタケ
たちは驚く。ピーターの精密検査をするというアランは、
肝機能、鑑別血球計算、凝血、ウイルスクリーニング、抗原抗体
検査などを行うよう告げる。ダニエルはアランにピーターを
どのように連れてきたのかと問うと、自分からやってきたのだ
という。ピーターの容体は今の所安定しているという。しかし
ハタケは移動用チップを利用する為に手を切断する事態が起きて
いることを考えれば危険人物だとするが、ピーターは自分の意思
で来たのだとし、逃げるつもりならば来ないだろうと語る。
衝動が起きてもモルヒネで押さえられるという。しかしハタケ
たちは万が一が有っては困るのだとしてアランを説得。
アランは完璧に隔離出来る場所は有るのかと問う。

レベルRは研究所初期の頃に利用されていた施設で、そこには
ラボと住居施設、全体のメンテナンス設備が有り、空気管理シス
テムは研究所からも独立しているという。壁はコンクリート製
で厚さ1M、ドアは二重の鋼鉄製だと語る。
原子炉がある事を知り、どんな研究をしていたのかと問うと、
少佐はサンディア国立研究所でも同じ燃焼痕を見たという。制御
核融合だとするが、既に研究は止めていること。放射線クリーニング
も検査は半年ごとに行い5年前から利用していないのだという。
隔離には申し分ないとすると、アランは”ベクター”と感染したて
の人を分けることが出来るという。ベクターとは、疾病を拡散
させるため人を襲撃する感染者のことでこの場合ピーターのよう
な人物だという。レベルR全体を隔離フロアにしようとアラン。

ジュリアは当時の記憶を思い出そうとしていた。
鏡に向かって異変がないか調べると、皮膚が異常になっていく。
しかしジュリアが見た幻覚だった。私は感染していない・・
大丈夫だと自分に言い聞かせる。

現状では、感染者18人、逃げた3人、予備軍2人、全部で23人だ
というアラン。全員をレベルRに入れようという。必要な医療器具
や食料の用意を求め、一部屋トリアージ部屋とすることを語る。
そんな中、突然目の前から逃走したスレマニ博士がやってくる。
停止命令を振り切り、助けを求めてくる彼女にダニエルは迷わず
発砲するのだった。
——————————————————–

CDCが到着して3日目。
そろそろスタッフたちの間にも疲労感が見られる中、疾病を拡散
させた感染者”ベクター”の一人であるピーターが助けを求めて
アランの前に現れ、ついに隔離室に安置させることに成功する。
更に二次的感染者で隔離室からの逃走を図っていたスレマニや
ブライスなどが確保されていく中で、感染の可能性のある人物たち
を隔離室に入れる必要が有った。陰性、陽性を調べる為に検査薬
が必要になり簡易迅速検査薬で見分けようとするが、それには
純粋なウイルス株の合成が必要だった。更にはワクチンの生成、
そしてウイルス感染者の治療薬の確立も求められていくが・・・

少しずつ専門的用語などもセリフの中に取り入れられてきて、
ちょっぴり何をしているのか分からなくなり始める中、肝心のCDCの
スタッフの間にも隠れ感染者が出始め、最早収拾が付かなくなるのでは
ないかとする流れが出来つつある。
最終的には究極のリセットである”ソドラ”なる究極の治療薬がある
ことに言及される。ソドラは抗ウイルス治療薬で治癒率100%。
宿主細胞を無傷でウイルスを排除出来るとするけど、致死率が高く
75%以上だとして使えないものとして語られていた。
名前の響きから、旧約聖書の創世記のソドムとゴモラを想像させる
けど、その辺をモジっているであろうことは明らかなのだろうね。

ドラマとしては感染者の扱いに関して、ダニエルが制止命令を無視
して近づいて来たスレマニを銃で発砲したことの是非に関して、
アランは事態を複雑化させたとして非難するが、自分の大切にして
いるものが襲われようとした際に手元に銃を持っていれば、例外なく
発砲するハズだとして反論される。その通りに行動を起こして
しまうところがまたなんとも言えないけど、助けたジュリアもまた
感染していたという辺りは切ないところ。

ピーターのせいでどんどん感染者が増えている。
そんなピーターから接触させられたものにとっては、感染している
かどうかで精神的にも不安に感じていく様子が面白い具合に
描かれており、その中でも取り分けジュリアが前回のラストで衝撃的
シーンで終わっていたけど、感染したのかどうかを巡り、不安さが
ビジュアル的演出として描かれた。
時折幻覚のような形で目にするけれど、それが夢で有って欲しいと
願いつつ、一度は簡易検査で安心させて置いて、実際にはやっぱり
感染していましたとばかりに黒い嘔吐物を流していくところなど、
切ないところでドラマが描かれる。
何よりも前回ジュリアの写真を見ていたハタケの動きが、今回は
ジュリアに対する熱い視線として描かれているので、この二人の間
に何が有るのか気になるし、相変わらずこの研究所に関して
情報を出し惜しみしている状況が事態収拾の足枷になっているところ。

ドリーンと少佐の関係がちょっぴり面白く描かれたりしたし、
少佐を信用出来ないとしながらもドリーンが複雑な思いで彼と
結託していく妙が感じる。

上述した銃の流れを通して、アランは過去に274人がキクウィトの
エボラで死亡させてしまったことを語っていたけど、あくまで
感染症で亡くしたことで耐えることは出来たとしていたけど、
今回は実際に銃で一人の人物を殺害したことでのショックを受けて
いた。
エボラで274人が死亡したとか語られていたけど、今日のエボラ
出血熱で8000人以上が死亡した事件を目にしていることを考える
と、そのインパクトに欠けるところも有ったな。

衛星が天上を通過する際に本土と連絡が取れるとしていたけど、
それまでにどれだけの感染者が広がってしまうのだろうか。
簡易検査では感染者は43人で全体の1/3としていたけど、
オワンクラゲの遺伝子組み換えで作った緑色蛍光タンパク質での
簡易迅速検査薬はまるで使えないものだということで、数字が
アテにならず、完全なるカオスの状態に陥っているところも有り、
ドラマでは封じ込めの為に、隔離塔のレベルRを完全に遮断した
格好だったけど、実際にはメイン施設にも感染者がいるので
最早取り留めがない。

ナルヴィクBの病原体に感染していると、「恐れで逃げる」行動
と「攻撃的」になるスイッチの切り替えがある感じで躁鬱状態
だけど、スレマニの流れを見て感染者の危険性というものを
より感じたのかな。

そして何よりもサラさえも感染している感じ。
背中の傷を負っている姿が有ったけど、ピーターと最初に倉庫室
で接触したのは彼女だし、実際には感染しているのかどうか。

■検索用キーワード

・サルが居ない 臭いはホルムアルデヒド 証拠を消した
・集団発生が本当に事故だったのか、軍には俺も含めて疑問を持つ者がいる
・体には侵入した病原体を追跡する機能がある 白血球だ
・成長因子を加えウイルス細胞をゲノム配列の解析が出来る量に増やす
・培養器にセット -> 黒い菌が繁殖
・ウイルスは有機体ではない。エネルギー代謝も炭素代謝もない
・肝炎 HIV 天然痘
・地球上に天然痘ウイルスを保有する施設は2カ所 CDCとロシアのベクター
研究所 実は3カ所だ
・フェイスシールド
・スーダンのラッサ熱 ハイデルベルクの学生寮でレジオネラ菌

Dr.アラン・ファラガット (Billy Campbell) CDC研究主幹
Dr.ジュリア・ウォーカー (Kyra Zagorsky) CDC研究主幹
Dr.サラ・ジョーダン (Jordan Hayes) CDC研究員
Dr.ピーター・ファラガット (Neil Napier) 北極バイオシステムズ研究者
Dr.ヒロシ・ハタケ (Hiroyuki Sanada) 北極バイオシステムズ研究所所長
セルジオ・バリエセロス (Mark Ghanime) 少佐
ダニエル・エアロフ (Meegwun Fairbrother) 北極バイオシステムズ警備主任
Dr.ドリーン・ボイル (Catherine Lemieux) CDC研究員

Dr.ブライス (Alain Goulem) 研究所員、隔離室・メガネ
Dr.ヘイブン (Chimwemwe Miller) 研究所員、隔離室
Dr.スレマニ (Tamara Brown) 研究所員、隔離室
Dr.フィリップ・デュシャン (Patrick Baby) ソドラを持つ研究員
Dr.ディミトリ・マリン (Vitali Makarov) 隔離室

その他隔離される研究員
トレイシー
デクラーク
アルバレス
ミハロヴィチ
ハッサン
テリー
スン・リー
グリュニング

スポンサーリンク
レンタグル大336

シェアする

フォローする

スポンサーリンク
レンタグル大336